透き通るような世界観に混じる逸般不純物! ネイビーアーカイブ 私のミスですか? 作:ゴジマツリ=ユーリエフ
答え合わせ?
パルス(下界) ファルシ(神的存在)ルシ(奴隷)
コクーン(天界のような場所)パージ(追放、島流し)
って事らしい。
楽園追放ってこと?
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チュン チュン チュン
朝か………………
「"ふわあぁ〜〜"」
口に当てる為の右腕が重い。ついでに左腕も。左腕に関してなんか痺れてる…
視界に映るのは知ってる天井。涙で少しボヤケている。
右腕にはモモイ、左腕にはミドリの頭部が乗っている。最後の記憶はゲームをしているアリスの背中で間違いは無い。これがハスミやユウカやノノミならば自らの記憶を疑い、全力で土下座していた事だろう。いや…絶対にないな…。何にせよ、ゲーム開発部がロリの巣窟であった事に感謝だ。
そして正面に見えるのは、大量に積み重なったゲームソフトのパッケージと横たわったユズ。そして今も尚ゲームを続けるアリス。取り敢えずこいつらを起こさなければ…
「………イテッ…」
右腕を無理矢理引き抜きぬいた事により、モモイは地面に後頭部をぶつけてしまった………まあ、良いか。
取り敢えず引き抜いた右腕でミドリの肩を揺する。
「"ミドリも起きろ、もう朝だ。"」
これで起きなければ呼吸器官を塞ぐ。
「えっ、もう朝!?しまった、準備しなきゃ!」
そうだ、さっさと準備するんだ…………アレ?俺も仕事じゃね?やばくね?当番そろそろ来るくね?クラフトチェンバーも回せてないぞ?
「ようやく気が付いたか……無事に目を覚ましたようで何よりだ、君は運がいいな。」
なんかデジャヴを感じる。
「え!?あ、アリスちゃんか…調子どう?色々と覚えられた?」
「君の言葉を肯定しよう。必滅者よ。」
「結構良い感じじゃん、アリス!」
「な、何か偏った台詞ばかり覚えてない?」
「ふぁ………皆、おはよう…。」
余裕の起床だ。もしかして不登校か?…部室だし一応登校はしてるのかこれ?
「おはよう!あっそうだ(唐突)アリス、これ。」
「……?アリスは「正体不明の書類」を獲得した。」
やりやがった!!マジかよこの野郎ッ やりやがった!
「これは「学生証」だよ。」
こいつアレか?早朝に取りに行って二度寝しやがったのか?…、起こしなさいよ!
「学生証…?」
「この学生証は、私達の学校の生徒だって証明書。生徒名簿にもヴェリタスが………取り敢えずアリスちゃんは正式に私達の仲間だよ!」
正式の意味を今一度調べて来い。
取り敢えず俺は何も聞かなかった。俺は悪くない。帰りの準備を始めよう。
「仲間…成程、理解しました。パンパカパーン、アリスが仲間と合流しました!」
「さて、服装と学生証、それに話し方も解決出来たから…後は武器だね。」
「"なぁ、アコ……露出癖がある友人が言ってたんだけど、露出徘徊より武器を持ってない人の方がおかしいって本当なのか?"」
カイザー襲撃の映像のコメント欄でも言われたし少し気になる。
「えーと、キヴォトスにおいて武器を持ち歩かない人の割合は全裸で出歩く人より少なくそうです……」
通りであの時、ホシノ達がヘルメット団から武器を奪う事に抵抗があった訳だ!………何か興奮してきた!
「つまり変態だね!」
「"俺は違うぞ!文化の違いって奴だ、断じて変態では無い。銃はこれから手にいれる。断じて変態では無い!繰り返す変態では無い!"」
初戦闘の時にリンから護身用に銃を貰った気がするけど、今何処らへんに置いたか忘れた。そこらで買った方が早いだろう。
「じゃあ、アリスのついでに先生の武器を見繕って貰わないとね。調達する方法は色々あるけど、ミレニアムで手っ取り早く、ちゃんとした武器が手に入る場所と言えば…やっぱりエンジニア部かな。」
エンジニア部…クソッ!最先端技術を担うエンジニアなんだろ?時間がねぇのに何て魅惑的な提案なんだ!
