透き通るような世界観に混じる逸般不純物! ネイビーアーカイブ 私のミスですか?   作:ゴジマツリ=ユーリエフ

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69.ブライアーカイブ

 

 

お転婆ナギちゃんが

公式設定だったぞぉーーーーッ!!!

 

 

そして、自分に課した週二投稿ノルマを達成できそうにないので、来週辺りにアヴァターラ長谷川かアグニ義久に改名します。

 

明日の19時19分に投稿が無ければそういう事です。

 

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ある所に、豊かな自然に囲まれ、多く人々が住み着き、活気溢れる山あいの町があった。

 

しかし、それは昔の話………そんな町で俺は、無計画に結婚して都会の方に移った馬鹿親父が受け継ぐ筈だった祖父の牧場を継ぐ事になった。

 

 

 

「小さな頃から苦労されていたんですね。」

 

「キヴォトスに来る前の先生は牧場主だったんだね、少し以外かも。」

 

「先生はあまり昔の話はしませんからね………ユウカちゃんは知ってましたか?」

 

「ブライ君が牧場主だったなんて……こんなの私のデータにないわ……。」

 

「"データキャラやめちまえ!後コタマ!録音止めろ……………続きを話すぞ。"」

 

 

 

 

実際、そこは町というのも烏滸がましく、俺が訪れた時の人口は片手で足りてしまう程に過疎っていた。だが、そこの人達は余所者の俺を温かく迎えてくれる優しい人達ばかりだった。

 

そんな町の片隅で牛やら野菜を育てて暫く経った頃、山の中を流れる川の付近で一人の女性と出会った。

 

 

 

「おお!遂に現れるんですね!」

 

復活しやがったか……。

 

「"はいはい、TNP悪いから茶々入れるの止めろ…………後正座忘れてんぞ。"」

 

「………はい。」

 

 

 

 

その女性の名はイロハ。風貌や出で立ちは大和撫子と言った感じだった。話を聞くに、イロハは鍛冶師になる修行をし、各地を転々としており、その過程で件の森では質の良い鉄が採れるという話を聞き、その森に立ち入ったそうだ。

 

だが、その町は限界集落より限界な場所、勿論宿屋なんて物は存在せず、イロハは困り果てていた。

そういう事ならと、俺は町長らしき役割を担っている人物に相談した。当然、限界集落に鍛冶仕事が出来る人物等はおらず、イロハの移住は快く受け入れられた。

 

質の良い農具の入手経路を得られた俺は舞い上がっていた。まあ、今にして思えば多分一目惚れだったんだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

「「あーーーーーーーー!!唐突なNTRにより脳が破壊されました。」」

 

実はコタマとユウカって滅茶苦茶仲が良かったりするのか?

 

「そういうのは寝てから言いなさい。」

 

お母さん!?

 

「で!それからどうなったの!?他にはどんな所を好きなったの!?」

 

「"はいはい、アプローチとかその辺ね。"」

 

 

 

 

 

それからというもの、俺は彼女の気を引く為に、牧場の仕事を終えた後に、山で綺麗な花を摘んではプレゼントをし、彼女がレンコンのはさみ揚げが好きだと聞けば、使える土地に作れるだけの水田を作り、レンコンの栽培を───

 

 

「重い重い重いですって!何ですか、この1つ目のアプローチと2つ目の落差は!ていうか、1つ目の方も人によっては大概ですよ!」

 

「そう?私は結構素敵だと思うけど?」

 

「ええ、私も悪い気はしないと思います…………それにしても、先生は案外尽くすタイプ何ですね。」

 

「かなり意外だよね。」

 

「もうダメだ私の先輩達!」

 

「まあ、今より………薬を飲む前よりも昔の事だし、年齢的にはあり得なくは無いと思う………良いかどうかは別として……。」

 

 

 

 

レンコンを栽培したり、鉱山に潜って産出部の一部を渡したり───

 

 

「待って!牧場主をやってた頃の話何だよね?何で鉱山が出てくるの!?」

 

