そうだ、俺がピナさんだ!   作:Maruwell

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□<ひゃっはあああああ!!原作どこいったあああああ!!!?

○<落ち着け、元からどっかいってたわ


第14層
やべぇ、狩られる!?


―2023年2月21日 第5層―

 

現在の最前線は14層、なのになぜ俺が5層にいるのかというと、まぁお察しのとおりリズに素材集めを頼まれたからだ。

なんでもここに出現するレアMobのレアドロップが必要らしいんだけど、そんな簡単に出るわけがないので今回は泊りがけの狩りなんだけど…

 

 

「ササマル!そっちに行ったぞ!」

 

「よっしゃ!任せろ!」

 

「きゅぅきゅるきゅるるる!!(だから俺はレアMobじゃないっての!!)」

 

 

ってな感じで何故か追われていますよーっと!あっぶねぇ!!だから違うっつってんだろうが!!話を聞け!

きゅるきゅる言ってるだけじゃわからん?知ってるよ!

そうは言ってもこいつらとフレンド登録なんてしてるわけないんだから、メッセージを送ることもできないんじゃなんとかわかってもらうしかないだろ?

 

 

「この、すばしっこいなこいつ!!」

 

「あ、馬鹿!そっちに行かせるな!?」

 

「やべぇ!サチ逃げろ!!」

 

「え?あっ」

 

「きゅるうううぅぅ!?きゅるるぅ!!(ぬおおおおぉぉぉ!?間に合え!!)」

 

「「「「サチぃ!!」」」」

 

「いやああああああ、ぁ?え、あれ?」

 

 

セーフ!!あっぶねぇ…、もう少しで突っ込むところだったぜ。

ん、おろ?なんかこいつら呆けてる?

よくわからんがこれはチャンス!!

今回の相方に助けてもらいましょうかね。

 

 

『というわけでへるぷみー』

 

 

これでよし。あんまり離れてないと思うから多分すぐ来てくれるだろう。

っと、早速返信だ。

 

 

『どういうわけで?えっとそこまでピンチじゃないのかな?とりあえずそっちに向かうね』

 

『いえすけっこうよゆうあるよろしくです』

 

 

よーし、これでもう大丈夫!

ってかまだこいつら呆けて、ない?今度はビックリしてるのか?

うん、まぁわかるよ。キリトとかアスナとかも、最初の時は似たような反応してたし。

姉さんは別ね。あの人はなんでか大爆笑してたし。

 

 

「今あいつ、サチのこと避けた、よな?」

 

「ああ、そう見えたぞ」

 

「サチ、なにかしてないよな?」

 

「う、うん。ビックリして悲鳴をあげちゃってたから…」

 

「それならサチの持ち物に、あいつの苦手なものが何かあるのかもしれないな」

 

「大声とかありえるんじゃないか?」

 

「うーん、可能性はあるな」

 

「ともかく何が原因で避けたのか分かれば…!」

 

「倒せる、と思う」

 

 

いや、何もないから。まずMobじゃねぇから。見た目はともかくな。マップ見てくれないかなぁ?そうすればアイコンの色でわかると思うんだけど…

ってか、俺ってそれなりに有名だと思ってたんだけど、下層にはそうでもないのか?

 

 

「ピナちゃん、おまたせ~って、あぁ、なるほど。そういうことね」

 

「きゅるるるぅ!(アスナ様ぁ!)」

 

「わっ!もうピナちゃん、いきなり飛び込んできたら危ないじゃない」

 

『こいつらがおそってきた』

 

「うん、わかってるよ。ちょっと待っててね」

 

 

というわけで今回の相方、アスナさんです!

いやぁ、さすがは《閃光》様(まだ呼ばれてないけどな!)、到着早いね。

ほら、2層のボス攻略後に、時々抱っこしたりパーティ組んだりする、っていう約束したじゃん?あれがさ、結構頻繁に活用されてるんだよね。

それまでは1人で素材集めに行ってたところを、アスナが一緒に行くようになったし。

前に1人で大丈夫って言ってみたら、

「「前科があるの、忘れたわけじゃないよネ(わよね)?」」って怒られましたぜ…

まぁおかげで迷宮区に行くのも許してもらえるようになったから、素材集めの効率が上がってるけどな。2人だから尚更ね。

 

お、アスナが俺を襲ってきた連中を連れて来た。話し合い終わったかな?

