とりあえず、今回はハミングバード戦です
「……どうやら、遅かったようだな。」
「……知人の死を見るのも複雑なものね。」
アパートの管理人から鍵を借り、駿見女医の部屋まで辿りついたのはいいものの、中に入って感じたのは冷気と腐臭。蓮太郎はすぐにこれは人の死んだ後に発する腐った臭いだと察知したが、僅かな希望を持って中に入り、バスルームを覗けば、なみなみと水が張られた浴槽に顔を付ける駿見女医がいた。
肌は青白く、爪は三枚、床に落ちていた。
拷問されたのだとその爪の様子から察したが、同時に三枚も耐えたのかとも思った。
「……仇を取るのが増えたわ。」
「そうか……」
蓮太郎はバスルームを出て物色。レジャーシートを見つけて彼女の遺体を丁寧に浴槽から出してレジャーシートの上に置き、両手を胸の上で重ねさせたあと、レジャーシートを重ねて合掌した。火垂も隣で合掌していた。
二人は無言で洋室の物色を開始した。
墓荒らしをしている感覚に襲われたが、これでは駿見女医も報われないだろう。だから自分達がその無念を晴らすんだと心に訴えかけて物色を続ける。
パラパラとファイルを見ていると、ふと机と壁の間の隙間に、写真が落ちているのに気が付いた。
「こいつは……?」
蓮太郎はそれを引っ張り出し、見る。
それはガストレアを解剖した時の写真だった。
「火垂。」
「なによ?」
「これ。」
「……私達が倒したガストレアよ。」
そのガストレアの爪には、五芒星が刻まれていた。頂点の一つには羽根が刻まれていた。さっぱり分からないが、これが何か重要な意味を持つということは分かった。
「……さて、これだけじゃ分かんないわね。」
「だが、こいつが何か意味を成す事は確かだ。とりあえず、こいつを見た事で俺達も真実に一歩近付けた。と、同時に……」
「刺客が来るわね。特に、私は最優先で殺されるわね。だって、鬼八さんが私に何かを喋ったという可能性があるから、奴さんは私を最優先で殺したい筈よ。」
「ならその刺客をシメて情報を得るだけだ。」
「出来たら、ね。」
蓮太郎は写真を戻すと、火垂と共にアパートを後にしようとする。が、違う洋室から呼び出し音が響いた。
蓮太郎が火垂と共にその発信源を見ると、そこには携帯電話と衛星電話に客を取られながらも細々と生き残っている固定電話があった。
「無用心に出るつもり?」
「出ても問題ない。それで刺客が来たら万々歳だ。」
「あなたの思考回路は既にぶっ壊れてるのね。」
「知ってる。」
蓮太郎は電話を取った。
『里見くんだね?』
その電話はなんと蓮太郎に向けてかけられた物だった。
確実に、蓮太郎の事を監視している敵だ。
「……誰だテメェ。」
『元新人類創造計画の芳原健二を殺した新世界創造計画のハミングバードがそっちへ向かっている。』
「……おい、マジで誰だ。」
『私の事より目先の敵を気にしなくてもいいのかい?』
「……」
『ハミングバードの能力を教えよう。ハミングバードは……』
ブツン!と音を立てて電話が途切れた。その後、何の音も鳴らないことから電話線が切られたのだとすぐに分かった。
「……朗報だ。刺客がこっち来てる。」
「携帯電話も圏外だから警察呼べないわね。」
「俺ら警察から逃げてるんだぞ?」
「悪人は警察にしょっぴかれるべきよ。」
「なら俺は悪人じゃないから呼ぶな。」
「逮捕された時点で悪人よ。」
その瞬間、蓮太郎の耳に人が斬られる時の断末魔と血が弾ける音が響く。
「……もう来てる。」
「好都合。」
火垂はギターケースを開けるとへヴィマシンガン改式を取り出した。
「待て、何する気だ。」
「迎撃よ。」
「それは俺がやる。」
「馬鹿言わないで。鬼八さんと駿見女医の仇が来てるのよ。」
「二人を直接殺した奴じゃないかもしれないぞ。」
「その組織に属するなら誰でも仇よ。」
火垂はそう言い残すと、蓮太郎を置いてブーツを履いて外に飛び出した。蓮太郎の静止の声も聞かずに。
「……絶対に殺す。」
ペンタトルーパーもある。へヴィマシンガンも換えのマガジンもちゃんとある。ソリッドシューターが無いのが残念だが、そうこう言ってられない。
その時、上から断末魔の悲鳴が聞こえる。非常階段で二回をすっ飛ばし、十三階へ。
十三階は阿鼻叫喚の地獄が終わった所だった。
床には血がこびり付き、無残に引き裂かれた人間の死体。
「……人間のやることじゃないわね。」
へヴィマシンガンを構えて先を見る。
