透き通るような世界観に混じる逸般不純物! ネイビーアーカイブ 私のミスですか?   作:ゴジマツリ=ユーリエフ

62 / 129
◯ックスしないと出られないない部屋なんてありませんよ……エ■ゲーやエ■同人誌じゃあないんですから。編
61.超健全‼️セナルアックスしたら多分出られるであろう部屋に閉じ込められた貧乳達はどうすりゃいいんですか?


 

 

すこし前に頂いた感想の中に「ブライのせいで無領空処をくらってしまいました。」という感想とその感想に対するgood評価がありました。

 

ただでさえぶっ壊れ性能のブライ君が三次元世界に対して無領空処を展開出来るようになったら堪った物ではないので、完結しない情報を完結すべく、消してしまったスマホのメモを思い出しながら◯ックスしないと出られない部屋の話を再構成しました。

 

感想欄の返信で若干ネタバレしちゃったなぁ……とか思いながら返信内容を見直してみたら返信内容すら全くもって意味不明だったので何の問題ないね♂……と思います。

 

 

予め言っておきますが◯ックスはしません!!!ですが◯ックスはしまーーす!!!

 

 

 

因みに純度大体80%くらいの狂気をお届けする為に今回と次回の本分部分は俺が疲労コンパイル状態の時に書く事にしました。

結果、1話の上限である15000文字を普通に超えるよく分からない物が出来たので2回に分ける事になりやした。

 

取り敢えず書き上げた再来週までの分は予約投稿を設定しておりますが、それ以降に更新が無ければウタハの推しかユズ推しに殺されたとでも思って下さい。

 

 

──────────────────────────

 

 

 

「ど、どうしよう…このままじゃ本当に先生と………」

 

「フフフ………セッ───」

 

「"やめないか!"」ペチペチペチペチ

 

「‼️アリス知ってます!今のは伝説秘技ケツドラムです!」

 

 

 

 

 

これはブライの在りし日の記憶…………どのようにしてこんな四行だけで混乱しそうなカオスな状況に陥ったのか………きっかけは極些細な数件のメッセージからであった。

 

 

 

 

 

ミレニアムプライスの特別賞を受賞した事により、()()()な部の存続が認められたゲーム開発部。そんなペラッペラの首の皮一枚で存続が許されたにも関わらず、新たな成果作りに勤しむ気配の無いゲーム開発部に、ブライはプライベートの時間にそれなりの頻度で遊びに行くようになっていた。

今日もその日であり、ブライはユズのスマシス全キャラVIPへの挑戦の記念すべき瞬間に立ち会う事が出来た。

 

 

 

 

「…………ふぅ。」

 

「………凄い。」

 

「"マジかよ…………やりやがったッッ!マジでやりやがった!"」

 

「おめでとうユズ!」

 

「おめでとうございます!」

 

まさか全キャラVIPの瞬間をこの目で見ることが出来るとは………最後の1時間ちょっとしか見れなかった事が本当に後悔しかない!!

 

「"いやぁマジで凄かった!怖いくらいにジャスガ入るし、なんつーか読み合いがやべぇ!ヒカリで空中ブンブンしてるだけで強くなった気になってた俺が恥ずかしい!つーかバースト弱者の使い方とか色々教えて欲しいわマジで!"」

 

語彙力が死んだ!

 

「す、すみません……それは…また……こんど……で………」

 

言い終えるとユズがその場で力尽きて倒れてしまった……。

 

「"ユズ?大丈夫か?"」

 

「頼みがあるんだが、連れを起こさないでくれ、死ぬほど疲れてる。」

 

知らぬ間にアリスが変な成長を遂げている気がする。

 

「ユズは3日間寝ずに潜ってたからね。」

 

「"…………なるほどな。"」

 

ゲーム開発しろよ。

 

「"まあ、何にせよユズが寝てしまった今、部室では騒げんなぁ。"」

 

ミドリはまだしも、アリスやモモイに黙るという気遣いは無いだろう………しかし、だからと言って寝ているユズの周りで騒ぐ事を容認する訳にはいかない……ならば出来る事は限られる。

 

 

ピコンッ

 

