私は聖女じゃねえんですよ   作:苦闘点

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 週間総合ランキング1位、誠にありがとうございます。ぶっちゃけ実感はあんまりありませんが、これからも投稿頑張ります。



第07節 “始まりの勇者”

 

 

「──────あ」

 

「どうかされましたか? ヴェルダナーヴァ様」

 

「どした? 便所か? ハグッ!」

 

「兄様、お食事中にそういうはしたない発言は控えるように」

 

「る、ルシアよ。フォークを投げるのも同じくらいはしたないと思うぞ……」

 

 

 ナスカ王国で三人の男女が朝食を食べていた。

 そこで、今は人の姿をした星王竜が唐突に声をあげた。そして王国の王子は妹にフォークを額に投げ刺されていた。

 

 

「で、何があった?」

 

「……うーん、そろそろいいかな。よしルドラ、一つお使いを頼めるかな?」

 

「あー? 修行に関係ねえなら行かねえぞ。城の使いに行かせりゃいいだろ」

 

「それだと死んじゃうからね。騎士に行かせてもいいけど、ルドラの方が確実だ。それに……」

 

 

 天地開闢よりはるか前から存在した彼にとっては、100年の年月すら瞬きに等しい。

 しかし、ここ十数年は弟子を取った影響で感覚が人間に近くなってきていた。

 20年に満たない月日を、今日まで心待ちにしていたのだ。

 

 自らが直接名付けた、唯一の純粋な人間を。

 

 

「君の妹弟子になるかもしれない子がピンチだ。助けに行ってくれないかい?」

 

 

 

 

 

△ ▼ △ ▼ △ ▼ △ ▼

 

 

 

 

 

 月日が流れるのも速いもので、俺は先月18歳になった。もうそんなに子ども扱いされる事も無い。背も伸びたしな。一部からちゃん付けで呼ばれるのは変わってない。

 

 

「カレンさまっ、私たち聞きたい事があるんですけどっ」

 

「はい、何ですか?」

 

「カレンちゃん様さ、あのクマさんと仲良しでしょ?」

 

「仲良しというか、主従とかペットとかそんなですね。あと"ちゃん"か"様"かどっちかにしましょうね」

 

 子ども達の何人かからは変な呼び方をされてる。大人の影響だな。今俺の膝に座ってる二人もそうだな。

 俺の口調を矯正してた神父様もこんな気持ちだったのかな。俺の方が問題アリアリだったので、やっぱり神父様って凄かったんだな。

 

 

「あのクマさん、お名前はないんですか?」

 

「うちのポチにもお名前あるよ。クマさんには無いの?」

 

「……異世界でも犬の名前は変わらないんですね」

 

「ポチは羊だよ」

 

「わぁそこは中世。それで、名前でしたっけ」

 

 

 この子達はまだ4歳やそこらだし、知らなくて当然か。ただでさえ、生まれた時から友好的な魔物が身近にいるこの村だからな。

 

 

「あのクマさんは私に懐いてますが、アレでも魔物。普通の動物とは違います。そして、魔物は自分より力がある者から名前を与えられることで、強くなるんですよ」

 

「じゃあ、もっと強くしようよ! その方がクマさんも喜んでくれるよ!」

 

「私も昔はそう思ってたんですけどね……。今の状態でも、割とギリギリって言うか……」

 

 

 あのクマ、キリングベアは今やマスコットだが、本来は単体で村一つ難無く滅ぼせる化け物だ。

 『贖罪者(アガナウモノ)』により手懐けた時、俺はアイツに名前を付けようとした。そしたら神父様が……

 

 

『このキリングベアを村の守護とするのはいい。しかしこの魔物は存在そのものが人への脅威となる。そもそも人間が魔物に名付けるなど出来な……カレンなら出来そうだが、それは此奴の脅威度を上げることになる』

 

 

「……そうなったら、大きな街からクマさんを倒す連中がやって来るかも……ということで、名前は付けてないんですよ。それに、名付けなくてもあの子は十分強いですしね」

 

「えー、でも可哀想だよー!」

 

「こーら、あんまりカレンお姉ちゃんを困らせないの」

 

 

 足をバタバタさせていた子ども達に、9歳くらいの女の子が窘めに来た。

 三年前に魔物が来たことを俺に教えてくれたクラリスちゃんだ。あの時はまだぴょこぴょこしてた子どもだったが、今はすっかりお姉さんだな。

 

 俺を椅子にしていた子達を退散させた。俺はそんな気にしてないのに。

 

 

「別にそのままでも、私は気にしませんよ。子ども体温気持ちよかったのに」

 

「カレンお姉ちゃんは皆を甘やかし過ぎなの!」

 

「そうですかね……。あ、クラリスちゃんが代わりに膝座ります?」

 

「そういうとこ!」

 

