散りゆく陰と闇と天才への鎮魂歌(アーリーアクセス)   作:ただの厨二病A

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第3話分岐2

アレクシア「はあ、はあ、、、」

アルファ「少し休憩しましょう。さっきまで倒れていたのだから、満足に動けないでしょう。」

アレクシア「気遣ってもらわなくてけっこうよ。早く行きましょう。」

アーク「足手纏いがいるのは効率が悪いという意味だと思いますよ。」

オリヴィエ「周辺に敵の気配ない。」

ナイト「なら、休憩を兼ねて情報を整理しよう。色々なことが重なって、複雑化している。」

アレクシア「まさかシャドウガーデンと行動を共にすることになるなんてね、、、」

アーク「同感です。」

ペンテ「シャドウガーデン?それがあなた達の組織の名前なの?」

ドゥーエ「もしかして、、、あの少年も、その組織の一員だったのかしら?」

クレア「いいえ、違うわ。シドよ。シド•カゲノー。私の可愛い弟よ。」

ドゥーエ「そう。」

・・・「きっとディアボロスの意識が彼に向かなければ、わたしはそのまま突っ込んでいって、消されていた。」

・・・「わたしに力がないばかりに、、、」

ペンテ「自分を責めないで。あなたが苦しむとわたしの胸も痛くなるわ、、、丁寧に彼を弔いましょう。わたしも一緒に死を悼むわ。」

イプシロン「なんか、ムズムズするわね。」

アレクシア「あなたたちはシャドウガーデンじゃないの?だったら、いったい誰?」

アーク「そのくらい、見て分からないんですか?」

オリヴィエ「お前たちこそ、誰だ?シャドウガーデンなんか、聞いたこともない。」

 

アルファ「軽く、自己紹介しておきましょうか。私はシャドウガーデンのアルファ。」

・・・「こっちは端から順に、ベータ、ガンマ、イプシロン、ゼータ、イータよ。」

ナイト「俺はシャドウガーデンのナイトだ。」

エックス「僕はシャドウガーデンの盟主シャドウの相棒のエックスや。」

559「シャドウガーデンの559番だ。」

ローズ「私は、ローズです。」

アレクシア「私はアレクシア•ミド、、、いえ。紅の騎士団のアレクシアよ。」

アーク「同じく紅の騎士団のアークです。それと、」

ハイカ「お兄様の妹のハイカです。」

クレア「将来的に紅の騎士団になる予定のクレアよ。」

ユキメ「わっちは、雪狐商会のユキメでありんす。」

オリヴィエ「自分の名はオリヴィエ。こっちは仲間のドゥーエとペンテ、サラサ、テッセラ、シチーだ。」

フレイヤ「フレイヤです。」

リリ「リリです。」

 

エックス「となると、ここはやはり1000年前。過去の世界と言う事?」

イプシロン「敵の正体が魔人ディアボロスなら、あの強さも納得できる、、、かもしれない。認めたくはないけど。」

ドゥーエ「オリヴィエ、今の話を理解できた?」

オリヴィエ「いや、まったく。」

ペンテ「不思議、ね。話の内容もだけれど、彼女たちの見た目も、、、?」

フレイヤ「未来から来た。という事でしょうか、、、?」

オリヴィエ「待て。なんの話をしているんだ?まったく理解できない。」

アルファ「理解が及んでいないのは私たちも同じよ。それにもうひとつ、よく分からない現象が起きているの。」

アレクシア「よく分からない?」

エックス「複数の世界線が交わっているという事?」

アルファ「それとは別で、これもまた荒唐無稽な話になるのだけれど、、、」

・・・「私の時間が巻き戻ったの。」

アレクシア「時間が、巻き戻った、、、!?」

エックス「タイムリープということ?」

 

アルファ「そうね、、、仮にそれを時間軸と呼びましょう。1度目の時間軸では、あの場にいた全員がディアボロスと吸血鬼の軍勢に殺されたわ。」

イプシロン「吸血鬼の軍勢、、、?」

アルファ「ディアボロスの援軍よ。私とナイト、エックスは最後まで立っていたけれど、ディアボロスの手にかかって息絶えたわ。」

・・・「でも次の瞬間、シドが死んだ瞬間に戻っていた。そしてみんなが1度目の時間軸と同じ言葉を紡ぎ始めたの。このままでは同じ未来を辿ることになる、、、そう思って撤退を告げようと思っただけど...」

