あれ?展開めっちゃ遅くね?
「それはそうト、ピーちゃんは今日どうするのかナ?って言ってもいまのところはフィールドに出るカ、この部屋にいるかしかないわけだけド」
「きゅるる~、きゅるきゅるる?(そうなんだよね~、どうしようかな?)」
それが一番の問題だったりするんだよねぇ…
外に出るにはまたアルゴ姉さんに運んでもらわないといけないし、かと言って部屋に引きこもっててもやることがない。
うーん………あ、そうだ。
「きゅるる、きゅるきゅるるくきゅるるるきゅるきゅるる?
(姉さん、さっき言ってた鍛冶プレイヤーって今日会えたりしない?)」
「それは向こうに連絡してみないとわからないナ。でもそうだネ、オーダーメイドするなら素材集めもしなきゃならないだろうシ、なるべく早い方はいいよネ。今連絡をとってみるヨ」
「くきゅる(頼むよ)」
「アポ取れたらピーちゃんも一緒に行くからネ?ちゃんと自分でお願いしたほうがいいだろうシ、ピーちゃんのことを説明するのもそのほうが楽だからサ」
まぁそれはしょうがないよな。言葉で説明されたところで信じないかもしれないし、人間用の装備ですらないんだから、実際に俺を見ないと形とかも決められないだろう。
てか今気づいたけど、武器とかのオーダーメイドってシステム上で決まってるものしか作れないんじゃないのか?
それだと俺の武器は無理そうだけど、姉さんから振ってきた話だしな、何かあるんだろう。
「きゅぅ、きゅるきゅるるる。きゅるる!(あー、やっぱそうなるよね。了解!)」
「いい子だネ、よしこれでいいかナ。とりあえず返信が来るまでは待機だネ。あの子は出ててもフィールドまでだろうからそんなに遅くはならないと思うけド……っと、そんな話をしてる間に返ってきたヨ」
「きゅるる?(どうだった?)」
「とりあえず話を聞くだけ聞いてくれるってサ。まぁ人間用じゃない武器作ってくれなんていきなり言われてモ、意味がわからなかっただろうからネ。さぁ、今すぐ行っても大丈夫みたいだから早速行こうカ。ピーちゃんをリッちゃんに預けられればオイラもオイラの仕事ができるシ」
「きゅるぅきゅるるきゅるるる…(本当にご迷惑おかけしてます…)」
「ニャハハ、冗談だヨ。ピーちゃんにはオイラが好きでかまってるんだから気にしなくていいヨ!」
アルゴ姉さんがいい人すぎてヤヴァイ…!!
もしこのまま世話になり続けたら、絶対アルゴ姉さん無しじゃ生きていけなくなるわ…
………あれ?生きていけなくなる??
っあああああ!!!
そうだよ、シリカ!シリカ探さないと俺消えちゃうじゃん!!
なんでこんな大事な事を忘れてるかな?
まず真っ先に探さなきゃいけない人忘れて攻略に参加してたとか、ただの馬鹿じゃねぇか…
まぁでも心配無用!
俺にはアルゴ姉さんがついている!!
さぁ神様仏様アルゴ様!!
シリカの居場所を教えてください!ついでに紹介してくれると最高です!!
━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━
「きゅるるるきゅるくきゅる?」
「ん?なにか聞き忘れてタ?」
「きゅるる、きゅきゅるるぅきゅる?」
「んー、聞いたことないネ。少なくとも攻略組にはいないナ」
「きゅるる…」
「というカ、なんでピーちゃんが他のプレイヤーの名前を知ってるノ?」
「きゅ!?きゅるるきゅるぅ、くきゅぅ、きゅ、きゅる!きゅるるきゅるくきゅるぅきゅるるくきゅるるきゅるるる!!」
「………ふーん、可愛い子、ネェ」
「きゅる、きゅるる…?」
「それデ?ピーちゃんはその子に会ってナニをしようとしてるのかナ?」
「きゅ、きゅるるくきゅるきゅるきゅるるるくきゅるるる、きゅるるきゅくるぅ?」
「へー、そうなんダ。話に聞いただけの女の子にテイムされたいんダ」
「きゅぅ、きゅるる?」
「ふーん、そうなんダ。でもさピーちゃん、肝心なことを忘れてると思うヨ?」
「きゅ、きゅるるる?」
「ピーちゃんはプレイヤーなんだヨ?他のプレイヤーにテイムされるわけ無いよネ?」
「…………きゅぅ」
「さてト、そろそろ行こうカ。もう聞きたいことはないだロ?リッちゃんを待たせちゃ悪いシ、さっさと行くヨ」
━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━
今、衝撃の真実が知らされたんだけど…
俺、テイムされないんだってさ、プレイヤーだから。
シリカの相棒にはなれないんだってさ。
これってさ、もしかしてオワタ?
ゲームオーバー確定DEATH?
