先生が死んだと連絡が入ってからの行動は早かった。急いで病室に行くと皆慌ただしく動いていた。
だが先生の居た病室だけは不自然に出入りが多いい。そんな中一つのタンカーが運び出されるのを見た
白の布で隠されているがあれが先生と理解するのは十分すぎる情報だった、通り過ぎざまにそちらを見る
私は元々先生であった肉塊を見てしまった。顔が無く体のみになっていて、昨日まで人だった物を見て恐怖が支配する。
ヒナ「あ…あぁ……いやぁぁああ!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
起きると病室で目を覚ました。先生を見てしまって気絶をしていたようだ。目を覚ましたと同時に人が入ってくるのがわかる。
セリナ「あっ……目を覚ましたんですね…」
ヒナ「あの…先生は……」
セリナ「……ごめんなさい…」
ヒナ「あは…は……そっかまた間に合わなかったのか…あの日も私は守れなかったのに…次は絶対守るって約束したのに…」
ヒナ「うぅ…ひぐっ……」
泣き始めてから数分が経過していた。部屋にいたセリナは私を慰めていたが、セリナ自身もどこか思う所があっただろう。
ヒナ「ごめんなさい、こんな大変な時に変なものを見せたわね」
セリナ「大丈夫です、辛いのは皆同じですから…」
ヒナ「私はもう帰るわ…先生のこと頼むわよ?」
セリナ「はい…後は私たちに任せてください……」
私はゲヘナへ戻っていく、だがその足取りは重く何もかもを諦め絶望したようだった
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あれから何日がたっただろう…先生を見て以来風紀委員に顔をだしていない、自室に塞ぎ込み毎日枕を濡らしていた。
私が塞ぎ込み始めてからアコだけは呼びかけてくれた、だが声がいつも震えていてアコも泣いていると感じた。
ヒナ「私も先生の所に行けるのかな?」
自身の愛銃を持ちヘイローに撃ち込む、だがそんな程度じゃ無駄に頑丈な体は傷一つつかなかった
ヒナ「自殺はむり…か……」
モブ生徒「今大きい音が聞こえましたが大丈夫ですか?」
ヒナ「うん、ごめん大丈夫だよ。」
モブ「そうですか…って!そうじゃなかった…アコ行政官達が!」
ヒナ「えっ!アコがどうかしたの?」
咄嗟に部屋をどびだす。そのモブ生徒に連れてかれる形で風紀委員室まで向かった
バン!
ヒナ「アコ!」
扉を強く開ける、だが部屋には人っ子一人いないで静寂が広がっていた。
モブ生徒「委員長すみません…天雨アコ行政官、銀鏡イオリさん、火宮チナツさんは…どなたも先程各自室で死亡が確認されました…」
ヒナ「うそ…アコ達が死んだ?」
モブ生徒「申し訳ありません。ここらで広がった厄災の狐の暴走や万魔殿の後処理などの事件が立て続けに始まり、私達では対処できず。行政官達に負担をさせてしまい。今の結果になってしまいました…」
ヒナ「そう…私がいなかったから…」
モブ生徒「いえ!決して委員長を責めてたりはしないです!」
ヒナ「違う、悪いのは私…委員長なのにこんな辛い時期に皆に任せちゃったから、あの子達も先生を失って辛いはずなのに…」
モブ生徒「…っ!」
ヒナ「後は私に任せて…これからは私も働くから」
モブ生徒「ありがとう……ございます…」
そこからは一人で事件解決や後処理をおこなった。初めは活気づいていた風紀委員も一人また一人と自殺をしたり辞めたりしてしまい既に少数になっていた
ヒナ「はぁ…はぁ…もっと強くならないと…皆を守れるくらい強く……」
モブ生徒「委員長余り無理をしないでください…」
ヒナ「まだ、やれる私が全部終わらせないと…」
モブ生徒「……委員長、私ももう無理かもしれません…」
