稚拙な文章ですが最後まで見てくれると嬉しいです。
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転生初日を終え、とうとう2日目。
ついにアビドス高等学校に入学する日である。
(ドキドキするなぁ……)
今、俺は入学式(もどき)をする会場である教室のドアの前にいる。
早く入れと言われそうでもあるが、普通にドキドキするのだ。誰しも入学式は大なり小なり緊張はするだろう。
(…いや、緊張して失敗するなんて考えても意味無いか)
パシッと両手で頬を叩き、覚悟を決めてドアに手を掛ける。
「失礼しまーす!」
ガララッと勢いよくドアを開け、最初に視界に入ったのは、ブルアカでよく見たアビドスのメンバー………
ではなく、見覚えのないピンク髪の少女だった。
はて、こんな生徒アビドスにいたかな?と疑問に思ったが、まあ原作開始時点とは時間がずれているんだろうなと考え、すぐに自分のものであろう席に着いた。
「えぇっと、とりあえず自己紹介する?」
「…そうですね。まだ先輩が来ていないみたいですし、一足先に自己紹介しましょうか」
「俺、帆慢エンビ。これから3年間よろしくな」
「小鳥遊ホシノです、3年間よろしくお願いします」
(へぇ~、小鳥遊ホシノかぁ~。小鳥遊ホシノ………)
え? 小鳥遊ホシノ!? あのホシノ!?
「………」
「どうしたんですか? 私の顔に何か付いてます?」
(え、この鋭い眼光してる子があのいっつもうへうへ言ってたホシノ!? 2年間で一体何があったんだ………)
思わずびっくりして目が点になる。
「………」
「あの、大丈夫ですか? 表情固まってますけど…」
「…ん? ああ、いや、なんでもない…ところで、もしかしてホシノって姉妹とかいたりする?」
「? いえ、いないですけど…」
ああ、じゃあやっぱりこの子が原作に出てきたホシノなんだ。
………そういえば、Vol.2に一瞬だけ過去のホシノのスチルが出てきてたな…思い出してみるとそっくり。
「改めて、これからよろしく」
「はい、こちらこそ」
そう言い、俺たちは握手し合った。
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数分ほどお互いのことを話していると、先程俺が入ってきたドアが再度開かれる。
「ごめん、遅れちゃった! おはよーございます!」
元気な挨拶をして入ってきたのは、こちらもまた見覚えのない青緑色の髪色をした少女。
「いやー、今年は新入生が2人入ってきてくれるとは…私感激で泣いちゃいそうだよ!」
「そ、そうですか…ところで、名前は…?」
「アビドス高等学校の生徒会長で三年の梔子ユメだよ、これからよろしくね!」
「俺は帆慢エンビです」
「小鳥遊ホシノです、よろしくお願いします、ユメ先輩」
「よろしくね、エンビ君、ホシノちゃん! 早速なんだけど、入学式……はこの人数じゃ盛り上がらないし、うちの学校の説明だけ簡単にするね」
盛り上がるか否かで入学式ってやるもんなのか? エンビは訝しんだ。
「まず、知っての通りだけどうちの学校の生徒はここにいる3人だけ。教員も事務員も清掃員なんかもいないから、授業はBDを流して勉強するよ」
「3人だけ?」
原作だとホシノが三年生だったから、ホシノより歳上の生徒は卒業してるから分からなかったが…
「うん、三年生は私以外はもういないし、二年生に至っては0人だよ」
「そう…なんですか、大変でしたね」
「うん、それはもう大変だったよ…借金の返済も1人だと全く進まなかったし……あ、話を戻して「借金ってなんのことですか?」」
ホシノがユメの『借金』という単語に食いつく。
「あー…これは最後に言おうとしてたんだけどね、うちの学校には…うん、かなりの額の借金があるんだよね…」
「どのくらいの額なんですか?」
「ざっと……9億円だね」
「!?」
「厳密に言えば9億9100万円だね」
「!?!?」
「ホシノ落ち着け、顔が宇宙ネコになってる」
(まあ、やっぱりアビドスといえば多額の借金だよなぁ…)
「エンビはあんまり驚かないんだね?」
「まあ…金額が現実的じゃなさすぎて実感が湧かないだけだ」
俺はブルアカ本編を知っているからあまり驚いていないが、もし何も知らなければ、それこそホシノのように驚いただろう。
「それで、返済のペースはどうなってるんですか?」
「毎月利子を返すのもやっとなんだよね…お恥ずかしながら…」
「利子はいくらなんですか?」
「利子だけだと788万円だったかな…」
「…利子だけでもかなりの額…」
「まあ、今すぐ解決できるって問題ではないから、そこら辺はあんまり気負わないようにね。それで、話を戻して生徒会についてのことなんだけど………」
ユメ先輩が言うには、現在生徒会に所属しているのは生徒会長のユメ先輩1人だけなので俺のホシノのどちらかに副会長を、どちらかに書記をやってもらいたいのだとか。
俺は元々大層な地位に立つことは嫌いだし、責任感もそれほど無い。
なので、副会長はホシノが担当することとなった。
「そういえばエンビって字綺麗?」
「人並みには綺麗だけど、なんで?」
「書記だから」
「関係ある?」
「あるでしょ」
そんな他愛の無い会話をしながら、今度は校舎内の案内に移った。
どうやら俺たちがいるここーー本館とは別に、本館とは廊下で繋がれた別館があると言う。
さらに巨大な体育館や50mプール、そして今は危険な為立ち入り禁止にされている旧校舎などもある。
「広い…ここまで広かったら、管理が大変なんじゃ?」
「まあね。掃除しても次の日には砂で汚れちゃうから、今は月に一回のペースで掃除してるよ」
大変そうだなぁ…と、どこか他人事のように心で呟く。
「さて、これで校舎の案内は終わるんだけど…何か質問はある?」
「私は別に無いです。エンビは?」
「俺も無いな」
「それじゃあ…改めて、入学おめでとう! これから3年間よろしくね!!」
「「はい!」」
この日から、俺の過酷で、楽しい高校生活が始まった。
以下、思いつきの駄文につき注意
「何の真似かな…ホシノちゃん」
「なんで私に銃を向けるの?」
「なんでって? 笑わせないで」
「ユメ先輩はね、二人きりの時…私の事『ホシちゃん』って呼ぶんだよ」
「ちいっ! お前らそういう仲かよ!」
「ウソだよ」バキューン