ここまでお読みいただいてありがとうございました。
以降では制作段階で考えたものの、ポケモン視点である都合上本編では描けなかった内容について補足します。
***ポケモンの狩りについて
ポケモン同士はお互いに会話が可能です。
また、図鑑説明より、ポケモンがポケモンを狩って(殺して)エサとして食べることも言及されています。
会話が可能な相手を食べるために殺す、というのは、感覚としてはニンゲンでいう殺人と近しいのではないか、というのが今回のお話。
似たような状況ならこちらの世界でもあります。
例えば、昔の奴隷制度。
実際に奴隷制度を体験したわけではないので分かりませんが、恐らくあの世界では奴隷の命はかなり軽んじられていたと思います。
殺すことにも抵抗がなかったのではないでしょうか。
そう考えると、やっぱりお互いに喋れたとしても、普通のポケモンは殺すことに抵抗はないのではないか、という見解でした。
そもそも狩りは生きていくために必要なもの。
狩りができないポケモンは自然淘汰されていくはずという見解もあります。
どちらにせよ、いくら現実と違って狩る相手の感情がわかるからと言って、殺しをためらうポケモンはほとんどいないだろうと考えています。
***サケブシッポの兄妹?
サケブシッポの兄妹という書き方に違和感を覚えた方がいるかと思います。
実際、ゲーム上のパラドックスは性別なしです。
これについては、
パラドックスポケモンの解析が進んでいないから性別の概念がわかっていないだけで、実際には性別はある
と考えることにしました。
サケブシッポがプリンの祖先であるとするなら、少なくとも生殖が行われている。
そしてプリンは有性生殖。
ならサケブシッポも有性生殖をするのが一番自然なのかなと思っています。
ゲーム上と食い違っている点については、ゲーム上がニンゲン視点であり、今回はポケモン視点。
ニンゲンはこのことを知らないから不明としている、というのは不自然ではないです。
もちろんこれは「サケブシッポがプリンの祖先である」という仮定の下成り立っているので、
タイムマシン任意の夢実現説みたいなやつを持ち出されたりして仮定が否定されると瓦解します。
タイムマシンなんてないだろとも思っているのですがそれは後述します。
***「カミねぇ」と呼ぶのは不自然?
「ハバタクカミ」はニンゲンがつけた名前なので
ポケモンがハバタクカミに名前を由来する「カミねぇ」と呼ぶのは違うんじゃないですか?
と自分にツッコまれました。
これについては実際はそう呼んでいないと思っています。
あくまでこのお話は、ポケモン世界であったことを「日本語訳」しているだけ。
例えば、英語圏で「ハバタクカミおねーちゃん」の意味として「Mane-Sis」とか呼んでいたとして、それを日本語訳したらやっぱり「カミねぇ」と書かれるはずです。
ポケモンは実際には「ハバタクカミ」を示す何か別の名前を元にした言葉でカミねぇを呼んでいるはずですが、それをこの話として日本語訳すると「カミねぇ」になります。
この書き方で伝わっているかは自信がないですが……。
また、「ハバタクカミおねーちゃん」は「ニンゲンおにーちゃん」と言っているのと同じなのでおかしいのでは?
と思う人もいるかもしれません。
これに関しては、よくある異種族が出る系のお話を想像して欲しいです。
主人公がニンゲンだったとして、ニンゲン以外の種族が「ニンゲンくん」と呼びかけてその主人公を指すのは違和感があまりないと思います。
このイメージで行くと、ポケモンでも異種族同士は種族名で呼んでいてもいいのかなと思います。
ポケモンでも同じ種族同士では名前をつけているかもしれません。
(あと、小説的には種族名で呼び合っていた方がわかりやすいというメタ的事情も)
***エリアゼロは存在する?
このお話を考える上で一つ疑問がありました。
パラドックスポケモンはどこから来たのか。
あるいは、エリアゼロ/タイムマシンは実在するのか。
ひとまずタイムマシンについて考えることにしました。
僕はポケモンの世界を考える上でいつも3つ仮定をしています。
-並行世界のどこかにある「本当のポケモン世界」を元にポケモンのゲームが作られている
-「本当のポケモン世界」も、基本的な物理法則はこちらの世界と同じ。
-「本当のポケモン世界」はこちらの世界にいくつかの物理法則とポケモンの存在を追加しただけ
これは実際にそうだろうと言いたいわけではなく、単に自分の趣味です。
この仮定に則ると、超常的な現象を起こせてしまう伝説のポケモンの存在がネックになってきます。
時間や空間を捻じ曲げる能力を物理法則レベルの追加で表すのは難しい。
なので、伝説のポケモンや幻のポケモンはそもそもいないと考えることにしています。
こちらの世界でもよく神話の神様を元にしたキャラクターが出てくると思います。あれと同列のイメージ。
という前提の上で、タイムマシンの話に戻ります。
時間を遡れるポケモンはディアルガとセレビィだけ。
どちらも本当のポケモン世界には存在しないポケモンです。
本当のポケモン世界でもニンゲンの科学力はほぼ一緒で、
ポケモンを参考にできる分だけこちらの世界より上回っているだけ。
つまり向こうの世界でも、多分タイムマシンは作れないはず。
実際SVの作中でもタイムマシンの完成より前にパラドックスポケモンはいたようですし。
じゃあハバタクカミは存在しないのかと言われると、そういう意見ではないです。
エリアゼロはあると思っています。
あるというのは、伝説のポケモンと同じ「実在しないけどゲームだから実装した」存在ではなく、本当のポケモン世界に実在する、という意味です。
古代ポケモン未来ポケモンはこちらの世界でいうUMAに近いと思っています。
エリアゼロ自体がこちらの世界でいう深海みたいな、未踏破の場所で。
ニンゲンがまだ見つけられていないものがいっぱいある。
その見つけられていないものの一つがパラドックスポケモンである、という感じ。
ゲーム上は主人公くんが大体エリアゼロの全てを探索するわけですが、本当の世界ではまだまだ未探索(であってほしい)。
こちらの世界でも数十年前までシーラカンスはUMA扱いされていたようですし。
まとめると
-エリアゼロは本当のポケモン世界に存在する。
-パラドックスポケモンはあちらの世界において、存在を疑われているがまだ明らかになっていない
……だと僕の趣味にはよく馴染むなぁ、と思います。
近い将来あちらの世界でハバタクカミがニンゲンに発見される日も来るでしょう。
古代のポケモンはシーラカンスと同じだよね〜〜で全部片がつくのでこのお話的にはいいんですが。
付録的話をすると、未来のポケモンはちょっと困っています。
大体生殖するのかもわからない。
とはいえ、人造ポケモンのポリゴンがメタモンと生殖しているので、DNA的な何かは持ち合わせていてもおかしくないかもしれません。
もしくはなんらかの単為生殖を行なっているのかもしれないですね。
ギアルなんかも大概よく分からないです。
しかしこの辺りは「ポケモンが存在する」という仮定に含むことにしてあまり深く考えないようにしています。
生物学の話を始めようとすると詳しくないのでよくわかりません。
あとがきは以上です。
ここまでお読みいただいてありがとうございました。