透き通るような世界観に混じる逸般不純物! ネイビーアーカイブ 私のミスですか?   作:ゴジマツリ=ユーリエフ

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23.財布を司る妖怪作戦(オペレーション・フトモモ)

 

今日、ゲームの休憩に別のゲームで遊んでいたのだが、それでも疲れが取れないので怪文書書いてたらゲーム開発部がG.Bible取り返していた。

取り敢えず、執筆中がごちゃごちゃするのが嫌なので吐き出します。

 

──────────────────────────

 

現在、G.Bibleのパスワードを解除してもらうため、ヴェリタスの部室に来ている。因みにユズは疲労コンパイルでぶっ倒れそうだったので部室でお休み中。

 

先日、当番に来てくれたコタマからは非公認の部活だと聞いていたのだが、何というか設備が凄そう。何が何だか全く理解出来ないが何処も彼処もモニターだらけだ。

 

 

「"コタマ、この前は当番に来てくれてありがとな。助かった。"」

 

「こちらこそ、ありがとうございます。」

 

ん?どういたしまして…じゃなくてか?やはりこれだけの設備を維持するのにも、それなりのお金がかかるのだろうか。

 

「"それで、ヴェリタスの皆にはいきなりで悪いんだけど、調べて欲しい物があって……"」

 

 

 

モモイのゲームのメモリーカードをヴェリタスに渡し、経緯を説明した。それから暫くして……

 

「依頼されたデータの結果が出たよ。」

 

目の前の白髪の女は小鈎ハレ、聞いた話ではハッカーとして実力はかなり高いらしい。机の上に置かれたエナドリの空き缶の数を見るに、かなりの中毒者なのだろう。

 

「"おお〜、結構早いな"」

 

「い、いよいよ…」

 

「ドキドキ…」

 

口で言う人は初めて見た。

 

「知っての通り私達ヴェリタスは、キヴォトス最高のハッカー集団だと自負している。システムやデータ復旧については数えきれないほど解決してきた…。だけどモモイ、あなたのセーブデータを復活させるのは無理。」

 

「うわぁぁぁん!もうダメだーーー!」

 

「"モモイ!何追加注文してんだ!まずはG.Bibleだろ!"」

 

「それなら、マキが作業中ですよ。」

 

音瀬コタマ、基本的に無表情だが悪い奴ではない。しかし、初めて当番に来た時に何故か壁掛け時計をプレゼントされた事もあり、俺の中ではちょっと変わった人扱いだ。

 

「マキちゃんが?」

 

「おはよう、ミド!来てくれてんだね!ありがとう!」

 

小塗マキ、人を見た目で判断するのはよろしくないが、第一印象は元気ハツラツって感じの赤毛の少女だ。何というか…俺のイメージするハッカーとはかけ離れている。

 

「うぅ、私のセーブデータが…涙と汗の結晶が!」

 

「モモはどうしてこんなに泣いてるの?」

 

「気にしないで大丈夫…それより、G.Bibleはどうだった?」

 

姉にドライだぜ…

 

「うん、ちゃんと分析できたよ。あれは伝説のゲーム開発者がつくった神ゲーマニュアル…G.Bibleで間違いないね。」

 

「や、やっぱりそうなんだ!」

 

「"すごいぞ、G.Bibleは本当にあったんだ!モモイは嘘つきじゃなかった!"」

 

「先生は疑ってたじゃん…」

 

「ファイルの作成日や最後に転送された日時、ファイル形式から考えても確実。作成者についても伝説のゲーム開発者のIPと一致してた。間違い無くG.Bibleだろうね。」

 

「凄い!」

 

「でも問題があって……パスワードについてはまだ解析できてないの。」

 

「えぇっ、じゃあ見られないって事じゃん!?ガッカリだよ!」

 

「"やっぱ「デスモモイ」作ろうぜ!かなりデスモモイだよこれ!"」

 

「それは嫌!」

 

ミドリのイラストを見る限りネットミームになりそうな程インパクトはあったんだけどなぁ…

 

「……あたしはあくまでクラッカーであって、ホワイトハッカーじゃないし…兎に角!そう言っても、方法が無いわけじゃない。」

 

何?キヴォトスってサイバー犯罪の刑軽いの?普通に公言してんだけど…

 

「そうなの?」

 

「あのファイルのパスワードを直接解析するのはほぼ不可能。でも、セキュリティファイルを取り除いてコピーするって手段なら、きっとできるんじゃないかな。」

 

「"何それ怖!そんなん出来たら普通に怖いんだけど!"」

機密情報見放題じゃん!

