そうだ、俺がピナさんだ!   作:Maruwell

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唐突に思いついたから書いた。
悔いはない。

よろしければ読んでやってくださいませ


プロローグ
神様転生ってこんなんでしたっけ?


目が覚めたら、真っ白な空間にいた。

 

……………は?

 

え?何だここ!?

あれ?俺昨日は普通に家で寝てたよな?

しかもなんか体ないし!?

おいおいおいおい、何がどうなっちゃってるんですかね??

いや待て落ち着け、取り乱すな。

こういう時こそ冷静に、だってどっかの偉い人が言ってた……はず。

 

ってかなんかよくある神様転生系のSSにこんな展開あるよな。

「間違って殺してしまったから特典付きで転生させるぞい」ってやつ。

 

あー、じゃあなんだ、俺もしかして死んじまったのか?

そんで、これからスーツか全身タイツの神様が謝りに来て、特典のチート能力もらってラノベの世界に転生するのか?

ふむ、それはなかなか心躍る展開ではないか!

神よ!やるな、滾ってきたぞ!!

 

「何言っての、お前」

 

はっ!しまった、俺としたことがテンション上げすぎたぜ…

落ち着け俺、ステイクールだ。

 

 

 

………………(精神統一中)………………

 

 

 

ふぅ、よし。

すまないな、あんた。見苦しいところを見せた。

 

「ホントよ。私忙しいの、無駄なことしないでくれる?」

 

おいおい、間違って殺した相手に向かってそんな態度でいいのかよ?

神様ってのは礼儀がなってねぇのか?

 

「はぁ?だからさっきから何言ってんの、あんたは?」

 

あ?

だからお前は神で、間違って俺を殺しちまって、その謝罪に来たんだろ?

ほら、さっさと謝れよ。そんで特典付きでラノベの世界に転生させてくれ。

特典は何にしようかな~?

 

「ああもうマジでこいつめんどくさい。なんでこんなのが当たっちゃうかなぁ…」

 

とりあえず最強の体かな?

どこの世界に行ってもそれなら活躍できるだろうし。

んで、二つ目は「うるさい!うるさい!!うるさい!!!もう無理!我慢できない!」は?

 

「さようなら、さっさと行って。それでもう二度と来ないで。次来たら殺すから。」

 

え?おい、ちょっと待てよ!まだ謝罪も特典の話もしてないだろうが!!

つーか、今の状況の説明ぐら「消えろ」しr…………

 

 

 

 

目が覚めてから何が起こってるのかを最後まで理解できないまま、俺の意識は途切れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に目覚めた時、俺は転生していた。ドラゴン(?)に…

いやだってなんかすっごくちっこいし、体なんか水色の羽に覆われてるし、鳴き声が「きゅるー」だぜ?

かろうじてブレスらしきものが使えるから、鳥じゃないって思ったくらいだ。

いや、鳥って可能性もあるのか…

ラノベの世界だったら、鳥がブレスはいてもおかしくはないもんな。

 

つーか神の野郎、結局謝らなかったな。

それどころかなんの説明も無しにいきなりどこかに転生させられるし、それも人間じゃなくて鳥だかドラゴンだかよくわからん奴に。

やべぇ思い出したらイライラしてきた…!!

 

「きゅきゅるぅぅぅぅ!!!!!(このクソ神がああああああ!!!!!)」

 

おうふ…

怒りの咆哮のはずがなんかすげー可愛い感じになってしまった…

 

はぁ…いろいろ言いたいこととか有りまくるが、八つ当たりする相手もいないし、何より言葉喋れねぇならしょうがねぇ。

この怒りは一旦置いといて、現状把握と行きましょうか。

 

まず今いる場所。

さっきの白い空間じゃなくて、どっかの森の中だ。

ジャングルとかそういう感じのじゃなくて、普通に山奥な感じの。

今のところは周りに俺以外の生き物の気配はない。

とりあえずいきなり絶体絶命って展開にはならないか?

 

次に俺自身。

さっき言ったように、全身水色の羽毛で覆われていて、体の大きさは大体カラスくらいだと思う。

そして、ブレスが吐ける。

比較できるものがないから威力は何とも言えないけど、一応炎のブレスと、あとなんかヒールブレス?みたいなのが使える。

ヒールってことは、主人公たちの仲間になるタイプのモンスターか、他のモンスターを回復させる要注意モンスターのどっちかってところかね?

