これは、本来あり得なかったお話
その中心となる
全てを救い、全てを捨てた者
「······なんだろう、コレ?」
無限の力で滅ぼし、無限の力に倒された物
(···このホシのゲンジュウミンか?)
会うはずもなかった出会いの原因は小一時間ほど前のこと
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とある時間軸
いや、もはや時間や空間なんて概念すらも存在しない、いわゆる『裏世界』。
何も存在しないはずのそこにあるものが漂っていた。
緑色のどこか美しい、それでいて不気味な宝石だ。
それは、ある古代文明の遺産にして、意思を持つオーパーツであり、文明崩壊のキーとなったもの。
正確に言うならば、宝石だけではソレは成り立たない。宝石はコアであり、脳であり、心臓である。しかし自らの名を形作る体の様なものはない。
体だったものは二度討伐、破壊された。一度は星の勇者に、もう一度は自分が操っていた魔術師に。
その時に運良くコアは裏世界に逃げ込むことが出来たが、言ってしまえばそれだけ。
体無き今、スペースデブリならぬリバースワールドデブリ*1となり、ただただ宙を舞うことしかできない。
何もできず、何も起こらない。
そこが裏世界でなければ。
説明が遅れたが裏世界とは、平行世界やマルチバースと言われるものの間に位置する『何もない』そのもの。
わかりやすく地図に例えてみよう。
それぞれ別の世界を【建物】とすると、裏世界は【道】となる。
本来、道を隔てた建物同士の間隔は数mほどある。が、例外はある。
それは言うならば裏路地だ。
本道から外れた道は広くても2〜3m、密集地なら数十cmも無いだろう。
世界も同様、間隔の離れた絶対に交わることのない
後はもうお分かりだろう。
コアは突如として発生した空間の歪み、『ディメンションホール』に吸い込まれていった。
ディメンションホールが閉じた辺りには少し前と同じく、『何もない』だけが存在するようになった。
アツイ日差しの照っている夏のとある日。
雑草の茂る公園に一人の女の子がいた。
「あ"あ"あ"、あ"っづう"〜い"〜」
学校は夏休み真っ只中の時期。
母親からお使いを頼まれてしまった彼女は、バカみたいな暑さと家から微妙な距離感のスーパーにやられて近所の公園でバテているのである。
(······お家に向かってればよかったな、そもそもなんで公園で休憩しようだなんて思ったんだろ)
家に帰らなかったのは子供ながらのとっさの思い付きか、それとも運命による引き合わせか。
空間の歪みが生じた。
歪みは1つの宝石を排出し、役目を終えたと言わんばかりに消滅した。
しかし最も重要なのは発生した場所。
歪みは彼女の頭の真上に発生した、結果
\ゴチン/
「アイダッ!」
(···ムッ!?)
公園でたたずむ彼女の頭にぶつかった。ついでに宝石の方も意識を取り戻したようだ。
彼女は、「鹿目まどか」は落ちてきたものを探す。
そして落ちてきた物、「マスタークラウン」も自分と衝突した存在を注視する。
そうして、物語は冒頭に至る。
ここまで見てくださった皆様に一言
前作とは違うようにするため、見ないほうがおすすめです。いや、見るな(反語)