「エンジニア部?」
「機械を作ったり、修理したりする専門家達の事をミレニアムでは「マイスター」って呼んでるんだけど。エンジニア部はそんなマイスターが沢山集まってる、ハードウェアに特化した部活なの。」
俺の脳内に魅力的な情報を流すんじゃあない!
「機械全般に精通しているのは勿論、武器の修理とか改造なんかも担当している部活だから。多分使ってない武器とかが色々残ってるんじゃないかなって。という訳で早速行ってみよっか!」
「"…ちょっとだけ時間をくれ。"」
…………すまん、アヤネ
とうおるるるるるるるるる
がちゃり
「先生、どうされました?」
「"申し訳ありません、アヤネさん!諸事情により、午後くらいまでシャーレには戻れません!今、ミレニアムにいます。本当は行きたいけれど、今はもう少しだけ、知らないふりをします。…日当は1.5倍払うので許してぇ!"」
勿論0.5は自分のポケットマネーだ。
「えっ!?…えーと、それは構いませんが……何かありましたか?」
「"実は俺、全裸徘徊よりヤバい事を人前でやらかしちゃってさ……"」
「えっ!?」
「"まあ、それが改善されたら戻るから。じゃ、後は頼みます。"」
「あっ、ちょっとま……」
ヨシ!これで俺を縛る物は何も無い!
エンジニア部へ いざぁ…♂
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部室というにはあまりに広すぎる流石最先端の学校の部活だ。(小並感)
やべー、取り敢えずやべーのだ。右を見ても左を見ても訳の分からないものばかり転がってる。何だ?あの小型の大砲のような物は?何だ?あの銃口が付いた椅子は?しかも足っぽい物がついてる!やべーよ。
ユズは本当に来なくて良かったのか?
「エンジニア部に来たのは素晴らしい選択だね。ミレニアムの勝敗というのは、優れた技術者の有無に大きく左右される物だ。そっちの方に、私達がこれまで作って来た試作品達が色々と置いてある。そこにある物であれば、どれを持って行っても構わないよ。」
若干そわそわしながらもドヤ顔で語る白石ウタハ。エンジニア部の部長だ。クソ長い紫の髪が物作りの最中に邪魔にならないか聞きたいが今はそれどころでは無い。
「やった!ありがとう、先輩!」
「"ひゃっほー!ありがとうございまーす!"」
過去を振り切りダッシュ!俺は誰にも止められない!
「ブライ先生。先生が魔法を使えるというのは本当なのだろうか?」
科学技術に長けた者として当然の疑問だよな。
「"まあ、色々出来るな。"」
岩壁の生成と消去、シロップなしのふわふわかき氷生成。これだけやれば十分だろう。
「これが…魔術………」
「やっぱり魔法は本当にあったんですね!クロノスは嘘つきじゃありませんでした!」
いや、あいつらは基本嘘つきだろ。
モフりたい黒髪犬耳の少女のヒビキと何か左側だけ特徴的なメガネのコトリがいつの間にか背後に立っていた。
「先生は村人ではなく魔法使いだったんですね!」
「"サーヴァント、キャスターのティーチャーだ。連邦生徒会長の召喚に応じ参上した。"」
単独行動できるしアーチャーかもしれない。
「そういえば、アリスちゃんは初めて見るんだったね。」
「先生はマグロで殴って来るタイプの魔法使いだよ!」
「"カジキで装甲を貫いたりもするな。"」
他にも色々やるけど
「魔法使い様の戦いじゃありません…」
「"何を申す!"」
魔力でも喰って飢えを凌ぐがいい…
「どういう仕組みになっているのでしょう?少し手を触ってみてもいいですか!」