 

次に何をしようか考えていた時、不意にシッテムに通知が来た。送り主はウタハのようだが………誤字が多く次々と訂正できているようで出来ていない文章が送られて来た。

内容を要約すると「面白い武器が沢山余ったから好きな物をもらって良い。」との事だった。

 

 

「"………って事だけど、どうする?お前等の次回作の参考になるネタ武器があるかもしれんぞ?"」

 

「ネタ武器は出さないけど面白そうだから行く!」

 

「"TSC2にドリルは出て来たじゃん!!やり込み要素で良いから出してくれよ!"」

 

「ドリルはネタ武器じゃないよ!!」

 

動く敵相手にドリルで戦うのは十分おふざけでは?

 

「アリスも行きます!」

 

「私も行きます。」

 

満場一致だ、ネタ武器議論をしたい所だがそれはエンジニア部に行った後でも遅くないだろう。

 

「"じゃあ、行きますよ。真理男さん、類似さん、ホ……クソガキさん。"」

 

 

 

 

 

 

何と運が良い日だろう………ユズの偉業を見届けられ、面白武器も頂ける………その上ユウカと遭遇する事がないなんて!今ならガラスのシャワーであろうとも無傷で切り抜けられる気さえする。

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

相変わらずクソ広い筈なのに何故かごちゃごちゃしているエンジニア部に到着ッ!

 

「お邪魔します。」

 

「"来たぜウタハ!恋焦がれる者のように!"」

 

コンニャクを心太状にしながら音速で飛ばす銃があるだろうか?いやここはやっぱりアヒルの玩具を音速で…………うーん、シャベルランチャーくらいはあって欲しい。

 

「やあやあやあ!先生じゃないか!それにゲーム開発部の皆も来ていたのか!」

 

俺の声を聞きつけたウタハは妙にハイテンションでこちらへ向かって来ている………のだが。

 

「隈が凄い事になってる!」

 

「大丈夫ですか大丈夫ですか?」

 

ヤバいのは隈だけでは無い。ウタハの走って来た方向を見ればコトリとヒビキがリンボーダンスをしていた。きっとウタハも先程まで参加していたのだろう………皆良い狂い具合だ、これは期待できまくる。

 

「まさかこんなに早く来てくれるだなんて!いやぁ嬉しいねぇ。」

バシッ!バシッ!

 

「"お、おう。"」

 

来るや否や肩を叩かれた……いったい何徹したんだこの人ら……。

 

「ああそうだ!武器ならばあのセ…………倉庫の中にある、どれでも好きな物を持って行ってくれたまえ!」

 

「"マジで!?あのサイズの倉庫の中にあんの!?やべぇテンション上がって来たぁッ!"」

 

ウタハが指差す先にあるのはバカでかい倉庫。レールガンに7割を割いて尚あんな物を建てられる予算の多さが気になるところではあるが今はそんな事はどうでも良い。

レールガンがどれだけ高額であろうとも、あそこは俺にとってインタレスティングなワンダーランドに違いないのだから!

 

「それじゃあ先生、私はリンボーダンスの続きをしてくる!存分に楽しんでいってくれ!」

 

「"ありがとうな!"」

 

ウタハはコトリもヒビキも居ない様な、あらぬ方向へ走って行ってしまった。どうやらマジで限界が近いらしい。

 

「"良し行くか!!"」

 

「待って待って!あんなテンションで作られた武器なんて絶対危ないに決まってるよ!」

 

「私もそう思います………あそこまでおかしいエンジニア部は初めて見ましたし、日を改めて冷静に話しが出来るようになってから来るべきだと思います。」

 

チキン姉妹共め。

 

「危険なダンジョンには強い武器が隠されているのがRPGの鉄則です!」

 

「"「虎穴に入らずんば虎子を得ず」そして、追わなきゃ兎は得られない!二兎を追う者のみ二度兎得る事が出来るんだぜ!"」

 

「"ならば行くしかないだろ?"」

「ならば行くしかありません!」

 

実は俺達は本当に師弟関係だったのかもしれない。

 

「"引き返せる内は旅ではない、ラストダイブへいざ征かん!"」

 

「はい、師匠!」

 

俺とアリスは姉妹を置いて歩き出す。たかが武器を見るだけにどうしてそこまでビビる必要があるというのだ。

 

「この選択が後に悲劇を引き起こす事になるとは、この時のブライはまだ知る由もなかった……………。」

 

「"変なナレーション付けんな。"」

 

わざわざシナリオライターアピールでもしに来たのだろうか?

