【カオ転三次】今更転生ごちゃまぜサマナー   作:ふーじん

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24話:自衛隊との演習任務

 ★【函館よいとこ】道南支部総合雑談・相談スレ【一度はおいで】 part2

 

168:カス子

自衛隊ニキ、チョンボやらかしすぎで草生えるんだよね

報連相もできないやつが自衛隊員ってマ???

 

169:名無しの転生者

それなオブそれな

 

170:名無しの転生者

諸々逆算したら相当前にお漏らししててゴトウとレベリングに励んでたのは草なんだわ

いや笑い事じゃねぇけど(

 

171:名無しの転生者

直後のクーデター教唆も抑えられなかったとかはーつっかえ!

 

172:名無しの転生者

言うてあれは部下の鼻っ柱を折るための出来レースだったらしいけどな

 

173:名無しの転生者

俺はじめてショタオジが戦ってるとこ見たけどクッソ強くてビビる

 

174:名無しの転生者

ワイなんて碌に見えなかったゾ(

 

175:名無しの転生者

ショタオジの動きが見えてたやつは漏れなく第一線級の高レベルだけだからしゃーない

20や30そこらじゃショタオジの手加減アピールが無けりゃ残像しか見えんもん

 

176:名無しの転生者

20はともかく30は立派にガチ勢なんですけどねぇ……(

 

177:名無しの転生者

生身で音速機動とか漫画だけかと思ってた

 

178:カス子

まぁワイには見えてたけどね

 

179:名無しの転生者

隙あらばマウント

 

180:名無しの転生者

最近カス成分を摂取してなかったから助かる

 

181:名無しの転生者

摂取するなそんなもん(

 

182:名無しの転生者

まぁカス子ネキほどの高レベルならせやろなって

今いくつだっけ?

 

183:カス子

>>182

ぼちぼちLv70ってとこ。他の二人も60は越えとるで

ワイら三人分の複製人形を用意できたから時間取りやすくなってねー

毎日定時上がりに修行場潜ってたから大分捗ったわね

 

184:名無しの転生者

なそ

にん

 

185:名無しの転生者

強すぎぃ!!

 

186:名無しの転生者

びっくりするくらいレベル高くて草

 

187:名無しの転生者

これだからガチ勢は……

 

188:カス子

言うておまえらもその気にさえなればこれくらいレベリングできるんやで?

ショタオジが才能はある言うてたやろ、なんでそれを磨かんのや

まぁ無理は言わんけども、連合の根幹はあくまで互助組織なんだから自助努力せなあかんで

 

189:名無しの転生者

半分は当たっている、耳が痛い……

 

190:名無しの転生者

全部当たってるんだよなぁ

 

191:名無しの転生者

正論が一番人を傷つけるってママに教わらなかった???

 

192:名無しの転生者

カスに正論で諭された、訴訟(

 

193:名無しの転生者

>>192 これに関してはおまえがカスや(棄却

 

194:カス子

まぁそれはそれとして

自衛隊ニキ出演のAVはクッソエロかったよね

 

195:名無しの転生者

温 度 差

 

196:名無しの転生者

おまえそういうとこやぞ(

 

197:名無しの転生者

せっかく珍しくいいこと言ってたのによぉ

 

198:名無しの転生者

可哀想なのでは抜けない派のワイ、購入したはいいが持て余す(

 

199:名無しの転生者

みーとぅー

薄い本ならともかく生出演でガチの悲鳴はいやーキツイっす(

 

200:名無しの転生者

ショタオジは心が無くて!

俺達は容赦が無い!

そこに何の違いもありゃしねぇだろうが!!

