戦姫絶唱シンフォギアGinga   作:ベンジャー

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という訳でここで初投稿です。
よろしくお願いいたします。

ちなみに、この作品のギンガは原作のギンガとは違う設定がありますのでその辺りをご注意ください。


1Eve ガングニール、ウルトライブ

とあるドームにてそこでは今日、世界的トップアーティストの2人の少女、「風鳴(かざなり)翼(つばさ)」と「天羽(あもう)奏(かなで)」、「ツヴァイウイング」のコンサートが今日ここで開かれることになっていたのだ。

 

だが……今ここで起こっているのはライブではなく……「悪夢」のような出来事だった。

 

突如、会場を触れるだけで人間を自分諸共炭素分解し、そして殺す存在、大量の「ノイズ」と呼ばれる怪物が現れ、観客達を襲い始めたのだ。

 

まさに「地獄絵図」という言葉が似合う光景だろう。

 

しかし……鎧のようなものを纏ったそのツヴァイウイングの2人、翼と奏が本来は触れられる筈のないノイズ達と平気で戦っていたのだ。

 

その光景を観客席から1人唖然と、一体なにが起こっているのか分からず、困惑したままで固まる少女「立花響(たちばなひびき)」が1人、その場に立ちつくしていた。

 

その時、彼女の足場が崩れてしまいそこから落ちてしまったが幸いどこも怪我は無かった。

 

だがノイズが自分に向かってきていることに彼女は気付き、奏は彼女を守ろうとして響の元に駆け寄り、ノイズの攻撃を槍状の武器で防ぎ、奏は響に向かって「走れ!!」と声をあげる。

 

それに響は急いでその場から逃げようとしたが、その時、ノイズ一体のある攻撃が奏の纏う鎧の一部を破壊し……その破片が響の胸へと突き刺さったのだ。

 

胸から血を流し、倒れこむ響、それを見た奏は目を見開いて彼女の元へと走り寄る。

 

「おい死ぬな!! 目を開けてくれ!! 生きるのを……諦めるな!!」

 

その奏の言葉を聞き、響は閉じていた瞳を弱々しくはあるがゆっくりと開き、彼女にまだ意識があったことに奏は安堵し、彼女を寝かしつけると奏は大量のノイズ達に向かって歩き出す。

 

(何時か、心と身体……全部空っぽにして思いっきり歌ってみたかったんだよな。 今日はこんな大勢の連中が聞いてくれるんだ。 だからあたしも出し惜しみなしで行く。 とっておきのをくれてやる。 『絶唱』)

 

すると、彼女は静かに「歌」を歌った……、最後の、「歌」を。

 

「~♪」

「いけない奏!! 歌ってはダメええええええ!!!!」

 

それを見た翼は青ざめ、悲痛な叫び声をあげるが・・・・・・、それでも奏は歌を歌い続け、歌い終わると……、彼女は口から血を流した。

 

また、朦朧とする意識の中、響は奏の歌を聞いていた。

 

「歌が、聞こえる」

『そうさ、命を燃やす、最後の歌……』

 

すると赤い衝撃波が広範囲に渡って放たれ、ノイズが全て消滅していき、同時にそれは……奏の命が「削れている」ということを意味していた。

 

そこで響の意識は途切れ、奏はその場に倒れこんだ。

 

「か、奏えええええええ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから・・・・・・。

 

響はあのあと手術を受けて一命を取り留め、しばらくの間入院することとなり、自分の親や祖母に心配かけまいと彼女は必死にリハビリに励んでいた。

 

だが、様々な理由によりあの場所の生還者というだけで響や……あの場でノイズの襲撃から助かった人々は批判の対象となっていた。

 

それはノイズの犠牲になった親族だけではなく、自分が通っていた中学校でも他の生徒達などから響は白い目で見られることになったのだ。

 

さらには周りの人間はノイズの犠牲になったのは「響のせい」「響がみんなを殺した」などとバカなことを言い始め、その上、響の家には家中に「お前が殺したんだ」「人殺し」という張り紙が貼りつけられられており、家には時折石を投げ込んで来る輩までいた。

 

それでも、今までと変わらず、自分と接してくれた人が彼女にはいてくれた……。

 

自分の親友「小日向未来(こひなたみく)」ともう1人……同級生の「来元(らいもと)コウマ」であり、この2人が変わらずいてくれたから、自分を支えてくれたから、響は、彼女は心が壊れることは決してなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから、時代は2年後へと進み……。

 

響は未来と共に「私立リディアン音楽院」に入学し、コウマは両親の都合により春休みに入ると同時に海外に引っ越し、そして2年後となった響は今はどうしているかというと現在……。

 

「CD、特典! CD、特典!!」

 

