基本はシリアスだけど、ギャグが皆無とは言ってない(多分)。
というか飲み会をシリアスにするとか無理。
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本当なら公安で働かせるべきじゃない。
だけど“チェンソーマン”を在野に放つのはいろいろと危険すぎるため、仕方なしに公安で保護···もとい労働させることにした。
チェンソーマンに変身するたびに、血が吹き出し激痛が走るとデンジくんは話した。
だから出来るだけ変身はしたくないのだと。
だけど上層部から『使えない悪魔は殺処分する』と言われた以上、そうはいかない。
彼はゾンビの悪魔に始まり、コウモリの悪魔やヒルの悪魔、そして永遠の悪魔と戦った。
スターターを引けば再生するとは言え、肉がズタズタに切り裂かれるあの痛みは、16歳の少年が味わうべきレベルじゃないだろうに。
···私はそれを知りつつ、黙認した。
その罪滅ぼし···にしては安すぎるけれど、デンジくんに胸を揉ませてあげた。
なんでも、『初めて胸を揉んでみたけど大したことなかった』んだそう。
それじゃあ私の胸を揉んでも意味ないかもな、とは思ったけど、私のおっぱいを時々見てたことには気づいてたから揉ませた。
顔が真っ赤だったし、喜んでくれてたと思う。
私も···結構良かった。思わず変な声が漏れ出てしまうくらいに。···デンジくん、実はテクニシャンなのかもしれない。
◆◆
4課の親睦を深めるというワケで、姫野ちゃんが飲み会を企画してくれた。
しかも私のスケジュールに合わせた上でだ。
本当にありがたい。
仕事が少し立て込んで、私は少し遅れて合流することになった。居酒屋の店先からは、仲間たちの楽しそうな声が聞こえる。*1
みんなで飲み会なんて初めてだ。
緊張を和らげるために、深呼吸をする。
大きく息を吸って···吸って···吸って···
吸っt
「ゲホッゴホォッグフゥ゙!!」
···息を吸いすぎた。
咳き込みながら周りを見ると、遠巻きに眺める人がちらほらいた。すごく恥ずかしい。
とっとと店に入る。
すると、デンジくんから衝撃の一言が。
「今日···俺···ファーストキスしちゃうんだ···!」
「ん゙?キス?」
「え!?マキマさん!?」
平静を装いながら羽織っていたコートと靴を脱ぐ。···ふーん、キスね。誰とするのかな?
「マキマさん、ここにどうぞ」
「マキマさ〜ん!」
「アキくんありがとう。···それで?デンジくん誰かとキスするの?」
「しません!」
「え〜!デンジくんキスしないのおお!?」
「しまァす!」
姫野、お前か。
「姫野ちゃん、どういうこと?」
「だってキスってきもちいじゃないですかぁ〜。あ、マキマさんもちゅーしましょ!ちゅう!」
「成程···姫野ちゃん、酔ってるね」
「まだ酔ってません!!!!!」
「酔ってるね」
なんだ、姫野ちゃんのキス魔が発動しただけか。
良かった良かった。
······いや私は何を言ってるんだ。デンジくんが誰とキスをしようが別に自由じゃん。
「マキマさん!俺、銃の悪魔のなんちゃら拾いましたよ!」
「うん聞いたよ。デンジくんは本当に凄いね」
「以前まではこんな早いペースで肉片を持つ悪魔は現れませんでした。この間のデンジを狙った悪魔といい、最近少し悪魔の動きが怪しいですよ。···マキマさんはデンジのこと何か知ってるんじゃないですか?」
おっと、アキくんから真面目な話が。
······チェンソーマンのことについてバカ正直に話すと、今度は私が怪しまれちゃいそう。
どうしよう···出来るだけ話したくないんだけどな···そうだ!
「私より食べたら教えてあげる」
「···すいません、唐揚げ2つ」
「アハハ、そこは飲み比べじゃないの〜?」
「私はお酒弱いから無理だね。吐いちゃう」
食べ比べだ!!
ふっふっふ···私はこう見えてもかなりの大食いだからね。
いくら優秀なアキくんと言えども負けないぞ!
───1時間後。
「ぐっ···もう食えねえ···」
「あはは、アキくん凄いお腹出ちゃってまぁ〜!タヌキみたい!」
完全勝利である。やったぜ。
勝利の余韻に浸りつつ、妊婦のように膨れた腹をさする。さすがに食べすぎたかな。
······ん?アキくんの隣で酔っぱらってたハズの姫野ちゃんはどこに······。
「んふぇ?───ん゙っ!?」
振り向いたらなんかいた!
そんでもってキスされた!!
見られちゃった、デンジくんに見られちゃったぁ゙ぁ゙ぁ゙!!
でも、なんだろう、この感触···。
気持ちいい···?柔らかい···。
この感触は···舌···じゃない···!?
ゲロだ!!
「ぅ゙っ」
「嘘でしょ!?」
「こりゃトラウマだな···」
「すいませーん!何か拭くものをください!」
ヤバい···。
姫野ちゃんのゲロが、流れ込んできて···余計気持ち悪く···ウブッ。
「ギャー!マキマさんまで!?」
「すいませーん!雑巾あと5枚!!」
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※姫野はちょうめちゃくちゃ怒られました。
デンジくんの境遇やチェンソーマンの変身って、凄く衝撃的だと思うんです。
原作知識無しだと余計に。