イプシロン「少しだけ、変だとは思ったんです。ナイト様はいつも冷静ですが、アルファ様も冷静でいるように見えたので、、、」

アルファ「信じてくれるの?」

イプシロン「もちろんです。アルファ様の言葉を信じます。」

 

エックス「確か、時間を戻すアーティファクトのことをどこかで見た気がする。イータ、覚えていないか?」

イータ「文献で、見たことがある、、、」

イプシロン「ええっ!?そんなものがあるの!?」

アルファ「、、、イータ。もしかしてそれは、懐中時計の形をしている?」

イータ「そう。不思議な懐中時計。」

アルファ「やっぱり、、、」

ベータ「何かご存じなんですか?」

アルファ「ええ。この世界に飛ばされる前、シャドウと盗賊を狩っていたのだけど、、、盗賊に紛れていたチルドレン1stがいて、彼の持ち物と思われる、アーティファクトが見つかったわ。」

・・・「そしてシャドウが、アーティファクトに魔力を込めた瞬間、気づいたらこの世界にいたの。」

ベータ「そ、そんなことが、、、」

 

エックス「思い出した、、、!名前は『不可逆の懐中時計』というアーティファクトで、機能は任意の場所をセーブポイントにして、その地点に保有者をタイムリープできる。」

アルファ「タイムリープ、、、でも私はそのアーティファクトの保有者ではないわ。それなのにどうして前の時間軸の記憶があるの?」

エックス「記憶を保持できるのは、保有者ともう1人だけ。そのもう1人が、どんな法則に則っているかは分からないけど、アルファが保有者じゃなくて、記憶を保持しているのなら、必ず近くに保有者がいるはず。『不可逆の懐中時計』を起動させ、何かをしようとしている何者かが。」

アルファ「あそこにいたのは私たち七陰と559、、、」

エックス「僕とナイト、そしてネス。」

アレクシア「私とクレアさん、アークさん、ハイカさん、ローズ王女、ユキメさん。それから彼女たちよ。」

オリヴィエ「あの場にいた仲間は、自分を入れて10人だ。」

イプシロン「27人、、、」

 

アルファ「少なくとも、ね。もしかしたら姿を隠していた者がいた可能性もあるわ。」

・・・「現段階で保有者の特定は難しいわね。」

ベータ「不可逆の懐中時計と、私たちを1000年前の過去に移動させたアーティファクトは同じものなんでしょうか?」

エックス「断定はできないけど、時間を操るほど強力なアーティファクトは希少だから、同時に2つ使われている可能性は低いはず。」

アルファ「そうなのね、、、それと、複数の世界線の記憶があるこの状態は何によるものなの?」

その時、突然空から降りたった人物が居た。

 

ネス「特殊な状況下だ。それに関しては俺が説明してやろう。」

アルファ「ネスっ、、、!」

ナイト(エリアクロークに気づかれた!?)

ネス「おいおい、せっかく情報を落としてやろうっていうのに、警戒しすぎじゃないか?」

エックス「情報って?」

ネス「複数の世界線が交わっているアーティファクトの事だ。」

ナイト(その情報だけが、原作知識から逸脱しているからな。最重要ではある。)

・・・「分かった。全員武器を下せ。」

ネス「懸命な判断だ。」

 

・・・「さて、一応自己紹介をしておこう。俺は、ラウンズ末席のネス。二つ名は最恐だ。」

ナイト(ラウンズ!?)

