透き通るような世界観に混じる逸般不純物! ネイビーアーカイブ 私のミスですか?   作:ゴジマツリ=ユーリエフ

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8.アル、一発ヤラせてくれ!

 

ブルアカユーザっていつもそうですね…!アル様のことなんだと思ってるんですか!?

 

──────────────────────────

 

 

俺がアビドスを去った時の為 とは言ったが目的は他にもある。

 

俺はまだあの時、本能的感じた小鳥遊ホシノへの恐怖の正体、そして、短時間で岩壁を砕いた手段も知りたい。

 

グレネード祭りやゲロ祭りで碌に戦闘を見る事が出来ず仮説を立てる事しかできなかった。

 

仮説

 

①銃にえげつない改造を施している。

 これだったら俺はただのチキン野郎だ。

 

②ホシノは壁を素手で壊せるピンクゴリラ。

 そんなの居る訳ないじゃんね☆

 

③実はホシノも魔法が使える。

 何かしらの事情で秘匿していた。

 魔法をボンボン使う俺に当たりが強いのはそういう理由

 かもしれない。

 

 

 

何にせよ、見ない事には分からない。

 

 

 

 

 

──────────────────────────

戦闘中

 

 

 

長い…

 

 

日が傾き始めたが、防戦一方って感じだ。

こんな治安がクソな世界で便利屋で生計を立て…れていないようだが…何とか生活出来ている存在だ。弱い筈がない。

 

何かデカい事が起きない限り、勝てはしない。今はもう校庭まで攻め込まれている。人数差が有るにも関わらず、これだけやれるのは頑張った方だろう。

 

 

 

そして見ていて分かった事がある。

便利屋の名前だ。社長はアル。課長はカヨコ。室長はムツキ。平社員(仮)はハルカと言うらしい。アロナにも便利屋を調べてもらったので間違いない。

ハルカの場合は平社員というよりアル様教の信者と行ったほうが適切だ。

 

ムツキは投擲型の爆弾魔。爆弾による動きの牽制がかなり厄介。色々と小さいので、爆弾の詰まった鞄とクソデカい銃を捨てれば、機動力が上がり更に厄介な相手になりそうだ。色々と小さいので…

ハルカは設置型の爆弾魔。対人ゲームをやる上で最高に楽しい役職だ。

ムツキが動きを制御して、ハルカの仕掛けた爆弾の上に誘導している。

 

ハルカの戦闘スタイルはもう一つある。ショットガンぶっぱの突撃。

信仰に狂った奴は本当に面倒だ。命じると後先考えず何でもやる。命じずとも勝手な解釈で無茶苦茶な手段でも躊躇わず行う。例に漏れずアルを信仰するハルカも被弾など気にせず道を切り開く。できれば敵には回したくないタイプだ。

 

 

カヨコ、コイツはヤバい。便利屋の頭脳担当なのだろう。便利屋の戦闘の指揮を担う。それに加え、前線で格闘を交えた銃撃を行う。正直目茶苦茶格好いい。

ゲームならラスボスよりも強い奴。ラスダンより二つ程前のダンジョンに居るタイプのボスだと思う。

 

 

 

 

そんな相手と戦っているにも関わらず、ホシノは多分本気を出していない。盾を投げ捨ていれば既に決着は付いていたのかもしれないのに、仲間を守る事に徹している。

実力隠しおじさんめ!

 

 

 

そして、便利屋68社長 アル…こいつが一番面白かった。

ポンコツ感溢れる言動も勿論そうだが、戦闘能力が普通高い。片手狙撃とかいう魅せプもできる。

その上、コイツが撃つ弾丸は稀に着弾して少し後に爆発する。逕庭拳って感じのやつだ。

見た感じ放たれる弾に差異はない。

シッテムの箱が弾道屈折の機能を持っていた件もあった…やはりキヴォトスに魔法は存在するのかもしれない。

 

 

      キーンコーン

                カーンコーン

 

 

 

 

 

 

いやマジで長いなこの戦い!もう放課後だぞ……

 

 

「っしゃ〜!定時ィー!」

 

「終わりっ! 閉廷!……以上!みんな解散!」

 

「そろそろ蕎麦喰わないと死ぬぜ!……死んだぜ!」

 

 

定時になったようで下請け傭兵共達が帰って行く。

残業なしの素晴らしい職業だ。

 

「は、はあ!?ちょっと待ってよぉ!」

 

HEYHEY アルちゃんびびってるぅ

 

「まだ帰っちゃダメ!!」

 

「………」

 

