ベルとアイズ 立場逆転   作:コウタ王

11 / 26
今回もオリジナル展開です。後セリフを変更しています、ごめんなさい。では本編スタート


英雄(ベル・クラネル)

 

アイズはヘスティアにリリを眷属にしてほしいと頼んでいる。実はリリが所属しているソーマ・ファミリアは色々と問題があったのだ。主神である神ソーマはギルドからお叱り受けた。それだけじゃない、ソーマ・ファミリアの団長は闇組織と関わっていた事が分かり、逮捕された。

 

団長も新しく変わった。今では頑張っている、しかしリリはアイズのファミリアに行きたいとソーマに言った。ソーマは承諾し、ヘスティアの所に行くことを許可した。現在アイズ達はヘスティア・ファミリアのホー厶に居る。

 

 

「なるほどねぇ」

 

「駄目でしょうか、ヘスティア様」

 

「……アイズ君、僕とサポーター君にお茶を持ってきてくれるかな」

 

「?分かりました」

 

アイズは一度席を離れた。ヘスティアとリリは二人きりになった。

 

「正直に言うとね、サポーター君。僕は君のことが嫌いだ。アイズ君に付き纏ってほしくないと思ってる。」

 

 

ヘスティアの心証は最悪だ。アイズを好き放題たぶらかし、それが今では自分達のファミリアに入りたいとは。勝手すぎると言うヘスティア。

 

「……率直に聞くよ。君は本当に僕達のファミリアに入りたいのかい」

 

「入ります!リリはアイズ様に助けられ、心を入れ替えました。もう裏切る真似なんかしたくありません!」

 

「…嘘言ってないね。分かった、君を僕達の眷属に加えるよ」

 

リリは嬉しいそうに返事をした。ヘスティアはリリの背中にヘスティアの眷属である証を入れた。これでリリは二人目眷属になった。

 

「ただし!ベル何某君には気をつけろ!」

 

「え?どうして、ロキ・ファミリア幹部に気をつけろと言うんですか?」

 

「アイズ君はベル何某君の事を好意寄せてるんだよ!」

 

「えぇぇぇぇ!?アイズ様、あの英雄(アルゴノゥト)を!」

 

 

リリはびっくりしている。別のファミリアであるベル・クラネルに好意があるとは。ヘスティアはリリにアイズをベル・クラネルから守るようにお願いされた。リリの心中では『恋愛してもいいのでは?』と思っている。

 

 

次の日になり、アイズはエイナにヘスティア・ファミリアにリリが入った事を報告に来た。エイナを発見し、報告しようとするが、ベル・クラネルが居たのだ。アイズは憧れや好きな人が居たことをびっくりし、逃亡した。

 

 

「えっアイズ!?ちょっ待ちなさいっ!」

 

エイナの言葉にアイズは聞いてない。

 

『何で!?どうしてあの人が!?一体何が起こってるの!?』

 

後少しで入口にたどり着くが、猛スピードで来たベル・クラネルが目の前に現れ、彼の身体に密着した。アイズは赤くなる。それだけじゃない、ドキドキや心の中では興奮している。

 

「――すまない。大丈夫かい?」

 

私は彼から離れる。なんでここにベル・クラネルさんが居るの!エイナさんどういうことですか!?一体これは………

 

 

「クラネル氏がアイズに用があるそうなの」

 

私に用がある?どういう事だろう。するとベル・クラネルさんは私が無くした籠手を持っていたのだ。どうしてこの人が私の籠手を!?

 

「ダンジョンの10階層でこれを拾ってね。直接返そうと思って……」

 

 

―――そうかリリを助けようとしたとき、この人が私を手助けしてくれんだ。するとエイナさんは二人で話をつけるんだよと言われる。待ってくださいエイナさん!私死んじゃいます……っ!?

 

「言わなきゃいけない事が沢山あるんだから、しっかり一人で伝えるっ。頑張るんだよ!」

 

 

二人きりになった。どうしよう、何を話せばいいの!ベル・クラネルさんから話をかけられ、突然彼が謝ったのだ。どうしたんだろう、彼が謝ることなんてないのに……

 

 

「僕が倒し損ねたミノタウロスのせいで君に迷惑をかけて……ずっと謝りたかった」

 

ベル・クラネルさんはあの時を謝りたかったんだ。でも私は否定した。

 

「ち、違います!」

 

この人は悪くない!悪いのは迂闊に下層へもぐった私だ。貴方は命の恩人だ!