特典はおそらく何もないだろうと思う。

説明も何もないし、何か特別なことができそうな気もしないからな。

例えば人化とか巨大化とかな。

 

最後に一番重要だと思われること。

なんか視界にHPバーみたいなものが見えてる。

ほらあれだ、MMOとかでキャラの頭の上にあるやつ。

あれにそっくりなのが視界にあるんだ。

どこ向いても同じ場所にあるし、周りの景色の中にはそんなの描かれてないから、まず間違いなく俺のHPバーなんだろう。

あ、よく見たら端っこの方にHPって書いてあった。

数値は書いてないみたいだから、どのくらいHPがあるのかわからないが。

 

ってことは、どっかのRPGの世界か、もしくはそういう内容のラノベの世界か…

 

これってどうなるんだ?

ただの雑魚Mobだとしたら、もしHP全損してもリポップとかできるのか?

それとも俺の意識はそこで死ぬのか?

 

ふむ…

全くわからん。

情報が何もないことを考えても仕方ないよな、検証するなんてもってのほかだし。

 

よし、結論!!

死ななければどうということはない!強くなって長生きしよう!

 

うむ、我ながら完璧な目標ではないか。

とりあえずここがどこの世界なのか分かるまでは、この方針で行くとするかな。

 

まずは衣食住の確保から始めるとするか。その次に特訓場所を探そう。

…衣はいらないか、羽毛だし、鳥だかドラゴンだし。

ってか、食はどうなんだ?

ゲームの世界だって言うなら食わなくても大丈夫なのか?

いやそもそも食べ物ってあるのか?

木の実とか山菜とか小動物とかまで普通のゲームじゃ作りこまないよな…

これは要検証だな。

住処探しついでに今から確かめに行くか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふぅ、ごちです。

あ、木の実も山菜も普通にありました。

なんか見たことあるような形の奴が多いけど、味は見た目関係なしで甘かったり、苦かったりといろいろあった。

結構食えた。

この体になったおかげなのか、まずいとは思わなかったな。

近くに水場もあったし、食い物関係はこれで問題ないだろう。

 

あと住処の方もいい感じの場所を見つけることができた。

木が絡み合ってちょうどいい大きさの空間ができてるところを見つけたんだ。

入口も俺の体がギリギリ入れるくらいだから、もし大きいやつに追われても逃げ込めば追ってこれない。

まぁ焼かれたりとかしたら終わりだけどな。

 

とりあえず食べなきゃダメなのか、食べなくても大丈夫なのかの検証から始めようと思う。

まぁいいや、今日はとりあえず寝よう。

周りも暗くなってきたし、森の中だし夜に動き回るのは危険だろう。

この体のおかげで、暗闇でも問題なく見えたりするんだけどな。

それに戦闘力もどのくらいあるのかわからないし、それ以前に俺が戦えるのかすらわからない。

 

どっちにしてもまずは特訓だな。

戦えなくて殺されましたじゃ死んでも死にきれん。

さて、明日から頑張ってみますかね!

 

あ、そうだもう一個あった。

この世界がどこなのかの手がかりなんだけど、かなり身近にあったみたいなんだ。

まぁ俺の姿なんだが。

 

水を飲もうと水面を覗き込んだ時にふと思ったんだ。

あれ?なんか見たことある気がする。

ってか結構重要なキャラだった気がしないでもない…ってな。

んー、どこで見たんだっけなー?

これ思い出せればここがどこの世界だかわかるはずだから、なんとか思い出そうとしてるんだけど、今のところ全く思い出せそうな気配はない。

 

ん、とりあえずこれも保留でいいかな。

まだこの世界に来てから1日も経ってないし、そんなすぐに思い出せるなら最初からわかったはずだしな。

でもあれか、俺もそれなりにラノベとかアニメとか好きなのに思い出せないってことは、あんまり興味がなかったやつの世界に来ちまったのかもしれん。

もしそうだとしても、せっかくこんな稀有な体験してるんだから楽しみたいな。

 

よし、寝よう。おやすみ。




しばらくはピナさんしか出てこないですぜ。
時期としては、シリカたちプレイヤーが茅場に集められたあたりの話です。
つまり一番最初だね!
途中で時間飛ばすだろうけども。

次の更新はいつになるのやら…

ではでは
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