「神父様は、火葬と土葬どっちがいいですか?」
「生きてるうちに死に方を選べと?」
「生きてるうちにこそですよ。ほら、理想の死に方無いんですか? 流石に鳥葬とかは厳しいですが」
「不謹慎過ぎるぞ……でも、そうだな……火葬がいいな。前にカレンの火の魔法を見たが、アレは暖かそうで良かった」
「私の魔法で死にたいとか、神父様そんな度し難い性癖あったんですか?」
「聞いておいてその反応か?」
ちょっと予想外だったんだって。まさか俺に殺されたいとか言わんよな。やめろよ破滅願望に加えてドMとか、『
「嫌ですよ、神父様が焼け爛れる姿を見るの。神父様、痛覚に耐性無いでしょ」
「息を引き取る前に燃やそうとしてる? 弔い方を聞いてたんだよな?」
「分かってますよ。それでも神父様を燃やすのは気が進みませんね」
「ハッハッ、そう言ってくれるのは嬉しいがな」
そう神父様は笑う。
……俺が見慣れているものより弱々しく、以前のような豪快さは無い。
目も窪んでおり、俺が握っている手も皮が張り付いて骨のようだ。
「何にせよ、私に神父様を殺させないでください」
「ハハッ、勿論だとも」
「だから…………死なないでくださいよ、神父様」
俺は震える手がバレないよう、神父様の手を強く握った。
これは、俺が11歳の時の話だ。
夜ご飯を食べてる時に、神父様が聞いてきた。
『カレンは将来何をしたいとかは無いのか?』
『いきなり何ですか、藪から棒に』
『いやなに、カレンもシスターとしての仕事以外にもしたい事はないのかと思ってな。儂はカレンにそれしか教えとらんし』
別に聖職者に関するものしか教えてないわけじゃないだろ。魔法とかスキルとか、俺が聞けばこの世界のことを色々教えてくれたじゃないか。
多分神父様は、俺の将来の選択肢を狭めたとか思ってんだろうな。考え過ぎだっての。
『退屈ではありませんよ。魔法やスキルの鍛錬は楽しいですし、シスターというのは不本意ですが聖職者の仕事は楽しいですし』
『しかしなぁ、もっと世界の色んな物を見たいとかは思わんのか?』
『見てみたさはありますが……まだ11ですし、焦ることでもありませんよ』
この世界の平均寿命は分かんないけど、回復魔法やポーションなんて便利な物もあるし、中世の地球よりかは絶対高いだろう。
俺はまだ11歳、この世界の基準でも成人してない子どもだ。将来についてはこれからゆっくり考えればいい。
『うーむ……では、目標とかは無いのか? 魔法やスキルでもよいから』
『何なんですかさっきから……目標、ですか。取り敢えず19歳までは生きたいですね』
『もうちょっと頑張ってくれんか?』
『まあ、暫定ということで』
パッと出たのがそれだったんだ。少なくとも前世よりは長生きしたい。魔法とスキルのおかげで、余程強い魔物じゃないと俺はもう死なんしな。今なら暴走する車が来ても問題ない。逆に張り倒してやれる。
普通に生きてれば、あと八年で簡単に達成出来るだろう。
『儂より長生きして欲しいんだがなぁ』
『なら、神父様はいくつなんですか? それによっては考えなくもないです』
『89だ』
『ちょっと遠慮しときます』
『そこは了承するとこだろう』
いや、だって……こっちで89になったら、前世と合わせて108歳だよ?
