そうだ、俺がピナさんだ!   作:Maruwell

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今日の一言
人が増えると会話が弾みますなぁ

アンケート結果とお知らせは後書きにて


そして放置される

あー、びっくりした。

姉さんに続いてリズベットにまでいきなり抱きしめられるというトンデモ体験をまたまたしてしまったぜ。

うん、美少女に抱きしめられるってのは何度体験してもいいものだね。

どっちにしても最初はそんなの気にしてる余裕なんてなかったけどな!

 

最初は、だぜ?

2回目からはかなり役得万歳させてもらってます!

さて、ここまで言えばもう気づいてる人もいるだろうかと思う。

そう、今俺は………リズベットの膝の上で抱きしめられているっ!!

わかりやすく言うと、小さい子が大きめの人形を抱えているみたいな感じかな?

大きさは俺のが小さいかもしれないけど、大体合ってると思う。

そしてこの状況は、いろいろと、ヤヴァイ!

 

まずは俺の理性。

抱きつかれてるせいで背中の翼のあたりに、そのね、やぁらかい感触がね?

うぇ~い!これ以上考えたら本当にやばくなりそうだぜ~い!

次いってみよう!そうしよう!

 

間違いなくこっちのが深刻かもしれないだろうことだ。

アルゴ姉さんからの視線が、絶対零度いくんじゃないかって思うくらい冷たいです!

シリカの話した時も似たよな視線をもらったけど、ここまで冷え切ってはいなかったと思ったけどなぁ…

またしても初体験なんだけど、視線が痛いって表現あるだろ?

あれ、マジだな。めっちゃグッサリ刺さってる。

これはこれでなんかこう、新たな扉が開けそうな気がしてくるな。

………ダメだ、こっちも考えちゃいけないことだった。

よし、次!

 

で、最後に、俺の装備の話が一切進んでないってことだぜ!

リズベットはモフモフを堪能することに夢中で、俺はそれにどうすればいいのか分からず固まってる。んで、姉さんはそんな俺に絶対零度を決めてきている。

結論

話が進まないどころか始まらねぇ!!

簡単にまとめると

リズベットがいる宿に着く

     ↓

  姉さん説明タイム

     ↓

    俺登場

     ↓

  リズベット暴走

     ↓

落ち着いたと思ったら膝の上に乗せられてぎゅっ    

     ↓

ねえさん は ぜったいれいど を つかった ← 今ココ

 

きゅ、救援を…誰か俺に救いの手を!!

お礼にモフらせてあげるから、誰か助けてくださいお願いします!!

とか言ったって誰かが助けに現れるなんてことはないわけで。

まぁ本当に来られても困るけどな。今来られたらどう頑張っても俺が見つかる。

そっちのほうがやばいぜ。

 

よーし、そろそろ現実逃避やめようか。

さぁてなんとかしましょうか!

 

 

「きゅる、きゅるるる?きゅぅきゅるきゅるるくきゅるぅ?

(あの、お二人さん?そろそろ依頼の話しません?)」

 

「なんか喋ってる!モフモフだし、はぁぁたまらんわぁ」

 

「リッちゃん、言葉が変だゾ?…はぁ、そうだネ。いつまでもこのままでいたってしょうがないシ、話を進めようカ」

 

「きゅるる、きゅるきゅるるる?(とりあえず、離してくれるように言ってくれる?)」

 

 

やった!姉さんがノってくれた!

これで一撃必殺の恐怖から逃れられたぜ。

よく生き残れたと思うよ、俺…

 

 

「わかってるヨ。ほらリッちゃん!もう十分堪能しただロ?仕事の話をするからピーちゃんを放してあげテ」

 

「もうちょっと~って言いたいところだけど、そうね、そろそろ話を進めないと何もできなくなりそうだし、ピナ、またあとでモフらせてね?」

 

 

この人、まだ続ける気なのかい…

いい加減俺がやばいからやめてほしいんだけど。

………やっぱやめなくてもいいかもしれない。役得やっほい!

 

 

「きゅぅ、くきゅるるぅ…(えっと、暇があればね…)」

 

「はいはイ、早く仕事の話を始めるヨ!まず武器だけド、ピーちゃんはどんなのがいいのかナ?」

 

「きゅぅ、きゅるるきゅるきゅきゅるるる、きゅるくきゅるきゅるるる

(えっと、《爪牙》ってスキルがあるから、爪か牙に装備できるやつがいいかな)」

 

「そのスキルがあるなら確かに選択肢はその2種類だネ。でもそんなスキル聞いたことないナ。人間が使うにはちょっと難しそうなスキルだシ、ピーちゃん専用なのかもネ。」

 

 

まぁそうだろうな。爪のほうはともかく、人間が牙使って攻撃したらやばいだろ。

どこぞの吸血鬼さんですか?いや、その前にMobにそこまで近づかなきゃいけないっていうのが無理だな。

超至近距離どころかゼロ距離オンリーの攻撃だぜ?そんなの使えるかって話だよな。

俺もほとんど使ってないし。

 

 

「ごめん、何言ってるかわからないんだけど…。っていうかアルゴ、あんたピナの言葉が分かるの!?」

 

「あ、ごめんごめン、忘れてたヨ。でもリッちゃん、それは今更過ぎなイ?言葉がわからなかったら、まず装備がどうのなんて話にならないヨ」

 

「それは、まぁそうかもしれないけど」

 

「ピーちゃん、とりあえずリッちゃんとフレンド登録しておきなヨ。メッセージが使えれば次からは自分で伝えられるようになるしネ」

 

「きゅるる。きゅるきゅぅ、くきゅるるきゅるるきゅるきゅる!

