BanG Dream!! ~rose of shadow~ 作:tora酸
面白いですよねスパロボ。
スコープドックとダンがかっこよすぎる!!
一番の目当ては真ゲッタードラゴンなんですけどね。
知らない作品をスパロボで知るのも一種の醍醐味だと思うんですよ私。
とVはsteam版で買ってたんですけど、Tは何故かないんですよ。
誰か知りませんかね?
「いらっしゃいませー。」
僕が扉を開けると、その声が耳に入った。
今僕達は、ある喫茶店にいる。
店内の装飾は、派手や小綺麗というより質素で落ち着いた感じである。
店内の席位置は、入ってすぐ左にカウンター席が幾つかあり、逆に右側には、2人用の席、4人用の席が合わせて4つほどだ。
そんなに大きい店ではないのだろう、広さはやや窮屈である。
僕達は、奥側の4人席に腰掛ける。
喫茶店に来るなんて、久しぶりだからちょっと緊張するなぁ。
普段あまり外出しない、というかできない僕は、ファミレスなどもそうだが行ったことがある経験が少ない。
喫茶店は数回だけ、商店街にある羽沢コーヒー店を訪れたことがあるけど、それきりだし。
「………先に………何か……頼む?」
僕が黙っていると、隣にいた連れの女性が尋ねてきた。
「来てからで良いんじゃないですか? 燐子さん。」
「そっか…。」
とは言ったものの何があるかは気になってしまうため、メニュー表を受け取り暇つぶしに見ることにした。
初めて来たところだけど、メニューが豊富でついつい見てしまう。
喫茶店と言えば、ペルソナ5にもルブランという店が出てきてなぁ。
「喫茶店って言ったら、ペルソナ5にも出てきましたよね。」
燐子さんは急に話を振られたが。
「そうだね。マスターの惣次郎さんのコープは心あったまって良いよね。」
オタクモードに入ったせいか、いつもより喋りがいい。
……………がセリフに入ってないし。
「あの人は聖人枠ですよねー。4の堂島さんといい、優しいおじさんキャラって何か憧れます。」
「ペルソナ4、リメイク決まったもんね。」
「そうなんすよ!いやぁ、買いたいなぁ。お金ないけど。」
小学生の僕の懐事情はお世辞にも良いとはいえない。
というか、月島家自体金銭的余裕があるかといえば、少し心許ない。
しかし、金銭的に余裕があるわけでもないのに、何であのアパート借りられてるんだろう?
紗夜姉から家賃聞いたとき、そこそこ高かったはずなんだけど。
「私は出たら買うから、その時は家においでよ。」
「ええ!?いいんですか?」
コクンと燐子さんは相槌を打つ。
「やったー!流石燐子姉。」
あっ、僕は心中でそう呟いた。
嬉しくなると、ついこう呼んでしまうのは僕の悪い癖である。
燐子さん自体は嫌がってはないのだが。
「ふふふふ、久しぶりの燐子姉。」
こうなる。
紗夜姉や日菜姉とはまた別ベクトルの反応を示すので、僕としては新鮮ではあるのだが、いかんせん燐子さんの目が少し怖いというか何というか。
まぁ…………本人は幸せそうだしいいか。
そんな燐子さんを見ていると、ふと見覚えのある人影が目に入った。
僕はそんな彼女にこちらだと手招きする。
「すいません、遅くなったっす。……って、どうしたんですか?白金さん。そんな顔して。」
「あっ、いや……その………。」
3人目の訪れ人、大和麻弥さんにその姿を見られるのは恥ずかしいらしく、燐子さんは普段のモードに戻った。
僕は、麻弥さんに何を頼むか確認したところ、アイスコーヒーを頼みたいと言った。
そのついでに僕は、メロンソーダフロート。燐子さんは、紅茶を頼むことにした。
席についた麻弥さんが待ち侘びたかのごとく口を開いた。
「うへへ、まさか意外でしたよ。お二人がジブンと同じタイプだったとは。」
「僕の場合、ちょくちょく片鱗はあったような気もしますけどね。」
「………私も………大和さんが……こっち……の方だとは……。」
「いやいや、ジブンはもう見たまんまって感じですよ。」
麻弥さんが大袈裟に手を振る。
「オタク系アイドルは意外と属性として面白そう。」
「はは、そうだと良いんですけどね。」
ひとしきりの世間話を終え、僕たちは本筋に入る。
「やっぱり3人集まったらやることは一つです。」
「…………カッコいいロボットについて………語りましょう……。」
「賛成ー。」
そう、僕達はこうやってオタクトークをするのがしばしの流行となっている。
ことの始まりとしては、僕が麻弥さんと好みが合うということで話していたのだが、それがいつしか燐子さんに広がり、今に至る。
