BanG Dream!! ~rose of shadow~ 作:tora酸
すいません。見直したら、シナリオ的に確実にダメであろう矛盾があったのでそこを修正しておきました。
第一話 集結、ガールズバンドパーティ(約一名男)
人間というものは、各季節ごとに適切な環境というものがあると思う。
夏ならクーラーのついた部屋、冬ならストーブか暖房。春と秋は………外が一番良いな。
現在の季節は夏。しかも8月のクソ暑い時期だ。
なのに………なのに……。
「何でこのライブハウスの冷房壊れとんじゃあ!!!」
僕の嘆きが部屋中に響く。
「仕方ないじゃない、急に壊れたんだから。」
隣から、鬱陶しそうに僕に文句を言っているのは、母親の月島まりな(●●歳)である。
明確な数字を言おうものなら、間違いなく殺されるので、ここでは伏せておく。
「壊れてんなら、なんで日付ずらさないの!?」
「5バンドの予定が合うのが、今週は今日しかなかったの!!! 週をずらすと、全体のスケジュールに支障が出るし!」
サークルの一室で、醜い親子喧嘩が繰り広げられる。
旗から見たら、かなりシュールであろうが、今日は集合予定のあるバンドのみしか来ないので問題なし。
やがて、互いに疲れ果ててか、急にシーンと辺りが静まり返る。
「・・・・・・それにしても、サークル合同ライブだなんて思い切ったことするね。」
「前々から企画として上がってはいたのよ。ただ、中々具体的なことが決まらなかったの。」
そして、満を持して今回開催に至ったわけか。
サークル合同ライブ。
数日前、母さんからこれを行うことを伝えられた。
事前にスタッフが声かけしたバンドで、開催されるものらしい。
無論、Roseliaもその一つだったので、声を掛けられた。
最初は友希那さんが、断ると断言していたが気が変わったのか、急に参加すると言い始めた。
僕としては、全然構わないのだが。
そして、その後母さんから僕たち以外に4つのバンドが参加する旨が伝達された。
今日は5バンドの初顔合わせの日である。
僕は、機材の整備をするために、一足先にサークルに来ている。
こんな暑い中作業させられるとは思わなかったけど。
僕は悪態をつきながら、すぐさま作業にかかる。
幸い、そこまでの不調はなかったおかげで皆が到着するまでには間に合いそうだ。
僕は手際よくメンテを終わらせ、カフェスペースの方でメロンソーダをすする。
疲れた体には、この甘さが心底しみる。
飲み過ぎると、紗夜姉に怒られるが今は居ないので気楽に飲める。
ちびちび飲み進めていると、ドアの方から開閉音が聞こえた。
おっ、どうやら一組目が来たらしい。
扉の方に顔を向けると。
「あ~つ~い。って、ここもクーラーついてない~。トホホ~。」
「確かに、この時期クーラーつけないなんて、凄い根性だな。」
「いぇーい、一番乗り。」
「ひまり、はしゃぎすぎ。」
「どんな人たちがいるんだろうね?」
・・・・・・・・・・・
「ブフォ!!!!!!」
口から、メロンソーダが噴き出てしまう。
何で!?何で!?
そう思いながらも、冷静に噴出した分を雑巾で拭く。
確かあの人、リサさんのバイト先の。
以前、紗夜姉に弁当を届けに行く際に会った少女。
名前は・・・・・えっと・・・・モカさんだ!!
「あ、あなた達は!?」
僕の驚愕をよそ目に、母さんが白々しいセリフを不意に喋る。
「After grow!!! 」
その瞬間、何故か彼女らの頭の上に名前が浮かぶ
”反骨の赤メッシュ”
Gt・Vo
美竹 蘭
”ゴーマイウェイ”
gt
青葉 モカ
”大いなる普通”
key
羽沢 つぐみ
”豚骨しょうゆ姉御肌”
Dr
宇田川 巴
”不発の大号令”
Ba
上原 ひまり
何だ、この名前の上の文字。
こ、これが所謂二つ名という奴か!!!
ちょっと待て、他はともかく”大いなる普通”は軽い悪口だろ。
「幼馴染同士で、結成した王道ガールズロックバンドだぁ!!!!」
僕のツッコミ無視して、進んでるし!!
「空いてる?」
おい反骨赤メッシュ、なにそれ言われたん瞬間、ちょっと雰囲気つけようとしてる。
さっきまで、めちゃめちゃ緩い雰囲気だしてたじゃん!?
しかし、赤メッシュさんの声を誰かが遮る。
後ろから来たのは、見覚えのある方々だ
「あぁっと!!軽やかなステップで入店してきたのは!!」
「Pastel*Palettes!!!!」
”とびだせエゴサーチ”
vo
丸山 彩
”荒れ狂う機材ヲタク”
Dr
大和 麻弥
”北欧から来た侍”
key
若宮 イヴ
”となりの天才ちゃん”
gt
氷川日菜
”微笑みの鉄仮面”
Ba
白鷺 千聖
またかよ!!!
後、アンタら出番あったんだから、説明カットでいいだろ!!
というか、頼むから私服で来てぇ。
「可愛いだけと侮るなかれ、いまや実力は折り紙付きのアイドルバンド5人組だぁ!!!」
「まんまるお山に彩を」
あ、それ毎回言うんだ。
僕としては、ありがたい。
一度気分を落ち着けるために、もう一口メロンソーダを口に運ぶと。
バンッ!!っと音を立て、後ろの扉から誰か出てくる。
またまた飲みものを吹き出す。
「だ、誰だよ!! ていうか、なんでスタジオ方向の扉から!?」
「これじゃ練習にならないわ。」
中から出てきたのは金髪の少女とその他諸々。
え、着ぐるみ!?
