戦姫絶唱シンフォギアGinga   作:ベンジャー

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27Eve 歌と光

「ガングニールの……適合だと!?」

 

マリアのガングニールは響のものへと変わったことにマリアは驚きを隠せず、目を見開いていた。

 

それを見たウェルは「このままでは自分の計画が台無しになってしまう」と危機感を抱き、ウェルは情けない悲鳴をあげながら急いで階段を下って響とマリアから離れようとするがその途中に足を滑らせてしまい、階段を転がって下の床へと倒れこむ。

 

「こんなところで……こんな、ところで! 終われるものかあああああああ!!!!!」

 

ウェルはその場の床に左手を叩きつけるようにして手を置くと床に穴が空き、丁度そこに緒川と弦十郎が駆けつけたがウェルはその穴を通ってどこかへと行ってしまった。

 

「ウェル博士!! くっ、間に合わなかったか」

「響さん! そのシンフォギアは?」

 

緒川が失った筈の響がガングニールを纏っていることを疑問に思い、そう問いかけると響は「マリアさんのガングニールが、私の歌に応えてくれたんです!!」と返し、その直後に響は倒れそうになったマリアを支える。

 

そんな時、フロンティアが突然上昇を始めて宙へと舞い上がり、マリアは「今のウェルは左腕をフロンティアと繋げることで意のままに制御できる」と響に説明し、一方そのウェルはフロンティアの壁を触りながらとある場所に向かって歩いていた。

 

「ソロモンの杖やあの闇の力がもうなくとも、僕にはまだフロンティアがある……」

 

しかし、そんな時ウェルの耳元にある声が聞こえてきた……。

 

『本当に闇の力がないと思っているのか?』

「っ、その声は……!!」

 

ウェルは自分の右腕を見ると彼の右腕は左腕とは別の異形な形に変化しており、右手には黒いギンガスパーク……「ダークスパーク」がいつの間にか握りしめられており、ウェルは狂気に満ちたような笑みを浮かべた。

 

『我があんな小娘如きにやられると思うのか! 最も、もっと早い段階で見つけられるか、あの小娘の持っていたノアの力がもう少し強ければ危なかったかも知れんがな。 まあ、そんなことより、ウェルよ。 我がお前を英雄にするための力を貸してくれよう。 お前にとっての障害を全て取り払ってやるぞ』

「それは有り難い♪ では、その時が来たら言いますんで、もうしばらく待っていてくださいね。 ひひひひ……!」

 

場所は戻り、響達のいる場所ではマリアがフロンティアを止める方法を響達に教えており、その方法とはマリア曰く「フロンティアの動力はネフィリムの心臓。 それを停止させればウェルの暴挙もフロンティアの動きも止められる」とのことだった。

 

「……お願い、戦う資格のない私に変わって……お願い……!」

 

膝を突きながら頭を下げてそう響に頼むマリア、すると響は「調ちゃんにも頼まれてるんだ」とマリアに声をかけ、マリアは少し「えっ?」とでも言いたそうな表情を浮かべる。

 

「マリアさんを助けてって! だから、心配しないで!」

 

マリアは顔をあげるとそこには自信に満ちた笑顔を浮かべている響がおり、その時弦十郎が床を殴って床に巨大な穴を開ける音が聞こえた。

 

「師匠!」

「ウェル博士の追跡は、俺たちに任せろ!! だから響くんは……」

「ネフィリムの心臓を止めます!!」

 

笑顔でガッツポーズを決める響、そんな時、響の肩にテレポートで「ウルトラマンタロウ(SD)」が現れ、タロウは「響! 私も連れて行ってくれ!!」と彼女に頼みこんだのだ。

 

「タロウさん!?」

『人形の私ではなにもできはしないかもしれない。 しかし、私には黙ってただじっと見ていることなどできはしない!! 響、私も行かせてくれ、いや……『一緒』に戦わせてくれ!』

「なにもできないことなんて……ありませんよ。 心強いです、タロウさん!!」

 

響は肩に乗っているタロウに笑顔を見せてウィンクした後にサムズアップし、タロウは静かに「ありがとう」と彼女にお礼を述べ、弦十郎と緒川は床の穴の中へ、響とタロウはネフィリムの心臓があるという場所へと向かって行くことになった。

 

「待ってて! ちょーっと行ってくるから!」

 

それだけを言い残してブリッジから外へと出るとシンフォギアを纏っている翼とクリス、変身を解いているコウマと合流し、3人の元へと駆けつける。

 

「翼さん!! クリスちゃん!! コウマくん!!」

「立花!」

「もう遅れはとりません!! だから……!」

 

そこで翼は響が言いきる前に彼女は頷き、「あぁ、一緒に戦うぞ!!」と響に声をかけ、響は「はい!!」と勢いのある返事を翼に返した。

 

その時、響はクリスがソロモンの杖を持っていることに気づき、響はクリスの両手を握りしめる。

 

「やったねクリスちゃん!! きっと取り戻して帰ってくると信じてたよ!!」

「お、おう、ったりめーだ!!」

「流石は俺の彼女だよなぁ? 響? タロウ?」

 

クリスの頭に手を置いてワシャワシャと彼女の頭を撫でるコウマ、そんなコウマにタロウは呆れつつどこか嬉しそうな声で「全く君は……」とコウマに言うがコウマの耳には聞こえていなかったようで未だにクリスの頭を撫でていた。

 

「ええい、何時まで撫でてんだよ!?////」

「えー?」

 

心底残念そうな顔をするコウマだが、「今こんなことやってる場合じゃねえだろ!!」という正論でコウマは黙り込むことになった。

 

そこに丁度弦十郎からの通信が入り、オペレーター達がネフィリムの心臓部分がどこにあるか突きとめたことをコウマ達に報告し、コウマ達はネフィリムの心臓があるという場所へと急いで行くことに。

 

「行くぞ!! この場に槍と弓、そして……剣を携えているのは私たちだけだ!!」

「んっ? あれ、俺は?」

『私は?』

 

クリスが弓、響が槍、翼が剣で例えられるのなら自分達はなんなのだろうかと思うタロウとコウマ、しかしそんな2人の疑問は翼は華麗にスルー、無論こんな状況なのでコウマとタロウも特に追及することはなかった。

 

 

『ウルトライブ! バルタンバトラー・バレル!』

 

コウマはバレルのスパークドールズとギンガスパークを使ってウルトライブし、響達とともに俊敏な動きで大きくジャンプしながらネフィリムの心臓部のある場所を目指すが……その様子はネフィリムの心臓部のある場所に来ていたウェルにモニターから見られていた。

 

「人ん家の庭を走り廻す野良猫めぇ! フロンティアを喰らって同化したネフィリムの力を、思い知るが良い!!!!!」

 

するとバレル、響、翼、クリス、タロウの前にあった地面が突然膨らみ始め、やがてそれは巨大な怪獣のような姿でどことなくネフィリムに似た……というよりもフロンティアが生み出した新たなネフィリムが現れた。

 

『どことなくゼットンに似てるような気が……』

 

タロウがそんなことを呟いていたが、ネフィリムは気にせず背中からミサイルのようなものを放ち、バレル達は一斉に飛び退いてミサイル攻撃を避けた。

 

「あの敵!! 自律的完全聖遺物なのか!?」

「にしては張り切りすぎだ!!」

 

そこにネフィリムの放った火球がクリスに当たりそうになるが、バレルが巨大な手裏剣「サイクロンソーサー」を横に高速回転させてクリスに向かって行った火球をかき消し、バレルはクリスの前へと着地する。

 

『大丈夫か?』

「えっ……////あ、あぁ……」

 

「なんか何時もに増してカッコいい気がするな、コウマ」とか思っていたクリスだが、それってぶっちゃけバレルさんがイケメンだからそう見えるだけなのでは……と思えて仕方がない。

