俺はネガティブだけど、考えてる事や思ってる事を素直に伝えてしまう。さっき星歌さんに言われた事で本当にそうだと思った。普通なら雰囲気と場所とか考えて告白とかするものだと思う。だから俺は今失敗したって頭を抱えた。自分の部屋で夕日を見ながら告白って、俺と付き合わないか?って何かだいぶやらかした感ある気がする。今まともに虹夏の顔見れないや…
「……。」
「…ごめん、今さっきの忘れてくれ。」
いや、違うな…多分ビビってるだけだ。告白に時間も場所も関係ないのだと思う。答えが返って事にビビってる。
「……本当に私の事好きなの?」
「うん、好きだよ…虹夏は?」
「私も理久くんが好き。…よろしくお願いします」
俺は嬉しすぎて虹夏を抱きしめていた。
「ち、ちょっと…り、理久くん?」
「ごめん…もう少しだけ…」
俺が虹夏を抱きしめながら好きって事を噛み締めていた。それと付き合えた事の嬉しさ。それに答えるように虹夏も腕を回し俺を抱きしめた。
「虹夏今日泊まってくんでしょ?」
「…へ!?何それ…私初耳だよ?」
「え!?星歌さんが今日家に虹夏泊まるって言ってたけど…ってあれ、虹夏が言ったんじゃないの?」
俺が言ったら虹夏は顔を赤面させながら目を点にしていた。驚いてるんだろうけど、虹夏の頭のてっぺんに生えてるアホ毛は左右に揺れていた。そう例えるなら、喜んでる時の犬の尻尾のの様に。
「だから家に泊まっていきなよ」
「うん…そうする」
「じゃあご飯どうしようか…私作れるけど」
「ん~、Uberしようか」
「何がいい?ピザ?お寿司?」
「いいね!ピザ食べたい!!」
こう言う事もあると思い、Uberはあらかじめ登録していた。俺は初めてのUber Eatsを頼み待つ事にした。待つ間ギターを引く事にした。自分の家だから誰に迷惑を掛ける事がない。だから、思う存分弾ける。俺が弾き始めると虹夏は俺の隣に座り俺の弾くギターを聞いていた。ギターを弾いていると俺のスマホが鳴り始めた。画面に表示されたのは俺の母親だった。電話に出ると明日から始まる学校での事を話し始めた。転校する手続きは母親の方でもうやってあるし、学校には必要な書類を送ってあるから明日は俺が行くだけで大丈夫らしい。電話が終わり隣を見てみると虹夏ウトウトして今にも寝そうだった。
「虹夏寝ていいよ。Uberが来たら起こすから」
「…う…ん。少しだけ…寝るね…。」
それから10分くらい経ったかな?それくらい経ったくらいに家のインターホンがなった。ピザが届いた合図。
「虹夏〜起きろ〜」ユサユサ
俺が肩を揺すりながら起こすと目を開けたから俺は財布を持ち玄関に向かう、けどその前に…ちゃんと伝えてから動こう。
「届いたっぽいから俺少し行ってくるね」
お金を払いピザを受け取り虹夏のいるリビングに戻った。それからピザを食べて、互いに順番ずつにお風呂に入りあとは寝るだけになりベッドのある寝室に向かった。そしてここで問題が起きた。寝るのどうしよ問題。昨日は虹夏の部屋には客人様の布団があって俺が使えたけど俺の家にはそんなのあるはずも無くてベッドしかない。
「虹夏がベッド使ってよ。俺はどっかで寝るからさ」
「一緒に寝ようよ、私達付き合ってるんだから…」
「でも…一緒のベッドで寝たらもしかしたら間違えが起きるかもしれない…付き合ってすぐにそれは良くないと思うからさ…俺はソファーで寝るよ」
何か間違いが起こったら嫌だから、俺はソファーで寝る事にしようと。と思ってたら虹夏は虹夏で食い下がる気が全然なくって結局俺が砕ける形で一緒に寝る事になった。そんな事をしてたらいい時間になり寝る事にした。明日は平日だし、日本に来て転校初日に寝坊して恥をかきたくないしね。
「おやすみ〜」
「うん、おやすみ」
おやすみって言ったもののやっぱり寝れるはずもなくって、顔を合わせながら寝てなくてもやっぱり恥ずかしかったりする。こうやって付き合って一緒に寝るって前の時も今回も全部あわせてもこれが初めてだから何が正解で何が間違いなのかがあまり分からない。だから…緊張してる。
「理久くん…。まだ起きてる?」
「…うん。…一緒に寝るってなったけどやっぱり緊張しちゃって寝れない。」
「照れてるんだぁ〜」
虹夏は俺が照れてる事に追い打ちを掛けるようにからかってきた。
「……悪いかよ…」
俺が言うと虹夏は後ろから抱きついてきた。
「理久くん…可愛い」
「…明日から学校だからもう寝る」
「…お前の方が可愛いよ…ばか…」
俺は背中から感じる心地よい温もりを感じ目を閉じて眠りについた。翌日7時過ぎに起きてみると、寝る前に感じた温もりは感じず起き上がってみると隣には虹夏はいなかった。リビングに行ってみるとテーブルの上に置き手紙を残してあって「学校の準備があるから先に帰るね!昨日は楽しかったありがとうね♪」と書いてあったから無事でよかったととりあえず安心した。何で置き手紙?あれ?凄く大事な事を俺は忘れてる気がする……
「そうだっ!付き合えたの嬉しいけど、虹夏の連絡先知らなかったぁぁァ〜!!!順番ミスったぁぁ」
かなりやらかしてると気づき朝から頭を抱えた。学校でちゃんと聞こうと心に決めた。神崎理久であった。
