戦姫絶唱シンフォギアGinga   作:ベンジャー

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5Eve 暗躍のバルキー星人

早朝より、響は弦十郎の元で戦い方を学び、今現在、サンドバックを殴りつけて身体を鍛えていた。

 

「そうじゃない!! 雷を握りつぶすように打つべし!」

 

それに同伴して来ていたコウマとコウマの肩に乗ったタロウは、響が特訓している様子を見守っていた。

 

「そうじゃない!! 稲津を喰らい、雷を握りつぶすように打つべし!」

 

弦十郎にそう注意される響、それに対して響は「言ってること、全然分かりません!!」と真顔で答え、コウマとタロウは2人声を合わせて「分からないのか/よ!?」と彼女にツッコミを入れるが……弦十郎の言っていることはタロウもコウマも理解出来なかったりする。

 

「分からないけど、でも、やってみます!!」

 

響は目を見開き、拳を構え、目を見開き、そして右の拳を突き出してサンドバックを殴りつけると衝撃でサンドバックが破裂し、中に詰まっていた砂が零れ出した。

 

『中々成長が早いな、響は。 山籠りして身体を鍛えていたコウマよりも、成長が早い』

「えっ? 嘘、そんなに!?」

『ハハハ、コウマも響に遅れないように今から鍛え直すか?』

 

タロウが笑いながらコウマに言うが、コウマは頭を抱えてなにか「ジープ怖い、ジープ怖い!!」とかなにかおかしなことを呟いていた。

 

それから響、コウマ、タロウ、弦十郎は二課へと一度戻り、今日は響とコウマは学校は休むこととなって指令室で弦十郎と響は休憩することに。

 

「プハ~! 朝からキツ過ぎますよぉ!」

 

と言いながらソファに一気に響は寝そべり、ため息を吐き、あおいから飲み物を受け取るが……コウマから見たら響はそんなに疲れていないように見えていた。

 

(もしかして響ってそういう素質があるんだろうか?)

「頼んだぞ、明日のチャンピオン!」

 

弦十郎もソファに座りながら飲み物を飲み、そんな時、響は不意に気になったこと「こんな私みたいな女子高生に頼みこまなくてもノイズと戦える武器はないのか」という疑問を弦十郎に問いかけてみた。

 

その質問に対し、弦十郎は少なくとも公式には存在しないと言い切る。

 

「日本だって、シンフォギアは完全非公開だ」

「えっ~?」

 

それって色々と大丈夫なのかと不安になる響だが、取りあえず今はそれは置いておくことにしてもう1つ響には気になることを弦十郎に尋ねた。

 

それはノイズとの戦闘を結構気にしないで派手に自分はやっているが大丈夫なのだろうか、コウマのウルトラマンギンガに関することなども色々と大丈夫なのだろうかと気になっていた。

 

「大丈夫よ、情報封鎖も二課の仕事だから」

 

あおいが響を安心させるように言う、しかし、朔也は「だが時々無理を通すから今や自分達をよく思っていない閣僚や省庁だらけ」だと説明し、つまり纏めると纏めるとシンフォギアはアメリカが尚更欲しいということだ。

 

『オイ、作者、途中で説明投げ出したろ』

 

タロウがなにかツッコんできたが気にしない方向で、それよりも今の話を聞いていた響とコウマは今にも頭から湯気が出そうなくらい顔を真っ赤にしていて話についていけてなかった。

 

「ワタシ、ムズカシイ、ハナシ、ワカラナイ」

「ワタシモ、ワカラナイ」

「片言になってるぞ、響くんにコウマくん?」

 

苦笑しながら響とコウマにツッコミを入れる弦十郎、そこで響は今、了子がこの場にいないことに気付き、弦十郎にどこに行ったのか尋ねると弦十郎は了子は今、「政府のお偉いさん」に呼び出されて長田町まで行っているらしい。

 

「本部の安全性、及び防衛システムについて関係閣僚に対し、説明義務を果たしに行っている。 仕方のないことさ」

「ホント、なにもかもがややこしいんですね」

「全くだな」

 

弦十郎の説明を受けて響とコウマは苦笑しながらまた頭から湯気を出していた。

 

「ルールをややこしく何時も、責任も取らずに経ち回りたい連中なんだが……。 了子くんの戻りが遅れているようだな?」

 

弦十郎は腕時計を確認して了子の帰りが遅いことに気がつき、今、車を運転していた当の本人の了子は車の中で盛大にくしゃみをしていたとか。

 

「誰かが私の噂してるのかなー? なんだか今日は良い天気ねー、なんだかラッキーなことが起こりそうな予感!」

 

了子はとても元気な様子で車を走らせ、二課へと向けて車を猛スピードで飛ばしていた。

 

だが、その日の夕方……、了子を呼び出したその「お偉いさん」が何者かによって殺害されたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シンフォギアを纏った状態でボロボロの状態の翼がなにも無い所で浮いていた。

 

彼女は薄らと閉じていた瞳を開き、自分が生きていることに……否、死に損なってしまったことに気付いた。

 

そこで彼女はフッと思った、奏は何のために生き、何のために死んだのだろうと……、その時、翼の背後から奏が現れて彼女を後ろから抱き締めた。

 