 

「"何?やっぱり武器が気になった感じ?素直じゃねぇなあ?"」

 

「えっと………先生とアリスちゃんを二人きりにするのは少し不安で………。」

 

「そうそう、絶対に何か問題を起こすだろうしね!」

 

モモイにだけには言われたく無い。

 

「"モモイ、貴様如きが俺の心配なぞ不敬であろう?頭を垂れよ。"」

 

「私だけ!?」

 

「"冗談だよ……3割くらい………でもまあ、あんだけ狂った奴等が作ったんだし、あそこには「魔剣 DXイフリー(とう) 影打」みたいな凡武器どころか「大根型両手剣(ベジタブレードR)」よりも面白い武器がある事は確実……ついてきて損はないと思うぞ。"」

 

「✨️魔剣!………良い響きです………✨️」

 

「DXに影打………何か全てが安っぽい!」

 

「でも気になる………。」

 

「分かる!」

 

「"誰も大根型両手剣には興味なしか!?"」

 

「ない!」「ありません!」「……………」

 

「"えぇ……大根型両手剣のが面白いのに……。"」

 

何か凄い食い付きだが実際のところ少し炎を纏う程度の残念な武器だ。初入手時には赤い刀身に心が躍ったが、その後もボロボロ拾うし、結局のところは直で焼き殺した方が確実に早いという事もあり、久しく取り出していない。

………葉っぱ部分がえげつない速度で回転する大根型両手剣の方が面白いに決まってる。

 

*1

 

「"まあ、武器探しが終われば見せてやろう。"」

 

敵の内臓やらを焼き切った回数よりも松明や火起こし用のマッチとして利用した回数の方が多い悲しき武器だがな!! 

 

「えー先に見せてよー………あ、靴紐解けちゃったから先に行ってて、すぐに追い付くから。」

 

「死亡フラグです!」

 

「"ちょっと武器を見に行くだけで死ぬ要素なんてないだろ?しかも紐結ぶだけだし、そんくらい普通に待つよ。"」

 

ゾンビ映画ならあり得るか?……キヴォトス人がゾンビになったら絶対ヤバいな……。

 

「先生、それも死亡フラグですよ。」

 

「"言われて見ればそうだな。"」

 

 

ブライは「死亡フラグの重ね掛けは逆に死なない」というクソみたいな情報を披露しつつモモイが靴紐を結び終わるのを待ち、再び倉庫へ足を進めた。

 

 

 

 

「「「「"おぉーー………。"」」」」

 

倉庫の扉の前に立つと自動で金属製の扉が開いた………別に自動ドアが珍しい訳ではないが、たかが倉庫に自動ドアって………しかも壁に収納されるタイプな上に、二枚目も三枚も続く訳だから尚更意味が分からない、徹夜テンションって怖い。…………まあ、見ている分にはそこはかとなくサイバー感があって良い感じだ。

 

 

「…………玄関?倉庫だよね、ここ?」

 

「"その筈だ。"」

 

計5枚の扉の先にはまさかの玄関………玄関の先にはまた扉……右手にトイレ………倉庫というには色々と妙だ。

 

「元々は休憩スペースに使うつもりだったんじゃない?色々作り過ぎて置けなくなってここに置くしかなかったとか。」

 

「"成程、確かにエンジニア部ならあり得そう、さすミド。"」

 

バカでかい倉庫故に休憩スペースも兼ねている可能性も無くはない。

 

「えへへ。」

 

何にせよ倉庫の謎も分かってしまえば何という事はない。靴を脱ぎ目の前の扉に手を掛ける。

 

「"Open Sesame!!"」     ガチャ

 

「………………?お宝は何処に?」

 

 