「"え?牧場主なら鉱山にくらい潜るだろ?"」

 

「居るわけないでしょ!?」

 

「"いや、お前の所にもハッカー兼アーティストが居るだろ?"」

 

「それはそうなんだけどさ………」

 

「"はい、じゃあ続き行きます。"」

 

 

 

 

そんなこんなを繰り返して顔を合せる内に色々と彼女の魅力が見えて来た。

 

人目に気が付かない程楽しそうに琴を弾く姿や、男性に免疫が無く、話していると度々頬を赤らめる様な可愛い一面とは裏腹に、鍛冶場で鉱物に向き合う真剣な姿は俺にはとても魅力的に見えた。謂わばギャップ萌えというやつだ。

 

しかし、人を識るというのは、ただ明るく綺麗なだけでは無い。必ずその人の内に抱える悩みや苦悩に直面する事になる。

 

本当に良くある話なのだが、彼女の家は代々鍛冶師の家系であり、そんな家に生まれた一人娘の彼女は鍛冶師になる事が許されず、花嫁修業ばかりさせられて来たそうだ。

 

それでも彼女は夢を諦める切れず、家を無断で出て自力で鍛冶師になる為に各地を転々とし、修行を続ける最中で俺のいた町に辿り着き、俺の提案により町の住人になった。

 

だが、それがいけなかったのだろう。ある時、彼女の元に「帰ってくるように」との旨の手紙が届いた。勿論、差し出し人は彼女の母だ。きっと長く留まり過ぎたのだろう。そのきっかけを作ったのは紛れも無く俺だった。

 

 

「あ、あの〜〜もしかして、そこでヘタれて気持ちを伝え無かったとか言いませんよね?」

 

「"んなわけ、そもそもこのイベントは指輪渡さないと発生しないし。"」

 

 

「「「は?」」」

 

「"え?"」

 

怒気を含んだセプテットなユニゾンが反省部屋に響き渡る。誠にwhy?である。

 

 

「その………先生……先程のお話しは………。」

 

「"ああ、俺が初めてやったほのぼのシミュレーションゲームである、「牧場ストーリー 原初の大地」のヒロインであるイロハに初恋をした話だ。"」

 

「……………そうですか。」

 

「"あー、そうそう!恋愛と言えばさ!そのゲームのスピンオフ作品に出てくる音楽家のエルフのヒロインがさ!やべぇんだよ!一見、世話焼きで面倒見が良い「皆のお姉さん」って感じのキャラなのに、本当は誰よりも甘えたがりで、もう付き合った後のデレの威力がヤバくてヤバくて!デートの時なんかさぁ!"」(オタク特有の早口)

 

「取り敢えず先生がギャップに弱い事は分かったからさ!次行こ!次!」

 

「"あーー……うん。"」

 

やはりマキの様なクソガキには難しい話だったか。

 

「"じゃあノア………俺に殺意を覚えた事は?"」

 

「……………。」ニコッ!

 

「"無言でジュースに手を伸ばすんじゃねぇ!"」

 

 

 

俺の言葉を無視して、ノアはジュースを飲んだ。

それはそれで面白いものが見れる……等と考えていたが、ノアのポーカーフェイスは凄まじく、ジュースが口に入るその一瞬だけ、軽微に顔をこわばらせただけだった。

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

「また私に回って来てしまいましたね。」

 

「"そんだけ皆、お前に興味があるって事だよ、喜べ。"」

 

「質問したのは私と先生だけですけどね………。」

 

「"言うてまだ7回目だし、多い事には変わりないと思うぞ。"」

 

チヒロからコユキ、コユキからノア、ノアから俺、俺からコタマ、コタマから俺、俺からノア…………俺も大概な頻度ではある。

 

「ユウカちゃん………実はずっと気になってた事があったんです。」

 

「何?今更私に質問する事なんてあるの?」

 

おっ?互いの事は既に把握していると?つまりはキマシタワーというやつですかい?