了承を取ろうという姿勢があるのは良い…しかし
「"もう触ってるじゃないか………"」
「コトリ、原理を究明したいのは分かるが、それは失礼だよ。…もしよければ、武器を選んだ後にでももう一度見せてもらえないだろうか?」
「アリスも、もっと魔法が見たいです!」
「"まあ、貰いっぱなしはアレだしな。良いよ。"」
ウタハが頭ゲマトリアな発言をしだしたら話は別だが…
「改めてまして、1年生のヒビキだよ。良ければ私が何か良い物を見繕ってあげる。」
「"アリスの方から頼む。"」
銃なんぞ変態回避の為の飾り程度でしかないし、我先にと選ぶ必要は無い。
「それじゃ……これなんてどう?」
なんと言うか…安っぽい拳銃だ。
「見た感じだけど…戦闘経験はあまり無いはず…」
「それは違います!アリスはこれまでに人類を27回救い、魔王軍との46回に渡る戦闘を行い、3桁を超えるダンジョン探索を行ってきました。経験値はそれなりに豊富です。」
やべーなこのゲーム廃人。頭が終わっておる。
「…………」
「それは、すごいね……とにかく、銃器を使用した経験は…あまり無さそう。そういう人にはやっぱり拳銃が良い…これはプラスチック製だから軽いし、反動も少ない。そういう意味でもら色々と初心者に優しいはず…それに、何より…」
成程、プラスチック製の銃なんて物もあるのか…
「この銃にはミレニアム史上、今まで存在しなかった機能が搭載されている。」
「な、何それ?」
「何か聞く前から凄そう…いったいどんな機能なの?」
「"変形?デコンポーザー?パラライザー?"」
「正解はね…「Bluetooth」機能だよ。」
そう来たか………
「えっ!?」
「Bluetoothを通じて、音楽鑑賞やファイル転送まで可能な拳銃…調べた限り、そんな物は今まで存在しなかった。勿論、スモモ機能搭載。乗り場のICパネルをタッチして、交通機関を利用することも出来る。それに加え、NFC機能も付いてるから、コンビニペイだって使えちゃう……」
「"やべぇよ、銃撃戦後にシームレスにバスや電車に乗れちゃうのかよ…最高にCOOL…パーフェクトだ、マイスター。"」
是非とも我がコレクションに加えたい。
「感謝の極み。」
ついでにその揺れる尻尾をモフらせて欲しい。
「す、すごいと言えば、すごい気もするけど…コンビニで「これで決済を」なんてやったら、店員の人がびっくりしちゃうよ!」
何でモモイが常識的な事言ってんだ?変な物食べた?明日は雪か?
「アリスは別のが良いです。」
「"じゃあ俺これが良い!"」
「練習用の的はある。取り敢えず撃って確かめてみて。」
壁でも出して適当に撃っても良いが、お言葉に甘えるとしよう。引き金を引いて……目標をセンターに入れてスイッチ…目標をセンターに入れてスイッチ……
パンッ! パンッ! パンッ!
またつまらぬものを撃ってしまった………
「"駄目だマイスター、当たらん"」
少なくともアーチャーのサーヴァントでは無いみたいだ。
「見事に全部外してるね……それ以外で扱い易いのは…」
「"いや、これが良い。話を聞く限り、こんな素敵拳銃他には無いんだろ?"」
クソエイムの凸スナ族なので大体察しはついていた。近距離でショットガンをブッパするのも良いが、ネタ武器の拳銃が目の前にあるならば話は別だ。
まあ、当たろうが当たるまいが、正直銃は飾りなのでどうでも良い話だけど。
「そうだね………分かった、持って行って良いよ。」
「"よっしゃ!ありがとう!"」
帰りに早速電子マネーをチャージしよ!
