奥義かめはめ波   作:茂三

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VS緒方 一神斎

動の気を覚えに京都に来たら、久々に再会した緒方さんと戦うことになった

中学2年生14歳です。

 

これヤバいよー、だって特A級クラスに俺の打撃効く気がしないもん。

 

というか、釘パンチと不動砂塵爆くらいしか攻撃手段がない・・・。

 

長期戦は圧倒的に不利だな、つーか俺の攻撃は二手で決めるしかない。

 

相手は、俺が妙手だと油断してる隙を狙うしかない。

 

緒方は余裕の笑みで言う。

 

「さぁ、かかって来なさい」

 

ここまで思考して、俺はナルトのあのポーズをする。

 

「影分身の術!この影分身は、1体しか出せないが精度は保証するぜ」

 

先ずは、影分身でかく乱する。

 

気の運用における最上級の技術らしい。

 

1体だけだが今の精度なら俺本体と異なる動きが可能だ。

 

強制的な二択を迫る、つまり相手は2手遅れる。

 

俺は分身で緒方を攻撃する。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

緒方は、最大級の歓喜に震えていた。

 

「この若さで、気当たりによる残像を出せるか!更にその精度。気の運用の才で君の右に出る者はいないだろう」

 

だが、悟の攻撃は特A級達人の目からは遅く感じる。

 

緒方は先ほどの御堂との戦いの疲労がある中でも十分余力残しているのだ。

 

「だが惜しいな。悟君、きみ武術の修行してないだろ。この程度の分身一撃で屠って見せよう」

 

緒方は、目前の分身へと正拳突きをして分身を消した。

 

だが、即座に違和感を覚える。

 

分身の後ろにいる悟が、表情一つ変えず立っているのだ。

 

そう考えてる間に、突然後ろから圧倒的な気の集中を感じる。

 

「界王拳2倍(静:動=9:1)、15連釘パンチ!」

 

緒方は咄嗟に気を背中へと集中したが、攻撃が当たる。

 

妙手なのに、この威力!恐らく打撃1発がパンチ+中国拳法の寸勁の重ね掛けなのだろう。

 

達人クラスのパンチが15回連続で来る・・・やむを得ないな。

 

「静動轟一!」

 

まだ、試作の技のため、弟子で試そうと考えていたのだが・・・。

 

これで防御力が向上する、15回目が終われば反撃するとしよう。

 

パンチの衝撃が終わらない中、先ほどの比にならない程の気の量を感じる。

 

悟が昔見た謎の構えで、ゼロ距離まで接近し気を放つ。

 

「かぁ~めぇ~はぁ~めぇ~波ァァ!!!」

 

悟が放った気により道場は光に包まれる。

 

緒方は二十メートル程吹き飛ばされ、燃えていた道場が、かめはめ波の衝撃波で鎮火する。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

「はぁはぁ・・・はぁ」

 

流石に息切れが止まらない。殺気が道場内に充満する中、初めて人に

かめはめ波を放つのは流石に怖かった。

 

俺が影分身を出す前の計画だが・・・

 

1.俺は先ず分身は1体しか出せないと相手に思わせるように発言する。

 

2.分身が攻撃する中気の消失を使い相手から気づかれずに背後へ素早く移動する。

(ここで緒方直伝の足音消す技術が活きた。脚力だけは達人並みと先生達に言われてるので素早く移動が可能だった)

 

3.気の消失しながら体内で気を練り、緒方が分身を攻撃するのと同時に界王拳を使用し釘パンチを当てる。

 

4.釘パンチで反撃出来ない中、全力の界王拳有のかめはめ波を緒方に撃つ。

 

流石の特A級の緒方も暫くは戦闘不可能だろう・・・そう思ってたんだけどな。

 

 

全身血だらけでボロボロな緒方が、此方に歩いてくる。

 

「いやぁ、見事な攻撃だったよ。特に分身は騙されたよ。気の消失中でも気を練る事が可能だとは・・・悟君ありがとう、君のお陰でまた武は発展した。もう碌に動く事も出来ないだろう。一思いに殺してやろう」

 

「緒方さん強すぎるよ。ここは俺の負けって事で、見逃してくれない?」

 

「それは無理な話だな。君の才が失われるのは、悲しいことだが一度戦いを始めた以上私は君を殺す」

 

 

「分かったよ。なら俺は未だ諦めないよ、死にたくないからね。一思いに殺すだって?全力で来いよ、返り討ちにしてやる」

 

「悟君の望みが私の全力を望むならそうしよう」

 

緒方の体内は、界王拳の反動で静の気を練ることは不可能なはず。

 

つまり元来の動の気のみで俺に攻撃してくる。

 

まぁ、俺も動の気を練ることは不可能なんだけど。

 

しかし、緒方を倒すには界王拳は必須・・・これは賭けだな。

 

「では、いくよ。緒方流・・・数え抜き手!四、三、二!」

 

抜き手を喰らいながら、走馬灯が流れる。

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

あれは、俺が逆鬼の酒のつまみを全て盗み食いしたときだった。

 

怒った逆鬼は、動のオーラを纏い俺に攻撃してきて俺は捌こうとしたときに、俺は閃いてしまった。

 

身体表面の気を練らないなら、どうなるのかと・・・もちろん怪我した。

 

逆鬼が途中手加減したから大怪我にならなくて済んだけど・・・流石、活人拳!

 

影分身作成以上に難しいが、他人の気を自身の中に入れ支配することが可能だという

事に気づいたのだ!

 

まぁ怖すぎて、試す機会ないと思ってたのに・・・。

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

俺は緒方の抜き手を受けながら、緒方の気を自身の中に取り込んでいる。

 

だから緒方の攻撃は、やや軽減出来ているのだ。

 

だが、特A級なので抜き手一発でも重症なんだが・・・笑えない。

 

三発分取りこんだが、まだ界王拳には足りない。

 

「一ィィィィッ!」

 

緒方の抜き手が、俺の心臓近くに刺さる。

 

咄嗟に回避出来て、肩を貫通してる・・・痛い。

 

俺は緒方の腕を全力で掴むと同時に、界王拳3倍(静:動=8:2)発動!

 

今まで練っていた気を右手に集中させる。

 

再び半壊した道場内が光に包まれる。

 

「波ァァ!!!」

 

かめはめ波の衝撃で緒方は、吹き飛ぶ。

 

途切れかけた意識の底で、緒方は歓喜する。

 

(妙手の彼が、特A級の達人を倒すという、不可能を可能にした。やはり武術は素晴らしい)

 

悟が聞いたら即座に返答するだろう。

 

俺は武術を学んでいないと・・・。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

かめはめ波を撃ち終わり、気で緒方が瀕死だけど生きている事を確認し安堵と同時に全身に激痛と疲労感が一気に押し寄せる。

 

初めての界王拳3倍だからな・・・大分無茶した。

 

最後のかめはめ波だけど、直前までバレないようにするためノーモーションで撃った。

 

まぁ、普段はカッコいいから態々気を見せつけて撃っているが、本来はこっちの方が楽なんだよね・・・威力は落ちる。

 

驚愕した顔の御堂さんに話す。

 

「家破壊して、ごめんなさい。助けたんで出来れば請求しないで下さい」

 

一番伝えたかった事を話し、気絶した。

 

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