 

「…………ユウカちゃんは、「ブライ先生」の事をどう思ってるんですか?」

 

ノアの発言で部屋の空気が一変した。何と言うか、皆、神妙な面持ちだ。

 

「い、いきなりそれ!?………そんな事聞かれても……困るんだけど……。」

 

何とも言いにそうな様子だ。まあ、クソ真面目なユウカだ、本来なら言いたい愚痴や不満も、本人の前なら自重すべきと思っているのだろう。

 

「でも、そうね………別に嫌いとかじゃ全然無くて………、いや、本人の前ではやっぱり…………」

 

やっと自称姉モードが解けたのか?

 

「"職業上、人に嫌われたり罵倒されるのは日常茶飯事だ、気にせずに何とでも言うが良い。"」

 

「先生……それマジで言ってます?」

 

「"悲しい事にマジだ、この前もシャーレを出前代わりに使おうとしやがったカスに電話越しに罵倒されたよ。"」

 

不幸にもその依頼者はその日の内に軽い襲撃にあってしまったようだが……いやぁ、偶然って怖いね。

 

「いや、そういう事じゃなくてですね………。」

 

「"どういうこった?"」

 

「うわぁ………ユウカ先輩かわいそ。」

 

やれやれとでも言いたげな呆れ顔だ。何かムカつくので、こいつが先に寝たら顔に濡れタオルを置いてやろう。

 

「"何でも良いけど、そのジュースの味は控え目に言ってゲロだ、お前は自分がそんな物を飲まない為に、「仕事の覚えが悪過ぎる」だとか、「成長性0!」とか日頃思ってる不満や愚痴を遠慮無く言えば良い、その為なら俺はどんな罵倒も受け入れよう。"」

 

勿論、改善するかは別問題。

そして何より、ゲロだ何だと言ったが、アレの中身の大半はエナドリである。

ユウカは今でこそ正気に戻っているが、いつ姉を自称しだすか分かったものでは無い。そんな奴にエナドリの集合体なぞ飲ませてなるものか。

 

「………そ、それじゃあ、1つだけ………。」

 

「"あっ、はい。"」

 

そう言われて1つで済んだ事無いんだよなぁ………。

 

「先生はもう少し人の心を学んで下さい!」

 

「"ハナコに似たような事言われたなぁ〜"」

 

人の事を考えたつもりになってる、独りよがりの自己満野郎的な事を。

 

「大体ですね、何でいつも重要場面に限って察しが悪くなるんですか!」

 

「"いやぁ、言葉で言わないと伝わらない事もあるすわ、俺は悪くない。"」

 

「それが出来ないから言ってるんじゃないですかね。」

 

そりゃそうだ。

 

「それにですね!毎回毎回、下げてから上げるのはなんなんですか!?」

 

ほーら、2つ目来た。

 

「"そりゃ、少しおふざけしたい複雑な男心というやつですよ………知らんけど………てか、いつしましたっけ?"」

 

意図的にやった事とか数える程しかない筈だが。てか、そっちの方が両者快く終われるパターンの方が多いし良くね?

 

「"まあ、どうで良いけど、長くなりそうだし次行こうぜ?夜は短しなんたらかんたらって言うだろ?"」

 

「何1つ分かりませんし、ゲームでの初恋を長々語った先生が言うんですか?」

 

「"語らせたお前の先輩に言え、それにな………あの世界がフィクションであったとしても、あの時の俺の気持ちは本物なんだ。"」

 

「何1つ格好良くないですよ。」

 

 

 

 

その後、マキが口を滑らせ、未だ知られざるグラフィティがばれたり、コユキが新たに持ち込んだ物品を聞かれてバイオ兵器を飲む事になったりと、他にも色々とあった。

 

 

そして、残るは後一杯。

 

飲ませるべきは、やはり安定のコユキか………ハレかマキでも良い。ビジネスパートナーのコタマさんはもう、ええでしょう。

 

とは思いつつも、今回の質問者はノアである。

 

「それでは、最後に先生に聞いておきたい事があります。」

 

「"はいどうぞ。"」

 

勝手に最後扱いしやがって………。

 

「先生はユウカちゃんの事をどう思っていますか?好きか嫌いかで答え、その理由を述べよ。」

 

感想を述べよ!!