「こりゃヤバいね。どうする?逃げる?」

 

これにはメスガキも苦笑い

 

「あ…ぅぅ…これで勝ったと思わないことね!撤退するわよ!」

 

判断が早い! +68点

実行不可能  −810点

 

「"まだ聞きたい事があるんだけど?"」

 

このまま逃してやるつもりは無い。

便利屋の退路にアビドス校舎の二階程の高さの岩壁を設置する。

 

「戦わないんじゃ無かったの?」

 

カヨコが銃を向けながら問いかけてくる。残念ながら素敵で無敵な無法な魔法使いに対して、その程度の脅しは挨拶にもならないぞ。

 

「"介入しないと言った【この戦い】は終わっただろ?アビドスの勝利条件は学校を守ること。便利屋が撤退を選んだ時点でアビドスの勝利。そういう事だから…"」

 

 

  バァァン!

 

「敵ですね 殺します」

 

ハルカがこちらにぶっ放した後に宣言する。

「ブッ殺す」と心の中で思ったならッ!その時スデに行動は終わっているタイプの人だ。

これにはプロシュートの兄貴にもっこり。

お前をマンモーニという奴は誰もいねぇ……だが……

 

「"待ってくれ!戦う気は無い。ちょっとお話したいだけなんだよ!ほら、銃降ろしてくれよ!頼むよぉ"」

 

危ねぇからノータイムぶっぱはヤメロぉ!

 

 

 

 

 

 

「……依頼人についてなら答える気は無いわ。」

 

出来たてホヤホヤの岩陰に隠れているから状況はよく分からないが話に応じてくれるのだろうか?ありがと社長。とりま平社員に銃を下ろすよう指示してくれると助かる。

 

「"あー、それについて聞く気ないよ。超聞きたいけど"」

 

誰かを雇ってまでアビドスを潰したい奴が居る。

これだけでもかなり大きな情報だ。

 

「何でよ先生!」

 

セリカ様がオコだ。怒りを露わにして詰め寄ってくる。

説明…大事…俺、覚えた

 

「"依頼人がとんでもない権力者だった場合、ここで話せば口封じとして便利屋が死ぬ事になるかもしれん。俺達が間接的に人を殺してしまう可能性がある訳だ。"」

 

セリカも他アビドス生達も悔しそうだが理解はしてくれている。

襲撃を命じた奴を潰さない限り、いつやって来るのか分からない襲撃がいつまでも頭をチラつく事になる。もどかしく思う気持ちは分かる。

 

 

 

「あはははは!岩に隠れながら真面目な話してる〜。」

 

何この子?分からせたい

 

「お気遣いどうも。ハルカも銃を降ろして。」

 

ありがとうございますカヨコ様。

 

 

さて…3秒数えたら岩陰から出よう。

…3.2…1……1…1………1

 

「"なぁセリカ、本当に銃降ろしてる?"」

 

出来る限りの小声でセリカに問いかける。

 

「大丈夫よ」

 

小声には小声で返して頂きたい

 

 

よし!

「"いきなり質問なんだが、社長。着弾後に爆発する弾丸はどういう仕組み?端から見ていても使用している弾に違いは無いようなんだが…"」

 

勢いよく立ち上がり、オタク特有の早口で質問を行う。

 

「それは、その…企業秘密よ!」

 

まぁ手の内を簡単に明かす奴は居ない。だが、どうしても知っておきたいのだ。

 

「"俺だけで良いから教えてくれよぉ。あの超格好いいやつをよぉ〜"」

 

じわじわとアルに距離を詰めて行く。

せめて銃と弾丸を調べるくらいはしたい。

 

「"言えないなら一発ヤラせてくれよ。金なら…"」

 

「死んでください死んでください死んでください死んでください死んでくだ「ハルカ、ストップ。先生もちょっとは言い方を考えて。」

 

 

「これにはムツキちゃんもドン引きだよ」

 

 

クソッ!何が悪いか分からねぇ!でも取り敢えず謝っとけ!

 

「"ごめんなさいでした!本当に爆発する弾について知りたかっただけなんですぅ!変な意味は一切ありません!"」

 

ふぅ~ 日に照らされた砂が額ついて暑いぜ!

引き止めおいてアレだけど何かもう帰って欲しいぜ!