 

 とか言って、俺の膝を見てソワソワしてるくせにー。ほらほらー、美少女の膝だぞー。

 クラリスちゃんは数秒唸ったあと、観念して俺の膝にチョコンと座った。お姉さんになろうとしてもまだまだ甘えたがりだもんな君。

 

 膝のクラリスちゃんを愛でていると、村の教会の扉が開かれた。

 

 

「カレンちゃんいるー?」

 

「ライラさんですか、どうかしました?」

 

「村長が緊急で話したいことがあるって。また魔物かな」

 

「村長が緊急と言うのなら、多分そうでしょうね。じゃあクラリスちゃん、行ってきます。小さい子たちは任せましたよ」

 

「うん! 行ってらっしゃい!」

 

 

 クラリスちゃんとライラに見送られて教会を出た。

 

 さーて、あんまり嫌な話じゃないといいけど。

 

 

 

 

 

 

「───悪魔?」

 

「そうですじゃ。この村から森の方へ行った場所で、そいつを見たという話がありましての……」

 

 

 村長が震えた声で地図を指さす。

 

 余談だが、村長は腰を曲げていて杖をついたお爺ちゃんだ。手も若干震えている。しかしこんなんでもまだ80歳である。やっぱり神父様ってあの歳であそこまで動けてたの異常だったんだなと痛感した。

 

 閑話休題。

 村長が指さした所は、村と教会のさらに向こうの森。俺がたまに行く丘の方向だな。

 そこは広大な森林になっており、魔物の活動も活発だ。ただ交通に便利な立地をしている為、急ぎの馬車なんかもたまにここを通る。

 そこで一つの馬車が襲われ、命からがら逃げてきた人が襲った者を話したそうだ。

 

「アレは悪魔だった」と。

 

 

「悪魔ですか……神父様も遭遇したことは無いそうですが、間違いないんですか?」

 

「それがのぉ、ひどく錯乱しているようでな。実際悪魔が出たかは、ワシも半信半疑なのじゃよ」

 

「ま、本当に悪魔が出たのならそれも無理ないですか……」

 

 

 悪魔に関する伝承は少ない。召喚魔法も、ごく僅かの者しか知らないと言う。

 俺が知っているのは、悪魔は契約にうるさいとか、人の魂を食らうとか。あと大昔に超魔導帝国を滅ぼしたのは、たった一柱の悪魔だった、とかだな。

 

 悪魔全体の強さはよく分からないが、みんなが皆超魔導帝国を単騎で滅ぼせるような化け物では無いと思う。そんなだったら今頃この世界に人間はいないだろう。

 

 

「分かりました。私が行ってきます。本当に悪魔が出たのなら、私以外には対処出来ないでしょうから」

 

「申し訳ないですじゃ、カレン様」

 

 

 別に嫌な話では無かったけど……場合によっては面倒なことになりそうだな。

 

 負ける気はないけど、どうかクソ強悪魔ではありませんよーに。

 

 

 

 

 

△ ▼ △ ▼ △ ▼ △ ▼

 

 

 

 

 

 あるー日、森のなーか、何にも、出会ーってない。

 

 

「いやマジで何もいないですね……」

 

 

 ここまで歩いて早一時間。村の近くでは何匹か魔物がいたので倒したが、教会を過ぎてからは一匹も遭遇していない。

 

 襲われたという馬車は見つけた。衣服を残し、肉体は血痕一つ残らず消滅していた。

 普通の魔物ならこうはならない。悪魔がいる可能性は跳ね上がった。

 あと、この服見覚えがあるな。数日前に村に来た商人がこんな感じの服を着ていた気がする。

 

 俺が知らない魔物に襲われたのか、その魔物も全然見つからないんだけどな。

 

 

「ふーむ、村に張った結界が思いの外効果があったのか、それとも教会から遠ざかろうとしてるのか……」

 

 

 村を出る時、万が一の為に村に結界を施してきた。

 結界に関してはここ二年くらいで習得したものなので不慣れだが、聖属性も付与したし黒蛇レベルくらいなら寄せ付けなくなるだろう。

 ただ、村全体を覆うほど巨大にした為、今の俺は全体魔素量の三割を常に持っていかれてる状態だ。七割の力で対処出来るかな。

 

 うちの教会に関しては、四年くらい前から魔物絶対不可侵領域と化しているので、今更遠ざかろうとすることはないだろう。

 

 

 ハァ、悪魔がいなくとも魔物を間引けるならいいと思ってたのに、このままじゃ何の成果も! 得られませんでした! になっちゃうぞ。

 

 

 仕方ない。ちょっと疲れるけど、ここいらで広範囲に魔力感知しとくか。

 半径500mくらいに設定して、発動。

 

 

「………………っ!?」

 

 