「他にはロールケーキを飛ばす銃なんて物もあったけど、それは依頼された物だから…」
「"その依頼主もいいセンスしてやがる…"」
食べ物を粗末にするのは宜しく無いが発想がぶっ飛んでいる。依頼主の顔が見てみたい。
「"ま、銃も手に入った事だし………モモイ、次お前が何かやらかしたら二回殴って五発撃つ───良いな?"」
囧「うああああああ一ーなんでー!」
迫真だなぁ………
「あれ?そういえばアリスちゃんは?」
「…あ、あそこに……あれは……」
だだっ広い空間でアリスはただ只管に一つの銃を見つめていた。
それは銃と呼ぶにはあまりにも大きすぎた………
いや、あれ鈍器だろ?銃口の付いた鈍器だろ?長さ的には俺の冷凍マグロと変わらんだろ?
何にせよ面白拳銃を選んだのは早計だったかもしれん…
「これは……?」
「ふっふっふっ…お目が高いですね。説明が必要なら、いつでも何処でも答えをご提供!エンジニア部のマイスター、コトリです!」
さっきからテンション高いなこの人
「コトリちゃん、アリスちゃんが見ているこの大きいのは何?まるで…大砲みたいだけど…」
「良い質問ですね、ミドリ。これはエンジニア部の下半期の予算70%をかけて作られたエンジニア部の野心作、「宇宙戦艦搭載用レールガン」です!」
いや、普通にそんな高価な物を頂くのは申し訳ないし、絶対に勿体なくて使えない。面白拳銃で多分正解だ。
「"レールガンか………キヴォトスのエレクトロマスターとして対抗すべきか?"」
「先生の二つ名は結石の「"二回殴って五発撃つ"」
「理不尽!」
「"世界は理不尽に満ちているんだ……"」
「でも…前にも確かコールドスリープしようとして、「未来でまた会おう」っていいながら冬眠装置作って大騒ぎした挙句、皆して風邪引いて無かった?」
実は頭悪いだろ?この人達。
「…その「未来直行エクスプレス」なら、今でも良く使っているよ。まあ、冷蔵庫としてだがね、食べ物をもっと先の未来まで送れるようになったのだから失敗ではないさ。」
エンジニアジョークか?それはそうと人間4人分入るクソデカ冷蔵庫は普通に見てみたい。でも欲しくは無い。
「話を戻しますとエンジニア部は今、宇宙戦艦の開発を目標としているのです!このレールガンは、その最初の一歩です。大気圏外での戦闘を目的として開発された実弾兵器!これはミレニアム史上、類を見ない試みです!」
流石エンジニア部!俺達にできない事を平然とやってのけるッ
「かっこいい…聞いてるだけでワクワクする!」
「流石エンジニア部!今回は上手く行ってるんだね!?」
「"いや〜、予算70%注ぎ込んてレールガン一つだし無理そうじゃ無い?"」
「ふっふっふっ……その通りです……いつもの事ながら技術者達の足を引っ張るのは、いつの世も想像力や情熱の欠如では無く、予算なんです……先生の言う通り、レールガンでこれ程かかったのに、宇宙戦艦そのものを作るのに果たして、どれ程の予算がかかることやら……」
「そんなの計画段階で分かることじゃん!どうしてレールガンがんなんて作っちゃったのさ!?」
やはり明日は槍でも降るんじゃなかろうか。
「"無計画に日々を過ごして廃部に追い込まれた人間の言葉とは思えないなぁ。"」
「先生、ロジハラはやめて!」
正論がハラスメントになるならば、何にでもハラスメントを付けて脅してくるハラスメント、ハラハラもできて良いと思う。
「愚問だね、モモイ…ビーム砲はロマンだからだよ!」
「その通りです!ビーム砲の魅力が分からないなんて、全くこれだからモモイは。」
コクリと頷き同意するヒビキ。勿論俺もそっち側だ。