 

『こっちは急いでんだよ、さっさと片付けさせて貰うぜ!!』

 

バレルの中にいるコウマがギンガスパークを掲げるとギンガのスパークドールズが現れ、それを掴み取ってギンガの足部とスパークの先端を押し当てる。

 

『行くぜ、ギンガ!!』

『ウルトライブ! ウルトラマンギンガ!』

 

バレルは光に包まれてその光の中から「ウルトラマンギンガ」が飛び出した……しかし、現れたギンガは突如黒い巨大な「足」によって蹴り飛ばされ、その辺りにあった岩の山に激突してしまった。

 

「「「えっ!?」」」

『あれは!』

 

実はコウマがギンガになろうとしていることを感じたウェルはコウマとほぼ同じタイミングでダークスパークを掲げ、そのブレード部分が展開し、黒いスパークドールズが現れてダークスパークの先端にドールズの足部を押し当てていたのだ。

 

『ダークルギエル!』

 

そして現れたのは……ギンガよりも何倍の高さもある超巨大な鎧を着込んだ黒い巨人……「闇の支配者」と呼ばれていた存在「ダークルギエル」が姿を現し、ほぼ同時に現れたギンガをルギエルは蹴り飛ばした。

 

『ふふふ……!! ふははははは!! 遂に、遂に完全復活を果たしたぞぉ!!』

『奴だ、奴こそが我々を人形に変えた元凶……ダークルギエル!』

 

タロウは完全復活したダークルギエルを睨みつけるが、ルギエルはそんなことに気づきもせず、ルギエルは岩の山にもたれかかるように倒れこんでいるギンガを踏みつける。

 

『ぐああああああああ!!!!?』

『この時を待っていたぞギンガァ!! 貴様に復讐するこの時をな!!』

「コウマ!!」

 

クリスはありったけのミサイルやレーザーをルギエルに向けて放つがそこにネフィリムが立ちはだかり、ルギエルの代わりにネフィリムの全ての攻撃を受け止め、ネフィリムは巨大な火球をクリスへと放つ。

 

「避けろ雪音!!」

「くっ!」

 

クリスは翼に言われた通りその場から離れ、ルギエルはギンガの身体を右手で鷲掴みにしてルギエルはギンガをじっと睨みつける。

 

『中々ウェルの奴の心の中は居心地が良かったぞ? なにしろ奴の心の中には邪悪なものしかなかったのだからなぁ? おかげでこうして復活できた訳だ。 結局貴様は我を止めることなどできはせんのだ!!』

 

ルギエルはギンガを掴んだままの右手を勢いよく地面に向かって振りかざし、ギンガの上半身をルギエルは地面に埋めてしまった。

 

『ぐううう!!? これじゃ、動けねえ!!』

 

ちなみに、本来ルギエルを呼び出したウェルの中にある「邪悪な心」を通して闇が溢れ出てルギエルに力を苦しみながら与えるのだが、それとは間逆に苦しみどころか笑っており、「いけえええええ!!!!! ぶっ潰せええええええええ!!!!」とテンションがさらに高くなっていた。

 

また、ルギエルを復活を見ていたリサはというと……あの時倒し切れていなかったのかと心底悔しそうな表情を浮かべていた。

 

「そんな……ルギエルの復活を許してしまうなんて……」

 

しかもだ……、最悪なことにギンガのカラータイマーはまだ1分もしていないにも関わらず点滅が始まっており、ルギエルは身動きの取れないギンガに向けて胸部から放つ火球をギンガに何発も喰らわせる。

 

『うわああああああああああ!!!!!?』

「コウマぁ!!」

 

クリスがコウマの名を叫ぶが、ネフィリムが邪魔をして彼の元に駆け付けることができない。

 

ルギエルは地面からギンガを引き抜き、まるでゴミでも捨てるかのように地面へと投げ捨て、ギンガは背中を強く打ちつけてその場に倒れこんでしまう。

 

そしてやがて……ギンガのカラータイマーの点滅が止まり、カラータイマーと全身のクリスタル、目から光が消え……ギンガはぴくりとも動かなくなってしまったのだ……。

 

「コウマ……コウマあああああああああああ!!!!!!!」

「来元……!」

「コウマくん!!」

 

クリスの悲痛な叫び声があがり、ルギエルはダークスパークを掲げる。

 

『さて、このまま放っておいてもウェルの落とした月でこの星の全ての命は失われる訳だが……我を復活させたのも人間のおかげ。 せめてもの情けだ。 眠るがいい!!』

 

ルギエルがダークスパークを掲げるとそこから大量の闇が溢れ出し、ネフィリムと戦っていた響は突然の睡魔に襲われ……、彼女は眠ってしまい力なく倒れこんでしまった。

 

「っ、なに……これ……!?」

「おい、立花!!?」

『響!!』

 

倒れそうになった響を翼が支え、タロウはルギエルを睨みつけて「ウルトラ念力」で対抗しようとするがルギエルがビクともせず、ルギエルは鼻で笑うだけだった。

 

『フン、たかが人形がなにができる。 貴様は無力なのだよ、ウルトラマンタロウ。 そこで人間共が永遠に眠って行く様を見ているが良い!!』

『くっ……』

 

するとネフィリムがその巨大な拳を響を抱えている翼に振り降ろして来るがクリスの放ったミサイルやレーザーがネフィリムの腕に直撃し、翼は急いで響を抱えてその場から離れたが……今度は翼が「うっ」と声をあげて倒れ込み、眠りについてしまった。

 

『翼! おい、翼!! 起きるんだ!!』

「クソが、ジャンナインさえ使えれば……!!」

 

しかし、ジャンナインは前回のグランドキングとの戦いですでにボロボロ、あんな状態で戦えば間違いなくルギエルに破壊されてしまう。

 

『貴様は知っているぞ、雪音クリス。 ギンガに選ばれたあの小僧の恋人だったな。 ならば……』

「っ! お、おい! なにする気だよ!?」

『なに、どうせならば貴様が絶望する顔を見てみたいと思ってな……』

 

ルギエルはもう動かないギンガの方を見るとルギエルは胸部から火球を大量に発射し、倒れているギンガに次々と火球が降り注ぎ、完全なオーバーキルをルギエルは行う。

 

「おい、やめろ!! やめろって言ってんだろうがぁ!! コウマ!! コウマぁ!! お前もさっさと起きろよ!! なにボサっと寝てんだよ……、このままじゃ……この……まま……じゃ……」

 

やがて、クリスもルギエルの力によって倒れ込み、眠りについてしまい、タロウが必死にクリスに声をかけるが……なんの反応もありはしなかった。

 

『ウルトライブ! ウルトラマンゼロ! アーリースタイル!!』

『シュア!!』

 

そこに「ウルトラマンゼロ・アーリースタイル」が現れてルギエルに向かって右足に炎を宿して繰り出す跳び蹴り「ウルトラゼロキック」が繰り出されたがルギエルはそれを避けてゼロの身体を掴み、ゼロは必死にルギエルの腕から逃れようとするが……。

 

『フン、貴様か。 貴様にはもう用はない!! 消え失せろ!!』

 

ルギエルは勢いよくゼロを地面へ投げつけ、地面に激しく激突したゼロに向かってルギエルは胸部の火球を何発もゼロに直撃させていく。

 

『うわああああああああああ!!!!!?』

「零無うううううう!!!! こんのまっくろ黒助!!」

 

そこにシンフォギアを纏った切歌と調が現れ、切歌と調はルギエルに向かって行くが左の横からルギエルの火球が2人に向かって放たれ、2人はギリギリどうにかそれを避けたが……。

 

『全く、うるさいハエどもだ』

 

