「は…!?」
ある日の事。ネイチャは絶句していた。
トレーナー「前々からチームに入れなかった奴に対して、平等にチャンスをくれっていう声があった訳だが、イベントを考えた。ネイチャ、今回はガチでお前が主役だ」
ターボと共にトレーナーのいるトレーナー室に呼び出されたネイチャだったが、自分が主役のイベントをやろうとしていて酷く驚いていた。
ツインターボ「ねー!! ターボは!?」
トレーナー「慌てるな。一応メインはネイチャになるが、お前にも色々やって貰う事がある」
ツインターボ「なに?」
トレーナー「まあ、早い話、オレ達ダシマカップで組んでたメンバーとターボでミニ運動会をやろうって話だ」
ナイスネイチャ「ちょ、ちょっと待って!? どうしてそこまで…」
トレーナー「言ったろう。TSで活躍してないにしろ、お前はもうチャンピオンなんだ」
トレーナーの言葉にネイチャは目を大きく開いた。
トレーナー「それに大会が終わってからちゃんとした舞台で走ってないだろう」
ナイスネイチャ「そ、それは…」
トレーナー「一応学園の許可は出ているから、あとは設営をするだけだ」
ツインターボ「運動会ってどんな事やるの!?」
トレーナー「まあ、最後はネイチャとお前、ラモーヌ・アルダンの2対2でレース」
トレーナーの言葉にネイチャは口を大きく開けて唖然としていた。
ツインターボ「レース!!? やるやる!!」
ナイスネイチャ「いやいやいやいやいや!! ちょっと待ってちょっと待って!! もしかしてリベンジするって話!!?」
トレーナー「うん。2人からリベンジさせろって話が来たの」
ナイスネイチャ「そ、そんなぁ…」
トレーナー「まあ、一応もうあの2人も来年からは7年生になるからさ」
ナイスネイチャ「な、7年生…?」
説明しよう。本作におけるトレセン学園は基本6年制だが、TSやドリーム・トロフィーといったレースに出走する生徒に限り学園に残留することが出来るのだ。そうではない生徒は普通に卒業という形になる。ラモーヌとアルダンは残る気満々だ。
トレーナー「まあ、フリーエージェントみたいな感じ」
ナイスネイチャ「さ、さいですか…」
ツインターボ「面白くなってきたー!!!」
とまあ、そんなこんなで運動会をする事となった訳だが…。
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「私達も協力しよう!」
とまあ、ルドルフを筆頭に未加入組が協力を申し出た。勿論理由は言うまでもない。
トレーナー「あ、裏方でですか?」
セイウンスカイ「またキングだけ贔屓するんですかー?」
アストンマーチャン「マーちゃん達も参加したいです」
スカイとマーチャンの言葉にトレーナーは考えていた。
ナイスネイチャ「…あの、どうするんですかトレーナーさん」
トレーナー「いや、流石に全員は無理だし、最後のプログラムはもう変えられない」
シンボリルドルフ「安心してくれ。ここにいるメンバーだけだ」
ナイスネイチャ「せこっ!!!」
ちなみにいるのは10人でルドルフ、アルダン、ライアン、スカイ、マーチャン、テイオー、クリーク、イナリ、オグリ、ブライトだった。
トレーナー「でもまあ、よくよく考えたらベテランばっかりだな…」
ナイスネイチャ「ま、まさかこの人たちとも戦えなんて言いませんよね…?」
ネイチャはガタガタ震えていた。
トレーナー「いや、最後は変わらない。そうだな、お前ら8人とターボと、会長達の紅白戦にするか…」
トレーナーの言葉にルドルフ達が反応した。
スーパークリーク「まあ。本当に運動会みたいですね~」
イナリワン「だが、人数が合ってねーぞ?」
オグリキャップ「誰を入れるつもりなんだ?」
トレーナー「ダイヤです」
するとダイヤが現れて感涙していた。
サトノダイヤモンド「兄様!! ダイヤは信じていました!!!」
メジロブライト「どうしてダイヤ様なのですか~?」
トレーナー「いや、ダシマの指名だ。アンケート入れ忘れてたらしい…」
トレーナーの言葉に空気が止まった。
トレーナー「最近は何もかも上手く行かなくてブルーになってるらしい。特に仕事…」
ナイスネイチャ「まあ、よくありますよね…」
トレーナー「そして評価バーも…」
「やかましいわ!!!」
ただ、しおりやお気に入り登録は100件越え。ありがとうございます。
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そんなこんなで運動会当日。
ナイスネイチャ「あの、トレーナーさん…」
トレーナー「なに?」
ナイスネイチャ「なに!!? この『ネイチャ十番勝負』って!!」
トレーナー「そりゃあお前が主役だから」