まるであの時の重傷が嘘のように、元気いっぱいに今はソロで活動をしているトップアーティストの「風鳴翼」のCDを買おうとCDショップ一直線に走っており、そしてようやくCDショップに辿り着いたのだが……。

 

そこにあったのは……炭素分解された人間だった。

 

「えっ……? まさか、ノイズ!!」

 

響は瞬時にそれがノイズの仕業であることに気づくが、その時、どこからか少女の悲鳴が聞こえ彼女は急いで少女の悲鳴が聞こえた場所まで駆けだした。

 

そして響はノイズに襲われていた少女を発見し、少女の手を引いて一緒にノイズから逃げだした。

 

しかし、響と少女は道をノイズに防がれてしまい、ノイズから逃れるには自分達の後ろの川を渡り、ノイズのいない向かい側に逃げることだった。

 

響は決心して少女と一緒に川に飛び込み、泳いで反対側まで辿り着くと再び逃げだし、ノイズ達も別ルートで再び響を追いかけることにした。

 

ただ、その時響やノイズ達は気付いていなかったが、その様子を遠くから目撃していた1人の青年がいた。

 

『コウマ、あの少女は……?』

「あぁ、間違いねえ、響だ!!」

 

その青年は海外に行っていた筈の「コウマ」であり、コウマのシャツの胸ポケットから赤いヒーローのようなソフビ人形が顔を出し、コウマは荷物のバックを投げ捨てて急いで響達が渡った川をコウマも飛びこみ、彼女達を追い掛けた。

 

『ゴボボボ!!? こ、コウマ!? なにも泳いでいばばばぐとも!?』

「わりぃ、『タロウ』!! でもこうしないとあいつ等に追いつけねえ!!」

 

その頃、響はというと少女と一緒にある工場の建物の屋上に登って寝そべり、荒く呼吸をしていた。

 

少女は響の方に顔を向け、「死んじゃうの?」と不安そうな声を出したが、響は首を横に振り、「大丈夫だよ」っと少女を安心させるように笑顔で言うのだが……。

 

視線を響が移した直後、目の前に大量のノイズが現れていたのだ。

 

「っ!?」

「お姉ちゃん!!」

 

少女は泣きそうな顔で響に抱きつき、響は強く少女を抱きしめ返す。

 

(私に出来ること……きっとある筈だ!)

 

響は奏から教えられた言葉を叫ぶ。

 

「生きるのを諦めないで!!」

 

その言葉と共に、響の身体から光が放たれ、そして響は「歌」を口ずさんだ。

 

「~♪」

 

さらにこことは別のとある場所の、ある施設にてその光を探知した「特異災害対策機動部二課」の司令官「風鳴(かざなり)弦十郎(げんじゅうろう)」はその探知した光の反応を見て驚きの声をあげていた。

 

「ガングニールだとッ!!?」

 

場所は戻り、響はオレンジ色のアーマーを纏った姿となり、一体自分になにが起こったのか分からず彼女は困惑するしかなかった。

 

「ガング……ニール?」

「お姉ちゃん、カッコイイ!!」

 

少女は目を輝かせて響を見上げ、響は少女を見下ろすとなにかを決意しかのような表情を見せ、少女の手を握りしめる。

 

またそれと時を同じくして、響達の登った建物の下にはコウマが来ており、コウマは上を見上げて彼の目にガングニールを纏った響が映った。

 

『なんだあれは? 不思議な力を感じるぞ、それにあの姿は一体?』

「あぁ、けど響達があぶねえのは変わんねえんだ!!」

 

コウマは短剣のようなアイテム「ギンガスパーク」を取り出し、「タロウ」と呼ばれたソフビ人形以外の人形「スパークドールズ」を1つ、ポケットから取り出し、ギンガスパークの先端をコウマはスパークドールズの足部に押し当てた。

 

『ウルトライブ!! ケムール人!!』

 

1つ目で頭に触角があり、黒い姿をした等身大の宇宙人、「誘拐宇宙人ケムール人」へとコウマは変身し、ケムール人は高速で駆けだしていき、響達を助けるために建物を登って行くのだが……。

 

「~♪」

 

ケムール人の耳に響の歌声が聞こえてきてケムール人は「呑気に歌なんて歌ってる場合かよ!!」とツッコミを入れるが、響は歌いながら少女を抱えてケムール人の真上から落下してきてケムール人を踏みつけた。

 

「ふごおおお!!!?」

 

響はそんなことには気付かず、「歌」を口ずさみながらジャンプし、響はその到底人間とは思えぬジャンプ力に驚いた。

 

「ふえええ!? なに、なに!? っていうか今なにか踏んだ!!?」

 

どうにか着地した響だったが、上からはノイズが落下して来ており、それを響は少女を抱えたまま後ろに飛び退く……、しかし響は近くにあったタンクに背中をぶつけてしまい、落ちそうになるが慌ててタンクに手を掴んだ為、なんとか落ちずに済むのだった。