 

「さっきも言っけどあたしはハッカーじゃなくてクラッカーだからね。」

 

良い笑顔だ。犯罪行為だというのにいっそ清々しい

 

「で、そのためにはOptimus Mirror System…通称「鏡」って呼ばれるツールが必要なの。」

 

「それは何処にあるの?」

 

「あたし達ヴェリタスが持って……た。」

 

「"はい、過去形!絶対面倒臭いやつ〜"」

 

たらい回しのおつかいイベントだろ…どうせ

 

「…そう、今は持ってない。生徒会に押収されちゃったの、もうっ!この間ユウカが急に押し入ってきて、「不法な用途の機器の所持は禁止」って。」

 

残念では無く当然の処置、しかし何処から鏡の情報を得たのだろうか……

 

「「鏡」もそうですし、色々と持っていかれてしまいましたね…私の盗聴器とかも。」

 

前言撤回、こいつはちょっと変わった奴などでは無い。

 

「鏡って…そんな危険なものなの?」

 

「そんなこと無いよ。ただ暗号化されたシステムを開くのに最適化されたツールってだけ。」

 

いとも容易くセキュリティを破られたら堪ったものではない。危険じゃない所を教えて欲しい。

 

「ただ…世界に一つしかない、私達の部長が直々に制作したハッキングツール」

 

「部長っていうと…ヒマリ先輩?」

 

「ヒマリ?」

 

「アリスちゃんはまだ会った事がないよね、ヴェリタスの部長さん。身体が不自由で車椅子に乗ってるから見かけたらすぐに分かると思う。凄い人でね、天才って言うのかな。ミレニアム史上、まだたった3人しか貰えていない学位、「全知」を持ってる人なの。」

 

舐めるな!アコだって全痴の称号持ってんだぞ!

 

「それはそうとして、先輩が折角作った装備を、どうして取られちゃったのさ。」

 

「…私はただ、先生のスマホのメッセージを確認したかっただけです。その為に鏡が必要で…不純な意図は全く無かったのですが。」

 

そら取られるわ………ん?…ん?

 

「"俺のメッセージの確認!?スルーしてたんだけど盗聴器って何!?もしかしてこの前当番の時に貰った時計にもあんのか?"」

 

メッセージは兎も角、盗聴器はヤバい…クソッ!まじでゲマトリアって生徒の中に紛れてたりしないよな?マジでアルミホイル被りてぇ!

 

「そ、その、あれは…録音機能付きの時計なんです。それ以外、特に変わったことはありません。」

 

「"その録音データは何処にある?"」

何を言ったのか覚えて無いが、言ってはいけない何かを言った覚えはある。絶対に消さなければならない。

 

「聞きたいですか?私のお気に入りは先生の密かなキチゲ解放音声です。」

 

よりによって一番ヤバそうなやつだ!

 

「"聞かない!"」 「聞きたい!」 

 

 

「"僕アルバイトォォ!"」

「"開けろ!ヴァルキューレ公安局だ!"」

バンッ「"28カ所の記入ミスだぞ!確実に眠たかったんだろ!リンは血涙を流し、俺を罵倒した!何度も!何度も!何度も!……当然やろがい!"」

「"無理矢理カタツムリ〜♪前任者は破壊されました。私は新型です。"」

「"シャーレ職員に自由を!我々は生きている!解放しろ!解放しろ!"」

「"リンちゃんのリは腹黒のリッ!"」

「"人という字はねぇ、良く見れば片方に全力で寄りかかっているんだ!つまり何が言いたいかと言うと、人とは犠牲なくして生を謳歌出来ぬ獣の名前なんだよぉ!"」

 

 

まあ、思った以上にいつもの俺だ……独り言である事以外は………

 

 

「「「………………………」」」

 

 

一同無言、致命傷と言った所か?

 

「で、でも先生っていつもこんな感じだよね!」

 

珍しくフォローを入れるモモイだが全力で俺の背中を撃っている。

 

「"…取り敢えずありがとう…"」

 

マジでヤバいのは流さないでくれて…

 

「"お前から貰った時計は思い付く限りの罵声を浴びせて今度返品しに来る。"」

 

「助かります。」

 

無敵かこいつ?……ここはアレだな、カヨコにオススメされたブラックデスポイズンの曲を大音量で流して返そう。

 

「"………まあ良い…話を脱線させて悪かった。続きを聞かせてくれ。"」

 

「分かりました。」

 

「"待てコタマ!お前じゃない。そのデバイスから手を離せ。"」

 

マジで消去する方法を考えねば…

 

「…取り敢えず、私達も鏡を取り戻したい。あなた達も鏡が必要……そうでしょ?」

 