そこまではいいかなーって思ってしまう。70くらいで健康なままポックリ逝きたい。
てゆうか神父様そんなに高齢だったのか。めっちゃ元気じゃねえか。
『そう言えば、成人っていくつからなんでしたっけ』
『15歳だよ。カレンはあと四年だな』
『じゃあもうすぐですね。何か式でもするんですか?』
『いいや、普通は特別なことはしない。少し食事が豪勢になるくらいだ』
『成程。そんなものですか』
そもそも、この世界に誕生日を祝う文化とかもないからな。新年に一斉に歳をとるタイプの制度を採用してるし、誕生日を知らない子もいる。かく言う俺もそうだ。
逆に、面倒なことが無いようで安心だ。日本みたいに振袖着る文化があったら、面倒でならない。
『お? 何か欲しかったか。なら何か用意しようか』
『いえ、いいですよわざわざ。まだ先の話ですし』
『さっきもうすぐと言ってたろうに』
『覚えてませんね』
子どもの四年は長いんだ。実際には俺は30歳だが、肉体は11歳だ。体感はきっと長い、と思う。
だから、そんな焦らんでもいいぞ神父様。ついでに言えば、別に用意せんでもいいぞ。
『まったく……さっきからどうしたんですか? 将来とか目標とか』
『なぁに、儂ももう老いぼれだ。老い先も長くないし、カレンの将来が不安になってしまってな』
『……大丈夫ですよ。神父様まだ元気なんですから。少なくとも私が成人するまでは死んでも生きてください』
『ハッハッハ! そうだな。カレンに成人の祝いも渡さなくてはならんしな』
『それはいいですって』
そんな、俺たちにとってはありふれた話。
他愛ない、日常の一幕。
こんな日常が俺は好きだった。ご飯を食べて、魔法の練習をして、偶に村に行って遊んだりして。
思えば、この世界に来てからの殆どを神父様と過ごしていた。最初に蛇に襲われた時と、風呂やトイレの時以外は大体一緒にいた気がする。なんなら赤ちゃん時代はその二つも一緒だった。
きっとそのせいで…………俺は神父様のいない未来というのを想像していなかったんだ。
俺は一度死んでいるのに、人の死が急であることを忘れていた。
─── それから一月後、神父様はよくベッドに臥せるようになった。
咳も今まで以上に多くなり、半年経つ頃には歩くのも儘ならなくなった。
そして、一年が経ち…………
恐らく、神父様は今日、死ぬだろう。
───その赤ん坊と出会ったのは、きっとかの竜によるものだろうと思っていた。
なんて事ない日、教会の外に出ると一人の赤ん坊が捨てられていた。
大方の事情は察した。こうやって我が子を捨てる親は少なからず存在する。
村に届けて育ててもらおうと籠を持ち上げると、その赤ん坊を包んでいたおくるみに名前が書かれてあった。
カレン……良き名だと思った。同時に、名前を付けた赤ん坊を捨てるか? とも思った。
暫しの熟考の末、儂はこの子を自分で育てることにした。この子をかの竜からの授かり物だと考えたのだ。
カレンは賢く、手のかからない子だった。あまり泣かないし、喋るようになってからは意思の疎通も拙いながらも出来るようになった。子育ての経験が皆無な儂でも育てられたのは、それによる物が大きい。
教えれば教えただけ物にするカレンに、儂もついつい楽しくなって教え過ぎてしまった。結果的には良かったのだが。
……ただ、手を焼いた事も勿論ある。
『あれ? 爺さん、俺がここに置いてた本は?』
『カレン、自分の事は私と言いなさい! それ以外の言葉遣いも!』
『はーい』
カレンはなんと言うか、男勝りな子だった。女の子を育てとるのに、時折自分のことを『俺』と言うし、凡そ普通の女の子が使わないような粗暴な口調で話していた。儂も気を付けていたし、何処で覚えたんだろうか。
まあそれも、5歳になる頃にはなりを潜めて大人しく敬語を使うようになった。その代わりに度々毒も交えてくるが、元に比べれば幾分マシだ。
その頃になると、カレンは魔法やスキルに対しても多大な興味を示していた。
