俺は1度家に帰って荷物を置きSTARRYに向かった。今日一日寝るだけ寝て虹夏に連絡先を聞けなかったからSTARRYに行けば会えるだろうと考えSTARRYに向かう事にした。向かう途中で俺は思った。いや決意した。もう山田リョウにぜーーーったいご飯は奢らないと言う決意。
結構早めにSTARRYについたからドアを開けて中に入ってみたら結構ガラガラだった。
「星歌さんこんにちわ〜っす!」
「おぉ、来たか理久」
「虹夏います?」
「あぁ〜荷物置いたら来るって言ってたからもう来るだろ」
STARRYの中で待つ事にした。あぁ…暇だなぁ。。ギター持ってくればよかったなぁ…あ、星歌さんってギター持ってたよな、聞いてみっか
「星歌さんギター貸してください」
「え?あぁ、いいけど」
星歌さんは奥に行きギターを持ってきて俺に渡してきた。
「ありがとうございます。邪魔にならない所で弾いてますね」
俺は誰も座ってない奥〜の席に座りギターを弾き始めた。ちゃんとチューニングを確かめてっと1・2・3
〜♪
『〜夏が来るから海へ行こうよ、ちょっとだけ立ち止まって迷う日もあるけど、凹む毎日取り戻す日々君に会って、笑い合って始まるよ夏休み〜ラ~ラ〜ラ〜♪』
弾いてて思い出したこの曲は結構激しめだった気がする。そして俺は、気持ちよく目を瞑りながらギターを弾いてたから気づくのが遅くなってしまった。隣にぴょこんと虹夏と山田リョウが座りながら聞いていた。俺は気づいて弾くのをやめた。
「え〜!!何でやめちゃうの?」
「虹夏の事待つためにギター借りてただけだからさ」
「そう。もうちょっと聞きたかった」
「嫌だよ、そういう気分じゃないし俺は虹夏に連絡先を聞き忘れたから聞きに来ただけだよ」
「あ、確かにそうだね…そうだったね!あはは…今日の朝だって、連絡先知らなかったから置き手紙になっちゃったしね」エヘヘ
「今日の朝とは?」
「まぁ色々あったんだよ…てか、そんな事より君達2人バンド組んでるんでしょ?練習しなくて良いのか?」
「いや〜…」「……。」プイ
2人の反応が何か可笑しい。うん、本当におかしい。2人しかいないのが問題なのか?それともどっちが下手くそなのか?両方とも俺と顔を合わせようとせず仕舞いだから結局俺には分からなかった。
「虹夏ロイン教えてよ」
「あ、あぁ〜そうだったね!理久と連絡するのにロイン知らなかったら連絡できないもんね〜」エヘヘ
「まぁ、最悪連絡できなくても学校で会えるからいいけどさ」
「はぁぁー!?!?」
「虹夏うるさい。」
「確かに、何に驚いてるの?」
「いや、今理久くんが学校で会えるって言ったから…」
「理久うちの学校に転校して来た。それも私のいる教室。それに私の隣」
「えぇぇぇー!!!?!?」
虹夏は今日も元気ですなぁ〜と俺はホッコリとした気持ちになっていた。それで自然と頭を撫でていた。
「昨日虹夏に内緒って言ったけど、学校で偶然会えばサプライズになると思ったから内緒にしてたんだけどな〜、転校してみたらリョウの教室にってちょっとショック…。」
「そして、もう山田リョウに何も奢らない。」
「えぇぇぇ…。」
「リョウ、もしかして理久くんにまた奢ってもらったの?」
「うん。カレーとプリン食べた」
俺はそんな事より虹夏のロインを欲しかったから自分のロインのQRコードを虹夏に差したら虹夏は息をするようにQRコードを素早く登録した。
「はい、これが俺のロイン。登録よろしく」
