戦姫絶唱シンフォギアGinga   作:ベンジャー

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18Eve 優しい歌を

「嘘……ですよ、だってあの時了子さんは……」

 

響は「信じられない」といった表情でマリアを見つめており、かつてのフィーネである「櫻井了子」がフィーネではなく「櫻井了子」として響に託した言葉を彼女を思い返した。

 

『胸の歌を、信じなさい』

 

あの時の彼女は、確かにフィーネではなく「了子」として響にその言葉を託した。

 

「じゃあ、アーティストだったマリアさんの魂は……」

「さて、それは自分も知りたい所ですね……」

 

ウェルは目を怪しく光らせてマリアを見つめ、マリアは檻の中に入っているネフィリムへと目を映す。

 

(ネフィリムを死守出来たのは行幸……。 だけどこの場合は次の一手を決めあがねられるわね)

 

そこで翼が海から飛びあがり、海を走ってマリアの方へと一直線へと向かいアームドギアをマリアに振りかざしたがマリアはそれを避け、上へと跳びあがった翼はアームドギアを巨大化させて放つエネルギー刃「蒼ノ一閃」をマリアへと繰り出した。

 

「甘く見ないで貰おうか!!」

 

しかし、マリアはマントを操って翼の攻撃を遮り、マリアはそんな翼を睨みつけて「甘くなど見ていない!!」と返した。

 

翼は巨大化させたアームドギアをそのままマリアに振るうがマリアはそれを避けてマントで翼を弾き飛ばし、彼女は現在の二課の本部である戦艦に激突したがどうにかその上に着地することが出来た。

 

マリアはネフィリムの入ったケースを空中へと投げ飛ばすとなぜかそのケースがなにかに吸い込まれるように消え去り、マリアも戦艦の上へと降り立ち、槍型の「アームドギア」を構える。

 

「だから私は、こうして全力で戦っている!!」

 

マリアは「歌」を口ずさみながら翼へと跳びかかり、アームドギアを振るい、翼もアームドギアを振るって互いの武器を何度もぶつけ合わせた。

 

一度翼はマリアから離れ、アームドギアを構えて再び向かって行き、マリアはマントを操って翼を攻撃するが翼はそれを避けながら接近し、アームドギアを振るったがマリアのアームドギアとマントにより弾き返される。

 

さらにマントを渦状に高速回転させて翼に向かって行き、翼はアームドギアを振るうも弾き返され、真上ならば無防備だと考えた彼女は跳びあがって頭上からマリアを狙う。

 

しかし、その閉じていた中央が開きマリアはアームドギアを突き出して翼はどうにか防いだが弾き飛ばされた。

 

それからも翼はマリアの攻撃を回避、そこで二課から連絡が入り、マリアの攻撃によりこの戦艦にダメージが入り、このままでは故障して沈んでしまうと伝えられ、マリアを戦艦から振り払うように指示が送られた。

 

苦い表情をしながらも彼女はアームドギアを捨てて足部のブレードを展開し、逆立ちして回転し繰り出す「逆羅刹」を繰り出し、マリアはアームドギアで弾く。

 

「勝機……!」

「ふざけるな!!」

 

マリアはそう言ってアームドギアで翼を弾き飛ばし、翼はどうにか足場に着地するがその際に足を痛めてしまい、その隙を狙ってマリアが襲い掛かるが翼はアームドギアを取り出し、尻柄をマリアに突きつけようとするもマリアもアームドギアで翼を弾き飛ばした。

 

「ぐああああっ!?」

「あいつ、なにを!?」

「最初に貰ったのが効いてるんだ!」

 

クリスと響がマリアと翼の戦いを見守り、クリスは翼になに苦戦しているのだと思ったが、響の言葉で最初に喰らった一撃が苦戦の原因になっていることに気付いた。

 

一方でギンガとジャンナイン、イフとゼロダークネスの戦いもギンガとジャンナインが苦戦していた。

 

ギンガと拳とゼロダークネスの拳が激しくぶつかり合い、ゼロダークネスはギンガの腹部に素早く蹴りを叩きこみ、くの字に曲がったギンガにすかさずアッパーカットを決める。

 

『ウアアアッ!!?』

 

殴り飛ばされて倒れこむギンガにゼロダークネスは腕をL字に組んで放つ光線「ダークネスゼロショット」を放つ……、しかし、ギンガは青い光を身に纏い、ギンガは超高速で動きゼロダークネスの光線を避け、ゼロダークネスの背後に廻り込んだ。

 

『なっ!?』

 

ゼロダークネスはそのことに驚いて後ろに振り返るとギンガの容赦ないアッパーカットが顎に炸裂し、殴り飛ばされるがゼロダークネスはその反動を利用して空中へと飛び立つ。

 