「"ビームの魅力が分からねぇとかお前何年ゲームやってんだよ!俺とかゴリアテにビームソードを向けられた時、内心目茶苦茶興奮してたんだぜ!?"」
「バカだ!頭が良いのにバカの集団がいる!」
「でも先生はただの変態」ボソッ
「"ロジハラやめて下さい!俺が聞きたいの正論では無くレールガンについてなんですけど!?"」
「……そ、それじゃあ説明を続けるね。この武器の正式名称は「光の剣:スーパーノヴァ」!」
とんでもねぇスルースキルだ………
「また無駄に大げさな名前を…」
「ひ、光の剣……う、うわぁ」
「あ、アリスの目が輝いてる…」
ついでにマンメンミだ。本当に表情豊かになったなこいつ
「アリスちゃんがこんなに興奮してるの、初めて見たかも。」
「…これ欲しいです。」
流石お子様だ。遠慮が無い…そしてこれは流石に持てないだろ
「…え?」
「偉大なる鋼鉄の職人よ、あの龍の息吹が欲しいのだ。」
「うーん、そう言ってくれるのは嬉しいのだけれど…」
「申し訳ないのですが、それはちょっとできない相談です!」
「何で!?この部屋にあるものなら何でも持っていって良いっていったじゃん!」
こいつアレか?「何でもする」に対して無理難題を遠慮も躊躇も無くふっかけて「ん?今何でもするって言ったよね?」って言えるタイプの人間か?
「…それは、理由があって。」
「もしかして、私のレベルが足りてないから…装着可能レベルを教えて下さい!」
必要なのはどう考えても筋力パラメーターと所持金だ
「いや、悪いがそういった問題では無くてだね……もっと現実的な問題なんだ。」
「お金かー。心配しないでアリス、ミドリのプライステーションを売り払ってでも…」
「"それでも絶対足りねぇからモモイのプラステも売ってやる。"」
売っていいのは、売られる覚悟のある奴だけだ。
「…お金の問題でもないよ。」
つまりは筋肉が全てを解決する訳だ。
「現実にお金以上の問題なんて無いでしょ!」
「まあ、制作予算という意味では同意するけれど…この武器は、個人が扱う物としては大きく重すぎる。」
「なんと、基本重量だけで、140kg以上!更に照準器とバッテリーを足した上で砲撃を行うと、反動は200kgを超えます!」
「これをかっこいいと言ってくれてありがとう。持っていけるならば、本当にあげたい所なのだけど…」
「…?…!!…汝、その言葉に一点の曇りも無いと誓えるか?」
マジかぁ…持とうとする時は補助してやろ…
「ん?この子また喋り方が…勿論嘘は言ってはいないが………アレを持ち上げるという事かい?」
コクリと頷くアリス。補助入りまーす。
「"お、おい…これかなりクソ重いぞ…アリス、ちょっと持ってみてくれ。"」
身体強化でどうにか持てるが、これ普通にアリス無理じゃないか?
「んんんっ!」「……」「えっ!?えっ!」
筋肉と魔法は科学を凌駕するのだ!……多分!
「はい!」
駆け寄り、持つためのベスポジを見つけたアリス。本当にいけるか?
「"3.2.1.でゆっくり放すからな?無理そうなら言えよ?"」
「分かりました!」
「"行くぞ…3…2…1…はい!……大丈夫か?"」
ゆっくりと手を離したが……
「…も、持ち上がりました!」
「"なん………だと…"」
「嘘……信じられない…」
「……二人共無茶苦茶だ…先生…魔法のついでに体を調べさせてもらっても良いだろうか?」
「"解剖NGで上裸くらいならok。"」
アリスも十分おかしいが……やはりヘイローの有無は筋力も左右するのだろうか?
「十分だ。」
なんて会話をしている横でアリスは貸してもらった新しいおもちゃを弄っていた。
「えっと、ボタンは……これがBボタンでしょうか?」
「ま、待って!」「光よ!」
ドカアアァァン!
