第9話
トレーナーです。僕は今、ウララやラモーヌ、親父のチームで合宿をするために、バスで目的地まで向かっています。
参加者
トレーナー
トレーナー父
ハルウララ
メジロラモーヌ
ビワハヤヒデ
ナリタタイシン
ウイニングチケット
ナリタブライアン
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まあ、一時はルドルフ会長を筆頭としたウマ娘たちに猛反対されましたが、よくよく考えたら生徒会にそこまでの権限はないだろという事や、最近トレーナーにうつつをぬかしてばかりで、学園の士気にもかかわるということで…強行突破いたしました。
あと、ネイチャはマジでラモーヌと勝負することになり、今トレーニングさせられているそうです。
ハルウララ「合宿楽しみだね! トレーナー!」
トレーナー「まあ、遊びに来たわけじゃないから、あんまりはしゃぎすぎるなよ」
メジロラモーヌ「そうね」
ハルウララ「トレーニングがんばったら、ちょっとは遊ぶ時間あるよね!?」
トレーナー「頑張った分だけ、遊ぶ時間も増えます」
ハルウララ「やる!!」
トレーナーはウララを何とか誘導していて、BNWはそれを見て驚いていた。
ビワハヤヒデ「すっかりトレーナーとして板についてきたな」
トレーナー父「まあ、オレからしてみたらまだまだだけどな」
トレーナー「まあ、それはそうだ」
そんな中トレーナー父とラモーヌの間がとてつもなくピリッとしていた。
メジロラモーヌ「経費は全部こちらで持ちますわ」
トレーナー父「おう。それについてはありがとよ。だが、その金を出したのはあのバアさんだ。それだけはよく覚えておけ」
メジロラモーヌ「勿論です」
そんな中、ハヤヒデとタイシンはラモーヌに対して気まずそうにしていた。
ビワハヤヒデ「…あの、ラモーヌ先輩」
メジロラモーヌ「なに?」
ビワハヤヒデ「…その、本当に良かったんですか? アルダン先輩たちの事」
ナリタタイシン「学園、今頃すごくドロドロしてそう…」
メジロラモーヌ「そうでしょうね」
ウイニングチケット「ライアンが此間『助けてくれ』って言ってたけど…」
チケットとライアンはトレーニングとアウトドア仲間ではあるが、最近彼女からギスギスしすぎててしんどいから助けてくれと泣きつかれたのだ。本当に泣いててチケットも泣きそうになっていた。
メジロラモーヌ「あの子達もいつまでも彼のお尻を追いかけているほど暇ではないし、メジロ家の中ではもう勝負はついた筈よ。まあ、今頃私を倒すために猛特訓してくれていればいいのだけど」
そう、ラモーヌにはちゃんと考えがあったのだ。あえて自分だけトレーナーとあんなことやこんなことをすることによって、妹たちの闘志をたきつけ、最終的にメジロのレベルを上げようというものだ。もしこれが出来たなら、完全に凪ではなくトレーナーの手柄にすることができ、うまくいけば凪を失脚させることも出来るかもしれなかったのだ。
まあ、それはさておき、合宿所となる旅館についた。勿論メジロ御用達である。
「お待ちしておりました。メジロ様」
メジロラモーヌ「部屋に通して頂戴」
「かしこまりました」
まあ、そんなこんなでトレーナー達は3部屋用意された。
1部屋目:男部屋(トレーナー、トレーナー父、ラモーヌ、ウララ)
2部屋目:女部屋(BNW、ブライアン)
トレーナー父「おい待てコラ」
メジロラモーヌ「何か問題でも?」
トレーナー父「大ありだボケ!! なんでここだけ男女混合なんだ!」
メジロラモーヌ「あら、普通に男女分けたら面白くないじゃない。それとも私たちを襲う気?」
トレーナー父「お前をここから突き落としてやりてぇよ…」
トレーナー「親父。ラモーヌはもうオレが見とくから。な?」