ルギエルは地面に倒れこむゼロを何度も何度も踏みつけ倒し、攻撃の手を緩め、ゼロが立ち上がろうとしたところで火球が空から降り注ぎ、それらが全てゼロに直撃し、カラータイマーも点滅し……数秒した後、カラータイマーと目から光が消え去り……ゼロは力なく倒れこんでライブが強制解除された。

 

「零無うううううううう!!!! うぅっ!?」

「零無……っ!?」

 

そしてゼロが倒れた後に切歌と調も倒れこんで眠りについてしまい、同じくライブが解除された零無もルギエルの力によって眠らされてしまったのだ。

 

『ふはははは!! 喜ぶがいいウェル!! これで貴様の邪魔をする者はいなくなった!! うはははははは!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし……まだルギエルの力によって眠っていない人物がいた、弦十郎や緒川はまだルギエルの影響は受けておらず、そしてマリアもまた……ルギエルの影響をまだ受けてはいなかった。

 

「私では……なにもできやしない。 セレナの歌を、セレナの死を……無駄なものにしてしまう……」

 

そう呟き、涙ぐむマリア……だがそんな時、「マリア姉さん」と彼女を呼ぶ声が聞こえ、マリアは顔をあげると……そこには死んだ筈のセレナがいた。

 

『マリア姉さんが、やりたいことはなに?』

「っ……歌で、世界を救いたい。 月の落下がもたらす最悪からみんなを助けたい」

 

するとセレナはマリアへと寄り添い、静かに彼女の手をとって握り締める。

 

『生まれたままの感情を、隠さないで?』

「セレナ……」

 

セレナはマリアにその言葉を伝えた後、静かに「Apple」という「歌」を口ずさみ、続いてマリアも歌を口ずさむと2人の周りに光が渦巻き、また彼女達の「歌」を聞いた人々の身体からも光が溢れだす。

 

同じころ、ウェルによって月へと飛ばされたナスターシャはというと……彼女は変形した車椅子を身体に纏い、自分に降り注いでいた瓦礫を払いのけて脱出し、マリアとセレナの歌によって世界中の人々のフォニックゲインが集まっていることに気づく。

 

「フロンティアを経由してここに収束している。 これだけのフォニックゲインを照射すれば月の遺跡を再起動させ、月の公転軌道修正も可能……」

 

そしてナスターシャはフロンティアのブリッジにいるマリアに通信で話しかけ、マリアはナスターシャの声を聞いて驚く。

 

「マム!!」

『あなたの歌に世界が共鳴しています。 これだけフォニックゲインが高まれば月の遺跡を可動させるには十分です。 月は私が責任を持って止めます。 もう何もあなたを縛るものはありません。 行きなさいマリア、行って私にあなたの歌を聴かせなさい』

「マム……」

 

それは、ナスターシャとはもう二度と会えないことを意味しており、それが分かったマリアは自分の口元を押さえて涙を流した……だが、マリアはすぐに決意に満ちた表情を浮かべて見せた。

 

「OK、マム!」

 

そしてマリアは涙を拭いさり、宣言する……。

 

「世界最高のステージの幕を開けましょう!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は戻り……ルギエルは「ここにいる奴等以外の命も時間も全て止めてくれるわ!!」と言ってどこかへと立ち去ろうとするが……そうはさせまいとタロウがウルトラ念力でルギエルを引き止めようとする。

 

『タロウ、貴様の貧弱な念力など我には効かん。 そんなできることの限られた身体では尚更な……』

『それでも、それでも私は!! ウルトラ……念力!!』

 

タロウはそれでも必死にウルトラ念力を使ってルギエルの動きを封じようとするがやはりどうやってもルギエルはビクともせず、タロウ自身の体力ももう殆ど奪われて行ってしまっていた。

 

『はあ、はあ……私は……私は……! なにもできないのか……! これでは時間稼ぎにもなりはしない!! 私は……なんて無力なんだ……!』

 

この時タロウは思った、なぜ「ダークスパークウォーズ」の時、こんななにもできない自分を他の兄弟たちやウルトラの父、ウルトラの母が自分を庇ったのか。

 

それならばゾフィーやウルトラマンやセブン、それこそウルトラの父などの方がよっぽど自分なんかよりも頼りになるに違いないとタロウはそう思ったのだ。

 

『どうしてこんな……肝心な時に、私は……私は……!』

「ウルトラマンであるあなたが諦めてどうするの!!?」

 

そんな時、どこからともなくマリアの声が聞こえ、タロウはハッとなって声のした方へと振り返るとそこにはマリアが立っており、マリアはタロウを手に乗せる。

 

「ウルトラマンは決して諦めない、それがウルトラマンじゃないの?」

『しかし、今の私にはどうすることも……、こんな姿では……』

「確かに、今のあなたは非力かもしれない。 でも、みんながいる!! 私達の仲間はあの黒い奴のせいで眠らされてるけど、それでも……きっと立ち上がるわ!! ウルトラマンタロウ、1人1人は弱いわ、だけど……力を合わせるから人は強くなれるの!! それはウルトラマンも、変わらないはずでしょ?」

『っ……』

 

それを聞いた瞬間、タロウは思い出した……確かにそうだと、自分はそれをよく知っているではないかと思いだしたのだ。

 

「再生エレキング」に立ち向かった子供たち、「改造べムスター」に挑んで行った青年など……いずれも協力して戦った人間達である。

 

『そうだ、みんなで力を合わせることができれば……どんな敵にも勝つことができる!! どんな状況でも、不可能を可能にする……それが、ウルトラマンなのだから!!』

「そう! そして世界中の人々が……私達に力を貸してくれる!! 世界中の人々の『歌』と……『光』が!!」

 

すると……ルギエルにとっては信じられない光景が目に映った……、ルギエルによって眠らされていた筈の響が、翼が、クリスが、切歌が、調が、零無がなんと立ち上がったのだ。

 

『バカな!? なぜ、なぜ目覚めることができる!? 確かに貴様等の命、時間を止めた筈なのに!?』

「はん、分かんねえのかデカブツ!! 人間を舐めんなっつーことだよバーカ!!」

 

クリスはルギエルを指差してそう言い放つが、響達は全員は完全にルギエルの力から抜け切った訳ではなく、全員フラフラとしている状態だった……しかし、それでも響達と切歌に抱えられた零無はマリアとタロウの元へと駆けつけた。

 

「はは、少し辛いデスね」

「うん、流石にこの状態であいつ等を相手にするのは辛いかも……」

 

響達にも言えることだが、切歌や調は明らかに顔色が悪く、ルギエルとネフィリムを交互に見るが……。

 

「だけど、歌がある!! そして光がある!!」

 

その言葉に切歌と調、響達は頷き、マリアは月の方を見上げる。

 

「もう迷わない。 マムが月の落下を阻止してくれている」

 

するとそこにウェルの指示を受けたネフィリムが巨大な火球を響達に向けて発射し、響達は爆発に巻き込まれたが……煙の中からマリアの「歌」が聞こえ、煙が振り払われるとそこには英語の文字が書かれている光の球体の中にいる響、マリア、翼、クリス、切歌、調がいた。

 

「もう1度、俺に力を貸してくれ!!」

『ウルトライブ! ウルトラマンゼロ!! アーリースタイル!!』

 

零無は再びライトスパークを使って「ウルトラマンゼロ・アーリースタイル」へと変身し、そして響達は「歌」……「始まりの歌(バベル)」を歌い始める。

 

(調がいる、切歌がいる、零無がいる、マムも、セレナもついてる。 みんながいるから、これくらいの奇跡!! 安いもの!!!!)