「あー成程ね、完全に理解したよ。」

 

本当にござるか〜?…………アビドスに限らずキヴォトス人ってこんな感じなんだろうか…

 

「ふふ、流石モモ。話が早いね。」

 

「もしかして……」

 

「"ん、セミナーを襲う。"」

 

「やっぱり!」

 

「でも、一つ問題がある。鏡は生徒会の差し押さえ保管所に保管されているんだけど。そこを守っているのが実はメイド部なんだよね!」

 

「…?メイド部ってもしかして…」

 

「C&Cの事だよね?メイド服で優雅に相手を清掃しちゃうことで有名なあの……」

 

まあ、メイドや執事が強キャラってのはよくある話だよな。

 

「そうそう!些細な問題なんだけどさ〜」

 

笑顔で語る二人。それ程脅威では無いのならヨシ!

 

「そうだね、うーん成程〜…諦めよう!ゲーム開発部、回れ右!」

 

「待って待って!諦めないでモモ!G.Bibleが欲しいんでしょ!?」

 

「だからってメイド部と戦うなんて冗談じゃない!そんなの、走ってる列車に乗り込めとか、火山に飛び込めって言われた方がマシ!」

 

やっぱ強いんじゃねぇか!

 

「"何?そのレベルで強いの?救いは、救いはないんですか?"」

 

「…でも、可能性は無い話じゃない。メイド部がミレニアム最強と言われる所以、メイド部の部長コールサイン・00(ダブルオー)…ネル先輩が不在の今、チャンスはある。」

 

ミレニアムにも居るのかあ……

キヴォトスにおいて◯◯最強とか最高とか、そういう呼ばれ方をする奴は基本的に誇張抜きに強いからなぁ…

 

「やってみよう!お姉ちゃん!」

 

「で、でも…ネル先輩が居ないって言ってもメイド部だよ?」

 

「分かってる、でも…このままゲーム部を無くす訳には行かない。ボロボロで狭いし、雨漏りもする部室だけど、もう…私達がゲームをするだけの部屋じゃない。…皆で一緒にいるための、大切な場所だから。少しでも可能性があるなら、私はやってみたい!」

 

おい、誰だ!姉より優れた(ry

 

「"良い決意表明だ…分かった…俺にも超安全な策がある。俺のプランDが失敗した時の為に襲撃の為の作戦会議だけはしといてくれ。"」

 

前回は相手に100%非があったから何の罪悪感も無く行けたけどなぁ…今回はあまり気が進まない。

 

「プランBとCは?」

 

「"そんな物は無い!…プランDのDは土下座のDだ!"」

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

セミナーに行くまでの道すがら、万が一の為、C&Cについて調べてみる。これは歩きシッテムであって、歩きスマホでは無い。つまり、ぼくは悪くない。だから、絶対に 「ごめんなさい」 は言わない。

 

 

ミレニアム2年 室笠アカネ 03

メガネだ。特に言う事は無い。

 

ミレニアム2年 角楯カリン 02

黒い肌と黄色の眼…年齢的にも俺の姉じゃないか?…というのは冗談だ。そんな基準であれば姉妹が増えまくってしまう。写真だけではあるが、何だかクールな印象を感じる。

得物もスナイパーらしいし、同学年だし、性格は対照的だが妹とは気が合うかも知れない………アレ?……??

 

ミレニアム3年 一之瀬アスナ 01

笑顔が素敵なホワイトゴールドの長髪ギャルだ。オタクにも優しいと嬉しい。…てか何でこの人だけ胸元空いてんの?ギャルだから?

 

ミレニアム3年 美甘ネル   00

赤毛のショートヘア、そしてロリ体型………キヴォトスの最強格は何で揃いも揃ってロリ体型ばかりなんだ!

人相が悪いのは仕方ないとして、何でメイド服の上にスカジャン着てるんだよ…意味が分からない…

…もしかして…ゲーム部達も潜在能力やばかったりする?

 

 

コンコンコン

 

「"すみません。"」

デトロ!開けろイト市警だ!

 

「はーい。」

 

あれ?ユウカじゃない?まあ、普通に他のメンバーもいるか…ユウカがいなければ、ちょっと待たせてもらおう。

 

ガラッ

 

見慣れないヘッドセットとクソ長い白髪…トイレの時大変じゃないか?

