姫蜘蛛ですが、なにか?   作:トンTon

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閑話:Z.A.サイリスはロリコンなのか?

私は自分の鑑定結果を呆然と眺める。

なんということだろうか。

 

<覇人 LV430 名前 サイリス・ザガン・アナレイト

ステータス

HP:15300/15300(緑)+10000

MP:15020/15020(青)+10000

SP:30500/30500(黄)31200/31200(赤)+10000

平均攻撃能力:16010

平均防御能力:15800

平均魔法能力:14900

平均抵抗能力:15110

平均速度能力:16890

 

スキル

「闘帝LV2」「魔帝LV3」「気力付与LV10」「技能付与」

「大気力撃LV10」「龍力LV9」「龍結界LV8」「毒合成LV10」

「薬合成LV2」「念力LV10」「投擲LV10」「射出LV9」

「空間起動LV7」「連携LV1」「軍師LV10」「遠話LV4」

「思考超加速LV5」「未来視LV2」「並列意思LV1」「高速演算LV6」

「命中LV10」「回避LV10」「確率補正LV9」「帝王」

「鑑定LV10」「探知LV6」「偽貌LV10」「魔王LV8」

「勇者LV3」「矜持LV8」「怒LV7」

「欲求LV3」「休LV2」「飽食LV1」「物理耐性LV2」

「火炎耐性LV2」「水流耐性LV5」「氷結耐性LV9」「暴風耐性LV8」

「大地耐性LV7」「雷光耐性LV4」「聖光無効」「暗黒無効」

「重耐性LV8」「状態異常無効」「酸無効」「腐食耐性LV5」

「気絶無効」「恐怖無効」「外道大耐性LV8」「苦痛無効」

「痛覚大軽減LV8」「暗視LV10」「万里眼LV4」「五感大強化LV10」

「知覚領域拡張LV7」「神性領域拡張LV1」「星命LV1」「剛毅LV8」

「城塞LV7」「天道LV6」「天守LV8」「韋駄天LV10」

「虚飾」「演神」「禁忌LV4」

 

スキルポイント:0

 

称号

「人族殺し」「魔物殺し」「魔物の殺戮者」「魔物の天災」

「妖精殺し」「妖精の殺戮者」「妖精の天災」「龍殺し」

「無慈悲」「悪食」「暗殺者」「毒術師」

「率いるもの」「覇者」「王」「人を超えた者」

「ロリコンの覇者」「虚飾の支配者」>

 

ロリコン……。

ロリコンだと!?

私は断じてロリコンなどではない!

システムにまでロリコン認定されてしまったが、私は違うぞ!

しかも、なんか結構強いじゃないかこの称号!

あとよく分からんスキルも増えてるし。

 

<ロリコンの覇者:取得スキル「星命LV1」「恐怖無効」

取得条件:(ロリコンの)覇者と認められる。

効果:所有者がロリと判断したものに任意の外道属性の攻撃を与える。

説明:ロリコンの中の覇者>

 

<人を超えた者:取得スキル「闘帝LV1」「魔帝LV1」

取得条件:覇人に進化する。

効果:称号「覇者」を獲得。

説明:人を超えた存在に送られる称号>

 

<虚飾の支配者:取得スキル「偽貌LV1」「演神」

取得条件:「虚飾」の獲得。

効果:MP、攻撃、速度の各能力上昇。闇系能力に+補正。支配者階級特権を獲得。

説明:虚飾を支配せし者に送られる称号>

 

「どうしたの?プークスクス、まぁた悩み事?」

 

横からマリィムが話しかけてくる。

元はと言えばこいつのせいだ。

私を連れまわしているからシステムに勘違いされるんだろうが。

……だが楽しくなかったわけではない。

いつも何かに追われているような気がしていたが、それが無くなったのだからな。

というか、マリィムは追い詰められすぎだ。

私のことを懐柔しようとするのならば、まずはそちらが元気になるべきだな。

本当に、馬鹿なやつ……。

 

「あ?何よ?私のことをジロジロ見て。……っ気持ち悪いわよ!」

「私のことを散々ボコボコにしておいてその態度か?」

 

そう、そうなのだ。

いくらなんでもその鬱憤を私で晴らそうとするのはやめてほしい。

何度死にそうになったか分からないんだぞ。

この街に来たおかげで様々の世界の裏を知れたことには感謝しているが。

 

この世界は今滅びの危機に瀕している。

それを止めているのがシステムであり、このシステムとは大きな一つの魔術である。

生前に蓄えたエネルギーを死後回収し、星の再生に回す。

私も最近魔術を習得したが、故にこれがどれほど精密で広大なものなのかが理解できてしまった。

それに干渉しようとしているマリィムの主人とやらはどれだけ偉大な存在なのか。

実際に会ってみたが、途方もない力を感じた。

不思議な白い少女と赤色の少女だった。

解析すらできそうにない。

 

「やあ、調子はどうだい?サイリス君」

「ごきげんようフォドゥーイ殿。まだマリィムには勝てる気がしませんよ」

「当然よ。私の陣営最弱の人にすら勝てない貴方が敵うはずないじゃない。ざぁこざぁこ」

「……っお前は最弱より一個上なだけだろうが!」

「でも最弱じゃないのよ。それは事実」

「メラゾフィス殿は技術が途轍もなく卓越しているだろ。だからお前でも負けるんじゃないか?」

「そんなことは……あ……」

「ほら見ろ!お前が最弱ではないか!」

「……チッ。……あ!でも貴方を入れたら貴方が最弱になるわよ!」

「仲が良いねぇ。ゴブくんとナタリーくんを見ているようだよ」

「誰ですか?」

「誰よ」

 

ふと油断するとマリィムと口喧嘩をしているような気がする。

ん……?よく考えたら日頃のストレスを幼女で発散している私って最低じゃないか?

何度か泣かせたこともあるからな。

やばい。かなり大人げない。

 

「ん?どうしたの?また眉間にしわを寄せて。どっかのヘタレ神みたいよ?」

「……自己嫌悪だ」

「あらぁ?貴方も私と似たような状た……あ、別になんでもないわ」

 

似たような状態だと?

こいつが自己嫌悪してる状態なんて……。

いや、結構見かけるな。

うじうじして鬱陶しいからその度に糖分を投げつけたっけ。

最低だな私!

いや、喜んではいたんだが、なんというか……。

人としてダメだろ。

 

「……はい、飴。鬱陶しいから貴方にあげるわ」

「鬱陶しいとは何だ。ぶっ飛ばすぞ」

「はぁ?やれるもんならやってみなさいよ!」

「かめ〇め波!」

「っ!?」

 

おっと、ついビームを撃ってしまった。

まあこいつのことだから避けるだろうが。

というか当たっても無傷なんじゃないか?

……ほら、無事だった。

 

「いきなり何すんのよ!」

「やれるもんならやってみろは先制攻撃していいよっていう合図だろう?」

「んなわけないでしょ!」

「お前が私にやってきたことをそのまま返しただけだ」

「あら?そんなことしたかしら?」

「とぼけるな!」

 

やはり悪口を言っても問題ないのではないだろうか?

こうやってストレスを発散していると、なんだか楽しい気分になってくるな。

……いや、ダメだ。

これ以上考えると、ロリコンの覇王みたいな称号がつく可能性がある。

というかそもそも私はロリコンじゃないぞ!

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