クソ雑魚マキマさんの日常(本編完結)   作:訥々

6 / 32
ベッド・イン

閲覧、お気に入り登録、感想、評価、ここすき···全てに感謝です。

 

追記:リアルが忙しくなり、今月は更新が止まると思います。申し訳無い···。

 

────────────────────────

 

◯あらすじ(というか状況説明)

ヤクザを全滅させた自分へのご褒美に、デンジくんと一緒にデートをしたいマキマさん。

しかし重大な懸念点が2つ判明してしまった。

 

 

①誘う口実がない

“公安襲撃”という大イベントを粉砕☆したことによる弊害。原作ブレイクしたくないんじゃなかったのか。

 

ゾンビの血を大量に飲んだパワーが血抜きをする

→パワーがいない間のバディにビーム(サメの魔人)が選ばれる

→男がバディであることにデンジはがっかり

→それを見たマキマさんがデンジをデートに誘う

 

原作だと以上の経緯でデート回に入ったのだが、パワーはゾンビと戦っていない。

だから誘う口実がない。

まあ、これは“普通に誘えばいいじゃん”で済む話。

 

 

②レゼ編どうしよう

これが問題。

 

ビームとパトロール中に大雨が降る

→ビームは地面へ潜行し、デンジは電話ボックスで雨宿りをする

→そこでレゼと出会う

 

しかし、この世界でのバディは引き続きパワー(ロマンチックブレイカー)のままであり、レゼとのフラグを立てるのが難しい。

“相手はマキマさんのライバルヒロイン候補だぜ?フラグは折ったほうがいいだろ”って?

残念。マキマさんはデン×レゼが推しなんだ。

デンジくんは好きな人でもあり、推しでもある。

マキマさんは罪深い。

 

 

マキマ「デンジくんとのデートを楽しむ。デン×レゼのフラグを立てる。両方やらなくちゃあならないってのが、カプ推し*1のつらいところです。覚悟はいいですか?私はできてます」

 

────────────────────────

 

岸辺隊長と料亭での食事を楽しんだ翌日。

私は実務室でデンジくんと談笑していた。

激務で疲れ切った心身にデンジくんが染み渡る(?)。

 

「岸辺隊長にもう傷を付けたの!?すごいよデンジくん!私は逃げ回ってばかりだったのに···」

「や、パワーと二人がかりでヒキョーな手を使ってようやくっす」

「それでもすごい事だよ!···ねえ、記念に私と···そのぅ、デートしない?」

 

言った!よくやった私!

そうだ、誘う理由が無いなら作ればいいんだ。

“岸辺隊長に認められた記念”に、デートに行こう!

 

「でーと。デート···?デート!!」

 

うん。これを新しい“date”三段活用にしよう。

表情がコロコロ変わるデンジくん、カワイイカワイイネ······。

 

「します!超デートします!」

「ありがとう。ぇへへ···。デートプランは私が考えるから、お楽しみにねっ!」

「っす!」

 

明日が楽しみだ!

 

 

◆◆

 

 

明日はどんな服を着ていこっかな〜♪

カワイイ系か、カッコいい系か···

デートプランはA?いやBも捨てがたい···

でもなーでもでもでもなー。

 

こんな感じで、夜遅くまで一人できゃいきゃい楽しんでたら、もう深夜3時でした。

···原作だとデンジくんも眠れなかったらしくて、待ち合わせ場所の映画館には朝5時に来てるんだよね。

こうなったら、デンジくんよりも早く来て驚かせちゃおう!

 

 

 

──って思ってたんだけど。

 

「なんでデンジくんもういるの?まだ4時だよ?

「眠れなかったので3時に来ました!!!」

 

なんでやねん。

 

「待ち合わせしたのは9時だったのに···6時間何するつもりだったの?」

「え?···マキマさんのことを考えて待ってりゃ、6時間くらい平気っすよ」

「···ふーん」

 

···実際に話すと分かるけど、デンジくんって案外こういうところある。女誑しめ···。

 

「マキマさんこそめちゃめちゃ早くない?」

「私も楽しみで眠れなくて···今すごく眠い···ねえ、デンジくん。ちょっとホテル行って、2人で寝ない?」

「あー、そうっすね。俺もねみーや···」

 

そうして、私達は近くのホテルで仮眠を取ることにした。一部屋しか空いてないと言われたけど、時間差で眠気がやってきた私の脳みそは、それを深く気にしなかった。

 

 

◆◆

 

 

《Sideデンジ》

 

「んあ〜?どこだここ···」

 

目が覚めたら、知らないフカフカのベッドで横になっていた。

横を見れば、すぅすぅと、静かな寝息をたてるマキマさんがいる。

 

「そうだ···俺はマキマさんとホテルに···」

 

女性とデートするどころか、一緒に寝るなんて経験初めてだ。···初めてのはずなのに、俺は既視感を覚えた。ポチタと一緒に寝た記憶?···いや、違う。

俺が読んだエ◯漫画の展開によく似てるんだ!

