透き通るような世界観に混じる逸般不純物! ネイビーアーカイブ 私のミスですか?   作:ゴジマツリ=ユーリエフ

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楽園なんてねぇよ編 バカと補習と転生者
29.低脳バカ野郎はセクシーフォックス先輩の夢を見ない


 

何故か短く感じるバグ

前回までがおかしい

 

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シャーレ担当顧問の朝は早い

 

『起きろ!ヴァルキューレ公安局だ!起きろ!ヴァルキューレ公安局だ!』

 

「"……アローナ…いつもありがとう…"」

 

6時30分、いつもの時間にいつもの音声が寝室に響き渡り、俺は目を覚ます。

 

『えへへ』

 

朝起きて眠い目を擦りながら、洗面所に向かって歩き出す。冷たい水で顔を洗い眠気を覚まし、意識がハッキリしてきたら取り敢えず歯を磨き念入りにうがいをする。これから朝食を食べるというのに歯磨き粉の味と混ざってしまったら最悪だ。

 

洗面所からキッチンに寄り、オーブントースターにパンをぶち込み、着替える為に寝室へ向かう。最近買った寝巻きのジャージからシャーレ支給の服に着替える。今までの服達は大体がボロ布へ化してしまったのだ。

実際の所はジャージのまま仕事等をしたいのだが、ユウカが当番の時にジャージのまま駅まで見送ろうとした時、烈火の如く怒られた。それはならば最初からまともな服を着ていた方が楽なのではないかと考えた。

 

朝、こんなにも余裕な時間が起きられる様になったのは「ユウカ地獄のシャーレ七連勤」の時に、朝6時50分頃にユウカに背中をぶっ叩かれまくった影響だろう。3日目からはユウカが来る前に起きてやった。就業時間前の朝早くにミレニアムからご苦労な事だ。……服の事といい、起床時間の事といい、財布以外も支配されかけているの気がする。

 

だが、残念だったなユウカ!朝食だけはお前には従わない!いい感じに焼けたパンにスクランブルエッグを乗せた物を食う。勿論、皿等使わずアルミホイルに乗せた状態でな!これは俺なりのささやかな抵抗だ。…まあ、ユウカの前ではやらないが…

 

朝食が終わればフライパンを洗い、暫くの間、モモッターで叡智溢るるイラストにブクマを付け念入りに鑑賞する。満足したらもう一度歯を磨き、ソシャゲのログボ回収、物によってはデイリーを済ませながら生徒を待つ。これが最近の俺の朝の生活だ。……ユウカさん誠にありがとうございました!

 

 

ガチャッ

 

「先生!手伝いに来たよ!」

 

静かな部屋にドアの開閉音と共に元気な声が響く。臀部で魅せるガンガールゲーを中断せざるを得ない。

偽りの猫耳と桃色の目立つ装飾のジャケット……

 

「"モモイはな、二人切りの時俺の事をブライって呼ぶんだよ。"」

 

「先生とお姉ちゃんはそういう仲なんですか!?」

 

姉に先を越される事がそんなに絶望的だったか…TSC2の製作終盤の様な顔をしている。

 

「"ウソに決まってんだろ…何だ?モモイはサボりか?"」

妹の前では言えないがアレは無い。スカート穿くなら胡座をかくんじゃないよマジで。

 

「お姉ちゃんは風邪をひいちゃったみたいで私が代わりに…」

 

風邪を自覚出来るタイプのバカだったか。

 

 

「"そんで、俺にドッキリを仕掛けようとした訳か。"」

 

「…そういえば何で分かったんですか?」

 

「"まずなぁ、モモイはご丁寧に仕事10分前に来ない。いつも開始ギリギリに来る。別に間に合ってるからいいけど。"」

日当以上の金が出ないのに就業10分前に来い等鬼畜な事は言わない。

 

「"それとな、そこの壁を見てみろ。いつも遅刻ギリギリのモモイはドアを開ける勢が強すぎてな。ドアノブの高さの場所がヘコんでいるだろ?"」

触れば分かるレベルにはヘコんでいる。

 

「うちの姉がすみません…」

 

「"大丈夫だ。穴が開いたらモモイのプラステを売るだけだ。取り敢えず仕事を始めよう。"」

 

「はい。仕事が終わったら大乱戦スマッシュシスターズやりませんか?」

 

「"いいね。出来るだけ早く終わらせよう。"」

 

ゲーム開発部の誰かが当番に来れば大抵こういう提案を受ける。まあ、パズルゲーム以外なら断る理由も無いので勿論受ける。

 

「はい!」

 

返事をするとミドリはすぐに仕事を始める。これがモモイであれば今すぐにスマシスの対戦が始まっていた事だろう。ま、当番をサボって一人でゲームを始めたモモイに俺が釣られるだけなんだが…

 

「"にしても暑くなったなぁ…"」

 

「もうすぐ夏が来ますからね。」

 

別に暑くなったからと言って悪い事ばかりでは無い。まずはアイスが美味しい。そしてチョコミントアイスが美味しい。だがそんなのは些細な事だ…一番素晴らしかったのはリンの服装だ。