 

「ちょ、ノア!」

 

「"国語の問題みたいだな……文字数制限あり?"」

 

「いえ、特にそのようなものはございません、思いの丈をぶつけて下さい。」

 

「"そうか。"」

 

「何で先生もノリノリ何ですか!答えなくて良いですから!」

 

「"答えないと俺がラストオブゲロを飲むハメになる…………それに、折角訪れた機会なんだから最大限に活用させてもらおうと思ってね。"」

 

やはりラストオブゲロという有終の美を飾るべきは、我がソウルメイトであるコユキ以外あり得ないだろう。

 

「「「おお」」」

 

何が「おお」だよ。ラストオブゲロがお前等に回ってくる可能性があるというのに呑気なものだ。俺の選択次第でゲロ飲ます事だってできるんだぞって事で

 

「"まずはアレだな、子供が好きなのは分かった………だからこそ接し方を改めろ、今のままでは子供に恐怖しか与えん、間違い無く、ギャン泣きからのガン逃げ確定だ。"」

 

なんなら俺がしてたくらいだ。

 

「………はい。」

 

 

 

「何か思ってたのと違うんだけど。」

 

「普通にガチ説教が始まっちゃいましたね。」

 

「先生もそっち側(子供好き)っぽいからね。」

 

 

「"だがまあ、欠点らしい欠点はそのくらいだ……一方的で申し訳無いとは思うが、お前にはキヴォトスに来てから、当番やら生活改善やら、数え切れない程助けられた……………まあ、つまりはそういう事だ。"」

 

これだけ言えば十分だろ。

 

 

 

「ねぇコタマ、先生ってもしかして」

 

「ええ、一部界隈ではその説が有力です。」

 

 

 

「"じゃあ次は────"」

 

「先生、重要な事を答えられていないようですが……。」

 

「"………ここまで言えば猿でも分かると思うんだが?"」

 

「言葉で言わないと伝わらない事もありますよ。」

 

「"どんな鈍感野郎だよ!猿以下じゃねぇか!"」

 

またはどうしょうもない思考放棄野郎だ。今生に救いの道は無いだろう。

 

「伝わる伝わらない以前に、そもそもがそういう条件ですので、嫌ならばアレを飲んで頂くしかありません。」

 

「"…………はいはい、ユウカの事は好きです、いつもありがとうございましたあっ!"」

 

勿論likeの方だ。likeの方だ!!日頃の感謝を声を大にして言ったまでだ。

 

「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

ゴロゴロゴロゴロ

 

「FOOOOO!!!」

 

 

ユウカは声を押し殺そうと両手で口を押さえながら仰向けに倒れたかと思えば、そのままゴロゴロと壁際まで転がって壁の方向を見つめている。

 

そして、コタマは今まで聞いた事の無い程にハイテンションである。コタマママも「マジかよこいつ」という感じの顔をしているし余程珍しかったのだろう。

 

「ふぅ……………子供状態でなければ即死でした。」

 

と、思えばすぐに落ち着いて、意味不明な事を言い始めた。

 

「"likeの方だからな?"」

 

「ふふっ……」

 

「"likeの方だからな!?"」

 

 

この後、壁際のユウカがヘイローが点灯しているにも関わらず、動かなくなった為、ゲームは終了した。残った一杯はやらかした四馬鹿が分担して処理する事になった。

そして、正座を解く事が許された四馬鹿の足は限界を迎えていたようで、暫く歩く事が出来なかったそうだ。

 

取り敢えずまあ、寝ている俺に襲撃を掛ける可能性がある者はリタイアした、これで今夜もくつろいで熟眠できるというものだ。

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

「"今日も元気で私も天気!ありがたいー!"」

 

着衣の乱れ無し!下半身の違和感無し!俺の貞操は守られた!本日もご安全に!