ヒナ「えっ?」
モブ生徒「昔の風紀委員は気高く憧れでした。ですが今ではもう私の友達も死んでしまって風紀委員も、私一人だけ…既に心も耐えられないんです。どうか辞めさしてください…」
ヒナ「…………わかった貴方は強く生きてね?」
モブ生徒「はい…今までありがとうございました……」
最後の生徒も去ってしまう、残された私は一人寂しく風紀委員室に戻った
ヒナ「もう、この部屋に私だけか…あの頃に戻りたいな…」
疲れていたのか意識が落ちるように眠ってしまう。その夢は昔の風紀委員で仕事をする内容だった
アコ「委員長!コーヒー入れますね?」
イオリ「あっ!アコちゃん今日で何回委員長にコーヒー入れてるの!」
アコ「たった5回です!」
イオリ「もう!そんなにとらせたらカフェイン中毒になるから気おつけないと!」
アコ「委員長は私のコーヒー飲みたいですよね?」
ヒナ「うん、アコお願い」
アコ「ほら!委員長もこう言ってます!」
イオリ「委員長もアコちゃんを甘やかさないでくださいよ!」
チナツ「ふふっ賑やかでいいですね。」
ヒナ「そうね、これが続けばいいのに…」
あぁどこまでも幸せな夢あの日の記憶、だがその記憶も砕け散り、あたりにアコやイオリ、チナツの死体の山が積み上がる
ヒナ「あぁ!嫌だ、私から何も取らないで!皆とまだいたい!」
喉が潰れるまで叫んでも誰も動いてくれない、それは既にただの屍であるから。
目の前に先生が現れる。それは私が作る幻と理解していても声を聞いてしまう。
先生「あぁ、痛いなぁ…色んな生徒に暴行されちゃったよ…ヒナ助けてくれないかな…私は何もしてないのに…なんで助けてくれないの?」
先生の頭が銃声とともになくなった、そんな先生は喋ることもできず倒れかかってくる。
ヒナ「先生…起きてよ…また私をなでてよ…」
皆がいなくなり泣きじゃくる、そこで頭に強い衝撃を受けて意識が回復する。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
何時間眠っていただろう。体は汗が流れ少し気持ち悪い、吐瀉物が上に上がってくる感覚に陥る
ヒナ「…先生はあの日苦しかったのかな?」
一つの考えが浮かび上がる、あの日独房に入れられてからの先生の生活は酷かったと聞く、時には暴言を吐かれ、時には暴行をされたようだ、信じていた生徒からそのような仕打ちを受けた先生の心情はどういうものだったのか
ヒナ「そうだ…先生がまだ苦しまないように、苦しめてくる奴らを消せばいいのか…」
一つの結論、だがそれは最悪の選択、先生が積み上げたものを瓦解させる絶望的なものだった
ヒナ「先生もう大丈夫だから…待っててね?」
いなくなった先生の影を見てヒナは風紀委員室を後にした
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜アビドス高校前〜〜
ヒナ「ここに小鳥遊ホシノがいる…」
先生の片目を無くさせた本人そして、先生が死ぬ原因を作った生徒をヒナは探していた
ヒナ「今決着をつける…」
〜〜対策委員会〜〜
ノノミ「ホシノ先輩は今日も来ませんね。」
アヤネ「やっぱり、先輩の家に行ったほうがいいのかな?」
セリカ「うん、もう1週間は経つもんね」
シロコ「ん、なら準備して?すぐに向かうから」
アヤネ「なら、ホシノ先輩に何かプレゼントを持っていきませんか?」
セリカ「プレゼント?」
アヤネ「はい!今は気分が落ち込んでいると思います。ですが私達でホシノ先輩が元気づけられるようにしたいんです!」
ノノミ「なら、このくじらのお人形なんてどうですか☆」
シロコ「ん、いいと思うホシノ先輩はくじらみたいだから…」
