そうだ、俺がピナさんだ!   作:Maruwell

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お風呂っていいよね
ネタが浮かんでくるもの。


じいさん、お前もか…!?

ちょっと待とうか。

冗談抜きで、ほんとにちょっと待ってくれ…

 

え、なんでこんなところにキリトが来てんの!?

ってかもう1層クリアしたんですね、おめでとうございます!!?

 

違う、そうじゃない!ちょっと落ち着けよ俺!

………ふぅ

 

無理だああああ!この状況で落ち着くなんて俺には不可能だって!!

ってかなんで《索敵》に引っかからなかったんだよ!?

俺の《索敵》のレベルだったら、かなり遠くにいても気づけたはずなんだけど!?

 

ってああああ!そういえば集中したいからって、ミニマップと一緒に《索敵》のスキルも外したじゃねぇかああああ!!

 

もしかしなくても俺のミスじゃん…

しかも一番やったらダメなやつじゃん!

この状況、本当にどうすればいいの!?

 

幸いキリトたちも戸惑ってるらしくて、俺を攻撃しようだとか捕まえようだとかっていうような動きは見せていない。つまり、とっさのことには反応できないはず!

できない、よね?

 

一旦それは考えないことにしよう。

それで俺はじいさんに近づくために飛んだまま。

そんでもって2人との距離は、一歩でどうにかなるほど近くない。

 

ということは…

 

戦略的撤退だああああ!!

空に逃げてしまえば追っては来れまい!

 

はっはっは!

さらばd「おう、お主。どうやらあの岩を砕いたようじゃのぅ」えっ?

 

「よくぞ、この試練を乗り越えたな。ほれ、証を消してやろう。降りてきなさい」

 

ちょーっ!?じいさんこのタイミングで何言ってくれちゃってんの!?

 

「きゅきゅるきゅきゅきゅう!きゅるる!きゅっ!(それはまた今度でいいから!今急いでるから!じゃ!)」

 

「まぁ良いではないか。この試練を乗り越えたものなど久しくいなかったのでな。わしも嬉しいのじゃ。ほれ、遠慮せずに降りてきなさい」

 

「きゅ、きゅるるぅ!きゅるくきゅう!んきゅ!きゅるる、きゅるるぅ、きゅううううぁぁぁぁぁぁ!

(ちょ、尻尾つかむな!いやいやいやマジで今はやばいんだって!おわっ!待った、ほんとにダメ、アァーーーーーーッ!)」

 

「ほれ、動くでない。すぐ終わるから我慢しておれ」

 

終わった…

俺の人生、今度こそ終わったわ…

地面に降ろされた状態からじゃ、キリト相手に逃げ切れる気がしないって…

確かキリトの《二刀流》ってSAO最速のプレイヤーに与えられるだかって条件のやつだろ?

それ、なんて無理ゲーだよ…

まさか最後の最後にじいさんが敵になるなんて誰が予想できるか!

 

「これでよし。さて、お主はあの試練を乗り越えたことで、その体を武器として戦う術を会得できたはずじゃ」

 

もうダメだ、なんにも手が思いつかない。

はぁ…戦うしかない、かなぁ?

 

「じゃがそれに満足してはいかんぞ?こういうものは鍛錬を重ね続けることで本当の力を発揮できるようになっていくものじゃからな」

 

でも、相手はSAOの英雄だぞ?ピナさんが勝てると思うか?

答えは否だろう。

これが本当の詰みってやつなのか。

 

「その力を手にするためには、鍛錬を絶やさぬよう、日々精進することじゃ。わしから言ってやれることはこのくらいかのぅ。」

 

ってかじいさんさっきからうるさいよ!

あんたのせいでこっちは人生終わりかけてるんだからな!

鍛錬がどうのこうの言われたってどうしようもないっての!

 

「なぁお前」

 

ほら来たぁ。

俺の最後の時が来ちゃったじゃん!

嫌だあああ!まだ死にたくないいいい!

 

「いったい何者だ?どう見てもMobだけど、なんでアイコンの反応がプレイヤーと同じなんだ?」

 

……へぇ?

え、なにそれ、どういうこと?

 

━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ 

「おう、お主。どうやらあの岩を砕いたようじゃのぅ」

 

「きゅきゅるきゅきゅきゅう!きゅるる!きゅっ!」

 

「まぁ良いではないか。この試練を乗り越えたものなど久しくいなかったのでな。わしも嬉しいのじゃ。ほれ、遠慮せずに降りてきなさい」

 

「きゅ、きゅるるぅ!きゅるくきゅう!んきゅ!きゅるる、きゅるるぅ、きゅううううぁぁぁぁぁぁ!」

 

「ほれ、動くでない。すぐ終わるから我慢しておれ」

 

 

 

 

「な、なぁアルゴ。あれって、やっぱりMobだよな?」

 

「どう見てもそうにしか見えないナ、反応はプレイヤーだケド…」

 

「ならさ、なんでMobがクエスト受けて、しかもクリアしてるんだ?」

 

「そんなことオイラに聞かれても知らないヨ。こんなのベータの時にも見たことないからネ」

 

「てか、なんで会話成立してるんだよ…俺にはきゅるきゅる言ってるようにしか聞こえないんだけど」

 

「だから知らナイってバ。本人に聞けばいいじゃないカ」

 

 

 

「これでよし。

さて、お主はあの試練を乗り越えたことで、その体を武器として戦う術を会得できたはずじゃ。

じゃがそれに満足してはいかんぞ?