「あああっ!私達の部室の天井がぁっ!」
響き渡るコトリの絶叫。本日も晴天なり
「"いい天気じゃないか…もっと早くそう思っていたら"」
天井…があった場所には青が澄んでいる。近くに居たヒビキの祈りや言葉は届か無かったようだ。悲しいね…
「すごいです。アリス、この武器を装着します!」
あれ程の反動がありそうなのにも関わらずアリスは平然と立っている。「人は人と戦うための形をしている」…何となくその言葉の意味が分かった気がした。………いや、そういう問題じゃねぇ。
「"待て!普通に予算的に…"」
「いや、構わないさ、持っていってくれ。」
何だこのイケメン先輩……俺なら絶対渋るわ
「ウタハ先輩、良いんですか?」
「どちらにせよ、この子しか扱えないだろう。ヒビキ、後で持ち運びやすいように肩紐と取っ手を作ってあげてくれ。」
「分かった。実践データが取れるのは有り難いかも…」
「ありがとうございます!」
「いや、お礼にはまだ早いさ。さて…ヒビキ、処分要請のあったドローンとロボット、全部出してくれるかい?」
「うん。」
ウタハの指示に従い何処に行くヒビキ。まあ、これから起こる事は大体お察しだ。
「"俺達を倒してから行けぇ!って感じのやつだな?俺は手伝わないけど頑張れよ。"」
「そうしてくれると助かる。」
「それでは……その武器が欲しいのなら、私達を倒してからにして下さい!」
ロボ達の後ろに陣取ってるけどレールガン相手にマジで言ってる?
「ええぇ!?そんなぁ…」
「武器一つの為にそこまで!?」
「その武器に関しては「資格」が必要だからね。」
運ばれたロボット達に電源が入り、進軍を始める。
「敵性反応確認……来ます!」
なんと言うか…処分予定のロボットは思いの外可愛いかった。例えるなら、手足の生えた豆腐のような感じ……耐久力も含めて。そしてレールガンはさっきのバカでかいの以外にも小さなチマチマと撃てるらしい。さっきのアレはフルチャージ状態なのだろう。
「ふっふっふっ…来ましたね!私の出番───」
「光よっ!」
ドカアアァァン!
「"おい待て!大丈夫か?直撃したぞ?"」
「素晴らしい。」
「"いや…後輩の心配を…"」
「…悔しい…ですが、これが結果ですね!その「光の剣」は改めてあなたの物です!」
散々不良をボコして来て分かってはいたが流石にタフ過ぎんだろキヴォトス人!
「わぁ、わぁ!」
小さくて可愛い…少なくとも良く分からん獣達よりは
「ふぅ、取り敢えず良かった。」
「おいで、アリス。もう少し使い方を教えてあげる。そして取っ手も補強しようか。」
……グレートでスよこいつはぁ
流石ミレニアムのエンジニア。瞬く間に作業は終了した。
「"どうしたウタハ?そんな難しそうな顔して。"」
「何でもない…それより次は先生の番だ。」
「"何かと戦うのか?…でもロボットってさっきので全部なんだろ?"」
「こんな事もあろうかと、とっておきの無人機を用意しておいた!少し待っていてほしい。」
技術者や科学者の「こんな事もあろうかと」程万能な言葉は無い。
そうして現れたのは懐かしの……それほど懐かしくないアイツだった。
「"ゴリアテじゃん…………"」
「安心してくれ先生、ヘイローの無い先生の安全に配慮して弾丸はゴム弾に、ビームソードはただの鉄パイプにしてある。」
「"えぇ……(困惑)"」
地球産の人間の場合はゴム弾は死ぬ程痛いらしいし、寧ろ普通に死ぬ。鉄パイプたって普通に骨が折れる事は知らないのだろうか?まあ、この体なら多少は大丈夫なんだけどさ…
「"壊しても文句言うなよ?"」
「問題ないさ、遠慮なくやってくれ。」
「"…分かった、始めてくれ。"」
言質とりました。
ガシャガシャと音を立て動き始めるゴリアテ。
「"無人ゴリアテだな そういう動きだ。"」
「最初にそう伝えたはずなのだが?」
「しかもまだ歩いただけだよ。」
「……先生、来ます!」
ダダダダダダダダダダダダッ
所詮はゴム弾、岩壁数枚でもあれば事足りる。安全に配慮し過ぎて呆気なく終わりそうだが、これで満足してもらえるだろうか?