扉の先に見えたのは、横長9畳程の部屋と中心に置かれた長机と椅子やその他何処にでもありそうな家具、そして結構大きめのベッド……エンジニア部の誰かは知らないが大層寝相が悪いのだろう。

そして正面の奥には三枚の扉の扉があった。

 

「わぁ凄いね、ここ!ゲーム開発部の部室が無くなったら、みんなでこっちに移ろうよ!」

 

"私達の居場所"はどうした?ユズが泣くぞ。

 

「お姉ちゃん…………。」

 

「じょ、冗談だって………。」

 

「"お前が言うと冗談に聞こえねぇんだわ。"」

 

「せっかくだから私はこの中央の扉を選びます!!」

 

憧れは止められねぇ、マイペースというか天真爛漫というか、アリスはモモイの屑発言に一切の興味を示さずトレジャーハントに勤しもうとしていた。

 

「"まあ、待てアリス、開けるのはまだ早い。"」

 

「?…………!成程、モンスターハウスの警戒ですね!流石は師匠です!」

 

ワープ罠からのモンスターハウス脱出の方法が未だに分からん…………大抵部屋の中央に飛ばされて通路まで行けねぇし……。

 

「"そうじゃなくてな、丁度扉が3つあるんだし、少し運試しをしようと思ってな。"」

 

「運試し?」

 

「"ああ、お前等が1枚ずつ扉を選んび、武器の保管された部屋を引き当てた奴には、魔剣 DXイフリー刀を振る権利をやろうと思ってな。"」

 

 

「本当!?」「「本当ですか!?」」

 

 

「"勿論本当だ、存分に話し合うと良い。"」

 

 

「じゃあ私は────」

 

「アリスは────」

 

「そこは私が────」

 

 

ヨシッ!いい感じに食い付いた!

 

今の内にエンジニア部が使ったであろうベッドを………まずは枕だ、ヒビキのケモミミ……いったいどんな匂いが…まあ、鉄やら油やらそういう匂いだろうが、一般ケモミミ女性の髪や頭皮についていた物という事に意味が…………ん?

 

枕を手に取ってみて気がついた……この枕には匂いは疎か使用感すらまるでない。

 

バサッ

 

枕を使わない派の部員のみがこのベッドを使用していないのではないか?という一部の希望に賭けて布団を捲るもこちらも同様……クリーニングにでも出してしまったのだろうか。

 

 

「"はぁ…………。"」

 

思わず溜息をついてしまったが、俺はへこたれない!夢を光に、愛を届けに、不可能を可能に、不用意に胸を盛る絵師を冥界に、それこそが俺のモットー!ここで諦めてはいけない。

 

大事なのは発想の転換!匂うより匂わせれば良いのだ!そうと決まればすぐさま布団に……………入るのは少し待とう。

 

どうやら寝転がる前から寝ぼけているようだ………寝ようとベッドに腰掛けた所で、視界の端に意味の分からない一文を発見した。

 

それは入る時に気付かれないように手動で開けた扉の上の横断幕にデカデカと書かれていた。

 

 

 

 

◯ックスしないと出られない部屋へようこそ!

 

 

と………まあ、絶賛イカれ中のあいつらの事だ、多分ただの悪戯だろう。性技実演委員会しないと出られない部屋なんてあるわけないじゃないか。

 

 

 

ガチャ

 

玄関までの扉は開く……しかし、問題はここからだ。

 

「"俺はちょっと調べたい事がある、一旦ここを離れさせてもらうぞ。"」

 

「ん?どうしたの先せ……………へ?」

 

「え!!?嘘!」

 

「?」

 

どうやら背後の皆も異変に気付いたようだ。

 

そんな事に構わず俺は例の5枚の扉の前へ足を運んだ。

 

「"Open Sesame…………"」 

 

………………開かない。

 

「"川!"」

 

…………開かない。

 

「"開けろ!!ヴァルキューレ警察公安局だ!"」

 

……………。

 

「"無駄だよ。その扉は、私のどうぞという声にしか反応しないのだ"」

 

……………。

 

「"佐◯急便でーす……………。"」

 

…………マジで開かなくね?

