第7話
メジロラモーヌを仲間に加えたトレーナー。ダシマカップにどんな影響を及ぼしたのかというと…。
『メジロラモーヌ!! また1着です!!』
『知ってた』
ラモーヌも芝・中距離で出場していて、気が向いたときに出走していた。
「勝てる気しねー…」
「ていうかTS出てる奴は、こっち来んなよ…」
と、他のウマ娘はげんなりしていたが、ラモーヌはそんな彼女たちを冷たい視線で向けていた。
メジロラモーヌ「…つまらない人達ね」
「なに!?」
メジロラモーヌ「寧ろ私に勝てたら、一気に名前が挙がるのに」
「そ、それはそうだけど…」
メジロラモーヌ「それは要するに『手加減しろ』って言ってるようなもので、無礼よ。まずはレースに対する姿勢から改めるべきではなくって?」
ラモーヌがそういうと、その場を後にした。
ハルウララ「ラモーヌちゃんすごーい!!」
トレーナー「まあ、そうなるだろうな」
メジロラモーヌ「あんな甘いことを言ってる限り、私はおろか誰にも勝てないわ。本当にこの子くらいの根性が欲しいところね」
そしてそれを遠くからメジロ家の面々が本当に面白くなさそうに見つめている。本当に面白くなさそうだった。
凪「はいはーい。もうラモーヌって決めたんだから、皆はあきらめましょうね~」
メジロドーベル「あ゛あ゛!!?」
凪「そんな顔をしてもダメ。はい、連れてって!」
「はっ!!」
メジロアルダン「い、いつの間に!! ああああああああああああああ!!!」
と、アルダンたちは屈強なばんえいウマ娘の黒服に連行されていった。
トレーナー「あいつ…逆にオレを助けてくれてるような気がしてるんだけど」
ハルウララ「んー…もう分かんない」
メジロラモーヌ「他人を貶している場合ではないのに…無様ね」
トレーナーとラモーヌが冷めた目で見て、ウララは困惑していた。そんな時だった。
「トレーナーくん!!」
トレーナー「?」
また新たなウマ娘たちが現れた。アグネスタキオン、マンハッタンカフェ、ジャングルポケット、ダンツフレームだった。
トレーナー「今度はお前らか」
メジロラモーヌ「あら。何か用かしら?」
アグネスタキオン「聞いたよ! メジロラモーヌをチームに加えたそうじゃないか!」
トレーナー「ぶっちぎりの1位だった」
マンハッタンカフェ「…何の話をしているんですか?」
カフェではなく、ポッケとダンツも困惑していた。さあ、何の話をしているのでしょう?
アグネスタキオン「私のいない所でそんな話を勝手にしないでくれたまえ! 大体、ハルウララとチームを組んでからというもの、私の元に来る頻度が完全に減ってしまったではないか!」
メジロラモーヌ「貴方みたいに暇じゃないの。遊び相手なら他をあたりなさい」
ラモーヌのとんでもない正論にタキオンだけではなく、カフェ、ポッケ、ダンツも固まった。
メジロラモーヌ「それと貴女、彼に弁当をねだっていたそうね」
アグネスタキオン「そ、それがどうしたというのだ…」
メジロラモーヌ「高等部にもなっていったい何をしてるのかしら?」
(ご、ご尤も…!!!)
ラモーヌの言葉にカフェ、ポッケ、ダンツはマジで何も言い返せなかった。
アグネスタキオン「な、なんだね! 家が金持ちというだけで随分態度がでかいじゃないか!!」
メジロラモーヌ「それはあなたも同じでしょう。名家の娘に生まれておきながら…」
トレーナー「で、タキオン。お前が言いたいことはなんだ?」
アグネスタキオン「私もチームに入れたまえ! そして弁当を作りたまえよ!」
メジロラモーヌ「こうやって乞食が生まれるのね」
アグネスタキオン「あの、さっきから酷くない?」
その時だった。
「ちょーっと待ったー!!!」
「!?」
キタサンブラック、サトノダイヤモンド、メジロアルダン、そしてナイスネイチャがやってきた。
マンハッタンカフェ「あなたたちは…」
キタサンブラック「これ以上来られたら、またあたし達を選んでもらえなくなるじゃないですか!」
サトノダイヤモンド「そうです! 大体先輩たちはTSどうしたんですか!!」
マンハッタンカフェ「それとこれとは話は別です…」
と、カフェたちも毅然な態度を取り戻した。
ジャングルポケット「大体お前らはもういいだろ!! 公式にも散々推して貰ったんだからよ!」
キタサンブラック「そっちこそ、劇場版作ってもらえたじゃないですか! しかもポッケ先輩は主役ですし!」
サトノダイヤモンド「それに私はトレ兄様の幼馴染ですよ!」
ダンツフレーム「…私は特に何の接点もないんですけど」
そう言い争いを始めてしまった。
メジロアルダン「あと姉様…」
メジロラモーヌ「何よ」
メジロアルダン「私に色々押し付けるのやめてください!!!」
メジロラモーヌ「適当にあしらえばいいじゃない。貴女が真面目過ぎるのよ」
アルダンが凪の事で色々不満をぶちまけるが、ラモーヌは軽くあしらう。
ナイスネイチャ「ま、まあまあ皆落ち着いて…」
と、ネイチャが止めようとするがキタ側もポッケ側も「お前がそれ言うか?」という顔で見てきた。
ナイスネイチャ「いや、その、なんですか…?」
アグネスタキオン「聞けば君、前のアンケートでぶっちぎり1位だったそうじゃないか。それも10票越え…」
キタサンブラック「ネイチャ先生にはアニメでお世話になりましたけど、それとこれとは話は別ですよ?」
メジロラモーヌ「それはそうとあなたのその態度…気に入らないわね」
ラモーヌに至ってはネイチャに嫌悪感を示していた。
ナイスネイチャ「な、何かお気に障るようなことでも…?」
メジロラモーヌ「ええ。本当は勝ちたいくせにゴチャゴチャと…。チームに入るのであれば、先輩として徹底的にその根性を叩き直してやるから覚悟なさい」
メジロラモーヌの言葉にネイチャは真っ白になった。
アグネスタキオン「それが嫌なら諦めることだね」
マンハッタンカフェ「…あまり肩を持つ気はないですが、TSは相当の精神力持っていないとやっていけませんよ」
と、タキオンとカフェが先輩として注意する。
トレーナー「さあ、どうするネイチャ」
ナイスネイチャ「ど、どうするたって…」
メジロラモーヌ「まあ、それはそうと貴方、今度の休みはあけておきなさい」
トレーナー「どっか行くの?」
メジロラモーヌ「合宿するわよ。お義父様のチームと合同で。場所は混浴のある温泉街よ」
「」
この発言でまた嵐が巻き起こった…。
つづく