ノノミ「もー!シロコちゃん?ホシノ先輩はペンギンですよ!」
たわいのない会話をしてホシノへのプレゼントの案を出し合う、そこである訪問者が校門に入ってくるのが確認できた
ノノミ「あれ?あれってゲヘナの風紀委員長さんですよね?」
セリカ「あっ!ホントだ何か用かな?」
アヤネ「お話聞きに行きますか?」
シロコ「うん、行ってみようか」
部屋から出て皆で風紀委員長のもとに向う
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ヒナ「ここに小鳥遊ホシノがいる…」
目的の人物を探して此処に来た。校門に入り辺りを見渡すと玄関から対策委員会が出てくるのがわかった
ノノミ「すみません?ゲヘナの風紀委員長さんですよね?」
ヒナ「…そうよ」
シロコ「ここになんの用があってきたの?」
ヒナ「小鳥遊ホシノに用があって来た…だけど出てこないって事はここにはいないのね…」
アヤネ「はい、ホシノ先輩はいません…ですが何故ホシノ先輩に?」
ヒナ「教える義理はないわ、私はもう行く」
セリカ「待ちなさいよ!まさかあんたホシノ先輩に酷いことしようとしてるんじゃないの!」
ヒナ「だったらどうするの?」
セリカ「そんなことしたら絶対に許さないんだから!」
ヒナ「……はぁ…目的は小鳥遊ホシノだけだったのに、もういいわ」
ヒナは銃口をセリカに向けて撃ち始める
セリカ「なっ!なんで撃ってくるの!」
ヒナ「どいつもこいつも…私と先生の邪魔をする!ならいっそ消えちゃえばいいのよ!」
シロコ「まずい!皆戦闘態勢に入って、アヤネは援護をお願い!」
ヒナ「まずは援護係を倒すのが先ね…」
ヒナは誰も反応できない速度で移動しアヤネの腹に一発撃ち込む
アヤネ「えっ?うそ!」
アヤネが学校の壁にめり込むほど吹き飛び倒れ込む
アヤネ「ゲホッ…ゲホッ……」
ヒナ「ごめんね…」
それだけ言うとアヤネに銃弾を撃ち込むアヤネも必死に抵抗しようとしたが、ヒナの一発一発が直撃しヘイローが割れてしまった
セリカ「あっ…あぁっ!アヤネどうして…」
シロコ「許さない…」
ノノミ「早くアヤネちゃんを助けないと…」
ヒナ「次は貴方…」
ノノミに近づき蹴りを入れようとする。だが咄嗟にガードをされ受けられてしまう
ノノミ「っ!流石は風紀委員長ですね。ですがアヤネちゃんの仇!絶対に負けません!」
ヒナ「それはどうかしらね?」
ノノミが銃を乱射する、だがどれ一つヒナに当たらず避けられてしまう。
ノノミ「うそ…弾切れ……」
ヒナ「あら?終わりなのね。じゃああなたもさようなら…」
ノノミに銃を撃とうとする。だがシロコの介入があり止められてしまう
ヒナ「っ!邪魔ね」
シロコの足を掴み校舎に放り投げる
壁に叩きつけられたシロコはうなだれてしまう
シロコ「うっ…!セリカ早くノノミを守って…」
セリカ「あっ!そうだ早くノノミ先輩を守らないと…」
銃を構えるが手が震える、先程まで楽しく会話していたアヤネが動かず返事もせず、倒れてしまっているのを横目に見る
セリカ「助けないと助けないと助けないと!」
ヒナ「じゃあ、おやすみなさい」
ヒナは次こそノノミに銃を撃ち込む、初めは抵抗していたがみるみる弱っていくのがわかる
ノノミ「セリ…カちゃん逃げ…て……」
それだけ言うとノノミは動かなくなりヘイローも消えていた
セリカ「あっあぁ……いやぁぁあ……!」
ヒナが近づいてくる、アヤネちゃんやノノミ先輩を殺した化け物がすぐそこまで向かってくる
セリカ「やだ…まだ死にたくないよ…」
ヒナ「えぇ、すぐに楽にしてあげる。一人は寂しいからね…」
セリカに銃口を向けそう言い放つ
セリカ「あっあっあっ……」