 

 

 

 

「"開かナァァァァァァァァァァァイッッッ!!!!!!! 白石ーーーーッッッッッッッッ!!!! 開か無ぇぞ!"」

 

 

「ここからは私の推理になってしまうのですけど……おそらくここは…………しないと出られない部屋なんじゃないでしょうか?」

 

「"見りゃ分かるわ!つーかミドリまでボケ始めたら もうどうしようもないんですけど!?"」

 

 

 

 

 

 

 

「ようやく気付いてくれたようだね。」

 

 

天井の火災報知器らしき何かから声が聞こえ始めた。それも今話題の白石さんだ。

 

「"ウタハ………まさかお前に騙される日が来るとはな……"」

 

まあ、話せる状況にあるなら早いところ開けてもらおう。

 

「騙して悪いね、実はあの後リンボーダンスでは無くツイスターゲームをしていたんだ!………そして今は休憩中だ。」

 

「"……………それは制服で行っていますか?"」

 

「そこ重要!?」

 

「"馬鹿野郎、超重要だ。"」

 

いつもの服装であれば堂々とヒビキの尻尾をじっくり観察できるチャンスだ、重要に決まっている。

 

「多分そう、部分的にそう………因みに負けた人から1枚ずつ脱ぐという特別ルールで行っている。」

 

 

「"早く開けろおぉぉぉッ!"」

 

ドンドンドンドン!

 

「「…………………」」

 

背後から冷やかな視線を感じるがそれどころではない!

 

「開けるのは簡単だよ?あの横断幕に書かれている通りにすれば良いだけさ。」

 

「"馬鹿なの?"」

 

それしか言葉が見つからない………というか勃つのか?ゲーム開発部相手に?いや、勃ったとしてもヤるのは俺的にも世間的にも色々な意味でアウトだろ?

 

「ウ、ウタハ先輩!?流石にそれは……どうにかそちらで開けてもらう事はできませんか?」

 

「そうだよ!ミドリもこんな場所が初めてじゃ可哀想だよ!」

 

さらっと妹を犠牲にするな。

 

「お姉ちゃん!?何で私がする事前提なの!?」

 

「えっ?だってミドリは────」 トンッ

 

「お姉ちゃん………あなたは知り過ぎた………。」

 

恐ろしく速い手刀、俺でなきゃ見逃しちゃうね…………それはそうと、理由を聞いておいてこの仕打ちは多少同情する。

 

※首トンはガチで危ないので止めておきましょう。

 

 

「残念だけどその扉は一度条件を決めてしまえば室内で条件が達成され、ロックが解除されない限り書き換える事は不可能だ、巻き込まれてしまったゲーム開発部のみんなには本当に申し訳ない事をしてしまった………。」

 

まあ、確かに俺の誘いに乗ってしまったゲーム開発部は完璧な被害者だけど…………ん?

 

「"何かナチュラルに俺だけを殺しに来てない!?"」

 

「まさか、私達は科学が魔術を勝る瞬間を見たかっただけさ。」

 

声だけでの判断でしか無いが、悪気も悪意も一切感じない。

 

「"すまん、意味が分からない。"」

 

◯ックスしないと出られない部屋に男一人を閉じ込める等監禁や殺害以外の何ものでもないだろう。魔術や科学云々の関連性もだ。

 

「そうだね…………それはある時…具体的には4徹夜明けくらいの時に私達はふと考えた……科学と魔法……現時点ではどちらの方が優れているのだろうと…………それから私達は考えた、魔術に勝る方を………そして誰かがふと思い付いたんだ、「キヴォトス唯一の魔術師である先生の無力化、つまりは魔術を使った所で解決出来ない事象に巻き込む事が出来ればそれはもう私達の勝ちなのでは?」と…………その結果出来上がったのが、この「魔術師ぶっ殺しゾーン」だ!」

 

4徹目からこの倉庫を!?業者は別としても、いったい何日寝てないんだこいつら。

 

「"何がしたいのか分かったが、何でそうなったか分からん!………だが、残念ながら魔法の勝ちだ、この程度の扉なら何枚あろうが普通に壊せるぞ?"」

 

もう壊せるぞオイ!