「うん、OKだよ!登録完了っと…そんな事より、リョウ。奢ってもらったら駄目でしょ?」
「は、はい…。スミマセンデシタ。」
何故かカタコトで謝った山田リョウ。こいつ…気持ち籠もってないんじゃねぇか?って思うくらいのカタコトに俺は驚きを隠せなかった。
「理久くんもリョウをあまり甘やかしちゃ駄目だよ?」プク
何故か凄い勢いで俺の方にまで火の粉が飛んできた。まぁ虹夏の怒ってる顔可愛いから今俺はこれでも悪い気はしないんだけどね。
「まぁまぁ、虹夏の怒った顔も可愛いけど俺は笑顔の顔がみたいなぁ〜…なんてね」
「え、え〜、し、しょうがないなぁ〜」エヘヘ
俺はリョウにも話を振らないと思い気になることを振ることにした。
「リョウはギター?それともベース?どっち弾いてるの?」
「ベース弾いてる。そして私はベースを弾くのが上手い」
何か自慢された感あるから流す事にした。だってこの子すごいドヤ顔してるんですもん。
「そして虹夏がドラムか…じゃあ、バンドやるんだったギターリストかボーカルが欲しい所だよね〜」
「理久が入ってくれればボーカルもギターも解決するんだけどな…」
リョウは飼い主に捨てられそうになっている犬の様に目をウルウルさせながら訴えかけてくる。俺はそれを見てツボって腹を抱えながら笑ってしまった。
「っぷ!あははははは〜!」
「ど、どうしたの?理久くん」
「い、いや、だってさリョウもこんな顔出来るんだな〜って思ったら…っぷあはははっ!笑えてくるじゃ〜ん!」
「確かにね!」
「じゃあ、理久がバンドに入ってくれたら今なら特典として虹夏を理久にあげる」
「私って景品か何かなの〜!!」
「うん、虹夏は特典。理久は虹夏と仲いいからそれを言ったら入ってくれるかなって思って」
「えへへ〜仲が良いなんて…照れるなぁ////」
「てか、その特典あっても入らないけどな。特典あってもなくても虹夏は俺のだけどな」ダキッ
近くに座ってる虹夏を俺の方に抱きしめリョウにそう宣言した。虹夏の頭の上から湯気が出てたから虹夏を見てみると顔を真っ赤にして意識が飛びそうになっていた。
「ふ~ん。虹夏と理久は付き合ってたのか。て事はもう理久は財布じゃないのか」
「いやいや、俺は誰の財布でもないけど?」
「まぁ…虹夏の為ならやぶさかではないけど…」
「いやいや、そんなの私求めてませんけど?…その気持ちだけで私は嬉しいよ…//」
てか、俺達こんな事してて良いのか?とか真剣に考えてみた。この子達練習しなくて良いのか…とか。音楽をやる奴は金がなくて本当に一握りの人しか成功しないって事を前世の経験で知ってる。だから、目の前でバンド組むって言ってる俺の彼女ともう1人の女の子達は成功できるのか出来ないのかすごく心配になってきた俺、だから少し手伝う事にした。
「唐突だけどさ、今から路上ライブしない?新宿とか、まぁ下北の駅ら辺とかでさ。」
「いいね!なら早く準備しないとね」
「ん〜楽しみにしてる所悪いんだけど…虹夏は路上ライブはきついんじゃないかな?」
「え?何故?って…あぁ〜分かったよ。どうせドラムは運ぶの大変だからとか言うんでしょ…ふーんだ。どうせ私は路上では演奏できませんよーだ!」
虹夏は両頬をプクッと膨らませて拗ねてしまった。でも、ドラムを路上に持ち出してライブしてる人なんて見た事ないんだよな〜。まぁ運び出すのがめんどくさいって言うのが絶対なんだろうけど。
「ごめんな虹夏。路上ライブやるのはメンバー探しも兼ねてだから許してね!てへ☆」ポンポン!!