 

 

「ピナちゃん、誤解解けたよ。もう大丈夫だからね」

 

「えっとピナさん?その、知らなかったとは言え悪かった!まさか噂のMob型プレイヤーだなんて思わなくて…」

 

『いいよきにしてない』

 

「この子も気にしてないみたいですので、そちらもあまり気になさらないでください。勘違いされやすい見た目なのは、こちらでもわかっていますから」

 

「そう言ってもらえると助かります。俺はケイタ。ギルド《月夜の黒猫団》のギルマスをやってます。で、こいつらがギルドメンバーで、メイスのやつがテツオ、槍がササマル、片手剣のがダッカーで唯一の女子がサチです」

 

「テツオだ、よろしく。さっきは悪かったな」

 

「槍使いのササマルだ。よろしくな!」

 

「ダッカーだ。よろしく!」

 

「えっと、サチです。さっきはごめんね、ピナちゃん」

 

「きゅるる!きゅるきゅるる(よろしく!もう気にしないでよ)」

 

「とりあえずこんなところで話すのもあれですから、よければ一旦街に戻りませんか?」

 

「いいですよ。みんなもいいよな?」

 

 

誤解さえ解ければあとはすんなり行くんだよな。

一応俺のことは下層でも噂になってるようで何よりだ。

まぁ姉さんが根回ししてるし、バレてからもう2ヶ月以上経ってるんだからそれなりに広がってなきゃおかしいんだろうけど。

 

あとさ、途中で、というかギルドの名前を聞いたときに思い出したんだけど…

まさかの黒猫団の皆様じゃないですか!?

最近元からおぼろげな原作知識がさらに薄れてる気がするんだよなぁ…

まぁアニメを1回見た程度だからしっかり覚えてなくてもおかしくないんだけどさ。

まさか黒猫団のことを忘れかけるとは…、ちょっと自分の記憶力の弱さに絶望しかけたぜ…

 

ってか、この人たちの登場ってこの時期だっけ?

というより前にアスナと面識あったっけ?

なんかかすかに覚えてる記憶とだいぶ違ってる気がするんだけど…

いやまぁそんなこと言ったら、俺がいる時点でだいぶ原作とかけ離れてるんだろうけどさ。

ということは、今更気にしても仕方がないということだな!

元からそこまで詳しく原作知ってるわけじゃないから、話が変わったところで別に問題ないっちゃ問題ないんだし、気にしない方向で行くとしよう。

 

 

「ねぇピナちゃん、さっき思ったんだけどね?飛んで攻撃が届かない所にいれば、攻撃されることもなかったんじゃないかな?」

 

「………きゅぅ(………ですよねぇ)」

 

「ふふっ、そういうところがピナちゃんが1人で行かせてもらえない理由で、1番大きなところなんじゃないかな?」

 

 

ナン、だと…?それじゃあどうしようもないじゃないか…!別に抜けてるわけじゃなくて頭の回転がほかの人より少し、ほんの少しばかり(ここ重要!)遅いだけだけど、それが理由とかどうすればいいか思い浮かばないってばよ…

 

 

「大丈夫だよ。これからも私たちがちゃんとフォローしてあげるからね?」

 

『それがだいじょうぶじゃないんだよ』

 

「ふふっ、相変わらず可愛いなぁもう!」

 

「きゅあ!?(にゃあ!?)」

 

 

うおおおおおおお!!?びっくりするからいきなり抱きつくなって!

ってかにゃあってなんだにゃあって…姉さんの笑い方でもうつったかな?

口から出るのは「きゅあ」ですけどね!

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

はい、そんなこんなでアスナとじゃれてたら、あっという間に主街区《ミトロア》に到着しました。

いやまぁ、黒猫団の皆さんには悪いと思ってるよ?