『なにをする気か知らんが、させるかぁ!!』

 

ルギエルが響達に手を出そうとした右手を伸ばした瞬間、右手に持つ「ゼロツインソード」と左手に赤い爪が伸びた「べリアルクロー」でゼロがルギエルの右手を斬りつけ、ルギエルは手を引っ込める。

 

『行くぞ!!』

『ウルトライブ! ウルトラマン!』

 

零無は「初代ウルトラマン」のスパークドールズを使ってウルトラマンへとライブし、ウルトラマンは両腕を十字に組んで放つ「スぺシウム光線」をルギエルに向けて放ち、ルギエルの腹部に直撃させるが大したダメージはなく、ルギエルは足を振り上げてウルトラマンを蹴り飛ばす。

 

『ヘア!?』

『ウルトライブ! ウルトラセブン!』

 

今度は「ウルトラセブン」へと変身し、セブンは頭部のブーメラン「アイスラッガー」を手に持ってそれをルギエルに向かって投げつけるがルギエルは向かってきたアイスラッガーをはたき落とし、空中に飛んでいるセブンを鷲掴みにしようとするが……。

 

『デュア!!』

 

セブンは両腕をL時に組んで放つ「ワイドショット」でルギエルの手を撃ち、ルギエルの手を弾く。

 

『くっ、たかがその程度でえええええええ!!!!』

 

一方でネフィリムは火球を響達に向かって放つが……響が前に出て腕のユニットを1つに合体させる。

 

「セット!! ハーモニクス!! S2CA!! フォニックゲインを力に変えて!!!!」

 

そして響はその拳でネフィリムの火球を殴って消し去る。

 

「惹かれあう音色に、理由なんていらない」

 

翼はそう言いながら調に手を差し伸べ、調は少し戸惑いつつも彼女の「手」を握り締める。

 

「あたしも、つける薬がないな」

「それはお互いさまデスよ!!」

 

クリスは苦笑しながらそんなことを言い、クリスの言葉に対して切歌はそう返してこの2人もまた「手」を握り締める。

 

「調ちゃん! 切歌ちゃん!」

 

最後に真ん中にいる響が調と切歌の手を「両手」で握りしめる。

 

「あなたの言ってること、偽善でないと信じたい。 だから私に見せて、あなたの言う『人助け』、私達に」

「……うん」

 

調の言葉に力強く、けれども静かに頷く響、互いに笑みを見た後、再び歌を2人は歌い始める。

 

(……繋いだ手だけが紡ぐもの……)

「絶唱六人分、たかだか六人ポッチでしっかり背くきか!!!?」

 

ウェルはそう叫びながらネフィリムを操り、ネフィリムは火球を6人のシンフォギア奏者達に撃ち込み、球体によって一応受け止められたが……徐々に耐えきれなくなり、そのためか響、翼、クリス、切歌、調のシンフォギアが破壊されて行く。

 

(コウマ……聞こえるか? いつまで寝てんだテメーは!! こっちはみんな、必死なんだよ。 あたし達の『歌』が、お前に聞こえてんなら……しっかりと起きてその耳かっぽじってちゃんとよく聞きやがれ!! あたし達の『歌』という名の『光』を!!!!)

 

クリスが未だに倒れて全く動かないギンガを、コウマを見つめてそんな考えをしていると……そのクリスの言葉が届いたのか、ギンガの中にいる気を失っていたコウマが目を覚ました。

 

『歌が、聞こえる……。 クリス……みんな……。 みんな、戦ってるのか……』

 

だが、響達は負けはしない、世界中の人々……未来や、創世、詩織、弓美を始めとした「歌」と「光」が彼女達に力を与え続けている……そしてその人々の「光」は……新たなる「奇跡」を呼んだのだ。

 

「6人じゃない……私が束ねるこの歌は!! 70億の!! 絶唱だああああああああああああああ!!!!!!!」

『そしてこれが『俺たち』の……!! 光だあああああああああああ!!!!!!』

 

響とゼロがそう叫びと……響達の身体から光が溢れだしてそれが柱となり、マリアはセレナが纏っていた白銀のシンフォギアを纏い、一同は新たな「エクスドライブモード」へとパワーアップしたシンフォギアを纏ったのだ。

 

「響き合うみんなの歌声がくれた!! シンフォギアだあああああああああああ!!!!!!」

 

響がそう叫び、6人が光の柱となってネフィリムへと真っ直ぐ突っ込むとネフィリムは身体を貫かれて爆発を起こした。

 

だが、それだけでは終わらない……響達の戦いを見ていた人々達の手には「ギンガライトスパーク」が現れ、コウマが持っているスパークドールズが収納されているSDケースと、零無の持っているセブンとウルトラマン、そして今まで行方不明だった「ウルトラマン」達のスパークドールズが光となって上空へと1つに集まった。

 

『ルギエル!! 見たか!! これが人間が自ら起こした力、人間が自ら起こした『ウルトラの奇跡』なのだ!! お前がなにをしようが、人間は何度でも立ち上がる!! 何度でも!! ウルトラマンが人間を救うのではない!! 人間と力を合わせ、戦ってきたのだ!!』

 

ルギエルに向かって力強くそう言い放つタロウ。

 

『バカな、ありえはしない、こんなこと絶対にあってはならんのだぁ!!』

『掛け替えのない友たちよ!! 戦おう!! 『私たち』と共に!!』

 

そして……タロウを含めるスパークドールズの足もとにギンガライトスパークが幾つも現れ、何度も何度もその先端がSDの足部に押し当てられて行く。

 

『ウルトライブ!!!!!』

 

辺り一帯が光へと包まれ、その光が晴れるとそこには……。

 

『シュア!!!!!!!』

 

ゾフィー、ウルトラマン、ウルトラセブン、ジャック、エース、タロウ、レオ、アストラ、80、ユリアン、ウルトラの父、ウルトラの母、スコット、ベス、チャック、ジョーニアス、パワード、グレート、ゼアス、ナイス、ティガ・マルチタイプ、ダイナ・フラッシュタイプ、ガイアV2、アグルV2、コスモス・エクリプスモード、ジャスティス・スタンダードモード、ネオス、セブン21、マックス、ゼノン、メビウス、ヒカリ、ソウル、セラフィム、全てのウルトラマンがそこに揃った。

 

『な、なんだとぉ!!?』

 

ルギエルが驚きを隠せないでいるが、それでもまだルギエルには余裕があった、全ウルトラマンが揃ったと言っても肝心のギンガは未だに倒れたまま、さらにどのウルトラマンも30メートルほどしかないため高さ的な余裕があった。

 

しかし、ウルトラマン達にはそんなこと知ったことではなかった。

 

『皆、行くぞ!! ルギエル!!』

 

父の掛け声にウルトラマン達は頷き、それぞれのウルトラマン達が構えを取る。

 

『小賢しい!! ならば我も!』

 

ルギエルが左手をかざすと2つのスパークドールズが現れ、ルギエルはダークスパークを掲げてその2体のSDをライブさせる。

 

『ダークライブ! カミーラ! ガタノゾーア! 合体!! デモンゾーア!!』

 

すると空中に大量の闇が一か所へと集まり、それが超巨大な怪物……「闇黒魔超獣 デモンゾーア」が出現し、デモンゾーアの額の上には女性型の闇の巨人「愛憎戦士 カミーラ」の上半身が現れていた。

 

デモンゾーアは氷の槍を放つ「デモンジャバー」をウルトラマン達へと放つが父が腕をL字に組んで放つ「ファザーショット」で対抗し、2つの技が激突し合うがデモンゾーアの攻撃の威力の方が僅かに上であり、父の光線を打ち消し、デモンジャバーは真っ直ぐ父に向かって行く。

 

だが、それをティガ、ダイナ、ガイア、メビウス、ウルトラマン、セブン、ジャック、エースが力を合わせて作り出す超強力バリヤー「ウルトラグランドウォール」で防ぎ、それらを全てデモンゾーアに跳ね返すがデモンゾーアは無数の触手でそれをはたき落とす。

 

『踏みつぶしてくれるわぁ!!』

 