『逃がさねえぞ!!』

 

ギンガは再び青いオーラを身に纏って超高速でゼロダークネスの目の前に現れ、ゼロダークネスに目に止まらぬ速さで繰り出す高速キックを繰り出し、それに対しゼロダークネスも目に止まらぬ速さで繰り出す高速パンチを炸裂し、ギンガとゼロダークネスの高速キックと高速パンチが激しく激突し合った。

 

ジャンナインもイフに掴みかかるがイフはジャンナインを投げ飛ばし、ギンガクロスシュートを連続発射し、ジャンナインは腕でガードして攻撃を耐える。

 

しかし、イフは腹部からジャンバスターを今度は放つとジャンナインに直撃し、ジャンナインは地面へと倒れこむ。

 

「くっそ、ジャンナイン!! せめてあの黒いウルトラマンだけでも攻撃して援護を……!!」

 

そう言ってクリスはボーガンのアームドギアを2つ取り出し、マリアとゼロダークネスに向けて狙いを定めるが……。

 

(では……こちらもそろそろ……)

 

ウェルが心の中でそう思ったその時、どこからともなく小型鋸が響とクリスの方へと飛んできて響とクリスはそれらをどうにか避ける。

 

さらにこれまたどこからともなくシンフォギアを纏った切歌が「歌」を口ずさみながら鎌型のアームドギアを構えて現れ、アームドギアをクリスへと振りかざしてくる。

 

それをクリスは高く跳びあがって回避し、何度もアームドギアをクリスに振るうがクリスはそれらの攻撃を全て避ける。

 

続いて同じくシンフォギアを纏った調が現れ、アームドギアから小型鋸を大量に射出して攻撃する「α式 百輪廻」を放つが響はそれらを全て叩き壊して防ぐ。

 

だが、調はアームドギアから巨大な円状の刃を形成し、内側に乗り高速で突進する「非常Σ式 禁月輪」を響に向けて炸裂させようとするが響は間一髪その攻撃を避ける。

 

一方で切歌はアームドギアでクリスを叩きつけ、地面へと倒れこみ、そこに響が急いで駆けつける。

 

「クリスちゃん! 大丈夫!? クリスちゃん!!?」

 

調はその隙にソロモンを回収し、ウェルは助けてくれたことに感謝の言葉を送るが……。

 

「助けたのは、あなたの為じゃない」

「やあ、これは手厳しい!」

 

響はクリスに肩を借りて立ち上がり、クリスは「適合係数の低下で身体がまともに動かねえ」と呟いた。

 

それよりも、切歌と調は一体どこから現れたのか、響は辺りを見渡した。

 

その頃、翼とマリアの方では……、見た所では翼の方が疲労しているように見えるが実は先程翼がギリギリに入れた一撃、それがマリアにそれなりのダメージを与えており、彼女自身も苦しそうな表情を浮かべていた。

 

(こちらの一撃にあわせてくるなんて……。 この剣、可愛くない)

(……、少しずつだが、ギアの出力が戻っている。 いけるか?)

 

少しすると既に立ち場が逆転しており、翼は力が回復し、マリアは逆に体力が落ちていた。

 

するとそこにナスターシャからマリア達に連絡が入り、「ギアの出力が落ちています」という報告を受け、戻るように指示を送られた。

 

「ぐっ、時限式ではここまでなの!?」

 

それを聞いた翼はかつての相棒である……「天羽奏」のことを思い出した。

 

時限式……それは奏と同じ状態のものである意味奏が死んでしまった原因ともいえるもの。

 

「まさか、奏と同じリンカーを……」

 

その時、空中から突然巨大なヘリが出現し、マリアはそれから出ているロープに掴まって撤退の準備へと入る。

 

同じ頃、響は調と切歌に一体なにが目的なのかと問いかけていた。

 

「正義では守れないものを、守るために……」

「えっ……?」

『おーい、答えになってねーぞ~』

 

ゼロダークネスと戦っていたギンガが調にそうツッコムが断然無視であり、ゼロダークネスからは「ツッコム暇あんのか!!」と言われながら顔面を殴りつけられていた。

 

『だって答えになってねーじゃねーか!! ちゃんと答えろっての!!』

 

ギンガはゼロダークネスを殴りかかるがゼロダークネスはギンガの拳を掴みあげる。

 

『答える必要はねえ!! 答えたって、お前には関係ない!! 『夢』という空想ばかり見ているお前にはなぁ!!』

 

ゼロダークネスはそう叫びながらギンガの腹部を蹴りつけようとするが……ギンガはそれを片腕で防いだ。

 

『いいや関係あるね!! 俺とお前等は……友達じゃねえが……もう知り合いだからな!! なにより俺は夢をそうやって勝手に誰かの夢を否定してるような奴が許せねえ!! だから俺は……! なんでお前がそうなったのか知りたい!! 以前にも、お前と似たようなこと言ってやがる奴がいたからな!!』

