BanG Dream!! ~rose of shadow~   作:tora酸

2 / 34
第二話 ランダムスター

 

「男の子?」

 

猫耳?の様な髪型をした少女が僕を見て呟く。

 

「男の子?じゃ、ありませんよ!!ここよその人の敷地内ですよ!」

 

なぜ僕はこんな当たり前のことで年上相手に怒っているのだろう・・。

 

なんだか悲しくなってくる。ってそんなこと思っている暇じゃない。

 

「ここの人にばれる前に行きますよ、警察に通報されても困りますし。」

 

「あ、あのぉ。」

 

少女がなんとも言えない目でこちらを見て言った。

 

「何ですか?何か言いたいならはっきり言ってください。」

 

僕は少し強めの口調でそう言った。

 

「う、後ろ・・・。」

 

「後ろ?」

 

「っ!!!!!!」

 

人が後ろにいた。ツインテールの髪型をしたおそらく高校生ぐらいの女の人が立っていた。

 

ぱっと見ただけ綺麗と思えるほど美人で何がとはいわないがとても大きかった。

 

「お、お前ら人んちの蔵で何やってんだ!、もしかして空き巣か。こんな大胆に犯行しやがって。」

 

ツインテールの少女は若干パニック気味になっている。

 

「お、落ち着いてください。僕たち迷子になっちゃって、たまたまここに来てしまったんです。」

 

なんとか彼女を落ち着けようとしてみるが、

 

「そんな嘘に誰が引っかかるか!!どんな方向音痴でもこんなご丁寧に この蔵に来るかよ!」

 

ですよねぇ~。まあ、僕ならなってもおかしくはないんだけど。

 

「すいません!、わざとではないんです。信じてください。

 お詫びなら何でもしますから。」

 

僕はとにかく頭を下げた。

 

「お姉さんも何か言ってください。悪いのはこっちなんですから。」

 

猫耳髪の少女にそう言う。

 

「ご、ごめんね。もとはといえば、私が悪いの。

 

 その子は止めに来てくれただけだから。その子は帰してあげて。」

 

猫耳髪のお姉さんはそう言って、僕みたく頭を下げた。

 

 「な、なんだよ!、これじゃこっちが悪いみたいじゃねぇか!」

 

「わかったよ!今回は許してやるから、もうすんじゃねぇぞ。」

 

ツインテールの少女は諦めたようにしていった。

 

「「ありがとうございます!!」」

 

「ったく、じゃあなもう帰れよ。」

 

ツインテールの少女がその場を去ろうとすると、

 

「あっ、ちょっと待って!」

 

急に猫耳髪の少女が彼女を呼び止めた。

 

「何だよ!!もう許すって言っただろう。

 それで済ましてやってんだから無理にお詫びとかいらねーから。」

 

 「あの、このケースの中見てもいいかな?」

 

「・・・・えっ」

 

 何を言ってるんだこの人。不法侵入やっていおいて、そんなこと通るわけ・・。

 

「中身ぃ?、まぁ見せるぐらいならしてやんよ。」

 

通るんかい!!!!

 

「やったぁ!!!」

 

少女はとてもうれしそうになって ツインテールの少女に抱き着いた。

 

「暑苦しいぃ、とりあえずどけ!、そんなことしなくても見せてやるから。」

 

「あ、ごめぇん、つい。」

 

僕は何を見せられてるんだろう(汗)

 

「ほら、それ貸せ。開けてやるから」

 

ツインテ少女がケースを受け取り、それを開けた。

 

「こ、これは・・。」

 

僕は中身を見て驚いた。

 

「「ギター・・・。」」

 

僕と猫耳少女の声が合う。

 

「しかも、これランダムスターじゃ・・。」

 

ランダムスターはギターの中でも変形ギターというものであり扱いがかなり難しい。

 

「星型のギターだ!!」

 

あの人凄い興奮してる(汗)

 

もしかしてギターがものすごく上手いのか?

 

変形レベルに興奮するぐらいの技術ならこの反応も納得がいく

 

「お姉さん、ギター経験者なんですか?」

 

と聞いてみたが…

 

「ううん、全然っ!」

 

ただ星型という点で興奮してるだけだったー。

 

「鳴らしてみていい?」

 

「はぁっ?、仕方ねえなぁ、触ったら帰ってよ。」

 

ケースからギターを取り出して猫耳髪少女が弦を弾いた。

 

じゃらん。

 

「…鳴った!!」

 

「ちっさ。」

 

ツインテ少女はそう吐き捨てる。

 

「まぁ、生音ですからね」

 

しかも、長い間いじられてないようなのかチューニングが酷くズレている。

 

「ほら、もう満足したろ、早く帰って。」

 

「えー、もっと弾きたい。」

 

「えー、じゃねえ!そんなに弾きたいなら、

 

ライブハウスにでも行けよ!」

 

ごもっともな意見だ。

 

「ライブハウスってどこにあるのっ?」

 

「知らねぇよ!」

 

「なら、探してくる!」

 

少女はギター持ったまま出ていってしまった。

 

うん? 今あの人この店のギターもったまま行ったよな。

 

………。

 

僕とツインテ少女は顔を見合わせた。そして、

 

「何やってんですかー!!あの人!店の物ですよあれ!!」

 

「どろぼー!!」

 

僕たちはあの人を追って同時に全力で走り始めました。

 

「っと、その前に、あのお姉さん。」

 

 「なんだよ?足止めでもしたいのか?」

 

「そういうことではなくて、名前を聞いて良いですか?」

 

「名前ぇ?」

 

「僕も止めるためとは、入ってしまったわけですし、

 

名前だけは聞いておこうと」

 

「お詫びとかはいらないけど、自己紹介ぐらいなら。」

 

「私は市ヶ谷 有咲(いちがや、ありさ)、お前は?」

 

「月島 優です。よろしくお願いします、有咲さん。」

 

「あぁよろしく、優」

 

僕たちは互いに自己紹介をし、

 

「とりあえずあいつ追いかけるぞ!」

 

「はい!」

 

僕は有咲さんと、一緒に猫耳の少女を追い始めた。

 

 




————————————
次回予告

みっなさーん!!

次回予告担当、優の母のまりなです!!

まだ本編で出番が少ないから、ここで出張ります!

それでは、

流星堂のギターを持ったまま、ライブハウスを探す香澄ちゃん、優と有咲ちゃんが彼女を追い、

なんとか有咲ちゃんの監視のもと、ライブハウスを目指す三人。そうしてたどり着いたのは、

ガールズバンドの聖地ライブハウスSPACEだった。

ここでのライブ演奏を鑑賞した香澄ちゃんはある決意をする。
  
                   次回!!! 

                「星の物語の幕開け」

 次回もまた見てくださいねー。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。