 

「……………」

 

勝手に顔を上げると、アル様は何やら難しそうな顔で考えている。やはり対価が必用か…

 

「"分かった。取り敢えず万札だ!これで良いものでも食ってくれ。"」

 

財布から万札を出し、便利屋達に見せる。

お金が全てではないが、全てにお金が必要だ。

マネーイズジャスティス

 

「いいんじゃない?アルちゃんが金遣い荒いせいで今お金ないんだし。」

 

万札一枚で?……もしかしてそれ程大切な情報ではないのか?

 

「ええ、でも………。」

 

やはりまだ足りないか…ならば…もう一つ

 

「"レヒニッチ写本も付ける!"」

 

「………ぐっ」

 

良い反応だ!クラフトチェンバー様々だ!

 

「そんな物貰っても読めないでしょ。」

 

やめろカヨコ!社長がちょっと欲しがってただろ!

…3個か?3個ほしいのか?イヤしんぼ共め!! ……これは…とっておきを出すしかない

 

 

 

 

 

 

「"…これは、迷宮の奥地に眠っていた宝物だ。"」

 

嘘では無い。キモい石ころだけで、ご立派ァな角や爪の一つも落とさないダンジョンのカス共を倒しまくってようやく手に入れた正真正銘のお宝だ。

 

 

 

「"鈍器としても使えるサイズの龍が巻き付いた剣だ!こいつもつける!"」

 

それなりに使えるお気に入りだったが、仕方ない。これからは別のを使えばいい。

 

「「「絶対要らない(要りません)」」 」「いる!」

 

こいつの価値が分かるとは…流石、人の上に立つ者!

残念な事に、社員共はこいつの価値が分からないようだが

 

「"交渉成立!話してくれ!"」

 

「その……のよ…」

 

デケェ声出さないと聞こえねーよ!!!!陸八間アル!!

 

「"ん?"」

どうした社員、口ごもっているぞ!今更言えませんはやめろよ?

 

「…分からないのよ!どうやってやってるか!」

 

「"そう来たかぁ〜…"」

予想外の返答が帰って来た。ポンコツ社長の必死の訴えだ。多分本当なんだろう。演技とかできそうな人じゃないし

 

「何か、その、気合を込めたら爆発するのよ!」

 

「ひゅーっとやってひょいって感じなの!ひゅーひょいっ。分からないかしら?」

 

逆に質問されてしまった。

説明で擬音を使わないで頂きたい。

 

 

「"…そうか……ありがとう。聞きたい事はそれだけだったんだ。引き止め悪かったな。"」

 

多分本当にこれ以上の情報を便利屋は持っていない。

色々と失って得た情報は(ひゅーひょいっ)だけだった。

虚しい、全ては虚しい……

 

その後、任務に失敗したにも関わらず、龍の巻き付いた剣を嬉しそうに抱えながら帰宅する社長の姿があった。

 

 

 

 

結論から言うとキヴォトスにも魔法か、それに近しい物は存在する可能性がある。

今回の場合は使用者がそれを自覚していないだけ。確証はないが小鳥遊ホシノはそのタイプなのかも知れない。…断じて俺はチキンではない。

 

 

 

 

 

 

「困りましたね…妙な便利屋にまで狙われるとは…一体なにが起きてるんでしょうか………皆さん、お疲れ様でした。帰還してください。」

 

 

帰還したが時間が時間だったので特に何も無く解散した。

 

 

─────────────────────────

次の日

 

 

 

 

今日は借金返済の日らしい…

 

「お待たせしました。変動金利等を適用し、利息は788万3250円ですね。カイザーローンとお取り引き頂きありがとうごさいます。」

 

取り立て人が乗ったトラックが走り去って行く。

聞いていた通りの金額…俺がリンに集った金額よりも高い…勿論シャーレの給金よりも断然高い……

…いや、それより悪徳企業ってカイザーかよ!超大企業じゃないか。

 

「今月も何とか乗り切ったねー。」

 

「"……………"」

 

「…完済まで後どれくらい?」

 

「309年返済なので…」

 

「言わなくていいわよ!正確な数字言われると更にストレスがたまりそう…」

 

俺は嫉妬で狂いそう!