 

201:名無しの転生者

違……わないなうん(

 

202:名無しの転生者

ワイは面白半分で投票したけど、結構な割合ガチで怒ってたやつもいたからなぁ

 

203:名無しの転生者

気持ちはわからんでもないが、高レベルの俺としては言うほど脅威か?とも思ったよね

今更出てきても俺のほうが強いし……っていう。まぁ現地民にしてはやたら強かったけど、原作補正かな

 

204:名無しの転生者

いや、あれを雑魚と言えるのは連合にもそうそうおらんて

修羅勢の基準で言わんといてもろて

 

205:名無しの転生者

十台そこそこだとふつーに死ねる戦力には違いなかったわな

 

206:名無しの転生者

霊能者としてはともかく、軍人としての練度と統率はガチオブガチだよね

デモニカを始めとする霊装ありきとはいえ、対悪魔戦の土俵に上がれた自衛隊は正直かなり頼もしいわ

 

207:名無しの転生者

ぶっちゃけ根願寺とかいう無能に比べれば億倍マシ(

 

208:名無しの転生者

まぁあれはうん……

 

209:名無しの転生者

支部を設置して地方を取り纏めるほどに浮き彫りになる無能っぷりよ

 

210:名無しの転生者

現地組織からの評価漏れなくクソゴミで笑っちゃうんすよね

 

211:カス子

まぁあいつらがまともに機能してたらこんな苦労してないから(

 

212:名無しの転生者

カス子ネキはイタコだからそりゃ目の当たりにしてるわな

 

213:カス子

ウチのババア連中なんて根願寺への愚痴だけで三日三晩は喋り続けられるんちゃうかな

 

214:名無しの転生者

 

215:名無しの転生者

ババア(妙齢の美女)

 

216:名無しの転生者

今や恐山も冷や水のおかげで霊能者漏れなくピチピチやからなあ

 

217:カス子

たまに里帰りするたびに知らん赤ん坊増えとるし、元ババア連中がきゃいきゃいしとるわ

最長老なんか合法ロリになっとるしよぉ。伝統あるイタコの姿か?これが…

 

218:名無しの転生者

>>217 っ鏡

 

219:名無しの転生者

イタコの面汚しにして英雄が何か言うとるわ(

 

220:名無しの転生者

>>217 俺はまだネキを許してねぇからな

推しのタコ姉様だと思って会いにいったらこんなちんちくりんのカスだったときの気持ちときたら……

わかる?この罪の重さ(

 

221:名無しの転生者

一方的な思い込みと勘違いでボロカスに言ってて草

 

222:名無しの転生者

草 何年前の話しとんねん(

 

223:カス子

>>220 呪った

 

224:名無しの転生者

カス子ネキ、怒りのノータイム呪詛

 

225:名無しの転生者

あまっていま出先でちょま便意がやb

 

226:カス子

精々神に祈りな、ベイベー

 

227:名無しの転生者

なんと恐ろしい真似を……!

 

228:名無しの転生者

ファッキン四文字の俺達ですら神に祈らざるを得ない所業

 

229:名無しの転生者

いろんな意味で尊厳破壊や

 

230:名無しの転生者

口は災いのもとなんだよなぁ

 

231:カス子

カスは滅びた

で、何の話してたっけ?

 

232:名無しの転生者

自衛隊の話よ

 

233:カス子

ああ、せやったね

んまぁ自衛隊ニキについては刑罰を受けたから禊は果たしたとしてだ

ぶっちゃけ支部としては自衛隊の参入はプラマイで言えば大きくプラスって感じやね

 

234:名無しの転生者

そうなん?

 

235:カス子

本社でも主要なスレに通達あったじゃん?

ガイアレトルトカレーの販路確保とか銃火器の融通とか

その中でも支部への人材派遣がまーありがたいんだわ

 

236:名無しの転生者

あー、それいろんな支部で言うとったな

やっぱ特殊技能者は貴重やんな

 

237:名無しの転生者

なんでもかんでもオカルトパゥワーで解決するわけにもいかんからな

本社に引き籠もってると忘れがちだけども

 

238:カス子

結局のところマンパワーがいるからねぇ

お陰様でウチの支部も本社からの派遣増えたり現地民を雇用したりしてるけど、どうしても安定しないからね

そこに後ろ盾がはっきりしとる公的機関から人員を出してもらえるのは組織視点でメリットしかない

 