ルギエルは足を振り上げてスコット、チャック、ベスを踏みつぶそうとするが……3人はルギエルの足を両手で受け止め、そこにジョーニアスが二本指を突き出した両手を扇状に左右広げたアクションの後、両腕をL字型に組んで放つ必殺光線「プラニウム光線」をルギエルの足に撃ち込み、ルギエルの頭上に向かってゼアスが回転しながら急降下し、エネルギーを集中させて発光させた足でかかと落としを決める「ウルトラかかと落とし」をルギエルの頭上へと叩き込む。

 

『ゼアッ!!』

 

ゼアスの攻撃に怯んだところでジョーニアスから受けたダメージもあり、ルギエルの足に込めていた力が弱くなった瞬間にスコット、チャック、ベスは大きく持ち上げてルギエルを押し返す。

 

そのまま3人は両手を十字に組んで放つ必殺光線「グラニウム光線」を同時に放つ「ウルトラクロスビーム」をルギエルの胸部へと撃ち込み、ルギエルは火花を散らして後ずさる。

 

『ジャック兄さん!! メビウス!! ゼロ!! 行くぞ!!』

『うむ!!』

『はい、レオ兄さん!!』

『お、おう!!』

 

続いてレオ、ジャック、メビウス・バーニングブレイブ、ゼロ・アーリースタイルが一斉に跳びあがり、デモンゾーアに向かって「レオキック」「流星キック」「バーニングメビウスピンキック」「ウルトラゼロキック」がデモンゾーアへと放たれ、デモンゾーアは触手を伸ばして4人の攻撃を防ごうとするが触手は4人のキックに全て弾かれてしまい、デモンゾーアの額にいるカミーラに直撃し、カミーラは悲鳴をあげる。

 

デモンゾーアはデモンジャバーを凝縮して撃つ「ジャブラッシュ」をウルトラマン達に放つが、ウルトラマン達は飛行してそれらを避ける……しかし、ゼアスとナイスが僅かに攻撃が当たり、それでも2人はかなりのダメージを受けてしまって2人はその場に倒れこんでしまう。

 

そこにウルトラの母が駆けつけてマザーブルーのエネルギーを右腕に移して発射する瞬間治療光線「マザー光線」でナイスとゼアスの傷を治す。

 

『よくもやってくれたな!! 今度はこっちの番だ!!』

 

ナイスは大きくジャンプして、急降下しながら放つキック「ミレニアムキック」をデモンゾーアに炸裂しようとするがナイスは触手に拘束されてしまい、ガイアとアグルがアグルブレードとアグルセイバーを出して触手を切り裂いてナイスを助け出そうとするが隙を突かれてガイアとアグルもデモンゾーアの触手に捕まってしまう。

 

『しまった!?』

 

そこにウルトラの父が飛行して現れ、腰のウルトラバックルに隠された鉄アレイ形の道具「ウルトラアレイ」を取り出し、特殊な閃光を出してデモンゾーアを怯ませ、その隙にメビウスとヒカリがメビュームブレードとナイトビームブレードで触手を切り裂かれ、ナイス、ガイア、アグルは解放される。

 

『行くぞ、ガイア!!』

『おう、アグル!!』

 

ガイアの右掌とアグルの左掌を合わせることで2人の精神を統一し、2人が空いている方の手から同時に放つ光線「タッチアンドショット」をデモンゾーアに喰らわせ、ナイスもまた両腕をクロスさせ、首を傾げると発射される必殺光線「ベリーナイス光線」を放ち、直撃させる。

 

そこにデモンゾーアはまたジャブラッシュをガイア、アグル、ナイス、メビウス、ヒカリ、ウルトラの父に放ってくるが右手を前方に伸ばして発射する「M87光線」を放ち、ジャブラッシュを相殺する。

 

アストラが膝を突き、両腕を上に伸ばし、その両手に背後に立ったレオが両手を添えることで放つ「ウルトラダブルフラッシャー」を放ってそれをデモンゾーアへと喰らわせる。

 

『グアアアアアアアアアアアアア!!!!!!』

 

怒りの咆哮をあげるデモンゾーアは触手を伸ばしてウルトラマン達に攻撃を仕掛けるが……飛んできたセブンのアイスラッガー、セブン21のヴェルザード、マックスのマクシウムソードがデモンゾーアの触手を切り裂き、ジャックのウルトラランスがデモンゾーアに向かって投げられるがデモンゾーアはウルトラランスを触手ではたき落とす。

 

一方でルギエルは胸部から火球を放つがミラクルタイプになったダイナが右手の手先から放つ念力光線「ウルトラサイキック」でルギエルの火球を受け止め、ダイナは火球をルギエルへと跳ね返し、ルギエルは自身の火球を受ける。

 

『ぐおおお!!? ええい、まずは貴様から人形に戻してくれるわ!!』

 

ルギエルがダークスパークから相手を人形にする光線を放とうとするがダークスパークを持つ右手にウルトラマンの放った「八つ裂き光輪」と頭部と両手先、エースの放った4つのナイフ「マルチ・ギロチン」がルギエルの右手を斬りつけ、ルギエルの攻撃を妨害する。

 

『ぐっ、貴様等ぁ!!』

 

ルギエルがウルトラマンとエースに拳を振り降ろそうとするが80とユリアンが空中でボディを重ね合わせ、回転して体当たりする技「ダブルパワー」とコスモスがジャスティスの両手を掴んで振り回し、敵目掛けて投げつ、投げられたジャスティスはそのまま回転しながら敵の周囲を飛び回って連続で体当たりする「コンビネイト・アタック」を繰り出し、それがルギエルの胸部にすれ違いざまに攻撃が当たり、ルギエルは胸部を抑える。

 

『ぐうう!!?』

 

パワードは掌から放つ白色破壊光弾「エナジーナックル」を、グレートは空間の一点にエネルギーを集中させてエネルギーを生み出し、高熱火球ウルトラストゥリングを発生させて敵にぶつける「バーニングプラズマ」をルギエルへと放ち、それがルギエルの顔に直撃。

 

ルギエルは鬱陶しそうにダークスパークから相手を人形にする光線を放とうとするが……。

 

『シュア!!』

 

右腕に爪型の武器「ソウルクロー」を出現させたソウルがルギエルの右手を斬りつけ、さらにコスモスの大型の三日月型破壊光刃を放ち、邪悪なエネルギーを破壊する「エクリプスブレード」が放たれ、ルギエルの動きが一瞬鈍る。

 

『ぐっ……こんなものぉ!!』

 

しかしコスモスのエクリプスブレードの影響をすぐに打ち破るがその直後にゼノンのゼノニウムカノン、セラフィムのイーヴィルショット、ネオスのネオ・マグニウム光線、ネクサスのクロスレイ・シュトロームといった必殺光線がルギエルへと直撃し、ルギエルはそれに後ずさってしまうが……すぐにルギエルは右手を振るって光線をかき消す。

 

ティガ、ダイナは必殺光線である「ゼぺリオン光線」と「ソルジェント光線」を合体させて放つ「TDスペシャル」を放ち、それがデモンゾーアに直撃したが、デモンゾーアは触手を振るって2人の光線をかき消す。

 

『ルギエル!! 私と勝負だ!!』

 

開いた右手を高く上げると同時に左手を腰にあて、そこから左手を上げて右手に重ねスパークを起こし、両手を腰に添え大気中の宇宙エネルギーを貯めてから、両腕をT字型にして発射する「ストリウム光線」をルギエルに向かって放つ。

 

『ストリウム光線!!』

『良いだろう!! また人形にしてくれる!!』

 

ルギエルの光線、タロウのストリウム光線が激突したが……すぐにタロウの光線がルギエルの光線に押し返されて行く。

 

だが、それでもタロウは粘り、どうにか途中でタロウの光線は踏みとどまる。

 

しかし、ルギエルはさらに自分の光線を威力を高め、ダークスパークから大量の闇が溢れ出し、その闇がウルトラマン達へと襲いかかるとウルトラマン達のカラータイマーは一気に激しく点滅し出す。