僕自身、同級生や紗夜姉達にあまり話が通じない。という経験をしばしばしているため、通じるだけでもかなり嬉しい。
「最近で言ったら、僕あれが気になってるんですよね。えっと………そうだ、マジェスティックプリンス。」
「あぁ、確かガンダムSEEDやファフナーとキャラデザが同じ奴の。」
「新しめの…………スパロボにも……出てたね…。」
「あれのレッドファイブがかっこいいんすよ! 武装にチェンソーがあるってめちゃくちゃ新鮮だし!!」
僕の体のボルテージが上がっていくのを感じる。
口調はオタク特有の早口になり、少し感情の制限が外れている気がする。
もちろん、店に迷惑にならない程度の声ではある。
他の人達なら、ここで引かれるか、うまく話を打ち切られるのだが。
「ジブン、マジェプリはまだ見たことないのであんまりですけど、YouTubeにあがってるスパロボの映像でなら見たことありますよ。」
「私は…………少しだけ。」
「ジブンの好きな期待はゴールドフォーですかね、狙撃機はロマンですよ!」
麻弥さんもいい感じに仕上がってきている。
燐子さんは、いつもと変わらない喋りだが、恐らくスイッチは入っている。
「私は…………ホワイトゼロが………」
「ホワイトゼロ?」
「アニメというか映画の方に出てくるんだけど……………一つの機体に性能を盛りすぎて………扱いが困難になってる………のなんだけど。」
「ガンダムで言う、パーフェクトストライクとかディステニーインパルスみたいな奴ってことですか?」
「それよりひどいかな……………なにせ……動かそうとしても……まともに立てないの………。でも………そういうザンネン……な機体もカッコいいと思うんだ……。」
「なんというか、そんな感じのやつって不思議な魅力がありますもんね。」
麻弥さんがうんうん相槌を打っている。
僕としては、理解を示せるような出来ないような。
僕はやっぱり強くてカッコいい機体が一番好きなのである。
「僕は、強い奴の方が好きですけど、やっぱりそういのも良いんですかね。」
「優さんも歳を取ればわかりますよ。」
燐子さんもそうだそうだ言わんばかりだが。
「いや、麻弥さん達もまだ17でしょうよ。」
あと何故か遠回しに子供扱いされた気がする。
不服ではあるが、人生経験5年は違うと考えると…………そういうものなのだろう。
その後も、何気ない会話ががやがやと進んでいった。
マジンガー系統では何が一番かっこいいやら、ゲッターについてなどなどだ。
あ、ちなみに僕は、マジンガーだったら、マジンカイザーSKL。ゲッターだったら、真ゲッターが一番好きです。
真ゲッターは、1、2、3どれも完成されたデザインでかっこいいし、マジンカイザーSKLは厨二病心というやつがくすぐられて最高である。
そして、
「そういえば、ガンダムSEED FREEDOMに千聖さんが出演してましたよね。」
「麻弥さん、それ千聖さんであって千聖さんではない人です。」
「・・・・声・・・同じ・・・ですもんね・・。」
なんかメタい話になってきたな。
「麻弥さんも・・・・・某戦車道アニメ・・・・の最終章が・・・あるでしょう・・・。」
「いやだから、それ麻弥さんじゃない方ですから!少しタイプは似てますけど!」
「私も、ペンギンのフレンズの経験が・・・。」
「もう!!何回も同じツッコミさせな・・・・・・・!?」
背後から聞こえた声の方へ顔を向けると、彼女はいた。
何食わぬ顔で、僕たちの話しに入ってきたその人は、不思議そうにこちらを見る。
「・・・・・なんで、友希那さんが居るんですか・・?」
「居て悪いかしら?」
「それで背後にいるのが、問題なんですよ。」と言いたいが、ぐっとこらえた。
驚いた顔をしていた麻弥さんと燐子さんだが、すぐに笑顔で友希那さんに話しかけた。
「友希那さんは・・・・お一人・・・・ですか?」
「ええ。こういう店は落ち着くの。」
「もし良かったら、湊さんもご一緒します?」
麻弥さんの提案を友希那さんは、意外と早い時間で受け入れ、麻弥さんの隣に座った。
意外だった、友希那さんってこういう誘い断りそうなのに。
「優、何か変なこと考えてないわよね?」
「いや~まさか。」
危ない危ない、顔に出てたか。
悪い癖だなーこれ。
「優が元気になってくれたのはいいけど、そのせいか少し生意気なところも増えたように感じるわ。」