 

ギンガは一度ゼロダークネスから離れると腹部に拳を叩きこみ、ギンガの言葉を聞いていたクリスは照れ臭そうにしていた。

 

そしてヘリのロープを切歌はウェル博士を掴んだ状態で手に取り、調もロープに手を取って飛行戦の中へと戻って行き、クリスは響から離れて駆けだし、アームドギアをスナイパーライフルに変形させる。

 

「ソロモンの杖を返しやがれ……!」

 

スコープで狙いを定めるが……ヘリはステルス機能を使い、肉眼からもレーダーからもヘリは透明になり、消え去ってしまうのだった。

 

『今日はここまでらしいな。 それと、俺は俺が夢を否定している理由なんて、さらさらねえからな。 あばよ』

 

ゼロダークネスは高速で空へと飛び立つと、ギンガは追いかけようとするがジャンナインがイフに苦戦しているのを見て追いかけるのを辞め、ギンガはイフへと跳び蹴りを繰り出す。

 

しかし、イフは腹部からジャンバスターをギンガに放って撃ち落とし、後ろからジャンナインがイフに掴みかかるがイフはジャンナインを振り払う。

 

「はあ、はあ、くそったれ、まだあっちがありやがる……。 待ってろよ、コウマ、ジャンナイン!!」

 

クリスはガンパットを操作してジャンナインのコックピットに乗り込むと倒れこんだジャンナインを置きあがらせ、ジャンナインはイフに掴みかかり、ギンガも同じようにイフに掴みかかって抑えつけようとするがイフはあっという間にギンガとジャンナインを振り払った。

 

既にギンガのカラータイマーも激しく点滅し、時間が残り少ないことを知らせていた。

 

『クッソ!! どうすればいい!!? どうすればこんな奴に勝てる!?』

 

倒してもすぐに再生する上にその倒した技をコピーする能力、この能力がある限りイフを完全に倒すことなどほぼ不可能に近かった……。

 

だがそこで思った、ならば「倒す以外の方法で大人しくさせるのはどうだろうか?」ということに。

 

そう思ったギンガは全身のクリスタルを緑色に輝かせ、相手の頭上から浴びせる鎮静光線「ギンガコンフォート」を発動させる。

 

『ギンガコンフォート!』

『グルルルルル!! グアアアアアアアアアアアア!!!!!』

 

しかし、イフはギンガコンフォートを打ち砕き、右腕の剣を振るって蒼ノ一閃をジャンナインとギンガに炸裂し、ギンガとジャンナインは地面に倒れこむ。

 

「来元! 雪音!!」

「このままじゃ2人が……、でも、攻撃すれば相手は強くなるしどうすれば……。 あっ、タロウさんならなにか知ってるかも!!? タロウさーん!!」

 

響がタロウを呼ぶとその呼びかけに応えてタロウが彼女達の目の前に現れ、響は早速タロウになにかあの怪獣に弱点がないかを問いかけた。

 

『ふむ、しかし、あの怪獣……どこかでも見たような……! はて、どこだったか……?』

「えぇ!? ちょっとこんな時に忘れないでくださいよ!!?」

『いや、待て、確か……』

 

そうこうしているウチにギンガの身体が半透明になり、時間制限がかなり近いことを知らせていた。

 

そんな時だ、コウマの持つギンガスパークから青いウルトラマンのスパークドールズが出現し、コウマの手に握られた。

 

『このウルトラマンは……。 そうか、タロウから聞いたアンタならどうにか出来るかもな!!』

 

コウマはそのスパークドールズをギンガスパークの先端に押し当て、立ち上がったギンガの身体が光輝くとギンガの姿が変わり、ギンガは青い巨人……、慈愛の戦士「ウルトラマンコスモス・ルナモード」となった。

 

『ウルトライブ! ウルトラマンコスモス!』

「青い……ウルトラマン?」

『シェア!!』

 

コスモスはファイティングポーズをとり、イフがコスモスに向かって剣を振りかざすがコスモスはそれを左手で受け流し、右の平手をイフに叩きこむ。

 

イフはギンガクロスシュートをコスモスに3連射で放つがコスモスは高速で動いて光線をかわし、コスモスは高速移動でイフを翻弄する。

 

そしてコスモスはイフの背後に立ち、イフに掴みかかって振り返らせてると両手でイフの腹部を何度も叩きつけ、イフは右腕の剣を振るうがコスモスは右腕を掴んで背負い投げを繰り出し、イフを地面に叩きつける。

 

『グアアアアア!!!』

 