ネス「でだ。複数の世界線を交わらせているのは、おそらく『跳躍の伊達眼鏡』だ。」

ナイト「『跳躍の伊達眼鏡』、、、」

ネス「あぁ。俺がラウンズになって間もない頃、、、つまり、お前らとの争いがまだ起きてない頃だな。」

・・・「その頃に見つけたアーティファクトで、異なる世界線。つまり、パラレルワールドを見れるという性能に目を付けて修理をしていた。修理している内に、異なる世界線を融合できるなどの性能も見つけたが、有用できそうもないと判断してモードレットに渡した。まぁ、モードレットも有用じゃないと判断したようだが。」

・・・(当時見たパラレルワールドは俺が居ない世界線で、かつどれも違いが見つからなかったからな。俺が居ない世界線において、必要な情報が手に入る訳もないだろうし、未来が見える訳でもなかったからな。有用ではないと判断した訳だ。)

・・・(だが、今思えば少し判断を急ぎすぎたな。バタフライエフェクトだとか、風が吹けば桶屋が儲かるというんだ。あのアーティファクトは、もうしばらくの間、自分の手に収めておくべきだっただろう。)

ナイト「つまり、そのアーティファクトを使ったのはモードレットということか?」

ネス「さあな。モードレットが所持しているのか、それとも処分したのかは知らない。そもそも、俺の世界線の奴が使ったとも限らない。」

エックス「結局は不可逆の懐中時計をどうにかしないといけないということ?」

ネス「そうしたほうが良いんじゃないか?」

 

イータ「不可逆の懐中時計を使えば、、、犠牲が出る前、、、マスターが死ぬ前に、、、時間を、戻せる、、、」

イプシロン「死すらも、なかった事にできる、、、そうなんですね?アルファ様!」

アルファ「ええ、現に死んだはずの私たちは、生き返ることができたわ。」

アレクシア「ちょっと待って。シャドウが死ぬ前って、、、ど、どういうこと?」

アルファ(、、、そうか。彼女はシドがシャドウであることを知らない。この先、一緒に行動するにあたり、隠し続けるのも大変ね。)

ナイト(ここで、シドと同時刻にシャドウが死んだ事にするのはリスクがある。別世界線のラウンズであるネスが、シド=シャドウである事に気付きかねない。ここは、、、)

アルファ(だけど、正体を隠していたのは彼の意思。私たちがその秘密を漏らすわけにはいかない。だったr...)

ナイト「確かに、あそこで死んだのはシド•カゲノーの見た目をした奴だろう。だが、あれは偽物だ。」

アレクシア「どういう事?」

アルファ(どういう事?)

ナイト「シャドウはジミナ•セーネンに変装したことがあるだろう?つまり、シャドウは高度な変装能力を持っている。」

・・・「そして、もちろん我々は表社会に潜んで情報を集めている。例えば、俺は今使っているような透明化で色々な所に潜伏している。」

ネス「そうだろうな。我々で言うなれば、ゼノンとかがしていた。」

ナイト「つまり、高度な変装能力を持つシャドウはその能力を活かして表社会に溶け込んでいる。特に、元々居る人物と一時的に入れ替わったりとかだ。その1つとしてシド•カゲノーの顔がある。その証明としては、、、クレア•カゲノー。」

クレア「何よ。」

ナイト「シドの姉であるお前なら違和感を感じていたんじゃないか?例えば、、、約束をよく忘れるとかな。」

クレア「、、、っ!」

 

ナイト「心当たりがあった様だな。彼の顔は実に便利だ。これと言った特記事項のない平凡な魔剣士で、潜むのに都合が良い。」

・・・「で、最初に戻るが、あそこで死んだシド•カゲノーは、シャドウが変装した偽物だ。」

ネス(カゲノー家に異変を感じていたのは確かだが、一時的に入れ替わっていた程度の問題なのかには、疑念が残る。ナイトの言い分も指摘する点のない物だが、、、まだ結論を急ぐべきではないな。)

アルファ(なるほど。そもそも彼を知らない過去の人達や、彼を知っていても見抜くほどの実力は無い者達はともかく、、、この場にはネスが居る。奴は彼の事を知っているし、二つ名の候補として『最強』や『最凶』が上がっていた奴の実力であれば、下手な嘘は見破られる。だから、あえて本当の事を言いつつ、嘘で補強して信憑性を高める。流石ね。)

アレクシア「つ、つまり、、、あの、シャドウが何もできずに、死んだという事?」

ナイト「仕方がないだろう。あの時のシャドウはあくまでシド•カゲノーだった。」

ネス「ふっ、弱い奴に変装しているからといって、いざという時に即座に対応できないとは、、、愚かだな。」

ナイトがネスを睨む。

 

ネス「、、、さて、情報整理も終わった所で、贈り物だ。」

デルタ「ガルルルァァ!!!」

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