239:名無しの転生者

そう考えると結果オーライなんかね……なんか釈然としねーけど

 

240:名無しの転生者

自衛隊ニキのやらかしも、大多数の俺達の怒りも確かだけどもね

 

241:名無しの転生者

それはそうよ

結果としてなんか上手くいっただけで、ワンチャン終末の危機には違いなかったしな

 

242:名無しの転生者

あのクーデター教唆もガチだったらとんでもないことになってたしな

誰かが言ってたけど、それこそ独断でクー起こされたら日本終了のお知らせだし

 

243:カス子

まぁでもゴトウ本人は普通に好人物だったのはある意味救いかもしれんね

少なくとも連合が力で上回ってる限りは手綱握れるだろうし、協力者としては間違いなく有用じゃわ

 

244:名無しの転生者

わかる。俺も演習のときにちょろっと話したけどクラッときたもん

あれはカリスマだわ

 

245:名無しの転生者

クーも戦力さえ十分なら全然乗ってもよかったしね、戦力さえ十分なら(

 

246:名無しの転生者

現実は非情である(

 

247:名無しの転生者

なんでメシア教とかいうゴミクソボケカスがあんな強いんですかね……

 

248:名無しの転生者

なんもかんも敗戦が悪い

 

249:カス子

そのへんの話題はもう散々繰り返したから(

んでまぁ、そういうわけだから今後はもっと人の出入りが増えますよってことを言いたかった

 

250:名無しの転生者

おつおつ。たまには広報らしいことするじゃん

 

251:名無しの転生者

大分無駄話が多かった気がするけどままえあろ(

 

252:名無しの転生者

このスレもぶっちゃけただの雑談スレと化しつつあるからなw

 

253:名無しの転生者

観光案内とか異界情報とかは窓口で聞いたらめっちゃ詳しく教えてもらえるからな

 

254:名無しの転生者

このスレはカス子ネキのせいであまりにノイズが多すぎる

 

255:名無しの転生者

たまにはカス子ネキじゃなくて魔人ネキや邪視ネキとおしゃべりしたーい!!

 

256:カス子

ワイでは不満と申すか

 

257:名無しの転生者

不満とまでは言わんけどしょっちゅう出くわすしありがたみないなって

 

258:名無しの転生者

たまには綺麗な空気吸いたい

 

259:カス子

キレそう(

 

260:名無しの転生者

い つ も の 光 景

 

261:名無しの転生者

このいじられっぷりはある意味広報に適任かもしれんな(

 

 ・

 ・

 ・

 

 

「まったく失礼なやつばっかじゃ!」

「また掲示板の人達とおしゃべりしてたの?」

 

 相変わらず無礼極まりないカスどもの相手を終えると、ちょうどシオリっちが書類片手にやってきた。

 しかしなぜあたしがプチおこしてるだけで掲示板を見てたと思われたのか……まるで日頃から半ギレでレスバしてるみたいな言い方するじゃん。

 それはさておきシオリっちから書類を受け取って確認すると、ちょうど噂の自衛隊から申し入れがあったようだ。

 

「函館駐屯地から対霊能演習?」

「ええ、まずは最寄りの基地からってね」

「開催は駒ケ岳演習場か。相手するのはあたしら二人?」

「命子が対悪魔想定、私が対霊能者想定ね。カレンさんは手が離せないから、私達でレクチャーしてほしいって」

 

 ふんふん、となると適当な人形を何体か見繕ってみるか。

 とはいえデモニカ装備してギリ覚醒した程度の相手と考えると、Lv10でも結構厳しそうやね。

 そうなると霊装と人数込みでLv5前後くらいがベストだと思うけど……今となっては逆にここまで弱く作るほうがめんどいまであるな。

 まぁいいけど。新人への依頼がてら下位素材でも集めてもらえば作れるかしらね。

 