立ちあがったイフは何度もコスモスに接近戦で攻撃を仕掛けるがコスモスは全ての攻撃を受け流し、しばらくするとイフは若干疲れを見せ始め、動きが鈍くなり始める。

 

そしてコスモスはイフから一度離れると倒れこんでいたジャンナインに手を差し伸ばし、コックピットのクリスがコスモスの顔を見上げるとコスモスは頷き、ジャンナインはコスモスの手を取って立ちあがらせる。

 

『……クリス、あとは君がやるんだ』

「はあ!? ってかお前誰だよ!?」

 

コスモスから、ギンガでも、コウマでもない声がクリスの耳に届き、彼女は戸惑いを隠せなかった。

 

『君の夢なんだろう? 歌で世界を救う。 これがその、第一歩だ』

「なんで歌なんて……、歌であいつを倒せんのかよ?」

『倒すんじゃない。 救うんだ、闇の心につけ込まれている誰かを。 夢を……追いかけて?』

 

コスモスがそう語ると、クリスは戸惑いつつではあったが……彼女は息を吸い、「歌」を「ウルトラマンコスモス~君にできるなにか~」を歌い出した。

 

「……~♪」

 

さらにコスモスは相手の感情を静めて大人しくさせる興奮抑制光線である右掌を前に突き出して放つ「フルムーンレクト」をイフへと放ち、こちらに接近して来るイフが動きを止め、大人しくなっていく。

 

『ハアアアアア……!!』

(怪獣が大人しく……? いや、それだけじゃない、あの怪獣が変化してく……)

 

イフは光線技やミサイルなどで攻撃すればするほどそれをコピーし、強化されていく。

 

しかし、光線などを喰らっている間はその光線が終わるまで完全にコピーすることはできない。

 

そこでコスモスはコピーされるかもしれないとあえて分かってフルムーンレクトを放ち、一度イフの動きを止めたのだ。

 

その隙にクリスの歌声をイフへと聞かせ、段々とイフは大人しくなっただけではなく、身体から縦笛やピアノといった楽器のようなものが生え、姿も金色に輝いて行き……、凶悪な姿から輝かしく美しい姿へと変わって行く。

 

(これが、あのウルトラマンの力?)

『これは、コスモスの力じゃない。 君の力だ、僕はただ、怪獣を大人しくさせてるだけ……』

 

クリスがなにを考えてるのか悟ったのか、コスモスはクリスにそう言い、コスモスは彼女に向かって頷いた。

 

やがて、イフは完全に大人しくなり、イフの中にあったダミースパークが粉々に砕け、ライブしていた人間は元の姿に戻った。

 

その時の人間の表情はとても幸せそうな顔をしていた。

 

「あたしが……歌で……?」

 

クリスは自分の歌でダミースパークを砕いたことが信じられず、目を疑っていたがコスモスは頷き、そしてコスモスは消え去ってコウマの姿へと戻り、クリスもジャンナインから降りてジャンナインをジャンスターにして宇宙へと返したのだった。

 

「クリス……うぐッ」

 

コウマは苦しそうな表情を見せて倒れそうになるがそれをクリスが支える。

 

「やったな、クリス……」

 

コウマはそう言ってクリスに微笑み、彼女は顔を赤くしつつ、コウマに微笑み返して「あぁ」と応えるのだった。

 

「でも、まだソロモンの杖を取り返してない。 だからまだ素直に喜べねえよ……」

「そうか、でも……必ず取り返そうな」

 

クリスの頭を撫でるコウマ、クリスは「やめろ」とコウマの手を払いのけ、彼もクリスの言う通り頭を撫でるのはやめたが今度は代わりに彼女を抱えて(お姫様抱っこして)歩き出した。

 

「わあ!!? なにしやがんだテメー!!?////」

「ふふーん♪ いっぺんクリスをこうやってお姫様抱っこしてみたかったんだよねー♪」

 

その後、クリスは翼と響にこの場面を見られて顔全体を真っ赤にしたとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、マリア達のヘリの中では切歌がウェルを殴り飛ばしており、彼女はウェルに掴みかかった。

 

「下手打ちやがって! 連中にアジトを抑えられたら計画実行までにどこで身を潜めればいいんデスか!?」

「おやめなさい、こんなことをしたってなにも変わらないのだから」

 

マリアはそう言って切歌を落ちつかせ、そこにモニターからナスターシャが顔を出す。

 

『虎の子を守りきれたのが勿怪の幸い、とはいえ、アジトを抑えられた今ネフィリムに与える餌がないのが、我々にとっては大きな痛手です』

「今は大人しくても、何時またお腹を空かせて暴れ出すか分からない」

 

調は大人しく眠っているネフィリムを見つめ、これからどうするべきかを考えた。

 

そんな時、零無が腰を降ろし、ネフィリムを見つめていると……。

 