 

『ぐうう!!? これではまた人形に変えられてしまう……!』

『だが、例えまた私達が人形に変えられても、まだ希望はある!!』

 

ゾフィーの言葉にウルトラマンがそう答え、ゾフィーとウルトラマンは響達とギンガ、ゼロを見つめる。

 

『負けぬ!! 私は今、やっと理解した!! ギンガ、君は未来からきた……ウルトラマンなのだな!? だからコウマを選んだ!! 君はどんな時でも決して諦めようとはせず、ただ真っ直ぐ前に向かい、心を閉ざしている者の心を開く力を持っている!! 絶望も希望に変える力を持っている!!』

 

すると……ギンガの周りにゼロ以外の全てのウルトラマン達が集まり、ウルトラマン達はタロウの言葉に同意するように頷いた。

 

『これを……受け取れええええええええええ!!!!!!』

 

タロウはバリアを張ってルギエルの攻撃を防ぎつつ、他のウルトラマン達と共に右手をギンガへとかざし、そこから眩い光が放たれる。

 

『ゼロ……いや、零無と言うべきか』

『アンタは……』

 

そしてゼロの前にセブンが現れ、セブンは「君にも、私達の力を……」そう言ってセブンと他のウルトラマン達はゼロにも自分達の光を分け与える。

 

『零無、夢のためにも、負けるな……』

『コウマ!! 未来を、掴め!!』

 

セブンとタロウがそれだけを言い残し、ルギエルの光線はタロウのバリアを砕き、光線がタロウに直撃し……さらに大量の闇が溢れ出してゼロとギンガ以外の他のウルトラマン達も人形へと戻されてしまった。

 

『っ、タロウううううううううう!!!!!! みんなああああああああああ!!!!!』

「タロウさん……」

 

空中からウルトラマン達の戦いを見つめていた響達、あれだけのウルトラマンがいたというのに……やられてしまった、その光景に、響達は信じられないといった表情を浮かべていた。

 

また、少し前の時間では炉心部でウェルはネフィリムがやられた事実が信じられず、「なん……だと?」と愕然とし、膝を突いていた。

 

「だが僕にはまだルギエルが……!!」

「ウェル博士!! お前の手に世界は大き過ぎたようだな!!」

 

そんな時、まだルギエルの影響を受けていなかった緒川と弦十郎が駆けつけ、それを見たウェルはコントロールパネルに手を触れようとしたが緒川が銃から銃弾をウェルの左腕の影に撃ち込み、動きを封じる「影縫い」を繰り出し、ウェルは左腕の動きを完全に止められた。

 

「なあ!?」

「あなたの好きにはさせません!!」

「ぐう、奇跡が一生懸命の報酬なら僕にこそ!!!!!」

 

ウェルはそう叫んで腕から血を噴き出させながら左腕を無理やり動かし、コントロールパネルに手を置くとネフィリムの心臓が突然眩い光を放つ。

 

「っ、なにをした!?」

「ただ一言、ネフィリムの心臓を切り離せと命じただけ!! こちらの制御を離れたネフィリムの心臓はフロンティアの船体を食らい、糧として暴走を開始する、そこから放たれるエネルギーは1兆度だぁ!!!! うふははははは!!!! 僕が英雄に成れない世界なんて蒸発してしまえば……」

 

だがそこに弦十郎が拳一振りでコントロールパネルを破壊した、だが……破壊したからと言ってどうにかなる状況でもなかった。

 

それでも少なくとも先ほどの衝撃でウェルが持っていたダークスパークはウェルの手から離れてしまい、ダウェルから溢れ出ていた闇は消えさり、ルギエルに力を与えることはなくなった。

 

弦十郎と緒川はウェルを拘束した後、フロンティアが暴走を始めることを翼達に伝え、ジープで弦十郎達は急いで戦艦へと戻った。

 

「確保だなんて悠長なことを。 僕を殺せば簡単なこと……」

 

そんな時、3人の乗るジープに向かって巨大な岩が降り注いできたがそれを弦十郎は拳1つで粉々に粉砕する。

 

「殺しはしない。 お前を世界を滅ぼした悪魔にも、理想に殉じた英雄にもさせやしない。 何処にでもいるただの人間として裁いてやる!!」

「……畜生ううううう!!!! 殺してくれぇ!! 僕を英雄にしてくれ!! 英雄にしてくれよおおおおおお!!!!!」 

 

嘆くように叫ぶウェルだが……その願いは決して叶えられることはなかった。

 

 

そしてウェルが捕まったことを感じ取ったのか、ルギエルは「んっ?」と首を傾げて闇が溢れ出なくなった自分のダークスパークを見つめる。

 

『しくじりおったか。 まあいい、我は完全に復活した!! もう奴には用はない!! ふははははは!!!! 我は勝った!! 勝ったのだ!! このまま全ての命、全ての時間を止めてくれる!!』

 

ルギエルはダークスパークを掲げるとそこに「Uキラーザウウルス・ネオ」「クイーンモネラ」「キングオブモンス」「ザ・ワン」「ハイパーゼットン」「ギガキマイラ」のスパークドールズを召喚し、デモンゾーア諸共それらの怪獣のSDを全て自分の身体の中へと取り込む。

 

『もう誰も我の邪魔はさせぬ!! うはははははは!!!!!』

『ダークライブ! ギャラクシー・オブ・ルギエル!!』

 

ルギエルはその身に宇宙のオーロラを宿した最強の姿……「ギャラクシー・オブ・ルギエル」へと変わり、ルギエルはすぐさま蒸発するフロンティアから空中を飛んで離れる。

 

また、二課の戦艦も弦十郎達を乗せて無事にフロンティアから脱出していた。

 

そして……フロンティアはネフィリムの心臓を中心に変形し、先ほどよりも超巨大な……赤いネフィリムへと変化し、ネフィリムはルギエルの姿を見るとネフィリムはルギエルへと襲いかかる。

 

『我に襲いかかるか? 身の程を弁えるがいい!!』

 

しかし、ルギエルはダークスパークから闇の光線を放ち、ネフィリムに直撃させるとネフィリムはルギエルに洗脳され、ルギエルは「そこの小娘共の相手をしていろ」と命令し、ネフィリムは標的を響達に変更する。

 

『んっ? そう言えば……ギンガとゼロの姿もないな……。 フロンティアの蒸発で溶けて完全に死んだか? ふははははは!!!!』

 

ルギエルがそんなことを言いながら笑っていたその時、ルギエルの顔面に2つの拳が直撃し、ルギエルは大きく吹き飛ばされる。

 

『ぐお!!? なに!? 貴様等……!』

 

そこには……ルギエルと同じくらいの大きさへと超巨大化した「ウルトラマンギンガ」と「ウルトラマンゼロ」がおり、ギンガとゼロはそれぞれ構えを取る。

 

『笑ってんじゃねえよ……』

『お前なんかに俺たちの未来……!!』

『『奪わせてたまるかああああああああああああああ!!!!!!』

 

するとギンガとゼロの身体から眩い光が溢れ出し……ギンガは宇宙のオーロラを纏った「ギャラクシー・オブ・ギンガ」に、ゼロは金色の輝く姿となった「シャイニングウルトラマンゼロ」へと変わり、ギンガはギンガスパークを取り出してそれを槍へと変えた「ギンガスパークランス」を手に持ち、ルギエルもまたダークスパークを槍に変化させる。

 

ギンガとルギエルが最初に互いの槍を激突させ、そこにゼロが右足に炎を宿した跳び蹴り「シャイニングゼロキック」をルギエルへと繰り出すがルギエルは左手を槍から離してゼロの足を掴み、月へと向かって放り投げる。

 

『ぐわああああ!!!?』

 