俺とアスナがじゃれてたせいで話しかけられなかっただろうし、仲間内で何か話してるっぽかったから別に良かったのかもしれんけど。

とにかく《ミトロア》にある喫茶店に入って色々と話をしようということになった。

 

━━━━ ━━━━ ━━━━ ━━━━ ━━━━

 

「改めて、さっきはすみませんでした。噂には聞いてたけど見たことはなかったから、レアMobと勘違いしてたよ」

 

「あの辺りで出るレアMobの特徴も聞いてはいたんだがな、もしかしたら発見されていないMobかもしれないと思ってしまった」

 

『さっきもいったけどもうきにしてないよ』

 

「さっきも言いましたけど、この子も気にしてないのでそちらも気にしなくていいですよ」

 

「ありがとう、そうさせてもらいます」

 

「あの、1つ聞いてもいいですか?」

 

「俺たちに答えられることなら、なんでも聞いてください」

 

「黒猫団の皆さんはピナちゃんのこと、どんな感じで聞いてますか?知り合いが情報を流してるんですけど、実際どんな風になってるのか知らなかったので」

 

「そうですね、俺たちが知っていることだと、まず見た目が小さな竜みたいだということと、圏内に入ることができることくらいですね」

 

「そうだったんですね、ありがとうございます」

 

「俺たちからも質問してもいいですか?」

 

「ええ、もちろんです」

 

「じゃあ、ピナさんがの動きがシステムウィンドウを操作してるように見えるんだけど、それは?」

 

「ああ、その通りですよ。この子は基本的には私たちプレイヤーと変わらないですから。ピナちゃん、フレンド申請送ってくれる?」

 

「きゅ」

 

「お、おお!本当に来た!!へぇ~なんか不思議な気分だな」

 

「あの、私からもいいかな?」

 

「どうぞ、サチさん」

 

「アスナさんがさっきピナちゃんと普通に会話できてたのって、メッセージ機能を使ってたの?」

 

「そうです。1人だけピナちゃんの言葉がわかる人が居るんですけど、その人以外はみんなメッセージを使って会話してます」

 

「へっ!?言葉って、きゅるきゅるーって鳴き声だろ?なんでわかるんだ!?」

 

「それは本人たちにもわからないみたいなので、そういうものだとしか言えないんですよね」

 

「はぁー、不思議なこともあるもんだ」

 

「えっと、アスナさん。私もピナちゃんとフレンド交換してもいいかな?」

 

「構いませんよ。あとは本人に頼んでください」

 

「くきゅるる!」

 

「あ、ありがとう、ピナちゃん。よろしくね?」

 

『よろしくさちさん』

 

「あれ?もしかして平仮名しか打てないの?」

 

「あ、言うの忘れてました。そうなんです、なんでか平仮名しか打てないらしいのでちょっと読みにくいかもしれませんけど…」

 

「ううん、大丈夫だよ。あ、それと敬語じゃなくていいよ?」

 

「じゃあ、お言葉に甘えて。サチさん、じゃなくてサチって呼んでもいい?私のこともアスナでいいから」

 

「うん、アスナ。これからよろしく」

 

「数少ない女子プレイヤー同士仲良くしようね!」

 

「ピナちゃんもさん付けしなくていいからね?」

 

「きゅる」

 

━━━━ ━━━━ ━━━━ ━━━━ ━━━━

 

基本的に全部アスナが話をしてくれて、俺は特にやることなかったわ。

てか、途中から俺たち男組が空気になってしまった…

ま、まぁそれで何か不都合があったわけでもないし、問題ないよな?

 

うーん、原作だとみんな死んじゃうんだよな…

原作とかけ離れては来てるけど、こうやって関わったあとにそんなことになるのは嫌だからな。姉さんたちにも話して、万が一が無いようにしたいな。

あ、もういっそのこと攻略組レベルまで強くなってもらうか。

別に攻略に参加しなくても、最前線で戦えるレベルまで上げればそうそう危険な状況にはならないだろうし、俺たちがレベリングに付き合えば、危ないこともないだろうしな。

うん、それもいいな。みんなにも話してみるか。




さぁ時間も飛んだことだし楽しく行こう

姉さんもリズもキリトも出てないけど
代わりにアスナとサチ出てるからいいよね?


ポンポン行きたいところ
もっと原作からかけ離れる予定なもんですんで、ご了承くださいな

先に宣言しておく、シリアスなんざ俺にゃあ書けぬ!!


ではでは


追記
黒猫団の男たちの口調がみんな同じようなのはこのSSの仕様、ではなく、口調がよくわからんかっただけであります
まぁ今後出てくるのはサチとあってケイタだけだし問題無いよね?
あるに決まってる?ふっ、知らんな
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