永琳の家に居候して二年くらいたった。僕はテレビを見ながらのんびりしていた。最近妖怪の動きが激しくなってきているため近々妖怪殲滅を行うというニュースが流れている。そして、この場所には穢れというものが生まれ始めているとかで国の重要人物をはじめとした人たちを月に送る計画が経っていると永琳が言っていた。永琳も月に行くメンバーに入っているらしく最近はさらに忙しそうになっていた。僕も妖怪なので見つかったら殺されるかもしれないので逃がす準備を始めている。永琳からは妖力を抑える薬などの薬をたくさんもらった。首からそれらの薬をまとめて下げている。あとは機会を狙ってここから出るだけだ。
ついにこの時が来た。僕が永琳の家に住んでいることがばれたのだ。僕は永琳にさようならを言って庭にある脱出経路から外に出た。永琳は大丈夫なのだろうか。でも永琳を殺したら自分たちにいいことではないと知っているはずなのでお咎めなしだろう。僕は久しぶりに外の世界に出た。外は緑に囲まれていた。僕は永琳に言われた通り出口の横にあるスイッチを押してできるだけ遠くに逃げた。後ろで爆発音が聞こえたけどあれって爆破スイッチだったのかな。国が見えなくなるまで走った。そして僕は水のにおいがする方向に歩いた。川を見つけた僕はのどを潤して眠った。
朝目覚めると体が重かった。僕の体の上に小さな女の子が眠っていた。このあたりに人はいないのでこの子は妖怪だろう。青色の髪に赤いリボンをつけていた。僕が起きて動いたからか少女も起きてしまった。
「あれ?枕が動いてる…」
どうやら寝ていた僕を枕と間違えていたようだ。
「僕は枕じゃないよ。そうそう、僕の名前は黒楼楓。見たところ君も妖怪だよね。ここら辺はもう危ないから逃げたほうがいいよ。僕はこれから遠くへ行くんだ」
「本当?あ、私の名前はキリネだよ。なんでここあぶなくなるの?」
「もうそろそろ妖怪と人間との戦争がおこるんだ。人間が妖怪の存在を滅ぼそうとしているから」
「そうなんだー。でも私は逃げられないの。私もその戦争にかかわってるから。よかったら私たちの住処に来る?ここよりかは安全だと思うよ」
キリネは笑ってそう言った。僕はとりあえずついて行くことにした。
少女移動中…
僕とキリネが付いた場所は洞穴だった。その周りにの木々に何かがいる。
「キリネだよ。入っていい?あと一匹妖怪連れてきたよ」
「いいだろう。ああ、入ってこい」
僕とキリネは洞穴の中に入った。奥のほうは明るかった。中にも結構な数の妖怪がいた。そして僕はさらに奥の穴に案内された。そこには一本の角を携えた妖怪がいた。
「
「私が朱炎だ。よろしくな。私は火を操る程度の能力を持っている。楓よ、貴様は何か持っているのか?」
「多分僕は能力を持っていないはずだよ。そもそもどんな能力があるかって判明の仕方もわからないし」
「意外に簡単だぞ。しかも妖怪のほとんどは能力持ちだからな。自分の能力って何回か願ってみろ。多分わかるはずだからな。私の場合は生まれたときからなんとなくでわかっていたんだ。妖怪はみんなそんな感じらしいぞ」
そうなんだ。試してみよう。能力…、能力…。僕の頭の中にないかが浮かんできた。
『理解した能力を使える程度の能力』
…これって反則的じゃない?
楓は女の子です。永琳は最初からわかってたので何も言いませんでした。