梁山泊のオッサンたちの攻撃を回避・捌き続けて二年が経った頃
俺は中学一年生になった。
この二年は、毎日オッサンたちにボコられる毎日だったが、
遂に気の掌握に成功した。
そう、俺は遂に念願のかめはめ波を撃てるようになった。
先日海に向かって練習してるんだが、二十メートルくらいしか
衝撃波が思ったほど威力が出ない・・・
というか、ショボい・・・。
これは、明日秋雨先生に相談だなぁ。
「秋雨先生、質問あるんですけど良いですか?」
中学に入学してからは、先生と呼ぶようになった。
昔より敬語は出来るようになったんだぜ?
秋雨は、変な地蔵を作りながら答える。
「なんだい。かめはめ波の威力のことかい?」
どうやら、俺がかめはめ波撃てるようになったことを
知っているみたいだ。
「そうなんですよ。思ったより威力が出なくて・・・。
どうすれば、もっと威力出せるのかなぁって」
その場にいた剣星が話す。
「答えは簡単ね。今以上に修行することね。」
どうやら、基礎能力向上することでかめはめ波の威力向上を図れるみたいだ。
「それに悟君、君の身体能力はまだまだ達人級ではない。これからは、更に厳しくいく」
秋雨が恐ろしい事を言う。
これ以上のトレーニングか・・・。
「今日から組手の修行は中止で、肉体強化の修行のみを行うね。先ずは、この地蔵を背負って海渡三キロね」
先生たちとの組手は、俺レベルの身体能力に落とした状態で行う。
一対一なら十分捌けるようになったから中止したようだ。
ちな、海渡は最長二キロ・・・無理ゲー。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
悟が海渡してるころ梁山泊では臨時会議が開催された。
剣星が悟について話す。
「悟ちゃんは、梁山泊の弟子ですらないのに妙手クラスまで成長してしまったね。このまま成長すると
中学卒業する頃には達人級になってるね」
「闇から見れば、我ら梁山泊の弟子だと見られるでしょうな」
「だから、早めに攻撃の技を叩きこんでおくべきだったんだ」
「アパチャイもそう思うよー。それと、サトル回避するの上手いよー」
長老が悟について話す。
「悟ちゃんは、気の運用については間違いなく誰よりも天才じゃ。だが、武術についての才能はそこそこじゃな」
「気の才に比べれば武術の才は大きく劣りますな」
「だが、あいつ俺らの組手の中でいくつか技盗んでいきやがったよな。特に俺の不動砂塵爆が好きなのか、よく
巻藁で練習してるぜ」
ニヤニヤしながら、逆鬼は自慢げに話す。
「悟は・・・、ぼくの見切りも盗んでいっ・・た」
しぐれもそう言い、ニヤニヤしている。
「悟ちゃんは、おいちゃんと組手してる時も周囲への警戒を怠っていないね。常に複数戦を意識した動きね」
「数年共に修行し、よく分かった。あやつが、闇に落ちることはない。とはいえ、我らの武術を学ぶ気が
ない・・・。よって、梁山泊の一番弟子とするわけにはいかないのぉ」
そう言い長老が会議を締める。