「へぇ、五島陸将が選りすぐった精鋭か。どこまでやっていいとか聞いてる?」

「概ねこの間の対ショタオジ戦と同じレギュレーションね。相手は武装解除ないし破壊されたら敗北、こちらは()()()()()()()()()()()()()()()()()敗北ですって」

「んまぁ今更実弾程度効かないしね、あたしら」

 

 対ショタオジ戦観戦スレのハムネキ曰く、ペルソナ能力者は非戦闘時は物理攻撃に弱いらしいけど、あたしら異能者は素で身体能力が上がってっからねぇ。

 二人に比べりゃ耐久面よわよわなあたしですら並の銃器程度は効かないし、カレンちんにいたってはミサイル食らっても平気なんじゃないかな。シオリっちはそもそも当たらん。

 

「相手の武装に制限は無しか、こちらの戦力を鑑みればまぁ妥当かな」

「物資の損害は考えなくていいそうよ。さすがに武装まで無傷で、となると面倒だから助かるわね」

「面倒の一言で済むあたり、シオリっちも強くなったよねぇ」

 

 ま、よござんしょ!

 既に道南支部(ウチ)は自衛隊と協力体制を取ることを決めてんだ、しっかり悪魔相手にも戦えるよう教導するのは急務じゃんね。

 個人的にも軍人さんの動きを肌で感じてみたいし、ちょっとワクワクしてきたかも!

 

「あたしはいつでもOKだから、シオリっちの都合で日時決めて向こうさんに返事しといて~」

「わかったわ。それじゃあスケジュールを整理してくるから、また日時が決まったら伝えるわね」

 

 

 ◇

 

 

 というやり取りがあったのが数日前。

 あれから段取りが決まり、駒ケ岳演習場に集合してご対面です。

 

 あちらはさすが名にし負う精鋭部隊、見るからに精悍で頼もしいね。

 対するこちらは小娘二人。事前に知らされていたとはいえ、実物を前にするとさすがに動揺を隠せないようだ。

 なにせ向こうは数々の兵器に武装を用意した上で中隊規模の編成なのに対し、こちらは一見丸腰だしね。

 にわかにざわめく隊員に、それを叱りつけるべき隊長さんも同じ思いなのかこちらを気遣わしげでいる。

 

 ま、その常識が通用しない世界があることを思い知らせるのが今回のあたしらの仕事なわけじゃが。

 困惑を呑み込めないながらも指示されて配置につく隊員達に合わせて、こちらも初期位置につく。

 まずはあたしから先に相手して、これから彼らが相手にする悪魔というものがどういう存在なのかを教えて差し上げよう。

 

「――演習開始ィ!!」

 

 判定役のお偉いさんが宣言すると同時、相手は統率された動きで展開した。

 それに合わせてあたしも人形を繰り出し敵部隊へ差し向ける。

 今回用意したのは平均Lv5の白兵人形に魔法人形の小隊に、それと数体の護衛人形。

 覚醒したての素人でも頑張れば相手出来る程度の性能だが、デモニカ装備の中隊編成ならちょうどいいレベルのはず。

 

「んじゃまずは小手調べといきますよぉ」

「!? き、消えた……?」

 

 隠れたままの飛丸に指示し、超頑張れば見抜ける程度に加減して隠形する。

 そしてそのまま上空へ飛び上がり、残された人形兵に応戦する様をしばし見物。

 

「観測班は索敵に専念、第一、第二小隊は前線を構築! 残る部隊はこれを援護せよ!」

 

 流石本職の軍人さん、判断が早い。

 動揺を見せたのも一瞬で、即座に指示を飛ばすと隊員達が小銃を構え前に出る。

 号令と共に斉射された各属性の弾丸で人形兵の耐性をチェックすると、弱点を突ける属性弾へ切り替え確実に仕留めていった。

 

 へぇ……霊視できれば銃火器も十分通用すんね。

 ある程度のレベルまでなら余裕を持って制圧可能だし、治安維持になら便利そうじゃん。

 まぁ連合製でもなけりゃ装備はレベルアップしないし、性能もたかが知れてるからあくまで雑魚悪魔限定だけど。

 いやどうなのかな、ひょっとしたら銃火器を使う前提で霊質が研ぎ澄まされていくかもしれないし、まだ判断するには早いか。

 