ルギエルはギンガから離れてテレポート能力を使い、ギンガの周りを次々移動しながら胸部の火球をギンガへと放つがギンガもテレポート能力を使いってそれらを避け、念力光線「ウルトラサイキック」でルギエルをどうにか捕らえるがルギエルは無理やりそれを打ち破り、高速で接近してギンガに向かって振りかざすがギンガはスパークランスで攻撃を受け止め、2人は槍をぶつけ合わせながら月へと降り立つ。

 

『シュア!!』

 

そこにゼロが現れてルギエルに殴りかかるがルギエルは槍でゼロの拳による攻撃を全て受け流し、ルギエルは空中へと飛びあがると背中から「Uキラーザウウルス・ネオ」と「クイーンモネラ」の触手を伸ばしてゼロとギンガに攻撃を仕掛けるがゼロはゼロスラッガー、ギンガはスパークランスで触手を全て弾く。

 

『ならばこれならばどうだ!!?』

 

ルギエルは触手を地面へと埋め込ませ、触手から光線を放ち、光線は地面から飛び出してギンガとゼロに襲いかかるが2人はそれらの攻撃を全て避け、ゼロは額から放つ巨大な光線「シャイニングエメリウムスラッシュ」をルギエルへと放ち、ルギエルはバリアを張り巡らせ攻撃を防ぐ。

 

しかし、その直後に目の前にゼロとギンガがおり、2人の連続蹴りをルギエルは叩き込まれる。

 

『『はああああああ!!!!! たああああああああ!!!!!!』』

 

ゼロとギンガは拳に炎を纏い、その拳を相手に放つ「シャイニングギャラクシーダブルナックル」をルギエルの顔面に叩き込み、ルギエルは地面に叩きつけられる。

 

『ぐおおお!!?』

 

また、ネフィリムと戦う響達は……。

 

調は武装の一部を分離して巨大なオートマタに再構成し、その頭部に騎乗し操作する「終Ω式 ディストピア」を発動し、3枚の刃が付いているアームドギアを振り回し斬りかかる「終虐・Ne破aァ乱怒」を発動してネフィリムに攻撃を繰り出したが……。

 

「きゃあああああ!!!!?」

「うあああああ!!!!?」

 

切歌と調から翠とピンクの光が溢れ出し、その光をネフィリムは吸収し、2人は悲鳴をあげる。

 

「聖遺物どころか、そのエネルギーまでも食らっているのか!?」

「臨界に達したら地上は!?」

「蒸発しちゃう!?」

 

マリア、翼、響がそう言いながらなにか対抗策はないかと考えているとそこにクリスがソロモンを構えてバビロニアの宝物庫をネフィリムの背後にこじ開ける。

 

「バビロニア!! フルオープンだ!!」

「XDの出力でソロモンの杖を機能拡張したのか!?」

 

つまり、クリスはバビロニアの宝物庫を開き、その中にネフィリムを閉じ込めてしまおうと考えていたのだ。

 

「人を殺すだけじゃないって!! やってみろよ、ソロモオオオオオオオオオン!!!!!!」

 

そしてバビロニアの宝物庫を完全に開くことに成功したが、まだその穴は小さく、クリスはさらに穴を巨大化させようとしたが……その時、ネフィリムが腕を振るってクリスを弾き飛ばし、ソロモンのどこかへと飛んで行くがそれをマリアが掴み取る。

 

「明日をおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

 

マリアはそう叫びながらソロモンを使ってバビロニアの宝物庫の入り口をさらに巨大化させることに成功したが、その時ネフィリムの出した触手に拘束されてしまい、マリアは動きを封じられてしまう。

 

「「マリア!!」」

 

そのままネフィリムはマリアと共にバビロニアの宝物庫へと落ちて行き、マリアは「格納は私が内部よりゲートを閉じる!! ネフィリムは私が!!」と言ってネフィリムと共にバビロニアの宝物庫へと入る覚悟をする。

 

「自分を犠牲にするつもりデスか!?」

「マリアーーーーー!!!!」

「こんな事で私の罪が償えるはずが無い。 だけど、全ての命は私が守ってみせる」

 

マリアはそう覚悟を決めるが……そんな時、マリアの隣に響が駆けつける。

 

「それじゃ、マリアさんの命は私達が守ってみせますね」

 

そして響と同様にマリアの元に切歌、調、翼、クリスが駆けつけ、マリアは「あなた達……」と驚きの声をあげる。

 

「英雄でない私に世界なんて守れやしない。 でも、私達、私達は……一人じゃないんだ」

 

その響の言葉に、マリアは笑みを浮かべる。

 

『そうだ、だから……!!』

『1人じゃないから……!!』

『『俺達も連れていけ!! そしてテメーも入ってろぉ!!!!』

『ぐおおおおおおお!!!!?』

 

そこにギンガとゼロがルギエルを蹴り飛ばし、ルギエルはそのままバビロニアの宝物庫へと入り、ギンガとゼロもそれを追いかけるようにその中へと侵入した。

 

また、一方でその頃、ナスターシャはというと……。

 

「フォニックゲイン照射計測、月遺跡、バラルの呪詛、管制装置の再起動を確認。 月軌道アジャスト開始……」

 

ナスターシャは口から血を吐き出しながら月の落下を食い止めるための装置を起動させ、彼女はそこから映る地球を見つめる。

 

「星が……音楽となって……」

 

ナスターシャはそのままその場へと倒れこんでしまった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バビロニアの宝物庫の中では……その中にいたノイズ達と響達が戦いを繰り広げており、響達と離れた場所ではルギエルとギンガ、ゼロが戦いを繰り広げていた。

 

「いっけえええええええええ!!!!!」

 

響は右腕に槍の装備を装着してノイズ達を一気に貫き、翼はアームドギアでノイズ達を切り裂き、クリスはビームやミサイルでノイズ達を撃破、切歌もアームドギアで襲いかかるノイズ達を切り裂きながらマリアを守っていた。

 

「調!! まだデスか!?」

「もう少し……でぇ!!」

 

調はディストピアの両腕の鋸でマリアを拘束しているネフィリムの触手を切り裂き、その際にディストピアは破壊される。

 

「マリア!」

「くっ、一振りの杖ではこれだけのノイズは制御は追いつかない!」

 

そこで響が「マリアさんは、その杖で宝物庫をもう一度開く事に集中してください!!」と叫び、それに対してマリアは「なに?」と首を傾げる。

 

「外から開くなら中から開ける事だって出来るはずだ!!」

「鍵なんだよ、そいつは!!」

 

翼とクリスにそう言われ、マリアは強く頷くとソロモンを構えてもう1度バビロニアの宝物庫の扉をこじ開ける。

 

「セレナああああああああああああ!!!!!!」

 

バビロニアの宝物庫をこじ開けることに成功したマリア、一同は急いでその出口に向かっていくが……ネフィリムとルギエルがそれを遮る。

 

『させるかああああああああああ!!!!!! よくもこの我をコケにしてくれたな貴様等ぁ!!!!!!』

「チッ、迂回路はなさそうだ」

「ならば、行く道はひとつ!!」

「手を繋ごう!!!!」

 

6人はそれぞれの手をつなぎ合わせ、響達の後ろにギンガとゼロが立ち、響達はギンガとゼロの方へと振り返る。

 

『力を……1つに合わせるぞ、みんな!!』

『おう!!!!!』

 

全員がギンガの言葉にそう返事を返し、ゼロが巨大な光の球体へと変わるとその光は響達を包み込み、響達を包み込んだ光はギンガのカラータイマーの中へと入って行く。

 

挿入歌「ウルトラマンギンガの歌」

 

『ルギエル!! 見せてやる!! これが、俺の……俺たちの……!!』

『『『『『『『『光だああああああああああああ!!!!!!』』』』』』』』

 