車のエンジンのような音が響いたそこには、黒色と赤色のナニかがあった。
まるでゴーカートよりも少し大きめのタイヤにノコギリ状のナイフを取り付け、バイクのマフラーをつけてみましたと言わんばかりの殺戮機械。
「……で、私はあれを見て人間だけを殺す機械かよとでも言えばいいのかしら?」
それが肯定か否定か。その殺戮機械が動き出す。
「ッ!」
車のようなスピードを出して突っ込んできたそれをへヴィマシンガンを盾にして受け止める。
ギャリギャリギャリギャリ!!と嫌な音を立てるへヴィマシンガン。
「どうやって動いてんのよ……このタイヤお化け!!」
そのタイヤお化けを受け流し、地面を蹴り、壁を蹴り、距離を取る。
そして、片手でペンタトルーパーを抜き取り、撃つ。
が、タイヤお化けは六発放たれたそれをジグザグに動いて避ける。
「くそっ!」
マガジンを抜き取って投げ捨て、腰にマウント。すぐにへヴィマシンガンを構えるが、タイヤお化けは目の前。
横に飛んで避ければ、つい先程まで火垂のいた場所は面白おかしく抉れていた。
足がダメになるのを覚悟で思いっきりそれを蹴り付ける。
「いッ!!」
ナイフが足に刺さり、短な悲鳴が口から漏れる。
イニシエーターの渾身の力で蹴り飛ばされたタイヤお化けはスパークを上げ、痙攣する。
「鬼八さんへの嫁入り前の体に消えない傷がついたらどうすんのよ!」
怒り任せにトリガーを引く。
ダダダダダダダン!!と音を立ててへヴィマシンガンから弾薬が飛び出し、タイヤお化けに穴を開け、エンジン部を貫通する。
「……鬼八さん、もういないんだっけ。」
咄嗟に出てきた言葉があれなんて、かなり依存してたんだと自傷気味に笑いながら、足が治ったのを確認する。
「……こんなのがハミングバードな訳がないし、本体はどこかしら?」
火垂はタイヤお化けを突っつきながら周りを見渡す。蓮太郎は来ていない。逃げたか本体を見つけたか。どの道、もう会うことは無さそうだ。
「もっと利用しとけばよかったかしら。」
その時、鳴き声が火垂の耳に入った。
どこからだと見渡せば、廊下の隅に麦わら帽子を被った子供が顔を伏せて泣いていた。その側には死体が転がっている。
何とも言えない気持ちになりながらも火垂はその子に近づく。
「大丈夫?」
「ひっく……ぐすっ……」
「ほら、立って。もうあのタイヤお化けは倒したから。」
女の子の手を強引に取って立ち上がらせる。助けれる確信などないが、単なる自己満足だった。
「お姉ちゃん……」
「ほら、泣かないで。」
へヴィマシンガンを床に置いて自分が敵ではないこともちゃんと表す。
さて、ここからどうしようか。歳相応に泣く目の前の少女を差し置き考える。が、それがアダとなった。
少女はぬいぐるみの中から黒いナイフを取り出すと、一瞬で間合いを詰めて火垂の左胸に突き刺した。
「ッ……ガハッ!?」
口から逆流した血が飛び出す。ビクンと手足が一瞬痙攣し、動かなくなる。
目の前が暗くなる。
(まさか……この子が……)
盲点だった。あんなタイヤお化けが暴れ回ったのにこんな無力な少女が生き残れる事なんてない。そして、自分が確実に相手を殺すなら。それは、自分の容姿を利用して無害な子供を演出し、相手の気が緩んだところで一突きで殺すだろう。
薄れゆく意識の中、してやられたという感情で一杯になる。
「バァ~カ。」
意識が途切れる前に聞いた言葉は自分を馬鹿にする言葉だった。
****
「全員乗り込め。」
蓮太郎は一人、拳銃を手に住民達を脅して避難させようとしていた。
拳銃は駿見女医の部屋にあった物だが、弾は入っていない。脅し用に拝借した物だ。
「あ、待て。俺も乗る。」
上の階からの悲鳴と銃声を聞いて、相手は民間人だろうとお構いなく殺すというのは把握している。
火垂なら大丈夫だろうと心の中で信じた蓮太郎は先に住民達を避難させて、思う存分戦おうと思って、行動に移した。
「待って!!助けて!!」
エレベーターが閉じようとした時、火垂よりも少し歳上に見える麦わら帽子を被った少女が走ってきた。
蓮太郎はエレベーターのドアを手で押し戻して少女をエレベーターに入れた。
「なぁ、ここに来る前にお前と同い年くらいの少女を見なかったか?」
少女はゆっくりと首を横に振った。どうやら、火垂はこの少女と接触してないらしい。
無事で居てくれよと願いつつ、エレベーターの扉を閉める。
少女の痛恨な様子から、住民達も何か可笑しいと思い始めている。