 村より逆方向に、バカでかいオーラを見つけた。

 何だコレ、こんな奴見たことないぞ。黒蛇が可愛く見えるレベルだ。

 

 けど、魔物みたいな野性味のあるオーラじゃない。デカいはデカいけど、洗練されたオーラだ。

 うーん、コイツが悪魔か? 悪魔って知性がある奴もいるみたいだし。いやコレが悪魔だったら勝てる気しないんだけど。

 

 

「……見に行ってみますか」

 

 

 俺は魔力感知を発動させたまま、オーラの方向へ走った。悪魔なら視認でき次第魔法ブッパでいいとして……違ったらどうしよっかな。明らかに俺より強いし、ソイツに悪魔倒してもらえないかな。

 

 

 ……って! オーラがこっちに近付いてるぞオイ! うわはっや! あと3秒くらいでぶつかるぞ!

 仕方ない、もう悪魔でも何でもいいや。とりあえず魔法を撃ってみる。それから後のことは後で考えよう。

 

 1、2、3、今!

 

 

聖霊閃光砲(サンクトゥスレイ)ッ!」

 

「うおっ、あぶね」

 

「はぁっ!? ちょっ……」

 

 

 俺の魔法は難なく避けられた。

 まあ、それはいい。結局いたのは悪魔ではなく人間だったから。魔法を避けられたのはちょっと傷ついたが、今は不問だ。

 

 白いカッチョいい装備を着た、眩い金髪に紅い瞳のイケメンだった。年は俺と同じくらいで、ちょっと少年っぽさが残る整った顔立ちをしていた。

 

 いや、これは本当にどうでもいい事だ。顔面偏差値なら俺と良い勝負だし、イケメンとか欠片も興味無いし。

 

 

 問題は、避けて走ってくる先にちょうど俺がいた事だ。

 ヤバいって、思考加速してるのに全然速いって。このままじゃマジで頭ゴッツン…………

 

 

 

「───あっぶねえなぁ。何でこんなとこにお前みたいな女の子がいんだ?」

 

「…………は? あれ、頭ゴッツンは?」

 

「何言ってんだ? 頭ぶつけたのか?」

 

 

 何だこのイケメン、口開いた瞬間失礼過ぎるだろ。

 

 いやいやそうじゃなくて! 俺今どんな状況だ? えっと、イケメンの顔が俺の上にあって、腿裏と背中を抱えられて持ち上げられてる感覚があって……

 

 …………ん? これお姫様抱っこじゃね?

 

 

 

「ヴァアアァァァ!!??」

 

「うっわ!? 何だ!?」

 

 

 俺はビックリしすぎて奇声をあげながらアクロバティックに飛び退いてしまった。あっぶねぇ、危うくグーで殴るところだった。手を出す前に降りられてよかった。

 野郎にお姫様抱っこされるのって、思った以上に背筋にゾワゾワくるな。俺は今女なだけに余計にな。

 

 

「ふぅ……『何だ!? 』はこっちのセリフですよ。誰ですか貴方は、変態ですか、そうですか」

 

「まだ何も答えてねえし、変態じゃねえし!」

 

「変態は皆そう言うんですよ。子ども達の悪影響になる前にここで死んでください」

 

「可愛い顔して言うことが物騒過ぎね!? おいやめろ、魔法の準備すんな!」

 

 

 うるせえ、人にいきなりお姫様抱っこする奴が変態じゃなかったら何なんだ。白馬の王子様ってか? 確かに顔はこれ以上なく当てはまってるが、言動が無いだろ。

 

 とにかく、コイツの素性を吐かせないと。ワンチャン悪魔より危険まであるぞ。クソ強い上に変態とか、俺では手に負えない。

 

 

「とまぁ冗談は置いておいて……」

 

「ガチだったろ今のは」

 

「貴方は何者ですか、変態」

 

「だからその変態呼ばわりやめろや!」

 

「じゃあ何で私をお姫様抱っこしたんですか。避けりゃよかったでしょう」

 

「あ? 女の子がこんな森の中に一人でいんだ。近くの村に届けるのが普通だろ」

 

「……ふむ、マトモな言動の変態ですか。いやお姫様抱っこする理由にはなってないから結局変態か……」

 

「何言っても変態呼ばわりはやめねえのかテメェは……!」

 

 

 うん、やめない。反応がいいから。

 

 ここまでツッコミ返してくれる男は村には居なかったから、つい新鮮で遊び過ぎたな。

 さてさて、遊びもここまでにしておこう。早く悪魔を見つけないといけないし。

 

 

「すみません、ちょっと反応が面白くて」

 

「遊んでやがったのかよ!」

 

「私はカレンです。この先の村で聖職者やってます。で、へんた……貴方は?」

 