「おぉぉっと、すでにスタジオ入りしていたぁ!!! ハローハッピーワールド!!!」
”笑顔の波状攻撃”
vo
弦巻 こころ
”荒唐無稽の一人芝居”
gt
瀬田 薫
”熊の中の常識人”
Dj
ミッシェル
"迷宮のジェリーフィッシュ"
Dr
松原 花音
”北沢印は元気印”
Ba
北沢 はぐみ
この人たちは、初めて見るな。
ん?弦巻?
何処かでって、まさか!?
「弦巻 こころ率いる異色のガールズバンドだ!!!」
うん、確かに異色だわ。
バンドメンバーに着ぐるみいるし。
っていうか、弦巻ってあの弦巻財閥か!?
ってことは、あの金髪の女の人はご令嬢・・・・・・。
休む暇もなく、またまた次のバンドが来たようだ。
いや、地下のライブスペースから!!!?
一体絶対、どんな失礼なバンドが・・・・
「その姿・・・まさに漆黒の邪心と言ったところか!! Roselia!!!」
「ばぁん。」
”狂い咲く紫炎の薔薇”
vo
湊 友希那
”不動のスキルマ”
key
白金 燐子
”闇の波動がアレする 黒っぽい堕天使”
Dr
宇田川 あこ
”サッドネスメトロノーム”
gt
氷川 紗夜
”慈愛の女神”
Ba
今井 リサ
「音楽家が注目するほど・・・・」
「ちょっと待って!!!?」
僕の声に辺りがシーンとなるのを感じる
「僕は!?僕もRoseliaなんだけど!!!」
皆にあるのなら、僕にも二つ名が・・・・
”月島は僕です”
gt(その他ボーカルを除くすべて)
月島 優
そうそうこんな感じに・・・って!?
何だよ!! 友希那さんのとかかっこいいのに、僕はこれ!?
黒子かよ!!!
奇跡の世代幻の6人目じゃないのよ!!!僕。
あと、遠回しに影薄いって言ってるだろ!!!
「音楽家も注目するほどの実力派ガールズ?バンドだー!!!」
一瞬疑問に思って、そのまま押し通すな!!
それだと、アンタの子供息子じゃなくて、娘だよ!?
そして、例にぶれず皆衣装なのね。
僕にも打合せしてくれれば、良かったのに・・・。
自分が仲間外れにされたことに、些か不満を覚える。
そういえば、見逃してたけど、あこさんしょれっとセルフSE付けないでください!!
なんかダサい!!!
「アンタら今日ボケの比率おかしいでしょう!! 何だよ、ボケ、ツッコミ比率20:1って!!」
「何か申し訳ないです………。」
僕の嘆きを聞いてくれたのは、着ぐるみだけだ。
しかし、現実は非情。今集まっているのは合計4バンド………つまり。
その瞬間、誰かがライブハウスの窓を突き破って入ってきた。
「「ぎゃぁぁぁぁぁ!!!」」
僕と母さんの悲鳴が重なる。
もっと、マシな入り方無かったのか!!
しかも、誰か1人思いっきり顔からダイブしてるし。
これ、後で弁償してもらわないといけないぞ。
「誰だよ!!窓突き破ってきたの! もうなんとなく予想ついてるけど。」
待ってましたと言わんばかりに、母さんが再びリングコールみたいなことを言い始める。
「闇夜を晴らすは5つの綺羅星。今日も心は輝いてるか!? Poppin'Party!!!」
”星のカリスマ”
gt&Vo
戸山 香澄
”これでいちコロネ”
Ba
牛込 りみ
”兎追いし花園”
Gt
花園 たえ
”甘辛パーソナリティ”
key
市ヶ谷 有咲
”発酵少女”
Dr
山吹沙綾
「無限の可能性を秘めた超新星。期待の新星バンドだ!!!」
今、損害のせいで無限の可能性消えかけてますけどね!!!
Poppin'Partyのライブは何回か見たことがある・・・・・いや、確かに少しぶっ飛んでるとこもあるよ?でも、今日は余計にひどくない!?
自慢ではないが、僕は彼女たちの一番初めのお客さんという、ポピパファンにマウント取れそうなことを経験している。
「・・・・・・・・・・・」
5バンド互いに牽制しあうような雰囲気で、見つめ合う。
やっぱり一筋縄では行かないか・・・・・・?
そもそもとして、音楽スタイルが大きく異なるこの5バンド。
簡単に馬が合うとも思ってはない。
さてこの雰囲気をどうするか。
「・・・・・・・ねぇ。」
まず口を開いたのは香澄さんだ。
彼女なら何かいい言葉を・・・・・
「暑いし、ファミレス行かない?」
・・・・・・・は?
今、何て言った?
ファミレス?
そんな急な・・・・
「「「「「さんせーい!!」」」」」
まさかの満場一致!!!
「優・・・・香澄ちゃんの言うとおりね☆」
「・・・・・・否定できない。」
僕たちは、サークルを去りぞろぞろと近くのファミレスへと向かった。
後で、ポピパには弁償代請求しないと。
次回予告!!!!
よぉ、俺はTora酸だよ。
どうでした今回は?
皆さんご存じ、初代ガルパピコ第一話を参考に作りました。
このころはまだ燐子さんの声が明坂聡美だったので、4周年からガルパを始めた私には驚きでした。
ガルパピコ4期来ないかなー。
では、無駄話はこれまでにして。
’ついに揃った、5バンドの面々。香澄の提案により、2バンドずつ合同練習を行うことになった。Roseliaの最初の相手はAfter grow しかし、互いに自分の音楽に誇りを持っている彼女たちはぶつかり合う。
次回!!
「方向性が平行線」
お楽しみにー!!