「……このまま何も起こらずに済めばいいが……」
そう呟いた後、エレベーターは一回にたどり着いた。そして、ドアが開こうとした時、ガツンッ!!とエレベーターに何かが当たる音が響く。
そして、ドアの隙間からナイフのようなものが飛び出した。さらに、それが回転を始める。その様子から、相手は円形の物の外周にナイフを取り付けているのだと分かった。
そして、その瞬間エレベーターの中がパニックになった。蓮太郎は閉ボタンを連打しつつ、叫ぶ。
「落ち着け!!」
蓮太郎の怒号。そして、蓮太郎が片手でそのナイフを受け止め、回転を止める。
「まずは押し出す!」
そして、掌底をナイフに叩き込む。
ナイフは外へ飛び出し、ドアが開く。反対側の壁にはナイフの生えたタイヤ。それは、今にも動き出そうとしていた。
「……シェンフィールドみたいな自律兵器か。タチは悪すぎるけどな。」
新人類創造計画の完成版の新世界創造計画。その一人、ハミングバードがこれを使ってるのだとしたら、ハミングバードはティナの上位互換の能力を持っているのだろうと察しがついた。
だが、相手が悪すぎた。
この男に兵器なんてものは通用しない。
タイヤお化けが蓮太郎へと突っ込んでくる。が、蓮太郎も勿論タイヤお化けへと突進する。
「助走付き普通のパンチ!!」
ズドンッ!!とまるで大砲でも直撃したかのような轟音。タイヤお化けは蓮太郎の一撃で塵と化した。
「……全然頑丈じゃないな。」
こんな人外にとっての頑丈は人間にとっての破壊不可能だ。
タイヤお化けが塵と化した事を驚く前に飛び出す住人達。
「さて、次はお前だ。ハミングバード。」
ぬいぐるみを持った少女は驚いた顔をした後、チッと舌打ちをした。
「なんで分かったのかしら?」
「その甘ったるい匂いに加えて微かな血の匂いがする。」
「……なら、紅露火垂と同じように死体にしてあげるわ。」
少女、ハミングバードがぬいぐるみの中から拳銃を取り出し、引き金を引く。
蓮太郎はそれを余裕で避ける。
「当たるかよ。」
「当たるのよ。」
背後でチュイン!と音が響き、小さな風を切る音が聞こえる。
「跳弾か。器用な真似するな。」
その弾丸を掴んで握り潰す。
「器用ね。」
「お前がな。」
さらに引き金が引かれる。が蓮太郎はそれにより発射された弾丸を避けて一瞬で肉薄。
「なっ!!?」
「今流行りの壁ドンだ!!」
そしてハミングバードの首に手を当て、さらに走り、エレベーターの壁にハミングバードをめり込ませる。
「ァ……ッ!!」
首を圧迫され、声が出ないハミングバード。しかも壁に綺麗にめり込んでいる。
「フンッ!」
さらに鳩尾に気絶する程度で一発。ハミングバードは血を吐き、気絶したのかそのまま動かなくなった。
「……さて、後は火垂の所に行ってこいつの尋問か。殺すのはちょっと気が引けるしな。」
流石に敵とはいえ子供を手にかけるのは少し気が引ける。火垂がそうそう死ぬとは思えないので、早く回収しに行こうとエレベーターを操作。が、その瞬間、銃声。
閉めるを押して扉が閉まりかけている中の発砲。避けるとパネルが破壊され、エレベーターに閉じ込められた。
「あっ。」
「忌々しい……死になさい!」
ダンダンダンッ!!とさらに発砲。
「馬鹿ッ!跳弾したら……」
蓮太郎の言葉は全て出てこず、跳弾した弾丸がハミングバードの腹部に直撃する。
「あっ。」
「ガッ……」
ハミングバードの腹部から夥しい量の血が流れ出す。
「バッカ野郎!」
上着の下の服を大きめに破ってハミングバードを壁から引っこ抜く。
「バカは……あなたよ……」
「黙ってろ!死ぬぞ!!」
ワンピースを脱がす訳にもいかず、ワンピースの上から破いた服を巻く。
「あなたも……道連れよ……ぬいぐるみを見てみなさい……」
渋々ぬいぐるみの中を見てみると、何か時計のような物があった。
「……時間厳守な奴だな。」
「馬鹿なの……?」
「違う。時限爆弾だろ?言っとくが、俺はこんなもんじゃ死なないからな?」
「ふふふ……起爆スイッチは私の歯に仕込まれてるわ……最も、押してから逃げたんじゃ間に合わないくらいの時間の猶予しかないわ……」
「……自爆用かい。」
「道連れ用とも……言うわ……」
「まっ、抜け出すんだけど。」
エレベーターの天井板を殴ってぶち抜く。
「ほらな。」
「……」
唖然とするハミングバード。
「よっと。」
蓮太郎はハミングバードを背負うと、そのままエレベーターの中なら出た。