 

やはり子供に戻ったとて、この体にカフェイン爆弾は効かないかようで、ユウカが動かなくなって暫くして、安心のあまり寝てしまったらしい。それでも無事に朝を迎えられたのでオールオッケー!

 

「この部屋に窓はありませんけどね。」

 

「"気分的な話だ、お前がもうちょっとお利口さんなら太陽も拝めただろうけどな。"」

 

開閉可能な窓がありゃワンチャンダイブで終わったものを………こいつには本当に苦労させられた。

 

「"だがまあ、これで終わりだ………コユキ、早いとこ扉を開けてくれ。"」

 

「待って下さい!」

 

「"とうしたノア?時間的にも日は昇ってる筈だし、もう帰って良い筈だろ?"」

 

「いえ、それは出来ません………銃弾飛び交うキヴォトスで今の先生が一人で出歩けばどうなるのか、良く考えて下さい。」

 

「"…………余裕で死ぬな。"」

 

少なくとも二桁は確実に。

 

無事に帰れるように少し考えよう………

まずは連邦生徒会に迎えを頼む場合………アホやらかした上にアホな状況を作って尚、リンにヘリのチャーターを頼む………確実にブチギレられる。

C&Cに頼む場合…………ただでさえ相手になると怖いアスナに魔術の制御が完璧でない状態で接するとなると、玩具にされる可能性あり………そもそも奴等はミレニアムの最高戦力、そんなにヒマじゃないだろうし、依頼料が必要とあらば、オサイフ・オブ・ザ・デッドになる事間違い無し。

 

と、なれば便利屋か?美味い!早い!安い!基本的にヒマ!で有名な便利屋68なのか!?

 

「"まあ、安心しろ、ノア……俺には頼れる護衛役に覚えがある………若干1名、対応をミスればヤバいが……。"」

 

残念そうな顔をするノアの前でシッテムを取り出し、便利屋の事務所の金………黒電話の番号に電話を掛ける。

 

「あらあら、出ないようですね?」

 

………が、出ない!やはり朝の6時30分では早すぎたか?………しかし、事態は急を要する、寝ている所に電話を掛けるのは心苦しいが、アルの個人用の番号に電話を掛ける。

 

 

料金は割り増しするから許してくれ!

 

そんな事を思いながら、大体7コール程鳴り終えたその時──

 

 

 

「誰なのよ!こんな時に!!」

 

 

電話口で怒鳴り散らすアルが出てくれた。

 

「"こんな時間にすまん、俺だ。"」

 

「本当に誰なのよ!?」

 

「"俺だよ、ブライだよ!名前の登録してねぇのか……あー、そっか!"」

 

「先生?えっ?先生!?」

 

そういや、そうだ、俺はショタ化した事で声が高くなっていた事がすっかり頭から抜け落ちていた。そりゃ分からんわけだ。

 

「"取り敢えず、依頼の話を─────"」

 

ドカアァァン!

 

耳を劈くような爆発音が響く…………しかし、こちら側の景色に一切の変化はない………。

 

「"なあアル………もしかして、潜入ミッション中だった?"」

 

良く聞けば、電話の先からは4人の足音が聞こえる。作戦は失敗したのだろう……多分俺の電話のせいで………いや、俺のせいか?

 

「……………。」

 

「"何でスマホをサイレントモードに設定してないの?"」

 

「…………それ、さっきカヨコにも言われたわ。」

 

「"そうか………依頼は明日にしよう………今日は頑張って逃げて、ゆっくり休んでくれ。"」

 

「逃げるんじゃないわ!戦略的「"はいはい。"」

 

便利屋もダメかぁ………。

 

 

「先生、私に良い考えがあります。」

 

「"却下。"」

 

「良い考えがあります!」

 

「"却下だ!"」

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

現在、ノアの善意によりC&Cを護衛に付けてもらい、ブライはシャーレの元まで戻ってくる事ができた。

 

 

 

