視点が何度も切り替わるから読みにくいかも。
ノリで書いてるからね···。ごめんね···。
あ、ゴリゴリの曇らせ注意です。
原作沿いなので。
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「京都には何時に着くんだっけ?」
「あと30分ですね」
チェンソーマンの心臓を持つデンジくんが悪魔に狙われた。
一応秘匿してたのに、どこから情報が漏れたのかは分からないけど···日本はスパイまみれだから、ある程度は仕方が無い。
これからもデンジくんへの襲撃は十分に有り得るから、先手を取って京都の上層部に救援を要請しようというワケで、私は付き人さんと一緒に新幹線に乗っている。
「じゃあ駅弁買っちゃおう」
「1時に会食がありますよ?」
「大丈夫。ちゃんとそれまでにお腹空くから」
上層部との会食といったら、懐石とかフレンチとか、とにかく高級そうな物ばかりだ。
確かに美味しいけど、私の口にはあまり合わない。野菜ばかりの精進料理を食べさせられたときは閉口した。意外と美味しかったけども。
この間の居酒屋で食べた唐揚げみたいな、大衆的な食べ物の方が安心できる。
「···京都の偉い人たちと会いたくないなあ。みんな怖いんだもん。ご飯は穏やかな気持ちで食べたいのに···」
車窓を高速で流れる田舎の風景を見ながら呟く。
この間の飲み会は楽しかったな···。
ご飯も美味しかったし······いやゲロキス······いやいやご飯は美味しかった。
あの居酒屋に罪はない。
パン
パン
パン
「こちらC班。こちらC班。──開始」
◆◆
俺はとあるヤクザの
そりゃあそうだ。万全の状態ならいざ知らず、油断しきって狭い座席に座っているんじゃ、不意討ちは避けられない。
「もうすぐ駅に着く。車両移動して民間人に紛れるぞ」
任務はあっけなく終わった。後は古参の爺さんの指示に従い、とっとと逃げるだけ。
ボロい仕事だ──
「何処に行くのかな?」
···なんで生きてんだ?
頭と胸に、合計して最低でも5発は撃ち込んだ。
ピクリとも動かず、目からは光が失せていた。
瞳孔も開いていた。即死だったはずだ。
なのにマキマは血で汚れていながらも立ち上がり、同心円の目でこちらを見つめている。
「ばん」
「がァっ」
マキマが
「おいおいマジかよ······」
強力な悪魔と契約していることは予想できたが、生き返って、しかも銃の悪魔の力まで使えるとは考えが及ばなかった。
マキマの指先が俺の方へ向いて──「ばん」
◆◆
京都駅のホームでは、顔に傷を持つ男女がマキマを待っていた。
天童ミチコと黒瀬ユウタロウ──この2人は京都公安の中でも腕利きのデビルハンターであり、立ち姿すら民間人とは一線を画す。
だが話してみれば案外気さくであり、部下たちから慕われている2人である。
そんな2人に一人の部下が遠慮がちに近づき、特異課が襲撃に遭ったことを小声で伝えた。
「東京で特異1課2課3課4課が銃で襲撃されたらしいです······」
「「あ!?」」
「マジ···?マキマさん死んでる?」
「じゃあウチら待ち損かよ〜!?」
ちなみに、マキマの生死を気にしたのが黒瀬で、無駄足かと少しばかり嘆いたのが天童である。
2人とも軽く冷や汗をかいて動揺しているが、それなり以上に修羅場は潜り抜けている。
だが新幹線から出てきたマキマは、歴戦のデビルハンターにとっても異常だった。
「黒瀬くん。天童ちゃん。新幹線内で銃撃に遭った。死体があるから片付けさせて。会食は中止」
彼女は公安のスーツを大量の血で汚し、
「東京でも銃撃がッ、マキマさんその血は!?」
「どこか撃たれましたか!?」
今回ばかりは真剣にマキマの身を案じる2人。
しかしマキマの返答は冷え切っていた。
「これは返り血。私は撃たれなかった」
◆◆
マキマとその従者が死亡した、ほぼ同時刻。
2人一組で任務にあたっていた特異1課2課3課4課が銃による襲撃に遭った。
襲撃者たちは一般人を装い、白昼堂々に計画を実行。襲撃者側の被害も大きかったが、特異課は人外を除くほぼ全員が死亡。
人員不足の為、特異1課2課3課は4課と合併し、マキマの指揮下に就くこととなった。
東京駅のホーム、人混みの中で。
数少ない特異4課の生き残りである
それをマキマは一切の感情が消え失せたかのように、無表情で聞いていた。
「あとこれを」
「···何?」
「僕の辞表です」
「···辞めちゃうの?」
「特異課がきな臭くなってきました。辞めるか殺されるかの2択ですよ」
「···そう」
「······辞める僕が言うのも無責任ですけど、どうか無茶をしすぎないで下さい」
「分かってる。···円くん、今までありがとう。
その言葉を最後に、マキマと円は互いに背を向けて立ち去っていく。振り返らずに。
マキマの後ろに付いて行く京都組は不安げだ。たった一度の襲撃で、公安──それも精鋭たる特異課が壊滅したのだから、当然だろう。
「あの···マキマさん。俺達は特異課に入るワケじゃないですからね···?」
「指導に来ただけですからね···?」
「1週間ですぐ京都に戻りますから···」
「···残念。東京には美味しいお店がたくさんあるのに···」
血で汚れたままの制服を着た彼女の表情は、後ろを歩く2人には見えなかった。
◆◆
デビルハンターは殉職者が多い。
そのため公安のビルには霊安室が置かれ、広い室内には大量の亡骸が横たえられている。
マキマは一人一人に合掌して心からの弔意を示す。···そして最後に、赤黒い染みの付いた衣服や靴、眼帯だけが載せられたベッドの前に立った。
膝を折り、声を出さずに涙を流す彼女の目は、悲嘆と憎悪で濁りきっていた。
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◯マキマ(原作知識無し)(not転生者)
原作のマキマさんとは違い、悪魔としての力量──“格”とでも言うのだろうか──が低い。
銃の悪魔の能力は肉片を“支配”しているので一応使えるが、弱い。
ハンドガン程度の威力しか出ない。
※攻撃反射とかいう不自然すぎる捏造能力は忘れて下さい。
【オマケ:ボツにしたマキマさんの能力】
今回の襲撃でブチギレすぎて“ハイ”になった結果、攻撃反射を身に着けた。
刹那のタイミングを捉えると、攻撃をそのまま相手に返すことができる。誤差0.000001秒以内だと攻撃力は数倍になるとか。
ただし失敗すると普通に攻撃を喰らう。