恐怖の余り失禁してしまう。目の前で銃口を向けてくる化け物に対して、恐怖の眼差しを向ける
ヒナ「じゃあ、おやすみなさい…それとごめんね」
セリカに銃を放つすぐさまヘイローも消え動かなくなった。
ヒナ「残すところは貴方だけね」
シロコ「よくも…皆を……」
ヒナ「でも、これも先生の為だから」
シロコ「先生はそんなこと望んでない、貴方は目を覚ますべき!」
ヒナ「…っ!そんなことわかってるのよ…でもあの日から先生達が夢から出てきて私を責めてくる、苦しかった…怖かったって、だから私が先生を守らないといけないの!」
シロコ「それは全て貴方の妄想!目を覚まして罪を償うべき、先生も望んでいる」
ヒナ「うるさいうるさい!お前が先生を語るな!」
ヒナはシロコに向けて銃を放つ一発ずつシロコは被弾しあっけなく消えてしまった
ヒナ「はぁ…はぁ……これで先生も私を責めない…先生も望んでいること…苦しめた生徒に復讐しないと……」
ヒナはぐちゃぐちゃになったアビドス高校を後にしてゲヘナへ戻っていった
ヒナ「今日は、大変だった…でもこれで先生は褒めてくれる……」
ヒナはアビドス高校の子たちに謝罪をしながら眠りについた
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
また死体の山が重なる夢、だがその夢はいつもと違い顔がある先生が出てきた
先生「ヒナありがとう、これで少しだけど私は傷つかずに済むよ」
ヒナ「よかった…他にもすることはある?」
先生「えっとね?まだ生徒が怖いな…だからヒナ、私のことを守ってよ」
ヒナ「わかった…先生が安心して暮らせるように頑張るから」
先生と約束する、すると視界が広がりゲヘナに戻ってくる。
ヒナ「……行かないと」
ヒナは部屋をでる。先生の約束を果たすため虐殺を繰り返す。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あれから何日たっただろうか様々な学園に行き虐殺を繰り返し先生を苦しめた人間を消してきた
ヒナ「山海経、レッドウィンター、ヴァルキューレ、百鬼夜行、トリニティ、ゲヘナそして連邦生徒会…全ての学校を辿ってきた、やっと最後だ……」
この道のりでヒナの心は完全に壊れてしまっていた
ヒナ「はぁ…はぁ…残りミレニアム、あそこを壊せば先生を苦しめた奴らの掃除が終わる…」
ミレニアムサイエンススクール前、厳重な校門の前にヒナは一人立っていた
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私、早瀬ユウカは急いでいた。先生が死んでしまったという情報が入ってからミレニアムは急激に変わっていった、セミナーでは、ノアが廃人になり、ゲーム開発部は食料を食べないで黙々とゲームを作っている
ユウカ「先生が最後に残したシッテムの箱…これだけでも直さないと…」
ユウカは学校の外に出ようとする。だが目の前にゲヘナの風紀委員長である空崎ヒナが立っているのを見つけた。
ヒナ「あら、貴方はセミナーの早瀬ユウカ…」
ユウカ「どうしたんですか?ここに何の用が…」
ヒナ「えぇ、先生の為に仕事をしにきたの。」
ユウカ「仕事?」
ヒナ「えぇ、先生が安心できる様に先生を傷つけた人間たちを消して回ってるの」
ユウカ「っ!なんですって?まさか最近聞く学校を襲っている人物って!」
ヒナ「えぇ、私よ…あと残りはミレニアムだけなの…ここを潰せば私も先生も休むことが出来る。」
ユウカ「そんなこと絶対にさせない!今ここで貴方を止める!」
ヒナ「そう…出来るといいわね」
ユウカ(早くC&Cに連絡しないと…ノアやアリスちゃん達も避難させないと!)
