アイズはヘスティアにリリを眷属にしてほしいと頼んでいる。実はリリが所属しているソーマ・ファミリアは色々と問題があったのだ。主神である神ソーマはギルドからお叱り受けた。それだけじゃない、ソーマ・ファミリアの団長は闇組織と関わっていた事が分かり、逮捕された。
団長も新しく変わった。今では頑張っている、しかしリリはアイズのファミリアに行きたいとソーマに言った。ソーマは承諾し、ヘスティアの所に行くことを許可した。現在アイズ達はヘスティア・ファミリアのホー厶に居る。
「なるほどねぇ」
「駄目でしょうか、ヘスティア様」
「……アイズ君、僕とサポーター君にお茶を持ってきてくれるかな」
「?分かりました」
アイズは一度席を離れた。ヘスティアとリリは二人きりになった。
「正直に言うとね、サポーター君。僕は君のことが嫌いだ。アイズ君に付き纏ってほしくないと思ってる。」
ヘスティアの心証は最悪だ。アイズを好き放題たぶらかし、それが今では自分達のファミリアに入りたいとは。勝手すぎると言うヘスティア。
「……率直に聞くよ。君は本当に僕達のファミリアに入りたいのかい」
「入ります!リリはアイズ様に助けられ、心を入れ替えました。もう裏切る真似なんかしたくありません!」
「…嘘言ってないね。分かった、君を僕達の眷属に加えるよ」
リリは嬉しいそうに返事をした。ヘスティアはリリの背中にヘスティアの眷属である証を入れた。これでリリは二人目眷属になった。
「ただし!ベル何某君には気をつけろ!」
「え?どうして、ロキ・ファミリア幹部に気をつけろと言うんですか?」
「アイズ君はベル何某君の事を好意寄せてるんだよ!」
「えぇぇぇぇ!?アイズ様、あの英雄(アルゴノゥト)を!」
リリはびっくりしている。別のファミリアであるベル・クラネルに好意があるとは。ヘスティアはリリにアイズをベル・クラネルから守るようにお願いされた。リリの心中では『恋愛してもいいのでは?』と思っている。
次の日になり、アイズはエイナにヘスティア・ファミリアにリリが入った事を報告に来た。エイナを発見し、報告しようとするが、ベル・クラネルが居たのだ。アイズは憧れや好きな人が居たことをびっくりし、逃亡した。
「えっアイズ!?ちょっ待ちなさいっ!」
エイナの言葉にアイズは聞いてない。
『何で!?どうしてあの人が!?一体何が起こってるの!?』
後少しで入口にたどり着くが、猛スピードで来たベル・クラネルが目の前に現れ、彼の身体に密着した。アイズは赤くなる。それだけじゃない、ドキドキや心の中では興奮している。
「――すまない。大丈夫かい?」
私は彼から離れる。なんでここにベル・クラネルさんが居るの!エイナさんどういうことですか!?一体これは………
「クラネル氏がアイズに用があるそうなの」
私に用がある?どういう事だろう。するとベル・クラネルさんは私が無くした籠手を持っていたのだ。どうしてこの人が私の籠手を!?
「ダンジョンの10階層でこれを拾ってね。直接返そうと思って……」
―――そうかリリを助けようとしたとき、この人が私を手助けしてくれんだ。するとエイナさんは二人で話をつけるんだよと言われる。待ってくださいエイナさん!私死んじゃいます……っ!?
「言わなきゃいけない事が沢山あるんだから、しっかり一人で伝えるっ。頑張るんだよ!」
二人きりになった。どうしよう、何を話せばいいの!ベル・クラネルさんから話をかけられ、突然彼が謝ったのだ。どうしたんだろう、彼が謝ることなんてないのに……
「僕が倒し損ねたミノタウロスのせいで君に迷惑をかけて……ずっと謝りたかった」
ベル・クラネルさんはあの時を謝りたかったんだ。でも私は否定した。
「ち、違います!」
この人は悪くない!悪いのは迂闊に下層へもぐった私だ。貴方は命の恩人だ!