コウマ、零無、響、翼、クリス、マリア、切歌、調がそう叫ぶとギンガの身体から眩い光が放たれ……ギンガは光のオーロラを纏った「シャイニング・オブ・ギンガ」へと変わった。

 

『喰らえええええええええ!!!!!』

 

ギンガの両腕にガングニールに酷似した腕部ユニットが装着されると腕部ユニットのブースターでギンガは加速してでルギエルに接近し、ルギエルはネフィリムにギンガを出さないようにしっかりと出口を塞いでいろと命令し、ルギエルはギンガへと向かって行く。

 

『シャオラァー!!!!!!』

 

ギンガとルギエルの拳が激突し合おうが……ルギエルの拳は弾かれ、ギンガの両手に翼と切歌の剣と鎌のアームドギアが現れる。

 

『切り裂くデス!』

『防人の生きざま、見せてあげるわ!!』

 

剣のアームドギアを超巨大化させ、巨大な青いエネルギー刃を放つ「蒼ノ一閃 滅破」をルギエルへと喰らわせ、ルギエルはその攻撃に怯むがダークスパークを再び槍に変えてギンガへと斬りかかるがギンガは鎌と剣のアームドギアを交差させてルギエルの槍を受け止める。

 

『タアアアア!!!!!』

 

ギンガはルギエルの腹部を蹴りつけ、3枚の刃が付いているアームドギアを振り回し斬りかかる「終虐・Ne破aァ乱怒」を使い、何度もルギエルに斬りかかるがルギエルはどうにか槍でそれらの攻撃を受け流す。

 

『小賢しい!!』

 

ルギエルは背中からUキラーザウルス・ネオの触手を出して光線を放つがギンガはアームドギアを消して両腕に鋸のアームドギアを装着し、それをフル回転させてルギエルの光線をかき消す。

 

『なんだとぉ!?』

『V……』

 

ギンガの中にいる調はどことなく嬉しそうにVサインし、ギンガはアームドギアから小型鋸を大量に射出して攻撃する「α式 百輪廻」をルギエルへと放つがルギエルは槍を横回転に廻して鋸を全て弾く。

 

『ならばこれなら!!』

 

ルギエルはテレポート能力を使ってギンガの周りをあちこち移動するがギンガは全身のクリスタルから赤いレーザーを放ち、ルギエルと周りにいたノイズ達諸共レーザーを直撃させる。

 

『せこいんだよ、やることが!!』

 

ギンガはスナイパーライフル型のアームドギアを構え、スコープで標的を捕捉し狙撃を行う「RED HOT BLAZE」で銃弾を放ち、銃弾はルギエルの持つ槍へと直撃し、槍はルギエルの手から離れて吹き飛んでしまう。

 

『しまった!?』

『ショウラ!!』

 

さらにギンガがルギエルに向かって右足に炎を宿して繰り出す跳び蹴り「ウルトラゼロキック」を叩き込み、ギンガはテレポートでルギエルの背後に回り込むと「ゼロツインソード」を手に持ってルギエルを斬りつける。

 

『ぐう!!? 我が、この我がああああああああ!!!!』

 

ルギエルは胸部から火球を放つが、ギンガは両腕のクリスタルから極太の破壊ビームを放射する「流星」と高出力のエネルギー砲撃を放つ「HORIZON † SPEAR」を放って相殺し、さらにギンガの周りに槍のアームドギアが複数現れ、それらを全て相手に放つ「STARDUST∞FOTON」を放ち、ルギエルにダメージを与える。

 

『ぐわあああああああ!!!!!?』

 

そしてギンガは一気にルギエルへと接近してルギエルの胸部に拳を何度も叩き込み、さらに連続蹴りをルギエルの横腹にギンガは何度も喰らわせる。

 

『ぐっ!! 負けぬ!! すべての命、すべての時間を止めるまで!! すべて、すべて止めてやるううううううう!!!!!』

『止まるのは、お前のその歪んだ野望だ!! これで決めてやる!!』

『ふん、いいだろう!!』

 

ギンガは全身から虹色の光線を放つ究極技「ギンガエスぺシャリー」をルギエルへと向かって放ち、ルギエルもそれに酷似した光線をギンガと同時に放つ。

 

『ギンガエスぺシャリー!!!!!!』

 

ギンガとルギエルの光線がぶつかり合うなか、ギンガの中でマリアは胸部から1つの剣を取り出し、再び響達と手を握りしめる。

 

『この手、簡単には離さない!!』

 

また、切歌は隣に立っていた零無を、クリスは隣に立っていたコウマの手を握り締める。

 

『ほら、零無も手を握るデスよ!』

『っ……。 はは、そうだな、切歌……』

 

切歌にそう言われて思わず笑みを浮かべる零無は切歌の手を強く握りしめる。

 

『絶対に離さないからな、この手』

『俺もだ、クリス……!』

 

クリスの言葉にコウマはそう返し、彼もまたクリスの手を強く握りしめた。

 

『『最速で! 最短で!! 真っ直ぐに!!!!!!』』

 

響とマリアのシンフォギアの装備が外れてそれらが合体し、右手と左手を握り締めた巨大な「手」が完成する。

 

そしてギンガの放つギンガエスぺシャリーとルギエルの放つ光線はどちらも相殺されて爆発を起こすが……ギンガの右手に響達の作り出した「手」が装着され、ギンガは爆発で起きた煙の中から飛び出してその拳を真っ直ぐルギエルへと放つ「Vitalization Ginga」を繰り出す。

 

『『一直線にいいいいいいいいいいいいい!!!!!!』』

『なに!!?』

 

ルギエルはギンガと……コウマ達が放ったVitalization Gingaを喰らい、それをどうにか受け止めるが……やがてルギエルは身体中から火花を散らし……その身体を貫かれた。

 

『『『『『『『『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!』』』』』』』

『ば、バカな……なぜだああああああああああああああ!!!!!!!?』

 

身体中から大量の火花を出しながらルギエルは大爆発を起こし、ギンガはそのまま出口を塞いでいるネフィリムの身体を貫き、ギンガは外の世界へと戻ってくるが……その勢いは止まらず地面に強く激突してしまう。

 

そのままギンガの活動時間の限界が来たのか、ライブが強制的に解除されてしまい、響達、コウマ達はその場にボロボロの状態で膝を突いていた。

 

しかもソロモンの杖は遠く離れた場所に突き刺さり、マリアはどうにか杖を取ろうとするが中々身体が上手く動かなかった。

 

「杖が……すぐにソロモンの杖でゲートを閉じなくては、まもなくネフィリムの爆発が……」

 

だがやはりマリアを含め、全員動ける状態ではなかった。

 

「まだだ……」

「心強い仲間は、他にも……!!」

「仲間?」

 

そこで響は立ち上がり、こちらに向かって走ってくる自分の「親友」を見つめる。

 

「私の……親友だよ」

 

それは勿論、響の親友である「小日向 未来」だった。

 

(ギアだけが戦う力じゃないって響が教えてくれた……!)

 

そして未来はソロモンの杖を掴み取る。

 

「私だって、戦うんだ!! お願い!! 閉じてえええええええええ!!!!!!」

 

未来はソロモンの杖をバビロニアの宝物庫へと強く放り投げる。

 

「もう響が、誰もが闘わなくてもいいような……世界にいいいいいいいいいい!!!!」

 

その未来の想いが届いたのか、ソロモンの杖はバビロニアの中へと入り、バビロニアの扉は完全に閉じ、ネフィリムはその中で爆発を起こした。

 




ルギエルは原作とは少し違う能力がある感じです。
ちなみにコウマと零無にも手をつながせるため、クリスちゃんは端っこにしました。
それにしても未来はムラマツキャップ並みの強肩でしたよねw
ちなみにセラフィムはイーヴィルティガがもしもウルトラマンとして蘇ったらという感じのウルトラマンです。
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