「"カスが効かねぇんだよ!……アリス、見ていろ…これが本当の光の剣だ!"」
「‼️‼️」
ゴリアテの頭上に大きな光の玉が出現する。頭上で起きる未知の現象と、破壊できない遮蔽物という戦況から、その場に留まる事は得策ではないと判断したゴリアテは移動を始める。近接戦闘を想定してか、その手には鉄パイプが握られている。図体に対して装備が貧弱すぎる…
「"光よ…"」
光の玉が無数に分裂し、その全ては剣の形を取りゴリアテに降り注ぐ。着弾時に小さな爆発が起きるサプライズ付き。
「"やっぱこういうのって見栄えが大事だよな。"」
光に剣の形を取らせた意味は特にない。リンゴでウサギを作ったり、ウインナーでタコを作ったり的な遊び心だ。
ドォォンッ!
「「「おぉ」」」
ビビだらけで倒れているゴリアテに一同騒然。またオレ何かやっちゃいました?ってな。
「"もうちょい後ろかな?"」
壊しても良いって言ったんだ…これくらい許されるだろう。マグロさん!お願いしやす!
ガンッ!
「"あー、ここだ。ここが1番、魔法を叩き込みやすい位置…お前等耳塞げ。"」
ゴリアテはアリスが光の剣で開けた穴の下。こうなればやる事は一つ。
「"インディグネイション!"」
哀れ、ビビだらけのゴリアテは粉々に消え去ってしまった。
「"矮小な者共よ…無へ還れ"」
こんなんカイザー乗ってたら◯◯もんですよ!マジで
「せ、先生!アリスの師匠になって下さい!」
「"アリス、お前に教えられる事はもうない…免許皆伝だ…"」
「……師匠は嘘つきです。はっきりわかるんですね。」
アリスやめなって!
「メ、メモ帳!今すぐ描かないと!」
シナリオライターもこれくらい熱心だと嬉しいんだけどなぁ
「砂漠で確認されたあの雷………やっぱり先生だったんだ。」
「"アビドスのやつな。人に撃ったけどちゃんと調節して気絶で済ませてるからな?変な誤解するなよ?"」
誓って殺しはやってません!
「威力の調節まで出来るのか…」
「身体を見たいです!先生の裸を見せて下さい!」
俺は市場で売られる奴隷か!
「コトリ……」
「"マジで上裸までだからな!"」
取り敢えず上裸になったが、ズボンから手を離してはいけない。絶対に……絶対にだ!
「おお〜先生、良い筋肉してるねぇ!」パシンッ
叩くな、大人しいミドリを見習え!
「しゃ、写真!いますぐ撮らないと!」パシャ
撮るな、無邪気なモモイを見習え…
「筋肉量以外、私達の腕と差異は無いようですが、一体どうなっているのでしょう!」
「だが、この筋肉量にしてもヘイローの無い先生がどうやってスーパーノヴァを…」
「"身体強化の魔法だ。身体を弄って一時的に身体能力を引き上げる。単純だろ?"」
まあ、やっぱヘイローと筋力関係するよな。この前ワカモに抑え込まれかけたし…
「その過程が知りたいのだが…」
「先生はいつ筋トレやってるの?逆にいつゲームやってるの?」
「"俺の場合は同時にできるな。"」
「アリス知ってます!リン◯フ◯ットアドベンチャーです!」
「"確かにその手段もあるけど…俺は身体強化を応用して意図的に筋肉を破壊している。その後でタンパク質とれば筋トレ以外色々できる。"」
ま、俺の場合、タンパク質は必要ないけど…
「効率的ではあるが…その方法に問題は無いのかい?」
その方法は危険なのでは?とウタハは訝しんだ。って感じの表情だ。
「"まあ、確かに破壊する場所をミスればヤバい。しかも筋肉だけついて持久力をは全くつかないからな。今は全然やってないよ。"」
「そうかい…そうなら良いのだけれどね…」
何か…空気が悪くなった…筋トレトークを振りやがって、恨むぞモモイ!