 

「流石先生!さっそく─────」

 

「ああ、一つ言い忘れていた」

 

ミドリの言葉をウタハは遮った。俺もすぐさま扉を破壊する準備をしていたが、ウタハの口振り的にいつもの如く何かギミックがあるのだろう。

 

「先生が壊そうとしている休憩室の扉に埋め込まれた装置は条件付け次第でかなり応用が利いてね、一例でしかないが医者に行かずとも流行り病の保菌者や感染者を識別できたりする…………しかし、その設計図はセンブリ茶とオレンジのミックスジュースを吐いた時に間違えて使用してしまい、悲しくゴミ箱行きになってしまった………その現存する5台が失われれば社会にとっても、かなりの損失になってしまうだろうね。」

 

「"センブリ茶の時点でクソ不味いのにオレンジジュースなんか混ぜんな!!………クソッ!そんな重要そうなもん壊せるかっ!何かもう色々な意味で他の技術者達に謝れ!徹夜テンションで普通にやべぇもん作ってんじゃねぇよ!!"」

 

まさか精神的に壊せない様にしてくるとは………このサリエリ量産機!医者泣かせ!一生寝るな!やっぱ寝ろ!

 

 

ブライは先日のセミナー襲撃の被害総額をネルから聞いており、もしプライベートの時にやらかしていたら………と戦慄した記憶を思い返しブルっていた。今は完全にプライベート、そんな中エンジニア部の割と凄そうな新作を壊す度胸も財産も今のブライは持ち合わせいなかった………ならばやる事は一つ。

 

 

「"もう負けで良いからさっさと出る方法を教えてくれ!"」

 

敗北宣言………敗北宣言は全てを解決する!

 

「…………さっきはああ………言ったものの……救済そ………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

「え!?ウタハ先輩寝ちゃったの?」

 

いつの間にかモモイは復活していたようだ。回復が早い…流石キヴォトス人。

 

「"いやまさかな?……まさかな……………モモイがもう一回寝たらウタハが起きたりしない?"」

 

「ありそうですね。」

 

「どういう理屈!?」

 

「"とまあ、現実逃避も程々に……言っておきたい事は一つ…………救済措置を言う前に寝落ちは流石にダメじゃないか?コンプラ意識とかないの?"」

 

「それはそうなんだけどさ…………それで、救済措置があるのは分かったんだけど、これからどうするの?」

 

「"取り敢えず外部に連絡をとってウタハを起こして…………あー、ごめん俺の充電ねーわ。"」

 

念の為電源ボタンを長押ししてみたが反応は無い……俺とした事が………まさか充電を絶やすとは………ごめんアロナ、ニケは開きっぱなしでもスリープモードにならないの忘れてた………。

 

「あれぇ?私のは圏外になってる?」

 

「え?………あっ、私も…………アリスちゃんは?………アリスちゃん?」

 

部屋を見渡すミドリを見て初めてアリスがいない

事に気がついた。中央の部屋に戻り、至る所を観察した。そして、良く見れば真ん中のドアを誰か……多分アリスが開いたのか、何やら薄っすらとした紫色の怪しい光が隙間から漏れている。

 

「"…………あの部屋か?"」

 

「何か嫌な予感しかしないんだけど………。」

 

「でも行かなきゃ。」

 

どっちの気持ちも分かる。◯ックスしないと出られない部屋の別室、それも紫色の明かりが見える部屋等間違い無く碌なものではない。

 

「"…………じゃあ……開けるぞ。"」

 

スッ…………

 

 

 

部屋の中の光景に俺達3人はもう、何も言えなかった。

照明は外から見た時と変わらず間接照明的なアレがアダルティな雰囲気を演出し、部屋の中心には様々な拘束具とそれを入れていたであろうケースが散乱していた。

そして、左の壁際にはX字拘束やギロチン拘束、その近くに三角木馬…………右の方では片手にムチを持った女王アリスが妙にデカいベッドの下の物色していた…………。

 

「"あの〜………アリスさん?"」

 

「あっ師匠!!アリス、武器と大量の防具を発見しました!褒めて下さい!」

 