(だな。リズベット、そういうわけだからフレンド登録してくれ!)」

 

 

よっしゃ、これで3人目だぜ!

うーん、見事に原作の主要メンバーしかいないな。

嬉しいんだけど、なんかこう、ね、厄介事に巻き込まれるような気がしてしょうがない。

 

 

「だから何言ってるかわからないんだ、ってええ!?フレンド申請!?ピナってそんなこともできるの!?」

 

「だから最初からMobに見えるプレイヤーだって教えてあげただロ?次からはちゃんと通訳してあげるから大丈夫だヨ」

 

「よろしく。覚えてるけど、どう見たってそんなことができそうに見えないんだからしょうがないでしょ?」

 

「まぁそうだネ。オイラも初めてのときは驚いたシ」

 

「きゅるるる、きゅるきゅるる?

(いろいろ落ち着いたところで、話を進めてもいいか?)」

 

「そうだネ、進めようカ。リッちゃん、話を進めてもいいかってサ」

 

「ええ、いいわよ。さっきまでの話だと爪に装備できる武器を作ればいいの?」

 

 

ようやく装備の話にたどり着いたか。ここまでですっげー疲れたんだけど…

俺の自業自得ではないよな?今回は俺悪くないよな?

リズベットが暴走して、なぜか姉さんに睨まれただけだ。よし、今回俺は何も悪くない!

さて自己弁護が完了したところで、いよいよ俺の装備の話し合いに突入だぜ!

 

━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━

 

「そうだネ。それでいいんだロ、ピーちゃん?」

 

「きゅる。きゅぅきゅるるる。きゅるきゅるきゅるる…」

 

「OKだっテ。牙はいらないらしいかラ、爪につけられる武器の制作をお願いできるかナ?」

 

「うーん、とりあえず篭手を元にしてそれを小さく、攻撃できるように改良していけば何とかなるとは思うんだけど、正直できるって断言はできないわね。

素材に何が必要なのかもわからないし、そもそも防具である篭手を改良して武器にできるかもまだわからないから、まぁ気長に待ってくれるとありがたいわ。

私も鍛冶スキルを上げたいから、それだけにかかりきりってわけにもいかないし」

 

「くきゅるるるきゅるる、きゅるきゅるるる」

 

「今すぐにに必要じゃないからのんびり待つってサ。オイラも役に立ちそうな情報があったら持ってくるヨ」

 

「あれ?タダで情報くれるの?珍しいこともあるじゃない」

 

「まぁピーちゃんのためだからネ。請求は全部ピーちゃんにいくからタダってわけじゃないヨ。ただリッちゃんが払ってないだけサ」

 

「きゅるきゅるるくきゅるるる」

 

「請求はピナにって、お金持ってるの?」

 

「くきゅぅきゅるる」

 

「結構もってるみたいだヨ?この子、ソロで迷宮区をほぼ踏破してたくらいだかラ、情報代くらい問題ないだろうネ」

 

「はぁ!?ソロで迷宮区踏破ぁ!?なんでそんなことさせてんの!!もしモフモフに何かあったらどうしてくれんのよ!」

 

「そこじゃないだロ!!それに今回オイラは関係ないヨ、ピーちゃんが勝手にやってたことだからネ。オイラも今日知ったくらいなんダ」

 

「きゅぅ、きゅるる。きゅるきゅるるる…」

 

「別にいじめてる気はなかったけド。

話を戻そうカ。情報はオイラが何とかするとしテ、リッちゃんのスキルレベル上げとか素材集めとかハ、ピーちゃんに手伝ってもらうといいヨ。飛べるからいろんなところへ行けるシ、ちょっとくらい敵が強くても問題ないしネ。リッちゃんが自分で行きたいなラ、護衛してもらうのもいいと思うヨ」

 

「それは助かるわ。1人じゃ行きづらい場所が結構あったから。ピナ、今度護衛頼むわね?」

 

「きゅる!きゅるるくきゅるるる!」

 

「いつでも呼んでくれだってサ。じゃあこれで決まりでいいかナ?」

 

「私はいいわよ。できる限り最善は尽くすけど、作れるかどうかは未定ってことでよければね」

 

「きゅるるきゅるきゅる」

 

「じゃあそういうことデ。オイラはこのあとやることがあるから、ピーちゃんを宜しくね、リッちゃん」

 

「任せなさい!早速働いてもらうわよ」

 

「なら街を移動する方法を教えておくヨ。このローブの中に………」

 

━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━

 

やっぱり作れるかどうかはっきりとはしなかったか。

まぁイレギュラーな武器になるわけだし、しょうがないよな。

リズベットを手伝うのも、結果的には自分のためになるんだから拒む理由もないし、とりあえず今決められることは決めたかな?

 

ってあれ?なんか俺、さりげに姉さんに置いてかれる宣言されてなかった!?

ちょっと待ってくれ!今姉さんに置いてかれたらまたあのモフり地獄が始まってしまうじゃないか!!

あんな精神修行はもうしたくないんだよ!

姉さん待って!置いていかないでぇ!!




ピナ、ちょっとそこ変わろうか?

装備がどうやら先延ばしになってしまいましたよ
ってことで次回はリズと一緒です




アンケートにご協力いただいた皆様本当にありがとうございました!!
集計した結果、ヒロインは圧倒的多数でアルゴ姉さんになりました
ただ複数という意見もあったのでそのメンバーとの絡みも多めにしていきたいなと思ってます

陽奈多くんに関しては思ったよりも票差がなかったのでとりあえず保留にしようと思います
またアンケートをとるか作者の独断で決めるかは検討中です

これからもピナさんをよろしくお願いします!

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