 

「何故現金でしか返済を受け付けないんでしょうかね?」

 

「"………"」

 

「先生、あの車は襲っちゃ駄目だよ。」

 

「"分かってる"」

 

俺より先に言うべき人がいるだろ?シロコとかシロコとか

 

「まっ、とにかく教室に戻ろうよ」

 

─────────────────────────

 

 

「全員揃いましたね。一つお話したいことがあります。セリカちゃんを襲ったヘルメット団の黒幕についてです。」

 

やはりヘルメット団も傭兵だったようだ。弾数が少ない事を把握していた時点で怪しくはあった。多分便利屋と同じ奴に雇われている。

 

「先日の戦闘で手に入れ武器を解析した結果…現在では売られていない型番だということが判明しました。」

 

「もう生産されてないって事?」

 

毎日銃をぶっ放してそうな連中だ。そんな品を壊さずにあの日まで使い続けられる筈がない。武器の支援までするとは、アビドスを本気で潰したいようだ。

 

「その通り。そして、それを手に入れる方法はブラックマーケットしかありません。」

 

「ブラックマーケット…とても危ない場所じゃないですか。」

 

「"穏やかじゃないですね"」

 

すまん。キヴォトスで危険じゃない場所を知らん

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルメット団を仕向けた黒幕について探るため、

我々アビドス一行はブラックマーケットの奥地へと向かった

 

 

 

──────────────────────────

ブラックマーケット

 

 

 

名前の割にかなり賑わっている。連邦生徒会の手の及んでいないエリアとは思えない。

 

 

 

 

 ダダダダダダダダダダッ

 

 

 

「銃声だ。」

 

 

だって、連邦生徒会の手の及んでいるエリアも、こんな風に毎日銃声が鳴り響いてる訳だし。

 

「ま、まずいですよ!ついてこないでくださーい!」

 

不良に追いかけられている一般生徒がこちらに向ってくる。いや、ブラックマーケットにいる時点で不良確定だ。

 

「あぶっ!………ごめんなさい」

 

「大丈夫?」

 

シロコと一般生徒がぶつかる。よく見ればキモい鳥のリュックを背負っている。俺が出品したキモい鳥よりは幾分か顔色が良さそうだが…やはりキモい

そんな事を考えていると不良がこちらへ向って来る

 

「何だお前等?どけ……結石の錬金術師ッ!?」

 

そいつが切り裂くのは遠い日の思い出では無い。尿路だ。

 

「逃げろぉぉ!!」

 

なぜだか不良達は全力で走り去って行く。

 

 

 

 

 

「"何か知らんが助かって良かったな。"」

 

キモい鳥の狩猟を終えて、現在運搬中の不良少女に話かける。

 

「ありがとうございます。結石の錬金術師さんが居なかったら、学校に迷惑を掛ける所でした。」

 

「"…………"」

 

おっと、こいつも連邦生徒会長と同じ病を…

 

「?ヘイローの無い白髪の男の人。あなたが尿管結石の錬金術師さん…ですよね?」

 

「"………………………………"」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

分かっていた。分かっていたんだ…不良達が俺を見て叫んでいた事を………

 

 

 

考えてみてほしい

災厄の狐 全知 狂犬 純黒の悪夢(ナイトメア)

尿管結石の錬金術師

俺の二つ名だけこんなにダサいのは不公平じゃないか?

 

便利だからといって岩ばかり使いすぎた事に今は後悔しかない。氷や炎は火傷したら可哀想だろ?仕方ないだろ?

 

 

「"因みに…それを何処で?"」

 

「あはは…キヴォトスの不良の間でかなり噂になってまして………」

 

 

尿管結石生成する!と脅し続けていたんだ。残念ながら当然だ。だけど…仕事を減らす為に仕方なかったんだ…

 

 

 

 

 

 

まぁ、自分では碌にやってないけど…

 

ていうか、シャーレの先生より先にそっちの呼び名が出てくるのはどうなの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この後、少し気になってキヴォトスの都市伝説に関するサイトを覗くと「妖怪 結石男」という比較的新しいページがあった。

 

 

 

 

 

・妖怪 足舐めハゲ

 

・オタクに優しいギャル

 

・太ももおばけ

 

・砂漠のお宝

 

・横乳呼吸をする女

 

・パンちゃん 【グロ注意】

 

・水着の徘徊者

 

・G.Bible

 

・四十路過ぎの赤い生徒会長 【グロ注意】

 

・わっぴ〜!の意味 【閲覧注意】

 

・エンドレス総決算

 

・妖怪 結石男 new

 

・横に落ちる変態達 new

 

 

──────────────────────────

 

オタクに優しいギャルは存在しない。

オタク"にも"優しいギャルは存在した。

 

アンケート機能のお試しです。皆様はブルアカの最高レアリティの出る封筒は何封筒と言っていますか?

  • 紫封筒
  • 虹封筒
  • ピンク封筒
  • 百鬼夜行のピンク髪メカクレモブを実装しろ
  • ベアトリーチェはよく見ればシコリティ高い
  • いいからお前は全国のタカハシさんに謝れ!
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