第48話「新年」
第48話
「新年あけましておめでとうございます」
「おめでとう」
新年、トレーナー親子が自宅にて挨拶をしていた。
トレーナー「お年玉♥」
トレーナー父「ほざけよ」
トレーナー「冗談だよ。じゃ、行ってくるね」
トレーナー父「おう。トラブル起こすなよ」
トレーナー「分かってるよ」
そう言ってトレーナーが自宅を出ると、集合場所に向かった。担当ウマ娘8人もいたが、何人か来ていた。
トレーナー「あり?」
ダイヤ、グルーヴ、ブライアン、スカーレット、ターボ、クリーク、スズカ、クラウンの8名も来ていた。
サトノダイヤモンド「あ、兄様! あけましておめでとうございます!」
キタサンブラック「あっ! ダイヤちゃん!! アタシが言おうとしたのに!!」
トレーナー「あけましておめでとう。お前らはどうしたんだ?」
ナイスネイチャ「ゴメン…。ターボがどうしても一緒に行きたいって聞かなくて…」
トレーナー「初説教か?」
ツインターボ「やーだーやーだー!!!」
トレーナーの冗談にターボが地団駄を踏んだ。
エアグルーヴ「ええい! 新年からトラブルを起こすなっ!!」
メジロラモーヌ「そんな事言ってルドルフを出し抜いているあたり、説得力ないわよ」
いや、お前もな…と、一部のウマ娘は思った。
トレーナー「あけましておめでとうラモーヌ。あいつら元気?」
メジロラモーヌ「ええ。自分たちも初詣に行くって聞かなかったけど、あっちは全力で止めたわ」
(な、なんか可哀想…)
メジロ家はずっとラモーヌが独占していて、何かアルダン達が可哀そうに思えてきた。
ナリタブライアン「私としては肉が食いたいのだが…」
エアグルーヴ「たわけ! 初詣が先だろう!」
トレーナー(そういやハヤヒデ達どうするんだろうな…)
通話アプリLANEであけおめメールが来ていて、トレーナー父が適当に返事をしていた…。
トレーナー「まあ、ダイヤはともかくクラウン。お前ら家の用事はいいのか?」
サトノクラウン「問題ないわ。思いっきり時間間違えちゃって、もう来なくていいって言われたから!」
「いや、よかねぇだろ」
サトノダイヤモンド「私は普通に断りました!」
「大丈夫かサトノ家!!」
皆からツッコミを食らった。
ダイワスカーレット「それはそうと思った以上に人が多いわね…」
サイレンススズカ「……」
いや、来てる時点でお前も同罪だよ。と、スズカは心の中で思った。
そんなこんなでお参りを済ませる一同。
トレーナー(ダシマカップ優勝できますように)
ハルウララ(ダシマカップ優勝できますように!)
トレーナーや担当ウマ娘達はダシマカップ優勝を願っていたが…。
(少しでもトレーナーと一緒にいられますように)
(逆転できますように…)
(もし第2回があったら私がメンバーになれますように)
と、メンバーではないウマ娘達はほぼ下心満載の願い事をしていた…。
*************
そんなこんなでお参りが終わった一同。
トレーナー「さーてと。お参りも終わったから解散だ」
ナリタブライアン「待て。屋台を忘れている」
トレーナー「グルーヴさんを説得させられたらいいよ」
エアグルーヴ「何で私なのだ!!」
トレーナー「いや、無駄遣いするなと言われそうなので…」
スーパークリーク「まあ、常識の範囲内ならで~」
と、クリークが妥協案を出した。
サトノクラウン「あ、その前に私おみくじ引きたい!」
トレーナー「あ、じゃあオレも…」
ハルウララ「わたしもー!!」
という事で全員でおみくじを引くことにした。ちなみにブライアンも渋々引くことにした。
ハルウララ「やったー!! 大吉―!!」
ウララは大吉を引いて喜んでいた…。
ライスシャワー「良かった…凶じゃなかった…」
ライスは末吉を引いていたが、とてつもなく嬉しそうだった。
キングヘイロー「私が小吉…何かの間違いよ! もう一度…」
エアグルーヴ「待て待て!! 言ってる傍からすぐこれだ!!」
ちなみにエアグルーヴは大吉を引いた。
ナイスネイチャ「中吉…やっぱりあたしらしい結果だなぁ…。トレーナーさんは?」
トレーナー「オレ? 大凶!!!」
「大凶!!?」
トレーナー「ある意味持ってるかもしれない…」
「ポジティブ!!!」
思った他前向きなトレーナーに皆驚いていた。
トレーナー「もう大会控えてんのに、後ろ向きになってられないよ」
「お、おう…」
確かにそうなんだけど…と、ウマ娘達は思っていたが、
トレーナー「まあ、大凶を引くなんてオレくらい…」
「あの~…」
クリークが苦笑いしながらおみくじを引いた。
スーパークリーク「…私も大凶でした」
トレーナー「え、先輩キャラ的に絶対大吉引くタイプでしょう」
まさかのクリークが大凶という結果に終わった。
スーパークリーク「でも、トレーナーさんも大凶だったんですね」
トレーナー「なんか運命を感じますね…」
大凶ではあるがお揃いではあるため、トレーナーとクリークがいい感じになると、キタサンやキングが大凶を引こうとしてグルーヴに止められていた。
エアグルーヴ「何をしているんだこのたわけ!!」
キタサンブラック「クリーク先輩が大吉じゃないですかー!!!」
キングヘイロー「止めないでください先輩!! 小吉なんてキングには似合いません!!」
エアグルーヴ「ええい!! やめんかあああああああああああ!!!」
とまあ、新年も大騒ぎになっていた。
ダンツフレーム「ト、トレーナーさん…」
トレーナー「やれやれ…」
ナリタブライアン「グルーヴがいるなら心配ないだろう。それよりも肉食いに行くぞ」
そう言ってブライアンがトレーナーを連れて行くと、ウララ達も続いた。
エアグルーヴ「コ、コラー!!! 私を置いていくなぁ~~~~!!!!!」
その頃、メジロ家の病院では…。
メジロマックイーン「私達が一番大凶ですわぁ~!!!!」
メジロパーマー「マックイーン…悲しくなるから言わないで」
メジロアルダン「姉さまばっかりずるいですぅ~~~~!!!!!」
メジロドーベル「本来ならアタシもトレーナーと初詣してる筈だったのに…」
メジロライアン・メジロブライト「……」
マックイーン達が阿鼻叫喚となっていた…。
つづく