………いや、まだ望みはある。
実は現実世界に人間の俺の体があるっていう可能性がゼロではない。
もうそれに賭けるしかない、か。
…それなら余計強くなっておかないとな。
シリカといる限りはあの事件以外は危険な状況になることがなかったはずだけど、前提が変わったから、強くなっておかないと死ぬかも知れない。
キリトに関わっちゃったからな。どうあっても何かしらの事件に巻き込まれるだろうから。
そのためにもまずは装備の問題からだな。今向かってる途中だし。
…………
とかなんとかいろいろと考えてたら、いつの間にかどこかの部屋の前にいた。
ここに例の鍛冶プレイヤーがいるわけか。
俺が知ってる鍛冶プレイヤーって言ったらリズベットだけだけど、この時期からやってたかは知らないからな。さっき「リッちゃん」って言ってた気がするけど、これから会うのがリズベットじゃない可能性も十分ある。
さぁ、俺のパワーアップの手伝いをしてくれるかもしれない鍛冶プレイヤーとご対面といきますか!!
「ピーちゃん、もうしばらくそのままでいてネ。一応オイラからある程度説明してから会ってもらうかラ」
「きゅるる~(了解で~す)」
トントン
「はーい、どちら様ですか?」
「オイラだヨ、リッちゃん」
「ああ、待ってたわよ。結構遅かったじゃない」
「ごめんネ?ちょっと話が長引いちゃったんだヨ」
なんかものすごく聞いたことある声なんですけども…
やっぱ「リッちゃん」ってリズベットさんのことだったんですね、姉さん。
てかリズベットってこんなに早くから鍛冶屋やってたのか。
まだ道具だっていいのが揃ってないはずなのにすごいな。
だからこそキリトの「ダークリパルサー」とか作れたのか。
いや、それはやっぱり愛の力?
両方か、そうですか。
「とにかく中に入って。他の人に聞かれたくないんでしょ?」
「そうさせてもらうヨ」
ついに交渉開始だな。
アルゴ姉さんマジ頼みます!!
━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━
「それで?詳しく聞かせてくれるんでしょ?」
「もちろン。ちょっと特殊な装備っていうのは言葉通りの意味だヨ。もっと正確に言うなラ、Mob用の装備を作って欲しいんダ」
「状況がよく飲み込めないんだけど、メッセージには確か仲良くなった子のために特殊な装備を作ってほしいって書いてあったわよね?なのに、なんでそこでMobが出てくるわけ?」
「それはもちろン、仲良くなった子がMobだからだヨ。正確には違うんだけどネ」
「はぁ?MobだけどMobじゃないっていうわけ?何、クエストかなにかなの?」
「違うヨ。言葉通りの意味サ。まとめると見た目がMobのプレイヤーと仲良くなったから、その子の装備を作って欲しいっていうことだネ」
「見た目がMobのプレイヤー??えーっと、悪いけど正直情報屋のあんたの言葉でも信じられないんだけど…」
「気にしなくていいヨ。オイラもそれはしかたないと思うからネ。だからちゃんと本人も連れてきてるヨ」
「連れてきてるって、どこにもいないじゃない。さっき扉開けた時にもあんた1人しかいなかったでしょ?」
「周りに見られるとまずいって言っただロ?見えないようにしておくのは当たり前じゃないカ」
「じゃあどこにいるのよ?」
「その前に2つだけ約束してもらうヨ?
この話は絶対に他のプレイヤーに話さないこと、その子を見ても騒がないこと。
これだけは絶対に守ってもらわないと困るんダ。無理ならそう言ってネ。それならこの話はなかったことにするからサ」
「約束するわよ。私だって職人だもの、大事なお客様との約束は絶対に破らないわ」
「リッちゃんありがとネ」
「いいわよこのくらい。私だって助けてもらってるんだから。ほら、早くその子見せなさい」
「わかっタ。ピーちゃん、出てきていいヨ」
「きゅるる~」
「っ!!?」
「リッちゃん紹介するヨ。この子が今回の依頼主になるピーちゃんことピナ。ピーちゃん、この子が鍛冶プレイヤーのリッちゃんことリズベット」
「きゅるる。きゅるるる」
「………」
「きゅる?きゅるー、きゅるるる?」
「ん?リッちゃん?どうかしタ?」
「ア、アルゴ」
「んん?」
「なにこのモフモフ!!めちゃくちゃ可愛いじゃない!!?ちょっと抱っこしてもいい!?」
「きゅ、きゅるぅ!?」
「リッちゃんストップ!ちょっと落ち着いテ!!」
「無理!少しでいいからモフらせなさい!!」
「きゅるぅぅぅぅぅ!!?」
「まさかこうなるとハ…」
━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━
なんか凄いことになってきた
ここで重要なお知らせです
まぁアンケートなんですけどね
本当はメインキャラ全員出してからにしようと思ってたんですけどアルゴ姉さんの暴走が激しいので早めに動くことにしました。
詳しくは活動報告の方に書くので宜しければご協力お願いします
ではでは