「"あー、すまん。実はシャーレの仕事を当番の生徒に任せっきりでな。帰らせてもらうぞ。銃、ありがとうな、大切に使わせて貰う。"」
必勝言い逃げ。まあ、本当に昼になってしまうし仕方ない。
──────────────────────────
12時37分、アヤネは多分昼食中だ。電子マネーのチャージにちょっと手間取ったけど多分間に合った。取り敢えず謝ろう。
ガチャ
「"アヤネ、本当にごめん!遅くなった。"」
アヤネの前には水筒のみ、昼食は既に終えていたらしい。
「おかえりなさい先生…結局何があったんですか?」
説明大事!ついでに銃を自慢してやろう。
「"俺、いつも丸腰だろ?…実はそれ、全裸徘徊よりヤバいらしくてさ。ある場所で銃を選んでたんだよ。"」
「成程……私も気付いた時に指摘しておくべきでしたね………それで、どんな銃を選ばれたんですか?」
その言葉を待っていた。早速銃を見せる。
「"これこれ!プラ製で軽くて反動が少ないんだ!"」
「銃の扱いに慣れていない先生に丁度良い品ですね。」
「"でもな、全然当たらねぇんだこれがwww"」
「まあ、初めてから当たる人なんていませんよ…」
アヤネよ、この銃の真価は当たるとか当たらんとか、そういう次元には無いのだよ。
「"ちょっと早いけど割増分の日当の支払い良い?ペイをペイするやつで!"」
「返済は現金以外でも受け付けられるようになったので構いませんけど……先生って現金派じゃありませんでしたっけ?」
「"今日から電子マネーも使う事にしたんだ。それで…鉛玉か電子マネー…お支払いはどちらを希望で?"」
マネーorペインというやつだ。聞いたことないけど
銃口はすでアヤネの頭に向けられている。
だ…駄目だ…まだ笑うな…堪えるんだ…し、しかし
「えっ!?えっ!?」
両手を小さく上げて驚くアヤネ。その顔が見たかった。
「"wwwwww"」
ガチャ
「アヤネちゃ〜ん、おじさんが手伝いに来た…よ?」
「ホシノ先輩!」
ドッキリ大成功の看板でも用意しておくべきだったか?
「"違うんだホシノ!俺は日当の支払いを!"」
「その銃は何かな?」
こっちに向けられたその銃も何かな?
「"いや、これその、支払いの為に…それで…"」
ヤバい!上手く言葉が出て来ねぇ
「じゃあ、私もこれまでの分を"お支払い"しようかな?」
このままでは恩を仇でお支払いされてしまう。
「"違う!ホシノ!話せば分かるから!な?俺達には言葉があるんだ!だから…"」
「先生、ちょっとお命貰うよ〜?」
この後目茶苦茶土下座した。
更にその後、ホシノ達に正直に経緯を話したら石抱状態で仕事させられた……ホシノが台と石を何処から持って来たかは知らない。
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コイツ(ブライ)頭が終わっておる!
関係ねぇけど戦闘にも何かしらギャグを入れてぇ所存。
どうすっかなぁ…俺もなぁ…難しそうだなぁ
アンケート機能のお試しです。皆様はブルアカの最高レアリティの出る封筒は何封筒と言っていますか?
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紫封筒
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虹封筒
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ピンク封筒
-
百鬼夜行のピンク髪メカクレモブを実装しろ
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ベアトリーチェはよく見ればシコリティ高い
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いいからお前は全国のタカハシさんに謝れ!