確か、初めて魔法を使ったのは3歳の時だったか。小さな
『やった! やったよ神父様! 俺魔法使えたっ!』
『あぁっ、やったなカレン! 今は言葉遣いも不問だ!』
『っしゃぁっ!』
『やっぱり直しなさい!』
カレンを拾った時から思っていた事だが、儂はこの子を自分の後継にしようとしていた。信者が自分しか居ないこの教会を、自分が死んだ後どうするか。その問題を解決する為に、かの竜が儂に授けたのだと。
実際そう思って育てていた。お祈りも習慣付けたし、魔法やスキルについての知識も、聖職者として回復魔法を身に付けさせようと思っていたからだった。
事実、カレンは聖職者にこれ以上無いほど適した人格を持っていた。本人は確実に否定するがな。
困っている者は溜息をつきつつも助けるし、子供相手にはやいのやいの言いつつも相手をする。魔物にさえ慈悲を持ち、スキルにより人を襲わないようにしていた。今ではあの熊が唸るのは儂だけだ。
年を経るごとに美しく成長するカレンは、きっと高名な聖女と言われる未来もあるだろうと思った程だ。本人は絶対に御免こうむるだろうがな。
しかし……時が経つにつれ、儂はそんな事はどうでもよくなっていた。
ただただ、カレンが嬉しそうにしていたから、魔法を教えた。カレンが望んでいたから、魔物とも相対した。カレンが美味しそうにしていたから、果物をたくさん買ってきた。
いつしか打算や竜への信仰も関係なく、カレンを自分の娘として愛していた。
それに気付いてからは、儂は贖罪の念でカレンを娘として存分に愛した。カレンを自分の打算で拾い育てた罪は消えない。しかし、せめてもの罪滅ぼしとして愛そうと誓った。
カレンには、少しだけウザがられたがね。
カレンが10歳を迎えた時、神について聞かれた。
恐らく、自分が神を信じておらず神聖魔法が使えない事を憂いたのだろう。本当に、優し過ぎる子だ。
気にしなくていいという思いを抱いたが、気になる事は教えてやらねばなるまい。
本来なら、もっと小さい時に見せに行くつもりだったのだが、打算で無くなった今となっては後回しにしていた事だった。
かの竜とそのお弟子がこうして姿を見せるのは、数十年前から行われている。儂が自分で教会を作ったきっかけでもある。
カレンはまるで何かに取り憑かれたかのように黙って歩き、双星に手を伸ばした。
儂が在りし日に心を奪われた光景を見てカレンが何を思ったのか……それは今でも分かりかねる。
しかし、一つの確信がそこで生まれた。
(やはりお前は、かの竜が授けた子なのだな)
かつて自分が抱いた妄想は事実だった。あの日のカレンの姿を見てそう確信した。
ただもう、この子は儂の娘だ。
運命だ何だと言うつもりは、もはや儂には無い。
儂が望むのは一つ。カレンが健やかに育ってくれればそれでいい。
カレンは儂が安心出来るように日々精進しているようだが、正直その姿だけでも儂は腰が抜けてしまうほど安心出来るのだ。
カレンが11歳になった頃、儂はカレンに将来どうしたいかを聞いた。
その時点で、儂は自分がそう長くない事は悟っていた。故に、儂が居なくなった後でカレン自身がどうしたいか、心配だったのだ。
結果、この子が現状維持を望んでたり、やけに生きたい年齢が低かったりと、心配する事は少し増えた。
だがそうか。成人、か。
カレンは四年などすぐだと言っていたが、恐らく儂は四年後にはこの世にはいないだろう。
少し早いが、この手が動かなくなる前に用意しておこう。
───だから、そう不安がるでない。カレン。
儂はその一心で、震えるカレンの手を握り返した。
神父様が臥せるようになった時、俺は直ぐさまどうにかして治そうと色んなことを試した。
使えるようになった神聖魔法、『聖者』による回復、薬草、村で売ってた漢方、試せるものは全て試した。
しかし、そのどれもが失敗に終わった。
当然だ。どれも体の異常を治す為の手段であり、神父様の体には異常なんて無かったからだ。
即ち、寿命だ。