「言いかけてんじゃねえよ。……まあいい。その耳かっぽじってよ〜く聞けよ? ……ゴホン」

 

 

 

「俺様はルドラ! ルドラ・ナスカ! ナスカ王国の王太子にして、民の声を一身に受けし"始まりの勇者"! ルドラ様だ!! 間違っても変態じゃねえから、そこんとこよろしく!」

 

 

 

「……って、どうした? 頭抱えて」

 

「いえ……変態ではなく、頭のおかしい方だったのかと……申し訳ありません。私の魔法でも精神異常は治せないんですよ」

 

「失礼過ぎるだろテメェ! 言ったよな!? 俺様王子だぞ!?」

 

「……ひどく錯乱していますね。大方、この森で遭難していたんでしょう。もう大丈夫ですよ。村の人達は皆優しいですから」

 

「その優しい顔やめろ! 本気で心配してんじゃねえ!」

 

 

 いやだって……自分のことを王子とか、頭がおかしくなってるとしか考えられないだろ。

 きっと、俺とここで会うまで色々苦労したんだろうな。ごめんな、さっき変態って連呼しちゃって。

 

 うーん……どうしよう。このイケメンと一緒に一旦村に戻ろうかな。変態や錯乱は大丈夫にしても、コイツをここで放置しちゃったら……問題ないな。オーラからしてコイツかなり強いし。

 

 

「ハァ……なんか、ドッと疲れた」

 

「私もです」

 

「十割お前のせいだろうが……! まぁいい。さっさと帰れよ? この森、悪魔がいるからな」

 

「知ってますよ。それで私も来てるんですから。貴方こそ何しにこんな奥深くまで来たんですか」

 

「お前がァ? ……俺様は探してる奴がいんだよ。お前は知らね? オーラを出してれば、勝手に寄ってくると思ったんだが……」

 

「私が知ってるわけないでしょう」

 

 

 人探しね。デカいオーラを出してれば寄ってくるとか、カブトムシじゃねえんだから。

 

 つーか、あんなオーラ出してたら逆に何も寄ってこないだろ。魔物だって逃げ出して……

 

 

 …………

 

 

 俺はルドラの頭にアイアンクローした。

 

 

「貴方ですか……」

 

「ちょっ、何だよ」

 

「貴方が、その バカ みたいなクソデカオーラを放ってくれてるおかげで、この森から魔物が一匹残らず出て行っちゃったんでしょうが! 村の方に行っちゃったらどうするんですか!」

 

「大丈夫だよ。 あの村、なんか妙な結界が張られてやがったからな。その途中でとんでもなく神聖なオーラが出てる教会もあったし、魔物なんて寄り付かねえだろ。あと俺様はバカじゃねえ」

 

 

 バカだよ大馬鹿だよ。やっぱお前王子なんかじゃねえよ!

 

 はぁ〜ぁ、時間無駄にした。あ〜でも、コイツ悪魔のこと知ってたな。

 

 

「貴方、さっき悪魔って言いましたね。何処にいるか知ってますか?」

 

「いいや。気配を消すのが上手いみたいでな。つか、お前なんかが勝てる相手じゃねえから、さっきも言ったけど早く帰れ」

 

 

 どうやら悪魔は本当にいるらしい。コイツの言ってることを信じるならな。今の所、コイツの口から出たのは、ツッコミと嘘かホントか分からない事ばっかだ。

 でも今のはガチトーンだったな。信じてみるか。

 

 

 そして今一度、俺はルドラに話を聞こうとしたところ、ルドラはピクリと動いて村の方へ顔を向けた。

 

 

「……カレン、つったか」

 

「え、えぇ。何ですか」

 

「やっぱ村には戻んな。ここにいろ」

 

「何故ですか、悪魔が出るんでしょう」

 

 

 

「その悪魔が近くの村の方に行った。結界があるから持ち堪えてるが、長くは持たねえぞ」

 

 

 

 それを聞いた俺は、ルドラの忠告を無視して村へ走った。

 

 それを、ルドラは引き止めることなく、俺の背中を眺めていた。

 

 

 

「……アイツが、ヴェルダナーヴァの……ねぇ。にわかには信じがたいが……まぁいいぜ、この俺様が見定めてやるよ。カレン」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「───クフフフフ……この結界、そしてあの聖浄と言って余りある荘厳な教会……実に興味深い」

 

「あまり長居するつもりはありませんでしたが……現世を去るのは、術者を見てからにするとしましょうか」

 

 






ステータス
 名前:カレン(18歳)
 種族:人間
 身長:160cm 
 加護:星王の紋章(秘匿)
 称号:なし
 魔法:元素魔法 神聖魔法
 能力:ユニークスキル『聖者(キヨキモノ)』『贖罪者(アガナウモノ)
    エクストラスキル『魔力感知』
 耐性:痛覚無効
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