「いいね、んじゃ次はもうちょっと強いのいくよー」

 

 第一陣が早々に撃破されたので、次なる人形部隊を投下。

 レベルと編成は然程変わらないけど、さっきのより耐性やスキル構成が優れた人形兵だ。

 しかし自衛隊はこちらにも即応し、十分に距離と陣形を保ち属性弾で迎え撃つ。

 属性弾つえーな、こりゃ転生者(あたしら)が欲しがるのもわかるわ。銃火器の普及と併せれば底辺層が大分底上げされるかもね。

 でも……

 

『カカカ……【スクカジャ】』

『【グラム・カット】』

「ッ! 急に動きが――うああああ!?」

 

 まだまだバフの重要性と危険性の認識が甘いね。

 直接ダメージを与えるアギやブフなどへの警戒は十分だけど、こういう小手先へのリサーチが足りない。

 それまで攻撃一辺倒だった魔法人形がバフをかけると、白兵人形が途端に機敏になり隊員のマーキングを抜け出す。

 その他のバフも同様。タルカジャを受けた人形の攻撃をカバーリング役が受け止めるも、想定外の威力に一撃で瀕死域に。

 それまで弱点属性弾で仕留めきれていた人形がラクカジャをもらっていたことで、仕留めるまでの弾数に誤差が生まれ連携が乱れる。

 こういう補助行動をしてくる悪魔ってのは低レベルには少ないけどいないわけじゃない。想定しておかないと割と致命的だからこの場で思い知ってもらわないとね。

 

 その後も手を変え品を変え人形を繰り出しつつ、彼らの奮戦を見守っていたけど……正直思ってたよりずっと強くてびっくりだわ。

 ぶっちゃけ未覚醒のまま燻ってる転生者よりはよっぽど有能。軍人だから戦闘の心構えが出来てるし、動揺はしても物怖じしない。

 なにより部隊としての練度が高いから多少の力量差や不利を連携と戦術で容易に覆し得るのは、個性豊かと呼ぶには独自色が強すぎる転生者達には無い強みやね。

 もう一つ付け加えるなら装備への理解度というか習熟度が高いのもベネ。デモニカを一番上手く活用できるのはやっぱ自衛隊かしらねー。

 

 とつらつらそんなことを考えながら観戦していると、こめかみにコツンと衝撃。

 思わず出処を確認すると、ハンドサインで指示を出していた観測班と、それを受けて銃口をこちらに定めていた狙撃班。

 ……こいつはやられたねぇ。

 

「頭部に7.62×51mmNATO弾……間違いなく致命傷判定ですねぇ」

「無傷……!?」

「さすがにレベル差がありすぎますんでねぇ、傷は負わないけどレギュレーション上そちらの勝利ですよぉ」

 

 いつの間に展開していたのやら、霊装効果込みで偽装していた狙撃班と、こちらの座標を的確に伝えて見せた観測班に思わず拍手を贈る。

 確かにこの隠形を見破られれば実質こちらの負けくらいのつもりではいたけど、しっかりスナイプを決められるとはね……いやお見逸れしたわ。

 結果としてあちらさんはおよそ半数が撃墜判定に対し、こちらの人形兵はおよそ平均Lv7程度の強化個体までが撃破されていた。

 うーん……これは見事にあちらの勝利やね。いやすごいわマジで。

 

「高レベルの霊能者がこれほどとは……そちらの人形は、あれでも雑兵なのでしょう?」

「んまぁそうですけど、一般的な小規模異界で相対する悪魔と遜色ないレベルではありますよぉ。ここまで対処できたのなら十分合格点ですって」

「ぬうぅ……俄には納得し難いと言いますか、頭部への狙撃を無傷で受け止められたのを見た後では、どうしても我々の実力不足を感じてしまいますなぁ」

「や、あたしはこれでも上澄みなんでね? そんな簡単に傷を負ったら沽券に関わりますって」

 