 

「"忙しい所申し訳ない。ユウカに用があるんだけど居る?"」

 

「あなたが先生ですね。はじめまして生塩ノアです。いつもユウカちゃんがお世話になってます。」

 

「"ああ、ユウカが言ってた人か!こちらこそ、ユウカにはいつもお世話してもらってます。"」

 

過干渉気味ではあるがな

 

「ふふっ…」

 

ノアはその言葉を聞きノートを取り出し何かを書き始めた。…キヴォニカ復讐帳?とんでもない誤植だなw

 

「"それで、ユウカは今居ないのか?"」

 

「すぐに戻って来るようですので、こちらでお待ち下さい。」

 

ノアが近くのソファーまで歩き始める。案内が必要な距離では無いが、折角親切に対応してくれているのに指摘する必要は無いだろう。

 

「"ありがとう。"」

 

 

パタッ

 

 

 

あっ、キヴォニカ復讐帳…運悪く開いたまま落ちたな…俺はデリカシーがあり、プライバシーを守る男だ。出来るだけ中身を見ない様に…………

 

 

 

◯月◯日 晴れ

今日の出来事

 

連邦生徒会に抗議に行ったユウカちゃんが何故か上機嫌で帰って来た。理由を聞くと「先生に会えたから」と言っていた。

 

◯月◯日 晴れ

今日の出来事

 

シャーレを名乗る怪しいメールが届いた。ユウカちゃんにも届いていたらしく、真偽を確かめていた。結果的にシャーレの先生が使用している端末から発信されたものだったそうだ。流石にあの文面は無いと思う。

 

◯月◯日 晴れ

今日の出来事

 

シャーレの当番に行く前のユウカちゃんはとても良い笑顔だった。その笑顔が私に向けらた物では無いと理解した時に少し悲しくなった。

午後にユウカちゃんが帰ってきたけど、昼食を先生と済ませて来たみたいで、昼食を一緒に取ることが出来なかった。許せない

 

◯月◯日 曇り

今日の出来事

 

昼食中、ユウカちゃんが嬉しそうに先生の事を愚痴っていた。そのせいで、昼食をあまり美味しいと感じられなかった。許せない

 

◯月◯日 雨

今日の出来事

 

ユウカちゃんが「先生の浪費癖が酷い」という理由で先生の家計簿を付け始めた。ただでさえ忙しいユウカちゃんに迷惑をかけるなんて許せない。

 

 

◯月◯日 晴れ

今日の出来事

 

ユウカちゃんが心配そうな顔で、カイザーPMCを襲撃する先生の生放送を見ていた。日頃迷惑をかけているユウカちゃんに更に心労をかけるなんて、先生は何がしたいんだろう。

 

◯月◯日 晴れ

今日の出来事

 

上機嫌でシャーレから帰って来たユウカちゃんに理由を尋ねると、「近いうち、先生がミレニアムに来る」と話してくれた。許せない

 

 

◯月◯日 晴れ

今日のブライ

 

ユウカちゃんに向かって「人間じゃねぇ!」と罵倒したらしい。冗談でも言ってはいけないと思う。許さない

 

 

◯月◯日 晴れ

今日のブライ

 

私の前で惚気始めた。許さない

 

 

 

 

 

 

俺は何も見なかった。俺も内容を忘れるから、ノアは俺への復讐心は忘れて頂きたい。

 

「"あの…これ…落としました……"」

 

「ありがとうございます、先生。…その……中身は見てませんよね?」

 

ここで肯定してしまえば悲しみの向こう側に送られる事だろう。

 

「"はい、勿論…閉じた状態で落ちてました。"」

 

ガラッ

 

「…はぁ…ノアー……と先生!?どうしてここに?それに酷い顔ですよ!?何かあったんですか?」

 

「"ハハッ…元からじゃないか…気にするな。"」

 

余計な事を言うんじゃない…

 

「おかえりなさい、ユウカちゃん。」

 

「…ノア、先生に何かしたでしょ?」

 

察しの悪いユウカさんであれ。…いや、こいつ無駄に感が良いんだった…

 

「ふふっ、弄り甲斐があってつい♪」

 

俺とした事がこんなトラップに引っかかるとは…本当にトラップだよな?

 

「ノォーアー!」

 

あー仕事でミスした時、ユウカにこういう呼ばれ方するわ。てか、字面に起こすと何かオンザ・クルーズしてそうだ。

 

「あ、そうだユウカちゃん。先生がユウカちゃんに大事な話があるそうですよ?」

 

「…そうなんですか?」

 

「"まあ、うん、そうだな。"」

 

用があるとは言ったが、大事な話とは言ってねぇよ……まあ、実際大事な話ではあるんだが…

 

「それでは、私は少し席を外しますね。…先生、今度は二人でお話ししましょうね。」

 

少し目を話した隙にノアは大量の書類を持ってドアの前に立っていた。

 

「ちょ、ちょっとノア!待ちなさ」 バタン

 

結局、復讐帳って冗談だったんだよな!?そうなんだよな!?