ナイスネイチャ「NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!」
ネイチャとしてはちょっと本格的な運動会程度に思っていたが、タイトルしかも自分の名前が入っていた為発狂していた。
紅組:ウララ、ラモーヌ、ネイチャ(キャプテン)、ダンツ、キタ、ライス、キング、カフェ、ターボ、ダイヤ
白組:アルダン(キャプテン)、ルドルフ、ライアン、スカイ、マーチャン、ブライト、テイオー、イナリ、クリーク、オグリ
メジロドーベル「ちょっと待ちなさいよ!! どうしてアタシが入ってないの!?」
タマモクロス「オラァアアアアアアアアアアア!! 裏切りおったなこのあほ共ぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
ドーベルとタマモが身を乗り出して抗議しようとしたが、パーマーやマックイーンに取り押さえられていた…。
ウイニングチケット「それじゃ皆! ケガのないようにフェアプレーでね!!」
審判はBNWやブライアンが行う事になっていた…。
ナイスネイチャ「ああああ…。遂に始まっちゃうんだ…」
ネイチャは最初こそ不安がっていたが、全試合に出るわけではないので、途中からそこそこ楽しんでいた。
ちなみにどんなことをやったかと言うと、
第1種目:チーム対抗リレー
参加者:全員
勝者:白組
第2種目:玉入れ
参加者:全員
勝者:紅組
備考:かご役はBNWとブライアンが実施
第3種目:綱引き
参加者:全員
勝者:紅組
第4種目:障害物競走
出走者:キタ、ダイヤ VS テイオー、マーチャン
勝者:白組(テイオー)
備考:終了後、テイオーが滅茶苦茶トレーナーに甘えてきて、キタとダイヤはめっちゃ嫉妬に狂った。
第5種目:大玉転がし
出走者:カフェ、ダンツ、ライス VS イナリ、クリーク、オグリ
勝者:紅組
備考:意外とライスが活躍した。
昼食タイム
備考:ウマ娘がトレーナーを囲んでいたが、6年生がやはり大人げなかった。
第6種目:二人三脚
出走者:ウララ、キング VS アルダン、ライアン
勝者:紅組
備考:ウララのハイペースにキングが滅茶苦茶頑張って合わせた。
第7種目:チャンバラ
出走者:ネイチャ、ターボ VS ブライト、スカイ
勝者:紅組
備考:普通にネイチャが2人倒してしまった(ターボはすぐにやられて悔しがってた)
第8種目:徒競走
出走者:ラモーヌ VS ルドルフ
勝者:白組
備考:生徒会長としての意地を見せたが、試合終了後トレーナーに甘えようとして止められた。
第9種目:大縄跳び
出走者: ネイチャ・ターボ・ラモーヌ・アルダン以外の全員
勝者:白組
備考:経験の差
そして最後の第10種目にて、ネイチャ、ターボ、ラモーヌ、アルダンによるリベンジマッチが行われることとなった。アルダンが勝てば白組の勝利となり、ネイチャ、ラモーヌ、ターボの誰かが勝てば紅組の勝利となる。一見不利に思われるが、アルダン自身のリクエストという事で、そのまま執り行われた。
で、結果はどうなったかと言うと…。
『勝者!! メジロラモーヌ!!』
ラモーヌの勝利で終わり、ネイチャは2着、アルダンが3着で最下位はターボだった。
ナイスネイチャ「ハァ…ハァ…」
メジロラモーヌ「まだ初心に戻って練習なさい」
チームは解散してもラモーヌとネイチャの関係性は変わらないのであった…。
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ナイスネイチャ「あー!! やっぱり負けると悔しいっ!!」
トレーナー「よし、それじゃまた近いうちに…」
ナイスネイチャ「いやー…それはその…」
トレーナーがまたやろうとするとネイチャがちょっと歯切れが悪くなった。
ハルウララ「またやろう!!」
セイウンスカイ「まあ、気分転換になったねー」
と、他のウマ娘達は思った他やる気満々だった。
シンボリルドルフ「実に良い運動会だったな。よし、今晩はこのまま食事でも…」
「会長」
「後片付けがある。一緒に来い」
シンボリルドルフ「いやあああああああああああああああ!!!!!」
グルーヴとブライアンに首根っこ捕まれるルドルフを皆何とも言えない顔で見ていた…。
キタサンブラック「…行かなくていいんですか?」
トウカイテイオー「うん。大丈夫!」
サトノダイヤモンド「行ってくれても…」
トウカイテイオー「大丈夫!!!」
キタサンブラック・サトノダイヤモンド「ああああああああああああああん!!!」
トレーナー「やれやれ…」
ツインターボ「トレーナー! またやろうな!!」
こうして第2回がある事を思わせながらも、ネイチャ十番勝負は幕を閉じた…。
ナイスネイチャ「あの、せめて名前変えて…」
「ダメです」
ナイスネイチャ「えええええ…」
つづく