「……謝らないといけないのは私の方で……。お礼を言わずに散々逃げ回ったりして……。ご、ごめんなさいっ!」
恥ずかしながらも、頭を下げて、この人にお礼を言った。少しだけ頭をあげると、少しだったが笑顔だった。ぅぅぅ笑顔もやばい、後 顔が熱い。
「………ダンジョン探索、もう10階層なんだよね?すごいね」
「い、いえっ。それは色んな人に協力してもらったおかげでっ。私は全然まだまだ目標には全く手が届かなくて……!」
私の目標はあの怪物(モンスター)を倒すのと貴方の側に居たい。そのためには強くなりたい。剣術は父親に教わっているけど、それも全然だ。変なことしてやられそうにもなる。
「それじゃあ、僕が戦い方を教えてあげようか?」
「えっ……!?どうしてそんなこと……?」
「強さを求める。僕もその気持ち分かるから」
この人に鍛えてもらう?いいのそれは間違っていないのそれは。未だ全く釣り合っていない。私がこの人と触れ合うようななんか――― でもせっかくの善意……。私は覚悟決めた。
「……あ、あのクラネルさん……。ご教授をよろしいお願いします!」
私は再び頭を下げた。するとクラネルさんもよろしくお願いしますと言い、明日からスタートになった。訓練する場所はオラリオ市壁上だ。朝からやることになり、私は指定された場所に向かっている。
誰かとぶつかった。黒髪に長髪の女性エルフだった、この人も美人だ。私はこのエルフさんに謝罪した。
「いや大丈夫だ。こちらも余所見していたからな」
「本当に大丈夫ですか?」
「大丈夫だ、君も何か急いでるのではないか?」
「そうだった!?すみません、ありがとうございます!」
早く指定された場所に向かわないと。
その頃、ベルは先に着いていた。少しあくびをしているが。
ここでこれから彼女に戦い方を教える。ここならきっと誰にも見つからない。見つかるのはいけない。僕の戦闘技術…… それはフィンにガレス…リヴェリアにおそわったもの。ロキ・ファミリアの積み上げた経験。……だからそれを勝手に教えたら、バレたら、怒られる!!とにかくバレないようにしないと。彼女が来た。
「……おはよう」
「おはようございます!クラネルさん!」
「ごめん、こんなところに……呼び出して」
「い いえ大丈夫です!」
「じゃあ、始めようか」
「お願いします、クラネルさん!」
「……ベル。ベルでいいよ。みんな僕のことそう呼ぶから……それとも嫌だった?」
嫌ではないです!それでベルさん、私はこれから何をすればいいんでしょうか。ベルさんは背中にある剣を取り出す。もしかして実戦ですか!?だが、剣と鞘を壁の所に置き、いつの間にか木刀を用意していた。ベルさんは木刀を持った、私は咄嗟に剣を抜いた。
ベルさんの雰囲気が変わった。いくら訓練でもこの人に八つ裂きされる!
「……君が持っている力を僕にぶつけるんだ。戦いの作法を教えてあげるよ」
私はエアリアルを使って、この人に挑んだ。私はベルさんの腹を当てようとするが、避けられた。
「正面からの突撃。分かりやすい」
何度も攻撃したが、この人に当てれなかった。逆にこの人は私を何度も当てた。やっぱり……強い! これが第一級冒険者の実力。私なんかが勝ってる訳がない。
「君の戦い方は分かった。君はその魔法を頼りすぎてる」
「っ……!?」
「君には技と駆け引きが必要だ。」
「技と駆け引き……」
「魔法を使うことは悪くない。でもその魔法を頼ってばかりでは次の冒険で、君はあっさりと死ぬ。断言するよ。」
「…………」
ベルさん言う通りだ、私はこのエアリアルを頼りすぎている。私はエアリアルを纏わず、この人に挑む。
「…もう一回やるよ」
「お願いしますベルさん!」
そこから何度もボコボコにされた。でも指導はよかった、アドバイス等をもらい、次に活かせた。時間もなり、今日はここまでになった。
「今日はありがとうございます」
「じゃあ、明日もここでやるから」
「ハイ、お願いします!」