「こうして大人しくしてればなんか可愛く見えるな、ネフィリム」

「「「!!!?」」」

 

そう発言した零無にマリア、調、切歌は驚きの表情を見せ3人とも「えぇ~!?」と心の中で若干引いていた。

 

「持ち出した餌こそ失えど、全ての策を失った訳ではありません……」

 

そのウェルの言葉に一同は首を傾げるのだった……。

 

「アジトを抑えられ、ネフィリムを正常させるのに必要な餌、聖遺物の欠片もまた敵の手に落ちてしまったのも事実です。 本国の研究機関より持ち出した聖遺物も残りわずか。 遠からず補給しなければなりませんでした」

 

ウェルはそう自慢げに話すが、零無はちゃんとその対策は出来ているのかとウェルに問いかけた。

 

「……そういう風に余裕ぶっこいてるけどよぉ、対策はしっかりと考えてんのかよ杉田博士?」

「ウェルです、なんですか杉田博士って。 まあ、対策などという大げさなことは考えていませんよ、今時聖遺物の欠片なんてその辺にゴロゴロ転がっていますからね」

 

ウェルは僅かに笑みを浮かべながら切歌と調の持つシンフォギアのペンダントを見つめ、調はまさか自分達の聖遺物をネフィリムに食べさせるのかと思ったが……流石のウェルもそこまでバカじゃない。

 

「だったら私が、奴等の持っているシンフォギアを……」

 

マリアがそう言った直後、切歌が「それはダメです!!」と否定した。

 

「絶対にダメ、マリアが力を使う度にフィーネの魂がより強く目覚めてしまう。 それは、マリアの魂を塗りつぶしてしまうということ、そんなのは絶対ダメ……」

「っ、2人とも……」

 

マリアは申し訳なさそうな表情を浮かべ、零無はそんなマリアになにか声をかけようとしたが……、なにも言葉が思い浮かばず、黙りこんでしまう。

 

(クソッ、肝心な時に俺はなにもしてやれないのかよ、こいつ等に……!)

 

その後、ウェルが「なら、どうします?」と切歌と調に問いかけると切歌はハッキリと言い放った。

 

「私達がやるデス!! マリアを守るのは、私達の戦いデス!! それまで零無はマリアやマムを守ってあげてくださいデス!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方で戦艦の方ではコウマ達が戦艦の上に座り込んでおり、そこに弦十郎が出てくる。

 

「無事か!? お前達……!」

「師匠……! 了子さんと、例え全部分かり合えなくともせめて少しでも通じあえたと思ってました。 なのに……」

 

響は暗い顔をして顔を俯かせるが……。

 

「通じないなら通じあうまでぶつけてみろ! 言葉より強いもの、知らぬお前達ではあるまい!」

「……言ってること、全然分かりません。 でも、やってみます!!」

 

響はそう言って暗い気持ちを入れ替え、するとコウマが「あっ!」と声をあげた。

 

一体どうしたのかと響達が問いかけるとコウマは響に笑いかける。

 

「そうだよ、マリアさんが本当にフィーネかどうかなんて分からないんだからな!」

「……うん、そうだね、確かにそうだよね!! まだ確実とは言えないんだもん!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、指令室へと戻った弦十郎は斯波田からマリア達について分かったことを弦十郎に報告していた。

 

「では、自らフィーネと名乗ったテロ組織は、米国政府によって所属していた科学者たちによって構成されていると?」

『正しくは米国連邦聖遺物研究機関、『F.I.S』の一部職員が考察を離れ暴走した集団ということらしい』

 

それと、これはあくまで噂であるのだがF.I.Sというのは日本政府の情報開示以前より存在しているとのこと。

 

「つまり、米国と通謀していた彼女がフィーネが由来となる研究機関という訳ですか」

 

緒川は斯波田の言葉をそう解釈した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして今日この日は、リディアン音楽院の学際の日。

 

この日は生徒では無い一般人もリディアンに入ることが普通に許されているため、切歌と調は余裕で潜入することが出来た。

 

なのだが……切歌と調はタコ焼きを買って切歌はニコニコと楽しそうにそれを頬張っていた。

 

「楽しいデスな~! なにを食べても美味しいですよ!」

「じー」

「あっ、なんですか調?」

 

調がこちらをじーっと見つめていることに気付いた切歌は調と一緒に人気のない場所に行き、調は切歌に本来の目的を忘れたのかと問いかけた。

 

「う、分かってるデス! これもまた、捜査の一環なのデス!」

「捜査?」

「人間誰しも、美味しいものに引き寄せられるものデス! 学院内の美味いものマップを完成させることが捜査対象の絞り込みには有効なのデス!」

 

そう言って切歌は学園内のマップを取り出すが調は頬を膨らませて切歌を睨みつけた。

 