「この年の子は、そういうものですよ。いいじゃないですか、生意気なのも可愛い気があって。」
「なるほど、優は猫に似ているのかも。」
おい、他の二人には聞こえてないかもしれないけど、僕には聞こえてるからな。
また、友希那さんに良からぬ知恵を与えて。
この人と猫が絡むと碌なことにならないのは、論文で発表されてるレベルの事実だからな。
次は猫耳なにで来る、メイドはもう勘弁だ。
あのせいで、家族会議になってんだからこっちは。(日常編、第二話を参照)
このあと少しして店員を呼んだ。
友希那さんはブラックコーヒーのホットを頼むことにしたらしい。
確かに、友希那さんはブラックを飲んでるイメージがあるなー。
ただ、猫の一件からこの人クールではなく、結構ザンネンなタイプなんじゃないのかと思い始めているせいか、この後角砂糖でも入れそうだと邪推してしまう。
友希那さんは、店員さんが持ってきたコーヒーを受け取り、一口、口をつける。
カップを皿に置き、喋りだした。
「それにしても、珍しい組み合わせね。」
「いわゆる、オタク仲間というやつですよ。」
麻弥さんがにこやかに答える。
「オタク・・・・アニメとかアイドルとかかしら?」
「アニメもそうですけど、この3人の場合だと、ロボットアニメですかね。他も見ますけど。」
と僕が。
「ロボットアニメ・・・・・・・・・確か、小学生の頃クラスの男子がよく話してわね。」
「何を・・・・・ですか?」
「このロボットが最強だとかそういのね。やっぱり、3人もかしら?」
その発言の瞬間、僕、麻弥さん、燐子さんの顔に暗い影が落ちた。
友希那さんは自分が失言したことに気づいてないらしく、キョトンとした顔である。
「友希那さん。」
燐子さんにすごい勢いで肩を掴まれた友希那さんは、ビクンと体を揺らす。
「な、何かしら燐子。」
「あのですね・・・・・。」
「ロボットアニメにおいて、誰が最強かなんて、一番のやっちゃいけない議論なんです!!!」
「そ、そうなの?」
「そうです!!例えば、ガンダムシリーズだけでも、それやり始めたら永遠とは言いませんけど、まあまあ割れますからね!!」と麻弥さん
「それを、更に拡大したら余計収拾がつかなくなるんですよ。ネット掲示板で、そんなこと言ってみてください、まず大荒れしますよ!!」と僕も言う。
「と、とりあえず安易に言って良いことではないのね。」
普段と違う僕らの様子に、友希那さんは完全に動揺しきっている。
しかし、何も知らなかった人間にここまで詰めるのはあまり良くないのでは?
まっ、いいか。
僕は一瞬冷静になったが、2人はスイッチが抜けきっていない。
「こうなったら、湊さんにも何かロボットアニメ見てもらって、実感してもらった方がいいですよ!!! 白金さん!」
「わかってます!! 家の視聴環境はばっちりです。」
「あ、僕会計しときますね。」
「え、ちょっと!?」
友希那さんは、なんの抵抗も出来ず麻弥さん達に引きずられていった。
その時の友希那さんは、親猫に掴まれた子猫の様な顔つきであった。
僕は会計に向かい、支払額を確認する。
「お会計、2238円です。」
え、高くない?
これ僕、お金足りる?
財布の中身を確認したところ、まさかの500円だけ足りない。
「・・・・・・・・・・・・・」
「どうかしましたか?」
店員さんからの言葉に、しばし黙る。
「ここpaypay使えます?」
「え・・・はい。」
「少し、失礼します。」
そして、僕はスマホを取り出し。
「母さん、500円・・・・paypayで送ってくんない・・・・。」
ちなみに。その後、この話が母さん経由で紗夜姉と日菜姉にはいり、僕、燐子さん、友希那さんは練習の日、紗夜姉にこっぴどく叱られ、麻弥さんは日菜姉にがん詰めされたらしい。
次回予告
皆さん、こんにちこんばんわ。
月島まりなです。
今回ロボットアニメについての話ですが、これ完全に作者の趣味です。
趣味出すなよーと思う方もいるでしょう。
それでも!!!こういう回は挟みたい!!!と作者が言っておりました。
では、無駄話もここまでにしてそれでは!!
‘夏に入りました。そう夏!!夏と言えば、夏祭り?海?いや、ホラーだろー!!!!
ということで、月島家でひょんなことからお泊りをすることになったパスパレ御一行。
夏と言えばホラー!!なので、怪談話をすることになるが、そんな彼女たちを恐怖が襲う‘
次回!!!
「呪怨の加耶子って、逃げると確実に二体目が出てくるんだよね」
お楽しみにー!!!