遊戯王ZEXAL~俺の弟が可愛すぎてマジ超天使。弟のためなら何をしても構わない、というかむしろ俺に全部任せて「は?そんなことも出来ないの?」って蔑んだ目で見下してあんなことやそんなk(ry   作:雲珠

2 / 19
一話を見て下さり、ありがとうございます。
すでに感想があったことに驚きの色を隠せない雲珠(うず)です。
いやwほんとww何故にww

あ、ちなみにオリキャラ出るので注意報発令。
サブタイはグラッドストン先生の名言です。


第二話 財宝も地位も愛に比すれば塵芥の如し

今日は俺の遊馬と神代凌牙が放課後デュエルをするようだが、場所を聞き忘れてしまった。

クソッ、もっと事細かに詳細を聞いておけばよかった!

仕方ないから遊馬が帰ってくるまで待つしかない。

 

「はぁ~……」

「その特大の溜息やめて下さい。こっちまで気分が滅入ります」

 

どこか神経質そうな話し方をするコイツは相沢拓真。

言葉遣いは丁寧だが、その実かなりの毒舌家だ。

まぁ俺は遊馬が居ればいいので気にしないが。

 

「遊馬が、遊馬が足りないぃ」

「相変わらずウザいブラコン野郎ですね。いっそ一度嫌われれば諦めもつくのでは?」

 

学校からの帰り道が同じ所為か、何だかんだ言って友達っぽい間柄だ。

ぽい、っつーのは、拓真が俺のことを友達だと言ってくれた試しがないからである。

以前に冗談で言ってみたら「気色悪い。ついにソッチの道にも手を出しましたか、変態」という汚物を見るような目で言われたので諦めた。

 

「遊馬に嫌われたら確実に死ぬ自信あるわ」

「ほう、そうやって脅して表面上では嫌われないようにしているのですね。今後の参考に致しましょう」

「なぁキレていいか?いいよな?」

「どうぞご自由に。明日から“抵抗できないクラスメイトに暴行!口封じに関係を迫る!”という見出し記事を広めて差し上げますよ」

「ごめんなさい止めて下さい。そんなことされたら遊馬にどんな目で見られるか…!

 ち、違う!違うんだ遊馬!俺は遊馬一筋なんだ!……いやでも、待てよ?遊馬に冷ややかな目で見下されるのも案外悪くないような…」

 

俺が呟く隣で、拓真が「ドMが」と蔑んだ目で見てくる。

何言ってんだ?俺はドMじゃない。遊馬にされることなら全部嬉しいだけだ!

 

「それをドMというのですよ」

「だから違ぇっつってんだろ。せめて貢献的と言え」

「貴方が貢献しているのはそのウザったさだけでしょう」

 

なんて奴だ。

さてはコイツ、俺がどんなに遊馬を大切にしているか分かってないな?

こうなったら遊馬がどれほど素晴らしい存在なのかは三日三晩叩き込んで……

 

「あいてっ」

 

コイツに遊馬の素晴らしさを説明する言葉を考えていると、頭に鋭い何かがスコーンと当たった。

地味に痛ぇ。いやマジで刺さるかと思ったわ。

 

「何一人で阿呆な事やってるんですか?」

「うるせぇ。やりたくてやってる訳じゃねぇよ」

 

投げてきた奴に苛立ちを感じながらも、何が投げられたのを見るために足元に視線を向ける。

そこには外枠が黒い1枚のカードが落ちていた。

……は?これ、エクシーズカードじゃねぇか。

一体誰がカードを投げるなんて馬鹿な真似してやがる。

 

「えーと、No.50ブラック・コーン号…?」

 

聞いたこともねぇカードだな。

わざわざカード名にナンバーズなんて番号が振ってあるってことは、一応このカード以外にも種類があるのか?

しかし、効果がNo.と名のついたカード以外の戦闘では破壊されないって……意味不明。

普通に戦闘破壊されないで良くね?一体誰が使うんだ、こんなカード。

お、でももう一つの効果は使えそうだな。

 

「気色悪い百面相しているところ悪いですが、私はこの辺で帰りますよ」

「ん?あぁ、じゃあな」

 

言葉のトゲはまるっと無視し、道の途中で別れた背中にひらひらと手を振る。

返事は返ってこなかったが、いつものことだ。

 

「あ?なんだコレ?」

 

その時に、手の甲に何かの文字が浮かんでいるのに気付いた。

見たこともねぇ文字だが……50って書いてんのか?

手元にはNo.50ブラック・コーン号のカード。そして手の甲には50の文字。

成る程、つまりはこのカードが関係している可能性が高い。

俺はその事実に気付き、カードを見ながら微笑んだ。

 

「うし、破っちまうか」

 

一体どこの誰かの所有物かは知りませんが、どことなーく薄気味悪いオーラを感じるので破っちまいます。

どうせ存在しててもロクでもないカードなんだろうし、ここで破いちまうのが世のため人のため。

破いた後は燃やして灰にでもすれば何の証拠も残らない。まさに完全なる隠蔽工作。

というわけで、さんはいっ☆

 

「……は?」

 

えーっと……破こうとした瞬間、手の甲の文字が消えた。

ついでにカードの絵も消えて真っ白になった。何だこの不思議現象。

一応裏返しにしてみたり、振ってみたり、適当に投げてみたりもしたが、白紙のままで変化なし。

マジで意味がわからん。

 

「…ま、危険がないなら持ってても良いか。持ち主が現れたら返せばいいんだし」

 

ただし――

 

「――俺はともかく、遊馬に危害を加えてみろ。破いて燃やすだけじゃ済まさねぇからな」

 

そう一瞥してカードをエクストラデッキの中に入れる。

何故か怯えたように震えた気もするが……まぁ俺の勘違いだろう。たかがカードだしな。

 

 




そのたかがカードに全力で脅しを掛けるお兄さんマジブラコン。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。