こういうものは鍛錬を重ね続けることで本当の力を発揮できるようになっていくものじゃからな。

その力を手にするためには、鍛錬を絶やさぬよう、日々精進することじゃ。

わしから言ってやれることはこのくらいかのぅ」

 

 

 

「本当になんなんだよ、この状況は…」

 

「ほら、キー坊、話が終わるみたいだゾ?とりあえずあのMobだかプレイヤーだかわからないのを捕まえてくれヨ」

 

「はぁ…襲いかかられなければな?」

 

「もちロン、それでいいサ」

 

 

「なぁ、いったいお前は何者なんだ?どう見てもMobだけど、なんでアイコンの反応がプレイヤーと同じなんだ?」

 

「きゅ?きゅるるる?」

 

「…なんて言ってるのかわからないけど、困惑してるみたいだし、こいつもわかってないのか?」

 

「どういうことだ、だってサ。この子も理解してないみたいダネ」

 

「えっ!?アルゴ、こいつの言ってることわかるのか?」

 

「なんとなくだけどネ。っていうより、今のはキー坊にもわかったダロ?」

 

「いやまぁ、困惑してるのはわかるけど、言葉には変換できなかったぞ」

 

「想像力が足りないんダナ。もっと頭を柔らかくしたほうがいいゾ?」

 

「くきゅるきゅるる!」

 

「イチャっ!?別にそんなことしてないダロ!!」

 

「いちゃ?なあアルゴ、やっぱり言葉わかるのか?それなら通訳してくれると助かるんだけど」

 

「はぁ、はぁ、はぁ…わかっタ。なんとなくでいいナラ通訳するヨ」

 

「きゅきゅるきゅきゅきゅ!?」

 

「あア、なんとなくだけど、キミが何を言ってるのかわかるみたいダ」

 

「きゅるる!きゅぅきゅきゅるぅ~!!」

 

「ちょ、殺さないカラ!ああモウ、ほら泣かナイ泣かナイ」

 

「何話してるのかさっぱりわからない…」

 

━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━ ━━

 

フードのネズミ女はアルゴって言うらしい。

なぜか俺の竜語を理解してくれるとっても頼りになるお姉さんだ。

ネズミだからか?

同じ動物同士何かが共鳴した、みたいな?

 

まぁどっちにしても、生きてるって素晴らしい!!

いやぁ、助かったぁ…!!

まぁそもそもキリトとアルゴ姉さんは最初から俺を攻撃する気はなかったらしいけど。

最初は俺のプレイヤーだと思ってたらしいしな。

 

そう、俺ってプレイヤーらしいんだよ、マップアイコンの反応だと。

今までNPCとMobしかアイコン見たことがないから知らなかったけど、自分の他のプレイヤーは青色のアイコンで表示されるらしい。

ちなみに、Mobは赤でNPCが緑、自分が黄色な。

 

で、俺の表示は何故だか青色。

キリトのやつを可視化して見せてもらったけど、確かに青色のアイコンだった。

つまりプレイヤーとしてゲームに認識されているらしい。

 

試しに俺もステータスウインドウを開いてマップを見てみる。

確かにキリトとアルゴ姉さんの位置に青いアイコンがある。

 

「なっ!?ピナお前、ウインドウ開けるのか!?」

 

「いろいろおかしな存在すぎるナ、ピーちゃんは…」

 

おっと、そうか、まだ2人に言ってなかったな、これが開けること。

ん?コミュニティが光ってる?

おお!フレンドとパーティのアイコンが出てる!!

もしかしてプレイヤーに会うことが出現条件だったりしたのか?

 

とりあえず2人にフレンド申請しておこう。

 

「フレンド申請まで…本当になんなんだよお前は…」

 

「ニャハハハハハ!!最高ダヨ、ピーちゃん!!もちロン登録させてもらうヨ。これからよろしくネ!」

 

「俺もだ、よろしくな、ピナ!」

 

「きゅる、きゅるる!(2人とも、よろしく!)」

 

やったぜぃ!!

これでプレイヤーに襲われなくて済むぞ!

あとはこの2人に頼み込んで街に入れるようにしてもらえばオールオッケーだな!




なんかすごいことになった…

いやまぁピナさんだし、こんな展開もありだよね?

次回は「ミッションインポッシブル、レストランで飯を食え」かな


ではでは
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