トレーナーが思ったほか大人の対応を取っていた。
メジロラモーヌ「あら、優しいのね」
トレーナー「まあ、いざとなればそのおばあさんに言えばいいんじゃない?」
トレーナー父「それもそうだな。ここまでキレることなかったわ。すまん」
メジロラモーヌ「面白い親子ね」
トレーナー父・トレーナー「オメー程じゃねぇよ」
ハルウララ「とっても仲良し!」
とまあ、そんなこんなで早速合宿に出かけたのだが…。
「おや!? トレ公!!」
「ラモーヌ先輩にハヤヒデ達も!?」
「ウ、ウララちゃん…?」
ハルウララ「あー! ライスちゃん!!」
トップウマ娘の一人である『フジキセキ』『ヒシアマゾン』『ライスシャワー』が現れた。
トレーナー「こんな所で何してるんですか?」
ナリタタイシン「まさかついてきたとかじゃ…」
フジキセキ「違う違う! 営業で来たの! 理事長が農業で新しい事やり始めたでしょ? それで私たち3人が営業を任されることになったんだよ」
トレーナー「いろんなことやってるんですね」
ヒシアマゾン「まあ、選手として活躍すると顔も広くなるからね! アタシとしても腕がなるけれど…あんた達は何してるんだい?」
メジロラモーヌ「合宿よ。それも泊りのね」
「は?」
ラモーヌの言葉に空気が止まった。フジやヒシアマ、ライスが固まっていて、トレーナー父は困惑していた。
ヒシアマゾン「え、ちょ、待て…」
フジキセキ「どういう事!? 私たち聞いてないんだけど!?」
トレーナー父「おいおい。忘れたのか? 今年からウマ娘の外泊の受理をするのは総務部に変わっただろ。お前らの仕事も多すぎるし、そもそもなんでそんな事を生徒にさせてるんだってな」
そう、ウマ娘が住む寮の寮長はそれぞれフジキセキとヒシアマゾンがやっていたのだが、ウマ娘が外泊したり入寮・退寮するときの申請受理などもやっていたのだが、生徒であり選手であるフジキセキとヒシアマゾンがなぜこんなことをやっているのかという疑問の声が上がった上に、トレセン学園の更に上であるURAからも『普通にダメだろ』とNGを出したことから、変更せざるを得なかったのだ…。
フジキセキ(ラモーヌ先輩がチームに入ったってのは聞いてたけど…!)
ヒシアマゾン(情報が入ってこなさすぎるんだよ! だから今のままでいいって言ったのに…!)
ちなみにだが、生徒会や寮長たちもこういう邪な理由があるからという理由で仕事を減らされたというのは内緒だ。
ライスシャワー「いいなぁ…。ライスも行きたかった…」
ハルウララ「じゃあ今度また一緒に行こうよ!」
トレーナー「ウララ。それやると他の皆も呼ばないといけなくなるし、キリがないよ」
ハルウララ「あ、そうだった…」
フジキセキ・ヒシアマゾン「いや、いいと思」
トレーナー父「お前らの圧もすげぇし、これだけは言っとくぜ。行儀の悪ィ義娘はいらん!」
トレーナー父がそう言うと、W寮長はショックを受けた。
トレーナー父「ったく…。とっとと行きやがれ!」
ウイニングチケット「じゃ、じゃあね…」
ナリタタイシン「全く…」
トレーナー父・ハヤヒデ・タイシンはすっかりあきれ返り、チケットも気まずそうにしながら去っていった。
トレーナー「まあ、親父も金持ち連中に振り回されてイライラしてるので、今は変な事しない方がいいと思いますよ。じゃ」
ハルウララ「あ、待ってよトレーナー! またねライスちゃん!」
そういって3人が取り残された…。
フジキセキ「くやしぃいいいいいいいいいいいいいい!!!」
ヒシアマゾン「そんな事アタシ達も分かってんだよぉぉおおおおおおおお!!!」
ライスシャワー「ううう…お兄様はともかく、お父様に嫌われた…」
まあ、頑張ってください。
つづく