 

「……謝らないといけないのは私の方で……。お礼を言わずに散々逃げ回ったりして……。ご、ごめんなさいっ!」

 

 

恥ずかしながらも、頭を下げて、この人にお礼を言った。少しだけ頭をあげると、少しだったが笑顔だった。ぅぅぅ笑顔もやばい、後 顔が熱い。

 

「………ダンジョン探索、もう10階層なんだよね?すごいね」

 

「い、いえっ。それは色んな人に協力してもらったおかげでっ。私は全然まだまだ目標には全く手が届かなくて……!」

 

 

私の目標はあの怪物(モンスター)を倒すのと貴方の側に居たい。そのためには強くなりたい。剣術は父親に教わっているけど、それも全然だ。変なことしてやられそうにもなる。

 

 

「それじゃあ、僕が戦い方を教えてあげようか?」

 

「えっ……!?どうしてそんなこと……?」

 

「強さを求める。僕もその気持ち分かるから」

 

この人に鍛えてもらう?いいのそれは間違っていないのそれは。未だ全く釣り合っていない。私がこの人と触れ合うようななんか――― でもせっかくの善意……。私は覚悟決めた。

 

「……あ、あのクラネルさん……。ご教授をよろしいお願いします!」

 

私は再び頭を下げた。するとクラネルさんもよろしくお願いしますと言い、明日からスタートになった。訓練する場所はオラリオ市壁上だ。朝からやることになり、私は指定された場所に向かっている。

 

 

誰かとぶつかった。黒髪に長髪の女性エルフだった、この人も美人だ。私はこのエルフさんに謝罪した。

 

 

「いや大丈夫だ。こちらも余所見していたからな」

 

「本当に大丈夫ですか?」

 

「大丈夫だ、君も何か急いでるのではないか?」

 

「そうだった!?すみません、ありがとうございます!」

 

 

早く指定された場所に向かわないと。

 

 

その頃、ベルは先に着いていた。少しあくびをしているが。

 

 

ここでこれから彼女に戦い方を教える。ここならきっと誰にも見つからない。見つかるのはいけない。僕の戦闘技術…… それはフィンにガレス…リヴェリアにおそわったもの。ロキ・ファミリアの積み上げた経験。……だからそれを勝手に教えたら、バレたら、怒られる!!とにかくバレないようにしないと。彼女が来た。

 

 

「……おはよう」

 

「おはようございます!クラネルさん!」

 

「ごめん、こんなところに……呼び出して」

 

「い いえ大丈夫です!」

 

「じゃあ、始めようか」

 

「お願いします、クラネルさん!」

 

「……ベル。ベルでいいよ。みんな僕のことそう呼ぶから……それとも嫌だった?」

 

嫌ではないです!それでベルさん、私はこれから何をすればいいんでしょうか。ベルさんは背中にある剣を取り出す。もしかして実戦ですか!?だが、剣と鞘を壁の所に置き、いつの間にか木刀を用意していた。ベルさんは木刀を持った、私は咄嗟に剣を抜いた。

 

 

ベルさんの雰囲気が変わった。いくら訓練でもこの人に八つ裂きされる!

 

 

「……君が持っている力を僕にぶつけるんだ。戦いの作法を教えてあげるよ」

 

私はエアリアルを使って、この人に挑んだ。私はベルさんの腹を当てようとするが、避けられた。

 

 

「正面からの突撃。分かりやすい」

 

何度も攻撃したが、この人に当てれなかった。逆にこの人は私を何度も当てた。やっぱり……強い! これが第一級冒険者の実力。私なんかが勝ってる訳がない。

 

「君の戦い方は分かった。君はその魔法を頼りすぎてる」

 

「っ……!?」

 

「君には技と駆け引きが必要だ。」

 

「技と駆け引き……」

 

「魔法を使うことは悪くない。でもその魔法を頼ってばかりでは次の冒険で、君はあっさりと死ぬ。断言するよ。」

 

「…………」

 

ベルさん言う通りだ、私はこのエアリアルを頼りすぎている。私はエアリアルを纏わず、この人に挑む。

 

「…もう一回やるよ」

 

「お願いしますベルさん!」

 

そこから何度もボコボコにされた。でも指導はよかった、アドバイス等をもらい、次に活かせた。時間もなり、今日はここまでになった。

 

 

「今日はありがとうございます」

 

「じゃあ、明日もここでやるから」

 

「ハイ、お願いします!」

 

 

私はホー厶に戻った。リリとヘスティア様はまだ寝ていた、とても助かる。もしもバレたら、二人き…ゲフンゲフン 特訓が出来なくなるから。少し椅子に座っていたら、リリとヘスティア様が起きた。三人は朝食を終え、今日はホー厶でゆっくりとするのだった。

 

 

オマケ

 

ベルはホー厶戻った。朝のご飯は何を食べようかと考えていると、みんなご飯を配っていた。席は近くに座った、隣はボロボロになっているレフィーヤだった。

 