「"行かないでくれ姉貴!俺、姉貴が居ないと生きていけない!"」

 

「誰が姉貴だ!てめぇの姉になった覚えはねぇよ!」

 

「でもリーダー、満更でもなさそうじゃない?」

 

「うるせぇ!んな訳あるか!」

 

口ではこう言うものの、身体は正直だ。ネルが姉貴と呼ばれた時の口元の緩みを俺は見逃していない。

いつもアリスやアスナにチビ扱いされている程ドチビなネルにとって、自分より小さく、姉貴と呼んでくれる様な人が居らず、新鮮だったのだろう。

それはそうと………俺は今ピンチである。

 

「"じゃあカリン!いえ、カリン様!私は今日からカリン様専用の足置きになりますのでどうかっ!"」

 

「それは先生の趣味だろう!?…………それに、話を聞く限り自業自得なんじゃないのか?」

 

「"…………はい……そうです。"」

 

が、それは諦める理由にはならない!!!

 

「"って事何ですけど…………どうにかなりませんか?アカネさん?"」

 

「申し訳ありません、守秘義務の為、詳しい内容は言えませんが、この後依頼がありまして、要望にはお応え出来ません。」

 

「"そっかぁ…………無理かぁ。"」

 

「先生!私は?私は!アスナちゃんの事忘れてない?」

 

「"忘れてないよ。"」

 

候補に入ってないだけだよ。

 

「先生が私を選んでくれたら〜、これから先生の事は「ご主人様」って呼んじゃおうかな?」

 

「"マジですか!!?"」

 

爆乳ギャルメイドに「ご主人様」呼びされるとか、いったい俺は前世でどんな徳を積んだんだよ!

 

などと考えていると、ネルの姉御はアスナの手首を掴んで引っ張り始めてしまった。

 

「ちょっと食い付いてんじゃねぇ!!お前も仕事があんだろうが!ほら、さっさと行くぞ!」

 

「"あっ、ちょっと待って!"」

 

「カリンの言う通り自業自得だ………つーことで、会計、後は頼んだからな。」

 

「"やだぁ〜!ネルの姉貴がいい!"」

 

「いつまでも我儘言ってないで行きますよ、先生!お着替えだってまだなんですから。」

 

そして、C&Cとは別にノアの悪意(?)により「小さい先生のお世話係」のユウカがアンハッピーセットとして付いて来ていた。

 

俺も姉は名乗ら無くなったが不審者に手首を掴まれ引っ張られ始められていた。

 

「"助けてーー!マジで助けてポリスメン!ちょ、マジで手を離せ!"」

 

 

 

 

「お断りします………因みに今日の先生の服はセーラー服です。」

 

『お揃いですね、先生!』

 

「"いやじゃあああぁぁぁっ!"」

 

少年は抵抗虚しくシャーレへと引きずられ、青く澄み渡った空へ響いていた声もすぐに消え入った。

 

可哀想なブライ…………ひとえにテメェが弱いせいだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

セミナーは暇なの?暇な訳あるかい!!

 

 

 

正直、名前被りだからという理由でブライ君の初恋相手をイロハさんに選びました。

 

因みに、元ネタのゲームで幼き私が初周に攻略したのは、新聞配達員のティーナさん、次周はハーブティーで堕ちるチョロインのユーリさん、3周目にクズ鉄投げとけば堕ちる例のチョロインのイロハさんでした。

 

 

そして、攻略完了後は、コスパの良さから山で拾った毒キノコ焼いてを攻略対象と子供に振る舞うとんでもないサイコパス旦那と化していました。

 

まあでも、焼けるようにした開発者が悪いよね(責任転嫁)

 

アンケート機能のお試しです。皆様はブルアカの最高レアリティの出る封筒は何封筒と言っていますか?

  • 紫封筒
  • 虹封筒
  • ピンク封筒
  • 百鬼夜行のピンク髪メカクレモブを実装しろ
  • ベアトリーチェはよく見ればシコリティ高い
  • いいからお前は全国のタカハシさんに謝れ!
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