私はホー厶に戻った。リリとヘスティア様はまだ寝ていた、とても助かる。もしもバレたら、二人き…ゲフンゲフン 特訓が出来なくなるから。少し椅子に座っていたら、リリとヘスティア様が起きた。三人は朝食を終え、今日はホー厶でゆっくりとするのだった。
オマケ
ベルはホー厶戻った。朝のご飯は何を食べようかと考えていると、みんなご飯を配っていた。席は近くに座った、隣はボロボロになっているレフィーヤだった。
「えっと、今日も大丈夫?」
「大丈夫です、ベルさん…」
「今日も特訓?」
「ハイ!私も強くなりたいんです!」
レフィーヤが意気込んでいると、じゃあさらなる試練をやった方がいいな言う人物が現れた。そうフィルヴィス・シャリアだった。
「フィルヴィスさん!?」
「レフィーヤ強くなりたいと言った。ならば今まで以上に厳しくいく!」
「勘弁してください」
フィルヴィスはディオニュソス・ファミリアの団員だった。七年前の大抗争の時に主神であるディオニュソスは送還された。ロキ様に拾われフィルヴィスは僕達のファミリアになった。彼女のレベル5 二つ名は魔法の騎士(マジックナイト)。
「ところで、ベルはこの後予定あるのか?」
「……今日はないかな」
「じゃあ、私と一緒にレフィーヤの特訓に付き合ってくれるか」
「フィルヴィスさん!?(ベルさんも特訓をやってくれる。とても嬉しいですフィルヴィスさん!)」
「了解したよ。食べ終わったら、始めようか」
三人はご飯を食べ終え、ダンジョンの13階層に到着した。ここでレフィーヤの特訓が始まった。レフィーヤは並行詠唱をする。二人はレフィーヤに攻撃をする。
「狙撃せよ妖精のへぶっ」
フィルヴィスの攻撃は避けれたが、ベルの攻撃は避けれなかった。ベルは慌ててレフィーヤに謝る。
「ごめんレフィーヤ!」
「大丈夫です!もう一度お願いします!」
ベルさんの攻撃は完全に避けれない。早すぎる、フィルヴィスさんの攻撃は交わせるけど、ベルさんの攻撃は交わせない。でもベルさんと一緒に冒険したい!レフィーヤは再び避けながら並行詠唱をする。
「【狙撃せよ妖精の射手】【穿て必中の矢】」
今度こそベルの攻撃を避けれた。レフィーヤは魔法を放つ
「アルクス・レイ!!」
光の矢がベルに向かう。レフィーヤはやばいと思ったが、突然アルクス・レイがべルの目の前で相殺したのだ。レフィーヤはえ?となっている。それもそうだろう、一体何が起きたのか分からないのだから。
「大丈夫だよレフィーヤ。アルクス・レイが相殺したんじゃない。僕の魔法によって、無効化したんだ」
「えぇぇぇぇぇ!?」
無効化!?そんな魔法があるんなんて知らなかったですよ!ベルさん魔法使えたんですね!それも知らなかったですよ!もしかしてフィルヴィスさんは知ってたんですか!?
「すまないな、レフィーヤ。ベルも魔法は使えるが、使う機会が少ないんだ」
「え?そうなんですか?」
「うん。緊急事態の時は使うけど」
ベルさんの魔法見てみたいな。そんな顔をしていたのか、ベルさんが魔法の一つ見せようか言うのだ。
「いいんですか!」
「別にいいよ。減るもんじゃないし」
「ちょうど怪物(モンスター)が現れたな」
現れたのはアルミラージだった。レフィーヤとフィルヴィスはとんでもないことを言うのだ。
「あれは……ベルさん!?」
「違うよ!」
「ベルが相手か……。きついぞ」
「違うから!とにかく魔法使うね!福音(ゴスペル)」
全身へと轟き渡る低重音が鳴った瞬間、アルミラージは吹き飛ばされ、壁にぶつかり消滅した。
「ベルさん……」
「ベル……」
悲しげな顔になっているエルフ達。
今回いかがでした、あの後ベル達はホー厶に帰りました。ベルの魔法が判明しましたね、フィルヴィスさんはロキ・ファミリアに所属させることは決めてはいたんです。でもどうやって所属させようと思ったら、七年前の時にすればいいじゃんと思い、所属する事が出来ました。感想と評価お願いします、次回もお楽しみに
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