「……心配しなくても大丈夫デス、この身に課せられた使命は一秒だって忘れていないデス」

 

そんな時、切歌の後ろを翼が通りかかり、調は「キリちゃんカモネギ!」と翼を指差して彼女を追いかけて行こうとするがそれを切歌が慌てて引きとめる。

 

「作戦の心の準備も出来てないのに、カモもネギもないデスよ!」

 

その後、切歌と調はこっそりと翼の後を付けて行き、翼は2人の気配に気付いたのか立ち止まって振り返るが……そこに誰もいない。

 

切歌と調が慌てて学校の柱に隠れたのだ。

 

確かに気配を感じたのに、誰もいないことに翼は「んっ?」と首を傾げた。

 

翼は背後に気を配りつつ、その場を歩き去ろうとするがその時コウマの腕を掴んだクリスがいきなり飛び出してきて翼とぶつかり、3人は尻もちをついた。

 

「クリス~! なんでそんな早く逃げるんだよ? ほら、おかげで誰かと……って翼さん」

「またしても雪音か! それに、来元も一緒か。 なにをそんなに慌てて……!」

 

翼がそう問いかけるとクリスは「追われてるんだ! さっきから連中の包囲網が少しずつ狭められて……!」と応えた。

 

「雪音も気付いていたか、先刻より先程からこちらを監視しているような視線を私も感じていた所だ」

「あー、翼さん? 多分クリスが言ってるのは前回と似たようなことだと思うんですけど……」

 

コウマの言葉を聞いた翼は「えっ?」と首を傾げ、するとそこにクリスのクラスメイトの女子3人がクリスの元へと駆け寄って来た。

 

「お願い! もう時間がないの!!」

「……えっ?」

 

その後、クリスはその3人に連れられて歌合戦の会場に連れて行かれ、クリスはコウマに助けを求めたが……。

 

「頑張って行って来い! 俺も後で行くから!」

 

と満面の笑みで後押しされるのだった。

 

それからコウマと翼は歌合戦の会場に足を運ぼうとしたのだが……その時、タロウがコウマの目の前にいきなり現れた。

 

「おぉ!? タロウ、いきなりビックリするだろ」

『すまんコウマ! しかし、怪獣が現れたのだ! 怪獣がこのまま真っ直ぐ来れば……リディアンに被害が及ぶ可能性がある!』

「なに!?」

 

それを聞いたコウマは頷き、ギンガスパークとスパークドールズを取り出し、ギンガスパークの先端にスパークドールズを押し当てる。

 

『ウルトライブ! メルバ!』

 

両腕が鎌になっている鳥のような怪獣「超古代竜 メルバ」にライブし、空へと飛び立つと怪獣のいる場所へと一直線に向かって行った。

 

そしてしばらくするとタロウの言っていた怪獣……というよりも悲しみ、怒り、喜びの顔が3つあるロボット、「三面ロボ頭獣 ガラオン」が真っ直ぐリディアンに向かってきていた。

 

『オイ!! 止まれ!!』

 

メルバが目から放つ光線「メルバニックレイ」をガラオンの足元に撃ちこみ、一度ガラオンは動きを止める。

 

『なんだ貴様! 俺の邪魔をするな!』

『邪魔してんのはどっちだ!!』

 

メルバはそう言うと空中からガラオンに向かって接近し、鎌をガラオンに振りかざそうとするがガラオンは怒りの顔から放つ赤い光線をメルバに撃ち、メルバを撃墜する。

 

撃墜されたメルバはどうにか起きあがるがガラオンが続けて赤い光線をメルバに放つ、だがメルバは跳びあがって光線をかわし、そのまま一気にガラオンに接近すると両腕の鎌でガラオンを斬り付けた。

 

『ぐおおっ!? くっそぉ! 絶対にあの学院の学際なんてぶっ壊してやるからな!』

『はあ!? お前それが狙いなのか? なんで……!?』

『それは……それは俺が学際とかそういうの嫌いだからだよ!!』

 

ガラオンは身体を横回転に高速で動かし、メルバに向かって突撃してメルバに激突し、メルバは地面へと倒れこむ。

 

『だって学際ってなんかアレじゃん? 作業とかする時とかさ、女子と一緒とかの場合あるじゃん? それでなんか優しくされてさ思うじゃん? 『アレ? ひょっとしてこいつ俺のこと好きなんじゃ?』って。 んで、いざ告白したとなるとフラれて……。 じゃあなんで優しくしてくれたんだよ!? その気になんじゃん!! だから俺は学際とかが嫌いなんだ、だからぶっ潰してやるんだああああああああ!!!!』

『うわっ、台詞長い上に下らねえ』

 

