姫蜘蛛ですが、なにか?   作:トンTon

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18 死んでも別に死なないでしょ?

蜘蛛子さんはまた下層へ行った。

今回私はお留守番。

ここで龍王ブラザーズの強化をしようと思う。

ということで、空間拡張してるとこに行ってみよう。

この岩が隠し扉になってるんだよねー。

次元魔法で龍王ブラザーズが入ってくる。

特訓を開始する!

ということで、私が今から君たちに全属性の魔法……いや魔術を撃つから耐えてね。

それでは行ってみよう!

 

やっぱり大事なのって防御手段だと思うんだよね。

敵に一ダメージでも与えられるなら、攻撃を無効化しながら突撃すれば勝てるじゃん?

ってこと。

龍結界の強度を上げていこう!

勿論HP自動回復っていう便利なものがあるから、この無効化特訓を終えたら魔法習得をするよ。

この空間では、一日が大体二、三ヶ月になってる。

なんて効率的な特訓部屋なんでしょう。

名前は精神と時の――

いや、アウトか。

 

自分で勇者剣とか魔王剣とか作れないかな。

魔法を撃ちながらそんなことを考える私。

禁忌には、ものすごく強そうな剣の情報が書いてあった。

なんなら自分の魂を組み込めばいけそう。

とりあえず体から鉄を抽出して、凝固。

引斥の邪眼とか歪曲の邪眼で剣みたいな形にする。

あ、歪曲の邪眼は空間をグニャグニャさせてたら自動で取れた。

引斥の邪眼は前取った重の邪眼の進化系。

さて、次の材料は……龍の鱗を解析した結果、システムをある程度無効化できる結界ができたからそれにしよう。。

何ていう名前にしようかな?

アンチマジックフィールド?

抗魔術結界かな?

まあいいや。それをこの剣に付与する。

こうすればシステム内の存在は誰も勝てないんじゃないの?

よし、そして私の魂を組み込めば……。

できた!名付けて覇王剣!

鑑定不能。うーん定期。

私の作ったもの大体鑑定不能のような気がする。

ちなみにもうすでにシステム上では私カンスト値いってる。

その辺のモンスターのステータスを統合し続けた結果がこれ。

技術とか無いからゴリ押しにはなっちゃうけど。

あ、龍王ブラザーズ龍結界の強度がかなり上がってきたみたい。

じゃあ次は、姫神殺毒のプールに入ってもらおう。

大丈夫大丈夫なんとかなる。

はい入水!

これがホントの海開き。

断末魔が聞こえるけど、大したことじゃないでしょ。

私も浴びよ。

これが空気で劣化しないように工夫するのは大変だったなぁ。

ここは私のマイフィールド。

だから劣化しないようにちょっと工夫したんだよね。

私の体内にある時より若干劣化してるけど。

説明文が鑑定不能になったから、どんな性能なのか分からないのが辛い所。

一秒に一回以上HP0になってる龍王ブラザーズを見ると、結構強そうってなるけどね。

私の魂を大量に付与しておいたから、死にはしない。

たとえ腐蝕属性で体が塵になっても、外道属性で魂が破壊されそうになっても、深淵属性でシステムに還元されかけても、私の魂がいるから問題ナシ!

その内ギュリギュリに勝てるようになりたいなー。

 

さーて、龍王ブラザーズが姫神殺毒のプールに浸かってるなら私はやることないし、蜂蜜でも作ろうかな。

蜘蛛子さんがちょうど蜂の巣を襲撃してるみたいだし、卵だけもらっていこう。

ということで卵ゲット。

私の魔力を込める。

エルロータニシムシにしたみたいに、品種改良するよ。

種族名は……ハニージゴアットにしよう。

この種族名をデフォとして、働き蜂とか色々やればいいと思う。

……よし、完成。

クイーンハニージゴアットの誕生だね。

名前は……レーヌ。

エルロータニシムシ団子でも食べて大きくなってね。

 

 

 

 

 

マイワールド内で結構時間が経った。

このマイワールドをさらに進化させて、一日で一年くらい経つように改良したんだよねー。

重力十倍にはなってないけど。

でも、龍王ブラザーズの特訓区画は重力五百倍くらいにした。

メキメキと実力を上げていってるみたいだね。

私は最近マイワールドを出入りしてる。

迷宮の所々にテーブルとイスを設置して、休憩所のようなものを作ろうとしているんだよ。

今はエルロータニシムシのスナックしかないけど、いつか沢山のメニューを作りたいな。

 

オリジンハニージゴアットに進化したレーヌちゃんは、立派な女王になった。

蜂要素が薄い種族になっちゃったけどね。

なにせ、卵を産めるのがレーヌちゃんだけじゃないから。

プリンセスハニージゴアットから進化したクイーンハニージゴアットも卵が産める。

だから、鼠算式にワーカーハニージゴアットが増えていく。

ハニージゴアット……自分で決めたはいいけど長いから蜜蜂って呼ぼう。

蜜蜂は役割によって種族名が変わるよ。

 

なんでも屋の器用貧乏、働き蜂はワーカー。

戦う為の蜂はソルジャー。

巣を守る蜂がガード。

蜂蜜を作ったり、肉団子を作ったりする蜂がシェフ。

畑仕事や食料魔物の養殖をする蜂がナーチャー。

ソルジャーの上位蜂、キャプテン。

さらにその上位蜂、ジェネラル。

ガードの上位蜂、ディフェンス。

さらにその上位蜂、プロテクション。

蜘蛛子さんを信仰する蜂、プリーステス。

この私、教祖の教えを聞き、プリーステスに伝えるビショップ。

時期女王の姫蜂がプリンセス。

女王蜂がクイーン。

そしてこの群れのオリジン、レーヌちゃん。

全部覚えた所で……って感じだけど。

丹精込めて育てたおかげで、蜂蜜が定期的に献上されるようになった。

我等が神、蜘蛛子さんの為に。

暫定、蜘蛛子教とでも呼ぶべき宗教が完成しつつある。

女神蜘蛛子を信仰する宗教。

なんか人間達でも女神を信仰する宗教があるみたいだし、それを改造してやろうかな。

 

そういえば、分離した魂をマイホームに配置しておいたけど、どうやら最近人間が襲撃をかけてきてたらしい。

蜘蛛子さんに攻撃を当てるような不遜な輩は灰燼に帰したよ。

蜘蛛子さんはそろそろアラバに勝ったかな……。

 

『姫蜘蛛ちゃーん!アラバを倒し――ってなぁにこれぇ』

 

あ、蜘蛛子さんおかえり。

ババン!私のマイワールドです!

龍王ブラザーズことレッド、ブルー、グリーンもいるよ。

レーヌちゃんも神に挨拶しなさい。

 

「「「よろしくお願いします」」」

「会えて光栄ですわ、女神様」

 

『えぇ……どんな教育したの』

 

よし。で、蜘蛛子さんはアラバを倒したの?

 

『うん、倒した』

 

あれ?テンション低いね。

いつもならもっと光り輝いてるのに。

 

『ちょっと……後味が悪くて……』

 

そっか。

でも、良い情報もあったんでしょ?

 

『そうそう!迷宮の出口が判明したんだよ!』

 

じゃあ、そろそろ脱出しようか。

このエルロー大迷宮から。

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