ユウカ「時間だけでも稼いでみせる!」
ヒナ「……」
ヒナはユウカに銃を撃ち始める、戦闘の合図が鳴りユウカはバリアを使い応戦する
ヒナ「あら?貴方はずいぶんしぶといのね」
ユウカ「みんなの為…頑張らないと!」
ヒナ「そう…でも足りないわね」
ユウカのバリアが砕け散る、ヒナはそこを狙い撃ち方を早める
ユウカ「……くっ!」
ユウカ「絶対に守ってみせる…ノアやアリスちゃんの為にも!」
だが無慈悲にヒナはユウカの懐に入り込み腕を折る
ユウカ「っ!ぐぁぁああ!」
ヒナ「これで銃も使えないわね、ゆっくり休んで頂戴…」
ユウカの頭に銃口を付けてすぐにでも撃てる体勢にし引き金を引く
ユウカ「あぁ…ノアごめんなさい。最後まで貴方を見てあげれなくて……アリスちゃん、ゲーム開発部をお願い…モモイ達をよろしくね……先生ごめんなさいあの日会いに行けなくて………」
消えゆく意識は謝罪と悲しみで埋められていた、壊れたシッテムの箱を抱きかかえユウカは眠ってしまう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ユウカを倒してからミレニアムを崩壊させるのは簡単だった、C&Cは先生の死で半分ほど力が出せず、セミナーではメモを探す少女を撃ち倒した。他の部活も同様跡形も無いように滅ぼして回った
ヒナ「はぁ……はぁ…これで最後…」
最後に残ったゲーム開発部は簡単に壊せた、一人だけ厄介な少女がいたがそれ以外は既に弱っていて簡単に殺せた。最後の部活を壊しミレニアムをあとにした
ヒナ「これでやっと終わる…先生も喜んでくれるかな?」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ゲヘナへの帰り道、目の前に紫色の光が近づいて来るのが見えた
ヒナ「何かが来る…」
すぐさま戦闘態勢を組み銃を構える
光はヒナの目の前で止まり影から姿を現す
無名の司祭「貴殿が空崎ヒナであるか?」
ヒナ「えぇ、だとしたら何?」
司祭「貴殿は神秘から邪悪な輝きを出している、色彩を受け入れれば新たなる力が手に入るだろう」
ヒナ「色彩?そんなのいらないわ」
司祭「理解できぬ、色彩の力があれば貴殿の願いも叶うというのに」
ヒナ「そんなのデマかせ、もういいわ消えて」
司祭に弾を撃ち込む、あっけなく死んでしまい拍子抜けをする。だが後ろから別の司祭が現れる
司祭「デマかせなどではない、貴殿が望んだあの日のキヴォトスに戻せると言うんだぞ?」
ヒナ「ちっ!うるさい!」
また一発いれる。だが司祭は何もなかったかの様に湧いて出る
司祭「さぁ、貴殿の願いを掴もう…この色彩に触れればまた幸せな夢を見れるぞ?」
ヒナ「うるさい!うるさい!!」
辺りを蜂の巣にする。別の司祭、また別の司祭とヒナは一人一人屍に変えていく
司祭「もう、良いではないか。貴殿も休むべきだ、このままこの世界にいては幸せであった日常も忘れるぞ?」
司祭がヒナの頭に触れる。
脳内にはあの日の楽しかったゲヘナが映りだす。だが皆の顔に霧がかかり一人ずつ消えていく
ヒナ「いや!やめて、忘れたくない!」
司祭「良いのか?自分から幸せな夢を手放して…」
ヒナ「やだ…あの日に戻りたい……」
司祭「そうであろう!なら貴殿に色彩の力を分けてやる!」
無名の司祭がそう言うと留まっていた紫の光がヒナを囲む
司祭「これより新たなる神が誕生するであろう!さぁ、私達でキヴォトスを破壊しよう!」
紫の光はたちまち消えヒナはヘイローが砕けた姿になっていた
ヒナ「あぁ…これでまた会えるのね……」
司祭「そうだ、その力を使えばあの世界にも行けるぞ?」
司祭が指す場所には裂け目の様な物が浮かんでいた。裂け目の風景は明るかった風紀委員と先生が笑っている。
司祭「あそこに飛び込めば貴殿は親しかった皆に会える…だがそれと別に貴殿が慕っていた先生を苦しめる奴らも復活する。次こそ守ってやらないとなぁ…」
ヒナ「えぇ、先生を苦しめる奴らは私が壊す。」
ヒナは裂け目に歩み寄る、司祭と一緒に別のキヴォトスへ向かって行った。
ヒナ「待っててね?私の先生……」
裂け目が消え、誰もいなくなったキヴォトスは荒廃し、静かに雨が降っていた