「……何する気?」
「尋問相手を殺すわけにもいかんだろっと。」
蓮太郎が背負ったハミングバードから片手を離して広げる。
すると、そこにストン。と落下してきた火垂が収まった。
「……離しなさい。」
「あいよ。」
蓮太郎は火垂から手を離す。ハミングバードはさらに呆然としている。
「よう、ゾンビ。」
「ドーモ、人外=サン。ってな訳でファック。」
火垂は蓮太郎からハミングバードを引っぺがすと、ゲシッ!と蓮太郎をエレベーターの中に落とし、近くの階の扉に飛び上がり扉をぶち破ってブレーキを破壊してエレベーターを落とす。そして爆発。一階から火垂の目の前まで炎が迫ってきた。おそらく、下の階は何階かが炎の海だろう。
まさかの仲間割れにハミングバードが目を白黒させている。
「……仲間じゃ?」
「どうせ死んでないわよ。」
「服は燃えたがな。」
蓮太郎が下から飛び上がって来た。全裸で。
「ヒィッ!?露出狂!!」
「酷くね?」
せっかく飛び上がってきた蓮太郎を蹴り落とす火垂。勿論隠さなきゃいけない部分は隠していた。
「……えっ?」
怒涛の展開にさらに目を白黒させている。
「さぁて……」
火垂は軽く死にそうなハミングバードを地面に下ろして手足をどこから持ってきたのか分からない手錠で動けないようにして、ナイフを取り出し、その中から針と糸を取り出す。
「ちょっ……それだったら死なせて……」
「情報吐かせるまでは死なせる訳にはいかないのよねぇ……」
火垂がサディスティックな笑みを浮かべて針に糸を通し、ハミングバードのワンピースを脱がしてからナイフを構える。
「さっさと弾取り出して縫うわよ?大丈夫。あなたに刺されてから知人の部屋から持ってきたナイフだから消毒もしてあるわ。ついでに自分で弾を取り出すのは経験した事あるから死にはしないわよ。」
「お、お願い……やめ……」
「はいガバッと切開。」
「──────────────────ッッッッ!!」
その日、ハミングバードは初めて言葉にならない悲鳴をあげた。
****
「……」
「おい、何をした。」
「麻酔無しのオペ。ピンセット無し。直接まさぐった。」
「殺す気か。」
「消毒はしたわ。」
「痛みで死ぬわ。」
「ついでにこいつの胸に仕込まれてる意味分かんない機械破壊しといて。」
「あいよ。」
数十分後、血まみれのハミングバードと火垂が服をどこからか持ってきた蓮太郎と合流した。
そんでもってハミングバードの胸に仕込まれている、おそらくは心音をモニターするための装置を拳の衝撃をその機械にだけ当てるという北斗神○もどきで破壊した。
「途中で白目向いて気絶したし尋問は後でね。」
ハミングバードは顔は女がやってはいけない表情をしている。
「お前性格悪いな。っつーか、お前大丈夫なのか?」
「ナミウズムシっていう因子持ってるのよ。」
「切ると増えるのか?」
「それだったら今頃私が大増殖してるわ。ただの再生強化よ。」
「ただの再生強化?」
「まぁ、死んでも首落とされたり焼かれたりしなかったら生き返る程度の再生力は持ってるらしいけど、一度も死んだ事はないわ。」
さて、そんな事よりとっとと逃げるわよ。と火垂がどこからか持ってきた服を羽織り、ハミングバードにフード付きの大人用のコートを着せて警察の集まっている玄関ではなく、屋上に行くと、そこから蓮太郎につかまって屋上から飛び立った。
誰かに見られる前に途中でタクシーを拾って火垂の隠れ家まで向かった。
ロリの腹をかっ捌いて素手を突っ込んで弾を取り出す一連の流れを平気でやるロリ
ハミングバードは殺しません。だってここはロリに優しい世界だから(エッ
ちゃんと火垂は手を消毒しましたよ?まぁ、無菌室とかでやらないとヤバイかもしれないけど細かいことは気にしないでね!
麻酔?ねぇよんなもん。
ちなみに何回か「あ、手を突っ込む場所間違った?」をされております。
死んだ方がマシだったかな?え?そんな事されたら死ぬ?ブラック・ブレットの世界の人達はなんか頑丈だから気にするな!!
火垂の異能生存体的な説明は次の回で
ちなみに、切ったら増えるとかはインタールードファッキューでマジでやってたり
あと、この間カラオケに行った時に友人からブラック・ブレットの二次創作まとめサイトに載ってると言われてマジでビビりました。感謝の極みアーッ!!
今回で5巻の内容は終わり。次回からは6巻に入ると思います
もしかしたら木更の話が入るかも?