如何にこの世の法則を塗り替える技であっても、如何にこの世界の魔法やスキルと言えど、寿命による死は絶対に覆せないと神父様は言っていた。
魔物なんて化け物が跋扈するこの世界じゃ、それは幸せ過ぎる死に方なのかもしれない。
……だからって、簡単に認められるものじゃない。
「……そう言ってくれるのは、嬉しいがな。これは天命だ。受け入れるしかあるまいよ」
「何ですか天命って。天が与えたって事ですか。じゃあ今からナスカ王国に行って、神様ぶっ飛ばしてきますよ」
「ハッハッ……そうだなぁ。カレンが独り立ちした時は、そうするのも悪くないなぁ」
「……神父様も、来てくださいよ。私迷子になりますよ?」
「……すまんな、カレン」
やめろ、謝るな。そんなもの聞きたくない。
そんなもうすぐ死ぬみたいなセリフ、吐かないでくれ。いつもみたいに、もっと元気に笑ってくれ。
俺、こっちじゃまだ12だぞ。この世界のこと、まだ全然知らないんだぞ。魔物もたくさんいる。一人じゃ、いつか死んじゃうぞ。
「……カレン、一つ、儂の懺悔を聞いてくれんか」
「……何ですか」
それから、神父様はゆっくりと話し始めた。
俺をあの竜の神様から授かったのだと思っていたこと。自分の後継にする為に育てていたこと。その為に、聖職者以外の道を教えてやれなかったこと。
自分の罪を吐き出すように、ひどく後悔したような顔で話すのを、俺は黙って聞いていた。
その時俺は……クソムカついていた。
「……許してくれとは言わん。だが、謝らせてくれ。カレン、すまムグッ」
「次謝ろうとしたら窒息させますよクソ神父様。私を人殺しにさせたくなければ、金輪際謝らないでください」
「し、しかしだな……」
「だったら、私も今から懺悔してやります」
なんか一人で暴露して懺悔して、一人で申し訳なさそうにしている神父様がムカついたので、俺も勝手に暴露してやることにした。
「私、転生者なんですよ。知ってます?」
「……知ってるとも。稀に異なる世界の魂を持って産まれる者がいると」
「そう、それが私です。そして私は元男です。不自然に思いませんでした? 私が子供のとき、やけに男みたいな喋り方したの」
「……そういうことだったのだな」
「……どうです? 幻滅しました? 自分が育ててきた子どもが中身は大人の転生者だって知って」
「ハッハッハ、そんな訳あるか」
神父様が、力のこもってない手で握り返してくれた。
それで、自分の体の震えが落ち着くのを感じた。
何で震えてたんだろ。
……あぁ、怖かったのか。神父様に幻滅されるのが。
知られるのは恥ずかしいので、努めて変わらぬ声音で話す。
「……ね、そうでしょう。私が昔どんな存在であっても、神父様が昔にどんな思惑があっても、関係ないんですよ。分かったら、私を育てた事を罪みたいに言わないでください。私は好きで聖職者やってんですよ。もう神父様に言われずともやってやります」
「……ハッハッハ……そうか。なら……そうだな」
「それと、許しはいらないと言いましたが……」
俺はそう言い、神父様にスキルを使った。
───量刑審判。
……ほら、大層な罪なんて無いじゃないか。
だから気にしなくていいんだよ。打算だとか何だとかの話は、俺の転生くらいしょーもない話なんだよ。
そのくらい小さな罪なら、どうしたっていいだろ。
「───貴方に、"
「……あぁ、ありがとうカレン。……お前は、本当にやさしいな。やさし過ぎるくらいだ」
罪業浄滅により"
しかし、神父様に変化は見られない。
当たり前だ。罪の無い者に罪業浄滅は発動しない。
だから……そういうことだ。
「……重ねて、ありがとう。おかげで、何の悔いもなくなった」
「……勝手に、スッキリしないでください。そんな事の為にスキルを使ったんじゃありません。私はまだ納得してません。私の成人に何かくれるんじゃなかったんですか」
「そうだな……カレン、顔をこっちに」
「?」
神父様の言う通りに頭を差し出した。
また撫でられるのかと思っていると、首に何かを掛けられる感覚がした。