 

だがそこにタンクとほぼ同じ位の巨大なノイズが出現し、腕を振りかざして響に攻撃して来たが、響はどうにかそれを跳んで躱し、地面に着地するがその時響の肩に誰かが手を乗せてきた。

 

『よお、響、久しぶりだな!!』

「えっ? その声、コウマく……ッ!!」

 

響が振り返るとそこには超ドアップに顔を近づけたケムール人の顔があり、響と少女は顔が真っ青にとなり、2人は悲鳴をあげる。

 

「「きゃああああああああ!!!!?」」

『ぐぼおおおおお!!!?』

 

悲鳴をあげる響はそのままケムール人を思いっきりぶん殴り、殴り飛ばされたケムール人は響に飛びかかろうとしていたノイズを巻きこんで吹き飛ばされた。

 

「えっ? なに? 今の、私がやったの!?」

『ぐうう……、お前だよ、お前が犯人だよ』

 

ケムール人は腹部を抑えながら苦しみながら響を睨みつけるが、響はそこでようやくケムール人の声がコウマだということに気づき、ケムール人の正体がコウマだということに気付いた。

 

「コウマくんなんでそんな気持ち悪い姿に!?」

『気持ち悪いって言うなぁ!! 謝れぇ!! ケムールさんに!!』

 

その時、響に3体、ケムール人に8体のノイズが飛びかかり、2人に襲い掛かってきた。

 

それと今さらだが、ケムール人がノイズに触れられるのはギンガスパークによる影響のためである。

 

『なんか俺の方数多くないっすか!!?』

 

兎に角ケムール人は触角から相手を時空の狭間に飛ばす液体をノイズ達に浴びせてノイズ達を消し去るが、響は3体でも攻撃を躱すのが精一杯であり、どうにか3体のノイズの攻撃は防げたが今度は数を2倍にしてノイズ達は響に再度襲い掛かったが……。

 

『ウルトラ!! 念力!!』

 

突然、ノイズ達が空中停止し、吹き飛ばされてそのノイズは仲間のノイズを巻きこんで倒される。

 

『大丈夫か!?』

「うわ、なに!? 今度は人形!?」

『心配するな、私の名は『ウルトラマンタロウ』 君達の味方だ』

 

しかし、そこにもう2体の巨大なノイズが出現し、その巨大な腕を響達に振り下ろし、ケムール人はみんなを助けに行こうとするがノイズ達がケムール人を阻む。

 

『テメー等!! 邪魔……すんじゃねええええええええ!!!!』

 

その時、ライブしたケムール人の中にいたコウマの持つギンガスパークが変形し、側面にあるスパークブレードが展開され「変身モード」となり、ギンガスパークから青いクリスタルのようなものが身体についた人型のスパークドールズが現れる。

 

『行くぞ、ギンガ!!』

 

コウマは「ギンガ」と呼んだスパークドールズを手に持ち、ギンガの足部をスパークドールズの先端に当てる。

 

『ウルトライブ!! ウルトラマンギンガ!!』

 

ケムール人から青い光が現れ、ケムール人はスパークドールズに戻るがその場にコウマはおらず、その光から1人の巨人が現れる。

 

そして振りかざしたノイズの腕をその巨人……「ウルトラマンギンガ」が片手で受け止め、その巨大ノイズを蹴り飛ばした。

 

『シェア!!』

 

今度は巨大ノイズBと巨大ノイズCがギンガに攻撃を仕掛けてくるがギンガはジャンプして2体の巨大ノイズの背後に回り込み、後ろから巨大ノイズBに掴みかかって巨大ノイズAの方へと投げ飛ばし、巨大ノイズ2体はぶつかり合って倒れこむ。

 

そこに小型のノイズ達が槍状に変形してギンガに攻撃してくるが、ギンガは手をかざして障壁「ギンガハイパーバリヤー」を張り、ノイズの攻撃をいとも簡単に防いだ。

 

『デアアアッ!!!』

 

ギンガは巨大ノイズCに駆けだして行き、拳を巨大ノイズCの顔面に叩きこんだ後、巨大ノイズAとBに向き直る。

 

そしてギンガは全身のクリスタルを黄色く輝かせ、頭上に発生させた雷の渦を敵に向かって投げつける電撃光線「ギンガサンダーボルト」を2体の巨大ノイズに繰り出した。

 

『ギンガサンダーボルト!!!』

 

ギンガサンダーボルトを喰らった2体の巨大ノイズは空中まで吹き飛ばされ、空中で爆散し、炭素と化した。

 

ギンガの戦いを見ていた響はギンガの背中を見つめ、そして少女と声をあわせ……「カッコイイ」と目を輝かせていたのだった。

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