こちらの声に気付き、立ち上がりムチを振り上げるアリス……いやぁ~純真ですね!目を輝かせながらSM用の道具の発見を報告されるとは思わなんだ……………。

 

「"良くやったな、アリス…………取り敢えずこの部屋出ようか?"」

 

それが最優先………ただでさえゲームで義務教育を終えそうなアリスにとってこの部屋はあまりにも教育に悪過ぎる。

 

「師匠、武器や防具は装備しなければ意味がありません、ここで装備して行きましょう!」

 

「「「"いいえ"」」」

 

満場一致である。このゲーム脳共め。

 

「え、えぇ…………せ、せめて武器だけでも………。」

 

そうやって、すーぐ悲しそうな顔をするのは反則だと思います。

 

「"……………武器はどんなのがあるんだ?"」

 

最悪ムチとかなら良い。拘束具を装備する事に比べりゃ断然マシだ。

 

「ムチと棍棒と…………」

 

棍棒も長さ敵に多分手足を拘束する感じのアレだろう。俺も戦略的にそういう使い方をした経験はある。袖から袖に通すだけで割とお手軽だったりする。

 

「それとバトルアックスです!!」

 

というより、サイズ的に手斧だ…………。

 

「一つだけ殺意が高くない!?」

 

「アリスちゃん、危ないから一旦置こうか?」

 

「?……はい。」

 

「"……………それじゃね?"」

 

「「「???」」」

 

「"前2つに比べて手斧だけ何か変だろ?横断幕の最初の文字を伏せ字にしたのは普通にそれが脱出方法の一つだったからじゃね?"」

 

「ど、どういう事?」

 

先入観と偏見というやつだ。「◯ックス」という文字列だけを見てそういう行為しか頭に浮かばない変態は反省して欲しい。

 

「"言い方が悪かったな………ウタハは横断幕に書かれた方法でしか出られないと言っていた、しかし、救済措置措置があるとも言っていた………となると、扉の解放の条件付けは複数設定が可能である事は確実………"」

 

「"つまり、ここはアックスしたら出られる部屋なのかもしれない。"」

 

「「は?」」

 

「?」

 

「……………アックスするって何?」

 

 

──────────────────────────

 

 

自分が初めてプレイした不思議のダンジョン系は従兄弟から貰った空の探検隊でした。

去年久しぶりに、不思議のダンジョン系が遊びたくなったので、色々と検索した結果「風来のシレン良さそうだなぁ」とか思いつつも結局は性欲とゲーム欲に抗えずセール中だったまもけん2というインディーゲームを即座に購入しました。

結果、ショタ主人公がスライム系女子にMP(not意味深)吸い尽くされる光景に性癖を歪められました。後悔はありません。

 

結局何が言いたいかと言うと「ワープ罠からのモンスターハウスはクソ、マモノ娘最高」って事です。

 

 

 

 

 

それはそうと、何故ユズは毎回お留守番が多いんですか?と疑問に思う方が多いと思うので先に理由を書いておきます。

 

理由は簡単。ユズが恥ずか死する可能性があるからです。

 

私がパヴァーヌ2章や最終章はおろか白亜の予告状すら読んでないので未だにユズがどう喋るのかの会話データが少ないからです。

 

 

 

 

 

 

「どうせ名前を借りた誰かレベルにキャラ崩壊するんだし今更何気にしてんだ」とか「ならさっさと読めや」と思った方、正しくその通りです。

ちな、そのせいでそれなりのネタバレはくらった過去はありますが、放置していた俺が悪いです。✝クイアラタメも✝

 

*1
[DXイフリー刀]見た目は、ちょくちょく話に出てくる某死にゲーの「屍山血河」の様な感じです。気になる方だけググるが良い。

アンケート機能のお試しです。皆様はブルアカの最高レアリティの出る封筒は何封筒と言っていますか?

  • 紫封筒
  • 虹封筒
  • ピンク封筒
  • 百鬼夜行のピンク髪メカクレモブを実装しろ
  • ベアトリーチェはよく見ればシコリティ高い
  • いいからお前は全国のタカハシさんに謝れ!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。