「貴方の名前決まったわよ。貴方の名前は
永琳は紙に描いて見せてくれた。黒楼楓か悪くはないかな。
「ねぇ、えーりん。ぼくにもじのよみかたおしえて」
「いいわよ。ただ私が今やっている薬の調合が終わったらね。それまではこの本を読んでおいて」
「ありがとう」
これでやっと文字が読める。僕は昨日からだけど永琳の家に住んでいる。永琳はありとあらゆる薬を作る程度の能力というのを持っているらしくて日々薬の研究をしているらしい。昨日は気分転換に散歩に出ようとしたら僕がいたらしく珍しいと思って家の中にいれたらしい。~程度の能力とはたまに生物に現れるものらしくて能力者は重宝されるらしい。なのでここで永琳を知らない人はほぼいないらしい。国に出回っている薬は永琳が小さいころに作った薬なのらしい。今は機械というものが作っている。僕は永琳が渡してくれた本を読んだ。ボタンみたいなものがあって押してみたら声が出てきた。この声がこう読むってことを教えてくれる仕組みらしい。僕はそれを読みながら永琳の仕事が終わるのを待った。
「終わったわよ。あと、昼だからご飯持ってきたわよ」
永琳が部屋から出てきた。ちょうど本を三回ほど読み返したころだった。ひらがなを僕は読めるようになった。漢字とかはまだ読めない。永琳はお盆を持ってきた。お皿を一つは床に置き、もう一つはテーブルに置いた。
「「いただきます」」
今日のお昼ご飯は蕎麦というものだった。永琳の作る料理はおいしい。
「そういえば最近外では妖怪と言われるものが出てきているから楓はここから出ないほうがいいよ。私の予想だけど楓は妖怪の仲間だから」
「わかったよ。でも昨日永琳の家の前にくるまでは何もなかったよ」
「そうよかった。それは楓の妖気が少なかったからと思うわ。危なくなったら逃がすけどそれまではこの薬を飲んでて頂戴。これは妖気などを抑える薬よ」
「そんなくすりもあるんだ。やっぱりえーりんってすごいね」
僕は薬を飲ませてもらった。カプセルというものに入っていたので味はしなかった。
「さて楓の文字の勉強だったわね。ひらがなは読めるようになったように見えるから今度は漢字ね」
今日の昼は永琳に漢字を教わった。ついでに何冊か本を持ってきてこれを読んでおいてねと言われた。僕は夕ご飯(ちなみに料理はマグロの刺身)を食べてお風呂に入った少し本を読んでソファの上で眠った。