 

その漫画だと、酔い潰れた女上司とホテルに行って、そのままの流れで······。

俺達の場合は単なる寝不足だけど、上司(マキマさん)と一緒に寝たっていうのは同じ。

そう思うと、急に緊張してきた。

 

「ん、んぅ···」

 

ヤバい、マキマさんが起きる!

そう思った瞬間、俺は咄嗟に寝た振りをした。

 

「デンジくん······起きてる?」

 

バレたと思った。

まあ別に狸寝入りに理由なんて無かったし、正直に起きてるって言おうか···と考えて目を開こうとした──その直前。

 

「寝てるよね·······んっ」

 

唇に、柔らかいものが触れた。

 

「この間はごめんね。()()()()が初めてで、嫌になったと思うけど···私は、デンジくんのことが本当に好きなんだ」

 

消え入るような、か細い声で呟くマキマさん。

俺がマキマさんを嫌いになるなんてあり得ない。

俺も好きだって、声に出して伝えたい。

だけど体は言う事を聞かず、だんまりを決め込んだ。

 

そのうち、また眠気がやって来て──俺は再び眠りについた。

 

 

◆◆

 

 

《Sideマキマ》

 

おはようございます。私って、デンジくんが寝てる時だけはすごい大胆になれるんだね。

まあ、姫パイには敵わないけど。

未成年を家に連れ込んで速攻はヤバいでしょ···。

 

さて。2人揃って爆睡してたら、もう12時過ぎてたわけだけど···どうしよっか。

本当は映画を2本くらい見た後、のんびりショッピングするつもりだったんだけど。

 

 

 

ぐぅ~···。

 

「···俺の腹の音っす」

「あはは、私もお腹すいちゃった。ご飯食べよっか」

 

お昼時に“目覚めた”のは丁度よかったかも。

それじゃあ、レゼちゃんに会いに行こうか。

 

 

 

────────────────────────

 

デンジくんは恋愛漫画の主人公だったのか···?

 

 

◆◆

 

 

オマケ話《Another Date·映画を見るマキマさん》

 

普通に映画デートを楽しんだ世界線の話。

 

────────────────────────

 

今日はデンジくんとのデートである。

髪も服もデートプランも全部予め決めてあるし、睡眠時間はきっちり8時間。

仕事も過去一の集中力で片付けたから、一片の憂いも無い。今日は楽しむぞ!

 

「あっ、マキマさんもう来てる!マキマさ〜ん!」

「デンジく〜ん!」

 

よしっ、時間通りに来てくれた。

『9時ぴったりに来てね!あと夜はしっかり眠ること!』って言い含めておいた私、ナイス。

長い時間待たせたり、寝不足で楽しめない、なんてのは嫌だからね。

ちなみに私は、待ち合わせ場所(映画館)には1時間前に着いてた。

言い出しっぺが遅れるわけにはいかないでしょ。

 

「わーーーーー!カワイイ!」

「デンジくん、褒めたって何もないよ?···飴ちゃんなめる?」

「なめる!」

 

飴ちゃん1つでこんなにも喜んでくれるとは···。

ちなみにソーダ味です。

 

「うめえ···飴うめえ···一週間かけてなめよ」

「デンジくん、さすがにばっちいから今日で全部なめてね?」

「はい!」

 

極貧生活の名残りを垣間見てしまった···。

いっぱい食べて、大きくなるんだよ···。

 

「今日はどんな感じの予定なんですか?俺、女性と遊ぶの初めてで···」

「ベタだけど···映画を観て、ご飯食べて、その後はショッピングかな」

「おお···最高じゃないっすか···!」

「そう?なら良かった。じゃあ早速、中に入ろう」

 

 

◆◆

 

 

ちょっと背伸びして、シリアス系の映画を選んでみたけど···う〜〜〜んあんまり面白くない。

曲はいいんだけどなあ。

折角のデートなんだから、当たりを引きたかった。

デンジくんにつまらない思いさせたくない···。

くっそ〜〜、それにしても曲はいいな。

 

 

 

映画を観終わった後、近くの喫茶店で映画の感想を語り合った。

 

「な〜んかイマイチでした。俺映画とか分かんねーのかもしれないっす」

「正直言うと私もだね···。こっちを無理矢理泣かせようとする感じが強かったと思う」

「あーでも、音楽はすげー良かったです」

「っ!···うん。そうだね」

 

 

 

────────────────────────

 

その後はファミレスでご飯を食べたり、服を買ったりしたそうです。

マキマ「デンジくんを自由に着せ替えできたのが特に楽しかった!」

 

 

2025/01/12

アンケート集計結果

 

■質問

選びなさい。

 

■回答

(121) 帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい。

(99) 仕事やめたい···

(183) ゆええええええええええええええええええ

(306) ふふん。(どや顔)

(45) っきょっ

(34) ヒェァァァァァ怖いいいいいいいいい

(37) えっ(汗)

 

■まとめ

どや顔マキマさんはカワイイ!

 

 

*1
というかカプ厨

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。