メジロになれなかった男   作:ダシマ

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第4章:7月
第16話「3人目」


第16話

 

 3人目はライスシャワーとなりました。

 

ライスシャワー「やったあ…!」

ハルウララ「よろしくね! ライスちゃん!」

ライスシャワー「うん!」

ナイスネイチャ(…ライス先輩。一応年上なんだよなぁ)

メジロラモーヌ「……」

 

 

フジキセキ「くっ…。やっぱりウララと仲が良いからか…」

キングヘイロー(次は私…次は私…絶対そうよ…!!)

メジロアルダン(正直、姉さまが色々押し付けてくるのが一番嫌…!!)

ツインターボ「ネイチャだけずるいぞ!! トレーナーに膝枕してもらって!!」

「huh?」

 

 ネイチャは青ざめたし、この後ラモーヌにしばかれた。

 

*******************

 

 ウララが15勝した時にはもう7月になり、夏真っ盛り。結局凪との関係は修復されないままだったが、ラモーヌたちも凪の過去の事を知り、態度は改めないものの、彼ときちんと向き合うことを決めた。

 

 で、そんなある日のこと。チームで食事をすることになったのだが、

 

「おー! トレーナーやんけ!」

トレーナー「あ」

 

 上級生であるタマモクロス、スーパークリーク、オグリキャップ、イナリワンが現れた。

 

メジロラモーヌ「あら、あなた達…」

スーパークリーク「トレーナーさんたちもこれからお昼ですか?」

トレーナー「ええ」

イナリワン「そんなら、一緒にどうでぃ!?」

トレーナー「今からカフェテリア空いてますかね…」

メジロラモーヌ「なら私に任せて頂戴」

「え?」

 

 何という事でしょう。トレセン学園に何故か出来ていたうなぎ屋で食事をすることになりました。

 

タマモクロス「いや、ちょっと待たんかい!!」

メジロラモーヌ「何よ。そんなに気に入らないならあなた一人でカフェテリアに行けばいいじゃない」

タマモクロス「ちゃうわ! いつ出来とんねんこの店! 昨日までこんな店なかったで!!」

メジロラモーヌ「いいじゃない。トレセン学園は自由こそが売りだし、私も結果出してるもの。これくらいやってもバチは当たらなくてよ?」

 

 ラモーヌが堂々と言い放つと、ネイチャが困惑していた。ここまでやるのはアンタくらいだよ…と。

 

ハルウララ「おいしそうなうなぎー!!」

ライスシャワー「ほ、本当に食べていいのかなこれ…!」

 

 ウララは純粋にはしゃいでいたが、ライスもネイチャ同様ビビっていた。だが、クリークやイナリは最上級生らしく慣れたようすだったが、オグリは今すぐにでも食べたそうにしていた。

 

オグリキャップ「なあ、それよりも早く食べよう。トレーナー…」

タマモクロス「オグリ! 行儀悪いで!」

イナリワン「後輩たちもいるんだから落ち着けぃ!」

 

 タマとイナリに怒られてオグリはしゅんとした。

 

 まあ、そんなこんなで食事にありつく一同。そしてそんな一同を選ばれなかった連中が外から見ていた!!!

 

トレーナー「こわ」

タマモクロス「暇なんかあいつら!!」

 

 そして…

 

メジロアルダン「私たちも入れてください!」

「すみません。ラモーヌお嬢様が今日は貸し切りだと…あと、奥様からも承認は得ているので…」

 

 アルダンたちが中に入れるように責任者に問い詰めるが、ラモーヌから駄目だと言われているので、通せないと。

 

エアグルーヴ「生徒会もこんな話聞いていないぞ!」

「それにつきましては、ラモーヌお嬢様が直接理事長である秋川様と取引をしたそうで…」

シンボリルドルフ「…やられた。彼女ならやりかねない」

 

 ルドルフは目を閉じて、片手を額に当てた。自由奔放なラモーヌなら確かに勝手に店を建てるなど造作もない事だと…。

 

メジロライアン「ラモーヌさん…」

メジロパーマー「やっぱスケールが違うね…」

 

 ラモーヌの大胆な行動にライアンやパーマーも苦笑いするしかなかった。

 

「あ、それから…」

メジロマックイーン「な、なんですの?」

「…せめてもの情けとして、音声は聞かせてやってもいいと」

 

 そう言って店主が通信機のような機械を取り出した。

 

 そしてトレーナー達がいるテーブルの窓の向こうでアルダンを中心に音声を聞くという何ともシュールで無様な光景を晒す羽目になった。

 

ライスシャワー(ライス…下手したらあそこにいたのかな…)

ナイスネイチャ(どんだけトレーナーさん好きなんだよ!! まあ…アタシも人の事言えないケド…)

 

 ネイチャがそう考えていると、テイオー、マヤノ、ターボが凄い顔でネイチャを見てきた。

 

ナイスネイチャ「こっち見んな!!」

メジロラモーヌ「はしたないわよ」

ナイスネイチャ「う…す、すいません…」

 

 ネイチャがツッコミを入れると、ラモーヌが正論を言い大人しくさせた。

 

トレーナー「うーん…。ネイチャとラモーヌが思ったほか相性いいな…」

メジロラモーヌ「世話の焼ける後輩だけどね」

ナイスネイチャ「う…」

 

 するとタマモクロスたちがちょっと面白くなさそうにする。

 

タマモクロス「なあ、トレーナー」

トレーナー「なんです?」

メジロラモーヌ「あら、この子達には敬語を使うのね」

トレーナー「普通に先輩だからな。で、なんです?」

タマモクロス「まあ、折角こういう場を設けて貰うたから、色々聞きたいことがあるんや」

トレーナー「あ、いいですよ」

 

 と、普通に話をすることになったが…。

 

メジロラモーヌ「その前にこっちから質問いいかしら」

タマモクロス「な、なんや…」

メジロラモーヌ「…まさかとは思うけど、あなた達も『うちの』チーム入りを狙ってないわよね?」

 

 ラモーヌの言葉にタマモクロスが固まった。

 

オグリキャップ「何を言っているんだラモーヌ。当たり前だろう」

ナイスネイチャ「いや、狙ってるんかい!!」

イナリワン「まあ、あいつらには悪りーが、こっちが出遅れたってわけでぃ…」

スーパークリーク「私もトレーナーさんを甘やかしてあげたいんですっ!」

トレーナー「いや、もうこっちも色々大人にならないといけないので、お気持ちだけで十分ですが…」

 

 と、色々話していたがタマモクロスがラモーヌを見つめた。

 

タマモクロス「…で、何が言いたいねん」

メジロラモーヌ「あまりにも希望者が多すぎるのよ」

 

 それを聞いていた外野組が騒ぎ始めた。お前、調子に乗るのもいい加減にしとけよみたいな事を言っていた。

 

メジロラモーヌ「それで今回のアンケートは…」

タマモクロス「いや、アンケート言うて大丈夫なん…?」

メジロラモーヌ「平気よ。この小説は読者のアンケートありきだもの」

トレーナー「50件以上も来た回もあって、本当に嬉しい悲鳴だよ…ありがとう」

オグリキャップ「で、どうするつもりだ…」

メジロラモーヌ「今回は、20位までに入ってるウマ娘に対して、1票も入らなかったら『リストラ』するわ」

「リストラ!!?」

 

 さあ、今回も皆さんのご投票をお待ちしております。

 

 

つづく

 

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