 ほんとマジでね? そちらの観測班がMVPだからちゃんと褒めたって。

 まさかほんとに致命傷判定食らうとは思ってなかったもん。あたしだって別に一箇所に留まってたわけじゃなくて、結構ふわふわ動き回ってたってのにさー。

 狙撃手の腕もいいわほんと。彼ら含めてこの部隊の練度ほんと高い。これで転生者並に霊的才能があれば日本は安泰だったろうにのう。

 

「ともあれまずはそちらの白星ってことで、次の演習に備えてくださいな」

「了解しました。――各員、駆け足!」

 

 隊長さんの号令で迅速に再編していく隊員を見送りながらシオリっちにバトンタッチ。

 そのシオリっちは呆れたような顔でこちらを見下ろし、こつんと指でおでこを小突く。

 

「命子、油断しすぎ」

「油断というか、特殊勝利条件みたいなものだからいいじゃんよー」

「最近防御意識が甘くなってない? そんなんじゃあ薫さんやセツニキさんに怒られるわよ」

「うへぁ、そりゃ勘弁。あの二人にチクるのだけはやめてクレメンス……」

 

 舐めプ――いやそんなつもりはなかったけど――して判定負け食らったなんて知られたら間違いなく地獄巡りだもんよ。

 

「まったく……死なないからって無闇に攻撃受けないでよ? 貴方が不死身なのは知ってるけど、だからって気軽に死なれたら気が気じゃないもの」

「わかった、わかったから……あたしが悪かったじゃんよ。もうこういう油断はしないから、機嫌直してって」

「ほんとにわかってる? ならいいんだけど……まぁ、それはそれとして」

 

 部隊を再編している自衛隊を眺めて、シオリっちが珍しく好戦的な笑みを浮かべる。

 

「そういう人達ではないと思ってるけど、天狗になられても危険だし……なにより二人とも黒星なのは連合の看板に傷がつくから、次は完勝するわね」

「あの、シオリさん? これ演習だからね? わかってる?」

「わかってるわ。だからあちらがもう戦えなくなるまで思う存分付き合ってあげるから」

 

 その後シオリっちは自衛隊の用意した弾薬が尽きるまで無傷で戦い抜き、無事連合の武威を見せつけた。

 やばい、もうタイマンだと勝てねぇ(




・カス子
舐めプして敗北判定食らった連合の面汚しにして修羅勢のカス。
後日無事報告書は霊視ニキら幹部の目に留まり、罰ゲームとしてショタオジの新地獄巡りに放り込まれた。
本人が不死身なのは以前にも言った通りだが、同様に味方をほぼ不死身にすることができる害悪サポーターでもある。

・邪視ネキ
自衛隊が放つ属性弾や迫撃砲その他諸々を全て大鎌で斬って落とし、弾薬が尽きるまで無傷を貫いた。
尚邪視やスキルは用いない素の戦闘技術で対応した模様。見てから回避余裕な速タイプ。
実は本霊であるサリエルの『死を司る権能』と『邪視の祖としての権能』を固有スキルとして昇華し、直死の魔眼みたいなことができる。
曰く「万物に視える命脈を絶つ」ことで生半可な耐性やギミックをぶち抜いて一撃必殺だとか。

・自衛隊の皆さん
練度と心構えはガチオブガチ。ほんとこれに転生者並の霊的才能があれば……とは連合幹部の誰もが思っていることだろう。
人形使って透明化したカス子はともかく、まさか大鎌一本で再起不能に陥らされるとは思っておらず、白星でちょっとだけ伸びてた鼻はちゃんとへし折られた。


日本神解放作戦どうしましょうねぇ……北海道にそれっぽいロケーション無いんだよな。
ヘルプにいくにしてもネタが思いつかんし、勝ったことにしてお疲れ様でした会に飛んでもいいかもしれぬ。
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