暖かくなった事により羽織っていたジャケットを脱ぐ事が多くなった。あれは目の毒だ…いや、しっかり脳まで侵食されている気がする。ある日、セントラルネットワークへの不正アクセスがバレてジャケットを脱いだリンに罵られながら土下座をした際は下半身に血流が集中した。アレはヤバい。

マゾ行為でSをMで中和するどころか変な方向に行ってしまったっぽい。

 

 

「"たった数ヶ月なのに色々あったなぁ。"」

 

C&Cと協力して船上でバニーとチェイス……は出来なかったな。何処を見てもバニーガールなんだ、不能か同性愛者か枯専でない限りあの場で正気を保つ等無理だ。碌に役に立たずネルから罵られた事は言うまでも無い。

てか、捕縛対照的のコユキに頼めばセミナー襲撃しなくても良かったんじゃねぇかなぁ………

 

後はあれだな、イワンコフパラダイスだかパレードだか忘れたけど、レッドウィンターの祭りだ。クーデターに巻き込まれた思い出しかない。百鬼夜行の百夜ノ春ノパン祭りを見習って欲しい。まあ、そっちでも問題はあったのだが…

 

レッドウィンターで得た物と言えば情報だ。まさか都市伝説の「四十路過ぎの赤い生徒会長」の正体がチェリノの理想の将来を描いた絵だったとは…因みに赤いというのは思想の話だ。

後は高性能な望遠鏡を使用し、高頻度でこちらを覗いている変態…ノドカの存在を知れた事だな。俺の中でコタマとノドカはゲマトリアのメンバーだと言われても驚かない自信がある。

そして、初めて酒を飲んだのだが、あれだけクソ甘ければもうジュースで良いかなって思った。

 

「"◯ックスしないと出られない部屋に閉じ込められた事はマジで抗議したい。本当に駄目かと思ったぞ。"」

ご丁寧にギロチン拘束まで用意しやがって…あのメンバーは絵面がやべぇよマジで。

 

「そ、そんな事もありましたね……でも、あんな方法で出られるなんて…」

 

「"社会的に死ななくて良かったよマジで。"」

同年代と言えど立場がある。

 

「"魔法を超える為にあんな物を作り出すのは本当に「頭の良いだけのバカ」としか言いようが無い。"」

 

「それは同感です。」

 

それ以外にも色々あったのだが……今回はトリニティに呼ばれた…呼ばれだけで内容知らされて無いし嫌な予感しかしねぇ…

取り敢えずファウストの姉御には挨拶しなとなぁ。あー、全力で行きたくねぇ…風紀委員達と一緒に不良ボコして1日を終えてぇ…

 

「"…よーし、何もしてないけど三十分休憩!スマシスやろ!"」

 

「今度は勝ち逃げなんて許しませんからね?」

 

「"レベル9のミシマにボコされるお前に負ける気しねぇ。"」

 

「私だって3回に一回は勝てる様になりましたから。」

 

その後、普通に三十分はオーバーして仕事が長引いた。

 

許さんぞ、陸八魔アル!

 

 

 

 

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珍しく夢を見ている…自覚があるという事は白昼夢とか、明晰夢とかそういう類の物だ。最後に見た夢は確か…電車だったか?…何があったのかは覚えてないが…

 

「つまるところ、エデン条約というのは「恨みあうのはもう辞めよう」という約束だ。トリニティとゲヘナの間で、長きに渡り存在する確執にも近い敵対関係。そこに終止符を打たんとするもの。簡単に言うと平和条約だ。」

 

見たことも無い横乳を晒した洋服のロリキツネが言う。

夢というのは記憶の整理だ。自分の脳に保存された物が混ざり合う事があるらしい。多分俺の体面に座っているこいつはワカモとアコと今まで関わったロリの集合体だろう。……カオスとカオスが混ざり合っとる…。

 

今居るこのクソデカいベランダ的な所と周囲の建物を見る限りトリニティだとは思う。しかし、夢に出て来るのは少し不自然だ。

俺はトリニティ生から個人的な依頼を受けた事はあるが、トリニティの校内に立ち入った事は無い。

それにチラッと名前を聞いた程度のエデン条約を端的に説明してくれている。まあ、取り敢えず……

 

「何故寝るんだい?」

 

至極当然の疑問。

 

「"夢の中で寝るとどうなるか気になるだろ?前回は夢オチならぬ現実オチだったんだよ。"」

そしてこちらも至極当然な疑問。その答えが知りたいのだ。

 

「はあ…全く…確かにここは夢だよ。しかし、大事な話をしているんだ。しっかりと聞くべきではないかい?」

 

まさか夢の住人から反発される日が来るとは…てか、俺とエデン条約は無関係な筈だが?