ウィンクしながら虹夏の頭をポンポンした。うん、凄くこの場しのぎ何だけどどんな反応するのか少し気になったりもする。
「ふ、ふーん。私、そんな頭ポンポンしただけで機嫌が治るようなちょろい女じゃないんだから」プイ
顔を横にそむけて私機嫌悪いですよと示してきた。はぁ…しょうがないなぁって思いリョウに少しだけ言って虹夏の手を掴んで誰もいない場所まで連れてきて虹夏の機嫌を直す事にした。
「虹夏。」
「…なに?」
「あんまり付き合い始めでこんな事したくないけど、虹夏が喜んでくれるならするけど、俺軽い男じゃないからな。……嫌なら拒んでね。」
あの時タイミング悪く出来なかった事をする事にした。でも、まずは優しく抱きしめた。今からする事は多分…初めては女の子だったら緊張するし怖かったりすると思うだから安心するようにと抱きしめた。すると虹夏も俺の背中に手を回し抱きしめ返した。1、2分抱きしめ安心できたと思い抱きしめてた手を虹夏の両肩に置き、この前の様に何も言わず顔を近づけると虹夏も俺が今からする事が分かったのか目を閉じて俺が来るのを待った。そして俺は虹夏に0距離になりお互いの唇は重なった。世間ではこれをキスと言うやつ。すぐに唇は離れお互いに恥ずかしくなった。でも、その前に…
「俺さ、虹夏の事が1番大切に思ってるんだ。だからあまり不安に思わないでほしい。君が不安な顔してるより笑顔の君の顔を見てたい。だから、本当に不満とか不安とかあったりしたら何でも聞いてほしい」
「うん…」
「恋ってさ歳だったり離れてた時間とか関係なくどうしょうもなく好きになってしまったらもうとまらない。そういうもんだと思う、だから虹夏も遠慮せず俺にぶつけてきていいよ。俺はどんな虹夏を受け入れ大好きだから♪」
俺は途中から何言ってるんだろう思ったけど何故だか言わないと駄目な気がしてと思ったら口から思った事を言っていた。俺が喋り終わると虹夏は勢いよく抱きついてきて俺は受け止めるのに精一杯で体勢を崩し転びながら受け止めていた。その時2人の目が合い今度はキスをしてきた。さっきより少し長い触れるだけのキス。
「私も理久くんが大好き!理久くん以外の男に興味ないよ。そして私結構嫉妬深いかもしれないよ」
「うん、俺もだから気にしないよ」
「私って結構めんどくさかったりするかも…」
「うん、どんってこいだよ!」
「それに…」
「それに?」
「私もう理久くんから離れないよ?いいの?」
「うん、そういう約束したの俺だし、俺はそれはそれで嬉しいね」
「だ、だから…だから、私伊地知虹夏は理久の事が大大大大好きーー!!!!」
虹夏は俺の上に座りながら抱きついていた。はたから見たら凄く青春してるようで変な体勢だから誰に見られてないのが幸いって言うのは嘘で、虹夏に抱きしめられてて恥ずかしくて死にそうです。
「俺も大好きだよ!」
「とりあえず路上ライブ行ってメンバー勧誘してくるね」
「うん、STARRYで待ってるね♡」
虹夏は俺の上から降り、俺も立ち上がって虹夏の手を握りみんながいる所に向かった。
「持たせたねリョウ。準備終わっただろうし行こうか」
「うん。でも、大丈夫なの虹夏顔赤いけど」
「う、うん!ちょっと嬉しい事があって…だ、だからリョウ気にしないで」
「それじゃあ星歌さんまだギター借りますね〜」
「行こう、リョウ」
俺はギターとか路上でライブするための道具などを持ち下北沢駅に向かう事にした。
結論から言うと…10分くらいしかライブは出来なかった。だから勧誘も何もできなかったです。多分場所が悪かったのだと痛感しました。路上ライブやりまーす!と宣言しながら人を集めてたら俺が待ってた観客だけじゃなくて警官まできて注意をされて2曲しか出来なかった。でも、10分しか演奏出来なかった割にはまーまーの人を集めれたからメンバーはそのうち集まると期待する事にした。そして、STARRYに帰ると俺とリョウは星歌さんに説教されるのであった。
「路上ライブするならちゃんと許可取るのが普通だろ?お前らは馬鹿化か?」
こんな風に説教が1時間ほど続き頭が痛くなったのでした。
投稿しました。全然上手くないですけどみんなお気に入りしてくれるから嬉しいです。自己満なのに読んでくれてありがとうございます。これからもよろしくお願いします。