ガラオンはメルバのその言葉にプチンとキレてメルバに向かって突撃して来るが……その時、ギンガスパークのブレードが展開し、ギンガのスパークドールズが現れ、ギンガスパークの先端をギンガのスパークドールズに押し当てる。

 

『クリスの初めての学際、壊させる訳にはいかねえ! だから頼むぜ、ギンガ!!』

『ウルトライブ! ウルトラマンギンガ!』

 

挿入歌「ウルトラマンギンガの歌」

 

メルバは「ウルトラマンギンガ」の姿へと変わり、ギンガは突進して来たガラオンを蹴り飛ばした。

 

『シュアッ!!』

 

蹴り飛ばされたガラオンは倒れこんだがすぐに置きあがり、身体を横に高速回転させ、青、赤、黄の光線を何発もギンガに放ってくる。

 

しかし、ギンガは光線を右手をかざして作り出すバリアで防ぎ、そのまま光線を押し返す。

 

『ぐああああああッ!!?』

『シュア!!』

 

さらに飛び上がってギンガはガラオンの目の前にまで迫るとガラオンの顔面に拳を何発も叩きこみ、ガラオンの腕を掴んで投げ飛ばす。

 

ガラオンはどうにか起きあがり、ギンガに向かって突進して来るがギンガには余裕でかわされ、その上足をつまずいてすっ転んでしまう。

 

『これでトドメだ!!』

 

ギンガは全身のクリスタルを青く輝かせ、ギンガクロスシュートを放つ体制へと入る……しかし……。

 

起きあがったガラオンは喜びの顔から黄色いガスをギンガに向けて発射し、ギンガはそれを喰らって地面に倒れこみ、腹を抱えて笑い転げてしまった。

 

『アハハハハ!! アハハハハ!!』

 

ギンガが動きを止めた所にさらにガスを放ち、ギンガはさらに笑い転げてしまう。

 

『アハハハハ!! やば、ヤバいイイイイ!! アハハハハ!! このままじゃ、笑い死ぬ……!!』

『ま、まずい、このままでは……!』

 

その様子を遠くから見ていたタロウは一度リディアンにテレポートで戻り、翼の元へと現れる。

 

「あっ、タロウ? 来元はどうだった?」

『まずいぞ、翼! このままでは……! ギンガが笑い死ぬ!!』

「……はっ?」

 

翼はタロウからガラオンの笑気ガスのせいで笑いが止まらず、このままではギンガが笑い死ぬ可能性があると説明し、翼はどうすればいいのか考えた。

 

援護に行くにもクリスは初めての学際ということで呼ぶ訳にはいかないし、響にも今はこういった安らぎの時間が必要だと考えた。

 

「仕方がない、私が行こう」

『しかし、君1人では……!』

「立花には今はこういった時間が必要だろう? それに雪音には初めての学際を楽しんで貰いたい。 2人のためにも、ここは私が行くべきだろう?」

 

翼はそう言ってタロウに微笑み、タロウにテレポートでギンガの元に連れて行くように頼み、タロウは「すまない」と謝って彼女と一緒にギンガの元までテレポートし、ギンガの元へと辿り着くと彼女はシンフォギアを纏おうとするが……。

 

「ちょっと待って!」

 

そんな彼女の前に、七瀬リサが呼びとめた。

 

「君は……?」

「幾らシンフォギアを纏っても、あの笑気ガスを喰らうのは困難よ」

 

それを聞いた翼は「ではどうすれば……!」と悩んだ……、だがリサは「大丈夫」と翼に優しく声をかける。

 

「あなたの後輩たちを守る戦い、その心の強さに、『彼等』は応えてくれる」

「彼等……?」

 

その時、リサの手にコウマと同じ選ばれし者の紋章が浮かび上がり、それから青いクリスタル状のギンガスパークが現れ、翼の手に渡った。

 

そしてリサは赤と青の身体を持つ胸に金色のプロテクターがあるウルトラマンのスパークドールズを翼に投げ渡し、彼女は翼に向かって頷いた。

 

「ギンガと、彼……。 戦って!」

「あぁ、言われずとも……!」

 

翼は青いギンガスパーク、「ギンガライトスパーク」を構えるとその先端にリサに渡されたスパークドールズを押し当てる。

 

『ウルトライブ! ウルトラマンダイナ!』

 

そして、ガラオンが笑気ガスをギンガに放ちながら接近し、トドメを刺そうとしたその時……!