「えっと、今日も大丈夫?」

 

「大丈夫です、ベルさん…」

 

「今日も特訓?」

 

「ハイ!私も強くなりたいんです!」

 

 

レフィーヤが意気込んでいると、じゃあさらなる試練をやった方がいいな言う人物が現れた。そうフィルヴィス・シャリアだった。

 

「フィルヴィスさん!?」

 

「レフィーヤ強くなりたいと言った。ならば今まで以上に厳しくいく!」

 

「勘弁してください」

 

フィルヴィスはディオニュソス・ファミリアの団員だった。七年前の大抗争の時に主神であるディオニュソスは送還された。ロキ様に拾われフィルヴィスは僕達のファミリアになった。彼女のレベル5 二つ名は魔法の騎士(マジックナイト)。

 

 

「ところで、ベルはこの後予定あるのか?」

 

「……今日はないかな」

 

「じゃあ、私と一緒にレフィーヤの特訓に付き合ってくれるか」

 

「フィルヴィスさん!?(ベルさんも特訓をやってくれる。とても嬉しいですフィルヴィスさん!)」

 

「了解したよ。食べ終わったら、始めようか」

 

 

三人はご飯を食べ終え、ダンジョンの13階層に到着した。ここでレフィーヤの特訓が始まった。レフィーヤは並行詠唱をする。二人はレフィーヤに攻撃をする。

 

「狙撃せよ妖精のへぶっ」

 

フィルヴィスの攻撃は避けれたが、ベルの攻撃は避けれなかった。ベルは慌ててレフィーヤに謝る。

 

「ごめんレフィーヤ!」

 

「大丈夫です!もう一度お願いします!」

 

 

ベルさんの攻撃は完全に避けれない。早すぎる、フィルヴィスさんの攻撃は交わせるけど、ベルさんの攻撃は交わせない。でもベルさんと一緒に冒険したい!レフィーヤは再び避けながら並行詠唱をする。

 

「【狙撃せよ妖精の射手】【穿て必中の矢】」

 

今度こそベルの攻撃を避けれた。レフィーヤは魔法を放つ

 

「アルクス・レイ!!」

 

光の矢がベルに向かう。レフィーヤはやばいと思ったが、突然アルクス・レイがべルの目の前で相殺したのだ。レフィーヤはえ?となっている。それもそうだろう、一体何が起きたのか分からないのだから。

 

「大丈夫だよレフィーヤ。アルクス・レイが相殺したんじゃない。僕の魔法によって、無効化したんだ」

 

「えぇぇぇぇぇ!?」

 

無効化!?そんな魔法があるんなんて知らなかったですよ!ベルさん魔法使えたんですね!それも知らなかったですよ!もしかしてフィルヴィスさんは知ってたんですか!?

 

「すまないな、レフィーヤ。ベルも魔法は使えるが、使う機会が少ないんだ」

 

「え?そうなんですか?」

 

「うん。緊急事態の時は使うけど」

 

ベルさんの魔法見てみたいな。そんな顔をしていたのか、ベルさんが魔法の一つ見せようか言うのだ。

 

「いいんですか!」

 

「別にいいよ。減るもんじゃないし」

 

「ちょうど怪物(モンスター)が現れたな」

 

現れたのはアルミラージだった。レフィーヤとフィルヴィスはとんでもないことを言うのだ。

 

「あれは……ベルさん!?」

 

「違うよ!」

 

「ベルが相手か……。きついぞ」

 

「違うから!とにかく魔法使うね!福音(ゴスペル)」

 

全身へと轟き渡る低重音が鳴った瞬間、アルミラージは吹き飛ばされ、壁にぶつかり消滅した。

 

「ベルさん……」

 

「ベル……」

 

悲しげな顔になっているエルフ達。




今回いかがでした、あの後ベル達はホー厶に帰りました。ベルの魔法が判明しましたね、フィルヴィスさんはロキ・ファミリアに所属させることは決めてはいたんです。でもどうやって所属させようと思ったら、七年前の時にすればいいじゃんと思い、所属する事が出来ました。感想と評価お願いします、次回もお楽しみに

人気投票

  • アイズ・ヴァレンシュタイン
  • ベル・クラネル
  • ヘスティア
  • ロキ
  • リリカル・アーデ
  • フィン・ディムナ
  • リヴェリア・リヨス・アーブル
  • エイナ・チュール
  • ガレス
  • ティオネ・ヒュリテ
  • ティオネ・ヒュリテ
  • べート・ローガ
  • レフィーヤ・ウィルディス
  • フィルヴィス
  • ヴェルフ・グロッゾ
  • リュー・リオン
  • アーディ・ヴァルマー
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。