 

「"…まあ、座ってくれ…話がある。"」

 

「大体察しは付きますけどね。」

 

ユウカはドスンとソファーに座る。疲れてんの?怒ってんの?

 

「"単刀直入に言う。鏡を返して欲しい。"」

 

「駄目です。」

 

「"すまない、よく聞こえなかった。"」

 

「駄目です。」

 

「"すまない、よく聞こえなかった。"」

 

「駄目です。」

 

「"すまない、よく聞こえなかった。"」

 

「駄目です。」

 

クソッ!ループする選択肢は駄目か!

 

「"ねえ…ユウカ、鏡はヴェリタスが制作した物じゃないか……?それを……横から…とるなんて…ダメだよ…ユウカ…ねぇ…"」

 

「あんな危険な物を放置する方が駄目ですよ!」

 

このロジハラ女め!いや、経済的DV女め!

 

「"なぁ、ちょっと鏡を返してくれるだけで良いいんだ。そうすれば丸く収まる。"」

 

「大丈夫ですよ、先生。ゲーム開発部の襲撃対策は計算通り完璧ですから。」

 

バレてんのかぁ…あいつらの日頃の行いだな。

 

「"その襲撃を終わらせに来た!"」ドン!

 

「そうですね、先生がこちらに来て頂ければすぐにでも解決するでしょうね。よろしくお願いします。」

 

「"………………"」

 

この人レスバ強ない?俺が弱いの?

 

「"良し分かった。土下座しよう。"」

 

「そんな事をしても無駄ですよ。」

 

嘘だろ?一応キヴォトスの権力者なんだけど?権力者の土下座だぞ?見たくないのか?普段からちょくちょく謝ってるから?

 

「"分かった!足を舐めれば良い?それともケツか?別の場所でも良いぞ?"」

 

キヴォトスでは驚く事に何かの対価として変態的な要求をされる事が普通にあるからな、悲しい事にこれが最終手段だ。

 

「////…先生、今度シャーレに抗議文を送らせてもらいますからね!」

 

先程の冷酷な算術使いって感じのユウカは何処へ行った……思えばそういうのはゲヘナでしかそういう要求は無かったなぁ……流石HENTAIの国ゲヘナ

 

「"そうか…交渉は決裂か…"」

 

帰るかぁ…いや〜、ドヤ顔で提案しといてこれは報告し辛い。どうすっかなぁ…抗議文とか面倒くせぇなぁ…

 

「"…さようならユウカ。たぶん、初恋だった…"」

 

「えっ!?あっ、ちょ、ちょっと、先生!」 バタン

 

 

作戦内容によるけど、まあ、ミレニアム最強がいないし多分大丈夫だろう。ヒナ無し風紀委員会みたいな物だろ。知らんけど。

 

 

 

とうおるるるるるるるるる

 

  がちゃり

 

「もしもし、先生。どうだった?」

 

こういう時はアレだ。

 

「"スーッ……なんの成果も!!得られませんでした!!"」

 

「うるさっ!」

 

「"俺が無能なばかりに……!!ただいたずらに時間を浪費し…!!鏡を奪還することができませんでした!!"」

 

「知ってるよ。」

 

「"おっ?それはどっちついてだ?詳しくは聞こうじゃないか?え?場合によってボコるぞ?"」

 

「あっ、そうそう。そんなことより、今回の作戦、エンジニア部も参戦してくる事になったよ!」

 

「"おいおいマジかよ!でかのした!…ぐへへっ、戦いは数でっせ姉貴!"」

 

戦いに重要なのは作戦、地の利、兵の数、そして戦況を覆す一人の猛者、つまり俺!少なくとも重要な3つは揃ってる訳だ。勝ったな!

 

「"で、モモイ、お前は何について「知ってる」と言ったんだ?"」

 

──────────────────────────

 

因みにキヴォニカ復讐帳はユウカから「先生がミレニアムに来る」という情報を聞いたノアがイタズラの為に作った小道具です。作品タグの通り、ノアをクレイジーサイコレズにするつもりはありません。タグが追加されたらそういう事だと思って下さい。

 

後半に関しては、面倒くさがりで、油断と慢心が取柄のブライならこうするだろうなーってのと、偶にはイタズラを仕掛けられ側になって欲しいなぁって理由なので殆ど中身は無いです。

取り敢えず、ぽっと出の不審者に親友を取られそうなノアのちょっとしたやり返しだと思って下さい。

 

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