もういいよと言われたので頭を戻すと、俺の胸元に淡く光るネックレスがあった。
金と銀が入り交じったような水晶が嵌められた、シンプルな首飾りだ。
「これ……」
「少し早いがな。間に合ってよかった」
「っ……! 何が……! 早すぎますよ。まだ三年あるじゃないですか。ちゃんと、私が、15歳になったら……!」
駄目、ダメだ。
せっかく今まで我慢してたのに、こんなのやられたらもう抑えが効かないじゃないか。
俺の目から、堰を切ったように大粒の雫がこぼれ落ちる。一度溢れてしまったら止めようがなかった。
「いや……嫌です……! まだ、俺は……神父様と一緒に……!」
「……口調が戻っているぞ……しかし、それが素のお前なのだな…………カレン、聞きなさい」
段々と生気を失っていく神父様の言う通り、俺は俯いていた顔を上げた。
「……カレンはこれから……好きなように生きろ。やりたいことをして、自分が正しいと思う事を貫け。……そして……元気に育って……幸せになるのだぞ……」
「っ…………はい……はい……言われなくとも……俺は、神父様が安心して腰抜かすくらい……幸せになるっつーの……」
「ハッハッ……最後まで、言葉遣いは直らなんだなぁ……」
神父様の目が、落ちていく。俺が握る手から、体温が逃げていく。
……もう、此処までらしい。
「……あぁ、カレン……お前の手は、暖かいな……その手なら……この世界の人を、たくさん助けてやれる……」
「……神父様が、言うのなら……やってやりますよ……」
「ハッハッハ……本当に…………優しいなぁ……儂の……娘は…………」
「……優しくなんて、ありませんよ……私は……」
「……どうしました。言い返してくださいよ。お前は優しい子だって。じゃないと、本当にグレちゃいますよ」
「んな安らかな顔で、狸寝入りしてんじゃねえですよ」
「なぁ───父さん」
───数刻後、俺は神父様を教会の庭に連れてきた。
……ちゃんと、言ってた通りにしないとな。
「
聖属性を付与した、只の火炎魔法。
俺が望むもののみを燃やす、浄化の篝火。
……その効果が、
神父様の肉体は、幾つもの光の粒子となり空へと昇り、後には衣服だけが残った。
『お? この火は全然熱くないな』
『私が燃やしたいと思ったものしか燃えないみたいですね。神父様、ダイブしてみてくださいよ』
『儂を実験台にするな……でもしかし……うむ……』
『結局入るんですか』
『ハッハッハッ! これは良いな! とても暖かい。カレンの腕に抱かれているようだ』
『気持ち悪い事言わないでください』
『嘘ではないぞ……この炎に焼かれるのならば、その者はきっと、幸せだろうな……』
「───これで大丈夫です。もう怪我しちゃいけませんよ」
「はーい! ありがとうカレンお姉ちゃん!」
「ウフフ、もうカレンちゃんもすっかり大人ねぇ。神父様も、きっと安心でしょうね」
「してくれないと困りますよ。ちゃんとこの村でシスター続けているんですから、まだ心配とかほざいたら現世に引きずり出してまた燃やしてやります」
「ほざく?」
「何でもありませんよー、あっちで友達と遊びましょうねー」
「ふぅ、危ない危ない」
「口の悪さはいい加減直さないとね。あ、そうだ! カレンちゃん、もうすぐ15歳でしょ? この村で同い年の子達のお祝いするんだけど、カレンちゃんも一緒にどう?」
「あ〜……ありがたいのですが、私は遠慮しておきますね」
「あら、どうして?」
「……私はもう、ちょっと前にお祝いを貰っているので」
そう言って笑う俺の首元には、白金の水晶が今日も淡く輝いていた。
コレにてプロローグはお終い。
ちょっと箸休めを一回挟んだら、原作と絡ませます。
ステータス
名前:カレン(15歳)
種族:人間
加護:星王の紋章(秘匿)
称号:なし
魔法:元素魔法 神聖魔法
能力:ユニークスキル『
耐性:痛覚無効
備考:カレンが自ら認める肉親は、後にも先にもただ一人である。