第36話「7人目」
投票の結果、7人目はダンツフレームに決まった。
ダンツフレーム「やった! 私…」
すると一斉に選ばれなかった組がダンツフレームを睨みつけてきた。
ダンツフレーム「ひぃ~~~~~~~~~~~~~!!!!!」
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トレーナー室。
トレーナー「さて、ダシマカップ2次予選まであと1か月。もう新しいメンバーは入れられないので、この8人で頑張りましょう」
ハルウララ・キタサンブラック「おー!!」
ライスシャワー「お、おー!」
トレーナー室ではダンツも含めて会議が行われていた。
トレーナー「まあ、ダンツも芝の中距離に参加してもらいますが、現在参加している部門はこうなりますね」
芝・短距離:キングヘイロー
芝・中距離:キタサンブラック、ダンツフレーム、メジロラモーヌ、ナイスネイチャ
芝・長距離:マンハッタンカフェ、ライスシャワー
ダート・マイル:ハルウララ
トレーナー「正直、芝の短距離とダートのマイルはこれといってライバルおらんけど、油断せんようにな」
ハルウララ「うん!」
キングヘイロー「当然よ」
トレーナー「で、中距離と長距離はもうこの面子だけでも激戦区だ。気を引き締めて行けよ」
キタサンブラック「分かった!」
トレーナーの言葉にキタサンブラックが返事した。
トレーナー「まあ、とりあえず今日は解散だ!」
とまあ、こんな感じで解散となった訳だが…。
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「…大丈夫そう?」
「まあ、何とか…」
トレーナー父のトレーナー室でトレーナーはナリタタイシンと会話をしていたが、タイシンは携帯ゲームをしながらトレーナーと会話をしている。
ナリタタイシン「アンタの事は昔から知ってたけど、こうもモテるとはねぇ…」
トレーナー「お恥ずかしい限りです」
ちなみに現在はトレーナーとタイシンの2人だけで他には誰もいない状態だった。その時…。
「タイシーン! あ、トレーナーくんもいたんだ! お疲れ様!」
ウイニングチケットが勢いよく現れた。
トレーナー「ああ、チケットさん。お疲れ様です」
ウイニングチケット「そういえば担当ウマ娘が8人になったみたいだけど、大丈夫?」
トレーナー「ええ。正直なところラモーヌといった上級生たちが下級生の面倒を見てくれるから、負担も減ってます」
ウイニングチケット「そっか」
トレーナーが元気でやっているのを聞いて、チケットは安心していた。
「なんだ。もう先に来ていたのか」
ウイニングチケット「ハヤヒデ!」
トレーナー「ハヤヒデさん」
ビワハヤヒデも現れた。
ビワハヤヒデ「トレーナーくんもいたのか。いらっしゃい」
トレーナー「あ、はい。お邪魔してます…」
ウイニングチケット「あ、そうだ。トレーナーくんはどうしたの?」
トレーナー「親父に届け物を届けに来たんですよ」
トレーナーがそう言うと、チケットとハヤヒデは納得した。
ナリタタイシン「それはそうとさ、あんた…やっぱり担当ウマ娘の中から1人選ぶの?」
トレーナー「…まあ、やっぱりそうなりますよね」
トレーナーがそう言うと、チケットは首をかしげていた。
ウイニングチケット「え、どういう事?」
ナリタタイシン「アンタには関係ない…」
ウイニングチケット「えー! 教えてよー!!」
トレーナー「まあ、それを言うなら…」
トレーナーがタイシンを見つめると、タイシンも視線に気づいてトレーナーを見つめた。
ナリタタイシン「な、なに…」
トレーナー「…タイシンさん達、親父に気があるんでしょ?」
トレーナーの言葉に3人とも顔を真っ赤にした。
ナリタタイシン「こ、このガキ!! 蹴るよ!!」
トレーナー「ガキって…1個しか変わらないじゃないですか」
ビワハヤヒデ「そ、そうだな…。君にとっても大事な話になってくるのだから、それは気になるよな…」
ウイニングチケット「あぅぅぅ…」
ムキになるタイシン、動揺するハヤヒデ、そして慌てるチケット。まさか3人とも同じ人間を好きになるなんてトレーナーも思ってはいなかった。
「お前らいたのか…」
トレーナー父とナリタブライアンがやってくると、3人が一斉にトレーナー父に背を向けた。勿論今、トレーナー父の顔を見れないからである。
トレーナー父「…? どうした?」
トレーナー「ちょっとね。それよりも父さん、此間頼んだ奴が届いたよ」
トレーナー父「おう。そうか…マジでどうした?」
トレーナー「あまり聞かない方がいいよ。じゃ、オレ先帰ってるから」
トレーナー父「あ、ああ…」
そう言ってトレーナーは去っていった。
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そして帰ると
「お待ちになってください」
トレーナー「…ダイヤ」
誰かに声をかけられてトレーナーが振り向くと、ダイヤがいた。
トレーナー「…まあ、メンバーには入れてやれなかったが」
サトノダイヤモンド「…それは仕方ありません。公平な審査の元でダンツさんが加入されたのですから。ですが、兄様…」
トレーナー「なんだ」
サトノダイヤモンド「今まで通り、仲良くしてくださりますよね?」
トレーナー「まあ、そうしてやりたいけど…」
サトノダイヤモンド「そうしてやりたいけど、何ですか!?」
トレーナー「他の奴も来るぞ」
すると一斉に選ばれなかった『負けウマ』たちがやってきた。
「負けウマ言うな!!!」
サトノダイヤモンド「という事は、私も負けウマ!!?」
トレーナー「…まあ、そんなに気を落とすな」
トレーナーがそう言うと、
「探したわよトレーナー」
「!」
メジロラモーヌを筆頭に担当ウマ娘たちが現れた。
サトノダイヤモンド「ラ、ラモーヌさん…。それに、キタちゃんも…」
キタサンブラック「…ごめんダイヤちゃん。ルールだから」
キタの言葉にダイヤが俯いた。
キタサンブラック「ダイヤちゃんの分まで幸せになるね!」
サトノダイヤモンド「もう絶交だよ!!! うぇえええええええええええええん!!!」
とまあ、ダイヤは泣きながら走り去ってしまった。
メジロラモーヌ「さて、もう埒が明かないから今回はこれで終わりよ」
シンボリルドルフ「いや、ちょっと待て! こちらとしては色々話したい事が」
つづく