 

「"はいはいそうだな、話聞いてやるから場所を移動させてもらうぞ。"」

 

「はいは一回で十分だ。」

 

席を立ち少し不機嫌なロリキツネの方に移動し、地べたに座り込む。

 

「?何故私の真横に……それに椅子は?」

 

「"この位置なら紅茶を飲む時にお前の腋と横乳が見れるだろ?俺の夢の中なんだこれくらい許してくれてもいいだろ?"」

夢の中での睡眠を邪魔されたのだ、これでも譲歩してやった方だろう。そもそも夢の住人に配慮する必要なんてないと言うのに

 

「…噂以上におかしな人だ…恥や外聞はないのかい?」

 

「"夢の住人にどう思われようとどうでも良いね。さ、お茶でも飲んで話でもしようや。"」

 

「……分かった、話を戻そう。エデン条約はゲヘナとトリニティの平和条約だけれど、連邦生徒会長の失踪をきっかけに、この条約は何の意味も持たなくなってしまった。」

 

紅茶飲め…

 

「――エデン、それは太古の経典に出て来る楽園の名、そこにどんな意味を込めていたのかは分からないけれど、まぁ連邦生徒会長のいつもの悪趣味だろうね。」

 

紅茶飲め!

 

 

「キヴォトスの七つの古則、5つ目の質問。「楽園に辿り着きし物の真実を証明する事はできるのか」他の古則もまたそうであるように、少々理解に困る言葉の羅列だ、ただ、ひとつの解釈としてこれを『楽園の存在証明に対するパラドックス』であると見る事は出来る。もし楽園というものが存在するならば、そこに辿り着いたものは至上の満足と喜びを抱くが故に、永遠に楽園の外に出る事はない。もし楽園の外に出たのであれば、つまりそこは真の悦楽を得られるような『本当の楽園』ではなかったという事だ。で、あるならば───」

 

「"はいはい、楽園(エデン)とか悪魔の証明じみた物を条約の名前に当てはめるとか悪趣味って話だろ?なげーよ!"」

 

「…どうして私の周りには話を聞かない者ばかり……まあ、そうだ。つまるところ、この五つ目の古則は、初めから証明する事ができない事に関する『不可解な問い』なのだよ……しかし、ここで同時に想う事がある、証明できない真実は無価値だろうか? この冷笑にも近い文章を通じて、何か真に問いたい事があるのではないだろうか?」

 

やっぱこいつ話なげーわ…学生時代の国語や数学の授業を思い出す、この右から左の耳へ話が通り抜けていく感覚…

 

「エデン……経典に出て来る楽園、どこにも存在せず、探す事も能わぬ場所――夢想家たちが描く、甘い甘い虚像…。どうだい? そう聞いて見ると、このエデン条約そのものが、まさしくそんなものの様に思えてこないかい?」

 

「"腋を見せるか結論を言うかどっちかにしてくれぇ!愚痴がなげーよ!!お前は何が言いたい。"」

 

「…分かった…分かったよ……はぁ…」

 

呆れたいのはこっちの方だ。話の長さを改善してからにしてくれ。

 

「もしかしたらこれから始まる話は、君のような者には適さない、似つかわしくない話かもしれない。不快で、不愉快で、忌まわしく、眉を顰める様な…相手を疑い、前提を疑い、思い込みを疑い、真実を疑う様な…悲しくて、苦しくて、憂鬱になるような……それでいて、唯々後味だけが苦い……そんな話だ。しかし同時に、紛れもない真実の話でもある。」

 

残念ながらロリキツネさんは結論を話始めた。

 

「"まあ、そういうフィクションなら好きだけど、現実はちょっとなぁ。"」

 

「それでもどうか背を向けず、目を背けず、最後の『その時』まで、しっかり見ていて欲しい……それが君の……この先を選んだ、君の義務だ。」

 

「"俺の記憶から出来た存在の癖に俺の事を全く知らないんだな?別にその手の話がなかった訳じゃないし、そんな状況で俺が見るだけで終わると思うか?"」

事が事なら全力で逃げるぞ?

 

「……そ…か…それ…頼…しい…」

 

視界がボヤけ始めて音が聞こえにくくなる…どうやら時間切れのようだ。それでも俺にはやるべき事がある。

 

「"待ってくれ!俺はまだお前の耳と尻尾を───"」

 

 

そこで俺の意識は途絶えた…グッバイセクシーフォックス

 

 

 

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「"はっ!!!"」

 

唐突に目が覚めた俺は何故か右手を天へと伸ばしていた。

 

『ヴァルろ!開けキューレ……あれ?今日はいつもよりお早いですね。』

 

10回に一回のレアパターンがキャンセルされてしまった…

 

「"何か…すっげえ長い夢を見てた気がするんだけど…なんだったけ?思い出せねぇな…"」

 

『先生、どうして泣いているんですか?』

 

「"えっ!?……涙が……"」

 

妙に目元が生温かかった訳だ…俺は一体何を……

 

「"……ま、良いや。…今日は大事な日なんだ、お茶の作法とか色々分からんし、そん時はサポートよろしく頼むよ、アロちゃん。"」

 

今日は午後からトリニティのお偉いさん達との会合。本当に行きたくない。。

 

 

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エデン条約編…トリニティに行くとは言ってない。行ったらまた10000に届いてしまう。

アンケート機能のお試しです。皆様はブルアカの最高レアリティの出る封筒は何封筒と言っていますか?

  • 紫封筒
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