下北沢高校の制服に着替えて、財布とスマホと充電器俺をリュックに入れて軽いリュックを背よって早めに家を出た。朝ごはんを食べてないからコンビニで買って食べながら行こうと考えてたから。考えてた通りコンビニでパンを買って食いながら学校に向かってたら食べ終わる頃には学校の校門の着いた。俺は手続きと挨拶をするために職員室に向かった。どの学校も大体職員室のある場所って大体一緒だから普通に向かった。
ドントン「失礼しまーす!」
「アメリカの高校から転校してきました。神崎理久です!」
「おぉ!!来たね〜君が神崎くんね!私が今日から神崎くんの担任だからよろしくね!」ニコッ
俺が挨拶をすると凄く元気そうな先生が俺に対応してくれた。その対応してくれた先生が俺が入るクラスの担任らしい。
キーンコーンカーンコーン
学校のチャイムが鳴り朝のホームルームの時間チャイムなんだろう。鳴った途端担任の先生は自分の席から立ち上がり教室に行く準備をし始めた。
「じゃあクラスに案内するから行こうか」
1年のクラスは3階にあるらしく、案内されながら階段を登り続けた。その間アメリカで何してたの?とか、好きな食べ物は?とか転校生あるあるのよくある質問を担任の先生がしてきたからそれに答える。そんな事をしてるといつの間にか教室の前に着いてた。
「じゃあ、私が入って来ていいよ!って言ったら入ってきてね」
担任の先生はそれを言って中に入っていった。俺はソワソワしながら1分くらい待ってると「入ってきていいよ〜」との合図が聞こえたから俺は教室のドアを開けて中に入ると女子からの黄色い声援が鈍感な俺でも分かるくらいに聞こえた。
「しー!静かにしてね!」
俺は自分の名前を黒板に書き、みんなの方を見て自己紹介をした。
「始めまして!アメリカから引っ越してきました!神崎理久って言います!久々に日本に帰って来たばっかりで分からない事ももしかしたらあるかもしれないけど、これからよろしくお願いします!」
俺の自己紹介が終わるとクラスからの拍手と皆からの「よろしく」と言う言葉が飛んできた。
「それじゃあ、神崎くんの席は…窓際の1番後ろの席。山田さんの隣が空いてるからその隣に座ってね〜」
俺は席に着いて隣の山田さん?に挨拶をしようとしたら山田さん?は自分の席に顔を埋めながら寝ていた。あれ?これどっかでデジャブじゃんこれ。そう、俺の隣の席は昨日あの行倒れていた山田リョウだった。そして俺は今日まともに勉強できないんじゃね?って考えるまでもなく隣が山田リョウってだけで感じ取れた。俺はアメリカで使ってた教科書と日本で使う教科書は似てるようで違うから、届くまで隣に見せてもらわないとダメなんだけど、今日は学校で寝るしかないな…。と1時間目から4時間目ぶっ通しで本当に寝ちゃっててお昼の時間になった頃に隣の席のリョウに起こされた。
「っん〜〜、はぁ…めっちゃ寝たわ〜」
「よっ!きのうぶり!」
「うん…、理久お腹すいた…」
「第一声がそれ??あはは!!笑う」
「いいよ!奢って欲しいんでしょ?学食行こうか今日は奢ってあげるよ」
「うん、ありがとう。案内する…」
俺の手を握り、学食まで案内しようとした。
「ちょっと、まてまて!まだ財布すら持ってない状況よ?あんま慌てんなって」
俺は財布をリュックの中から取り出し、リョウに手を握られながら学食に連れててってもらう事に。リョウは食に真剣なだけでこう言う男の手を握るって事もどうってことないんだろうなって思う。だから俺もそう考えるとリョウに握られてもドキドキしない。でも、これ以上の事をされたらまた話は別だけどな。学食は一階にあり着いてみると結構の人が利用する人達が多くて少しびっくりした。まぁそんなびっくりする事よりも山田リョウの図々しさに比べたら可愛く見えたから少しびっくりしたのかもしれない。何が図々しいのかって?それは学食メニューの券売機の目の前まで俺連れてきて自分が食べたい物のボタンを一生懸命に押しながら目で俺に早くお金入れろと訴えかけてくる。山田リョウのお昼代で1000円が消えました。カレー大盛りにデザートのプリン。この図々しさに比べたら学食の利用者の数なんて可愛く見えるでしょ?
「ありがとう!理久!」
「はぁ…いいよ!俺も食べるついでだしさ」
俺は味噌ラーメンの食券を書い注文した。リョウが注文したカレーが先に出来上がり「席取っとく」って言って先に行ってしまった。俺もリョウが行ってからすぐ出来上がり俺もリョウがいる席の隣に座った。
「いただきます!」
俺は食べて始めるとリョウも黙々と食べ始めた。少し疑問に思ったことをぶつける事にした。
「リョウってもしかして毎日金欠だったりする?」
「うん、お小遣いは親から貰ってるけど全部楽器に使っちゃう」
「ふ~ん、もし仮に俺が今日奢らなかったらどうするつもりだったの?」
「ん〜、考えてないけど放課後食べられる雑草探してたかも」
そんな事を言いながらカレーを一生懸命に美味しそうに頬張った。それを俺はラーメンを食べながら見てた。リョウを見てるだけで何だかんだ面白いのかもしれない。
そっからは5・6時間目は寝て目が覚めたら放課後になっていた。そして教室には誰もいなくなっていた。俗に言うボッチって奴です。いとをかし。寂しく僕は夕日に照らさせた帰り道を帰るのでした。
投稿しました。書いてると僕キモいなって思ってくるのが辛い。まぁ自己満だから無問題。よろしくお願いします!