 

『ショワッ!!』

 

赤と青、金色のプロテクターがついた巨人「ウルトラマンダイナ・フラッシュタイプ」がガラオンを現れると同時に蹴り飛ばした。

 

ダイナはガラオンの腕を掴んで投げ飛ばし、地面に倒れこむガラオンの上に馬乗りとなり、チョップやパンチを叩きこむがそこは悲しみの顔のある場所でガラオンは青い光線をダイナに喰らわせ、吹き飛ばされる。

 

『ウアアッ!?』

 

そこに回復したギンガも立ちあがり、ギンガはジャンプして勢いのつけたパンチをガラオンに叩きこみ、さらに廻し蹴りをガラオンに喰らわせた。

 

『無事か、来元!?』

『えっ、その声……まさか翼さん!?』

『あぁ、それよりも、あいつを倒すぞ!!』

 

ギンガはダイナの言葉に「はい!」と頷き、ギンガとダイナは駆けだして2人でガラオンの腕を掴みあげ、2人同時に蹴りをガラオンの顔に叩きこむ。

 

フラつくガラオンだが、ガラオンは喜びの顔を向けて笑気ガスをダイナとギンガに放つ。

 

だがギンガもダイナも笑気ガスを避け、ダイナは両腕を胸の前で交差させた後、腕を広げる。

 

『ンー、ジュア!!』

 

ダイナは姿を変え、青い姿の「ミラクルタイプ」へとタイプチェンジした。

 

ガラオンは黄色い光線をダイナに放つがダイナは「ダイナテレポーテーション」という瞬間移動能力で攻撃をかわし、ガラオンの怒りの顔個所に廻り込み、強烈な蹴りを叩きこんだ。

 

さらにダイナは3人に分身する「ウルトラマジック」を使い、3人に分身し、怒りに拳、悲しみに蹴り、喜びに膝蹴りを一斉に叩きこんだ。

 

そこにギンガがガラオンを持ち上げ、空中へと投げ飛ばし、ダイナはフラッシュタイプに戻り、ダイナは腕を十字に組んで放つ必殺光線「ソルジェント光線」を放ち、同時にギンガも腕をL字に組んで放つ「ギンガクロスシュート」をガラオンに放った。

 

『ジュア!!』

『ギンガクロスシュート!!』

 

ガラオンはギンガとダイナの光線を喰らい、空中で爆発してライブしていた男性は地面に倒れこみ、ダミースパークも砕かれるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガラオンを倒したコウマと翼はどうにかクリスの出番が来るまでに間に合い、2人は響と未来のいる席に座る。

 

「響! あれって……!」

「うっそぉ!!」

 

そしてクリスが出て来たことに響と未来は驚きの表情を浮かべた。

 

「雪音だ、私立リディアン音楽院、雪音クリスだ!」

 

クリスはマイクを持っているが彼女は頬を赤くし、歌う事を戸惑っているようだった。

 

そんなクリスに響と未来は心配そうにするがクリスは自分を応援してくれるクラスメイトの3人を見てマイクを口元に近づけ、「教室モノクローム」を歌い始めた。

 

「~♪」

 

彼女は歌を歌いながら、転校してきてあのクラスメイトの3人に出会った時のこと、今までのクラスメイトの3人と過ごしてきた時のことを思い返していた。

 

数分前、ここに来る途中。

 

『勝ち抜きステージで、雪音さんに歌って欲しいんです!』

『だからなんであたしが……!』

 

クリスはクラスメイトの1人にそう言われて反論しようとしたが……そのクラスメイトからは……。

 

『だって雪音さん凄く楽しそうに歌ってたから!』

『えっ、あっ……///』

 

そう言われてクリスは黙り込んでしまう。

 

『雪音は歌、嫌いなのか?』

 

翼がクリスに笑みを浮かべながらそう問いかけ、クリスは顔を真っ赤にして翼から顔を背ける。

 

『あ、あたしは……////』

『嫌いなわけないよな。 お前は歌が凄く大好きだもの! 好きなものは、好きだって胸を張って言えばいいんだ!』

 

コウマはそう言って笑顔をクリスに向けて彼女の頭を撫でた。

 

『……コウマ……/////』

 

そして現在、彼女は本当に、本当に楽しそうに歌を歌っていた。

 

「~♪」

 

歌を歌い終え、クリスは思ったことは……。

 

(楽しいな、私、こんなに楽しく歌を歌えるんだ。 そっか、ここはきっと、あたしが……いても良い所なんだ……)

 

クリスは笑みを浮かべ、顔をあげるとこちらに向かって笑顔で手を振ってるコウマを見つけた。

 

それに気付いてクリスも小さく手を振った。

 

「「……/////」」

(仲いいですな~、コウマくんにクリスちゃん)

 

そして審査の結果……クリスが優勝し、飛び入り参加もありなのでチャレンジする者いないかと司会者の女子が問いかけると客席の方から2人、手があがった。

 

「やるデス!」

「なっ……あいつ等!」

 

切歌と調は変装に使っていたメガネを外して立ちあがり、それに驚くクリス。

 

「チャンピオンに……」

「挑戦デス!」

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