『真面目が過ぎるぞ、翼?』

「っ!?」

『あんまりガチガチだと、その内ポッキリいっちゃいそうだ?』

 

それは奏が翼に対してよく言った言葉だ、若干懐かしさを感じながらも、例えここが幻想の世界だったとしても、翼は奏にもう1度会えたことを嬉しく思い、奏に対して嬉しそうに笑顔を見せた。

 

「私は1人になって一層の研鑽を重ねてきた、数え切れないほどのノイズを倒し、死線を超えそこに意味など求めずただひたすら戦い続けてきた。 そして気付いたんだ、私の命には意味や価値は無いってことに」

 

何時の間にか、そこにはあの時の、ツヴァイウイング最後のライブを行ったあのボロボロのライブ会場に、奏が翼を抱える形で2人はそこにいた。

 

『戦いの裏側とかその向こうにはまた違ったものがあるんじゃないかな。 私はそれを考えてきたし、そいつを見てきた』

 

奏は翼の言葉に対し、そう答え、翼は奏にそれはなんなのかを必死で尋ねるが……、奏はそれには答えてはくれなかった。

 

『自分で見つけるものじゃないかな?』

「っ、奏は私に意地悪だ」

 

翼は頬を膨らませて奏に文句を言うが……、彼女は「だけど、もう私に意地悪な奏はいないんだよね」と悲しそうに語り、奏はクスリと笑いながら「そいつは結構じゃないか」と言い返す。

 

「私は嫌だ!! 奏に傍にいて欲しいんだよ!!」

『フフッ、あたしが傍にいるか遠くにいるかは、アンタ次第だよ、翼が決めることさ』

「私がッ!? ……だったら、私は」

 

そこで彼女は……「夢」から目を覚まし、自分はポッドのようなものの中に入っており、周りには医者と思われる人達がいた。

 

そんな彼女の耳にリディアン音楽院の校歌が聞こえてきた。

 

(不思議な感覚……まるで世界から切り抜かれて私だけゆっくり時間が流れているような……。 そっか、私仕事でも任務でも無いのに学校休むの初めてなんだ。 心配しないで奏、私、あなたが言うほど真面目じゃないから、ポッキリ折れたりしない。 だから今日も無様に、生き恥を晒している)

 

すると彼女の瞳から一粒の涙が零れ落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は二課へと戻り、了子を呼び出した人物、「広木大臣」が殺害された件は既に二課でも知られることとなり、響達は連絡が取れない了子を心配していたのだが、丁度彼女が帰ってきてくれたので響達は彼女の無事を安心するのだった。

 

「あっ、壊れてるみたいね」

 

了子はすぐさま携帯電話を取り出して確認し、その携帯が壊れていることに対して苦笑し、響やコウマも苦笑しながらも彼女の無事を素直に喜んだ。

 

「でも心配してくれて有難う。 それと政府から受領した秘密資料も無事よ?」

 

了子はアタッシュケースから1つのチップを取り出し、了子は「任務遂行こそ、広木大臣の弔いだわ」とチップを弦十郎達に見せながら言うが、その時、誰も気付いていなかった。

 

了子が持って来たアタッシュケースの角に、赤いなにかが付着していることに。

 

それから、二課では会議が開かれることとなり、会議の話し合いにより、何者かがこの場に保管されているデュランダルを狙っている可能性があったため、デュランダルをここと並ぶ防衛システムのある「記憶の遺跡」と呼ばれる場所まで移送することとなった。

 

そして話し合いの結果、移送する日は翌日の朝となり、今日は響やコウマは一旦家に帰ることになった。

 

「ちょっと! 朝からどこに行ってたのよ!?」

 

寮に戻った響だったが、戻るとご立腹の様子の未来が待っており、「いきなり修行とか言われても!」と怒鳴るように言う未来だが、響は「えーとその、つまりですね~」とどうにか誤魔化そうとする。

 

「ちゃんと説明して!!」

「いやいや、俺が悪いんだよ! 今日はちょっと色々と俺に付き合わせたからさ響!」

 

コウマが響のフォローに入るが、未来と響からは……。

 

「「アレ? いたのコウマくん?」」

 

とまた完全に空気扱いされていたコウマだった、主人公なのに空気扱いってなんなのだろうか?

 

「お前等なぁ! 2人だけの空間に入るのも良いが俺を空気にするのだけはやめてくれない!?」

「アハハ、っと、もうこんな時間だ!! 私達行かないと~!」

 

響は慌てて部屋を飛び出し、未来は少し、寂しそうに「心配もさせてくれないの?」と響が出て行った扉を見つめた。

 

そんな未来の頭をコウマは後ろから撫でる。

 

「色々、あるんだよ、色々とな。 そこだけ分かってくれ」

「コウマくんは、響についてなにか知っているの?」

「さあな」

 

コウマは意地悪そうな自分の顔を未来に見せた後、彼もまた響に続いて部屋から出て行き、再び二課へと向かうことになった。

 

その際、緒川から入院生活はしばらく続くが、翼が無事に目を覚ましたということを響とコウマは聞き、響は安堵のため息を吐いたのだった。

 

また、コウマは弦十郎の元にやってきてデュランダルを狙ってあの時の少女が現れる可能性があるかどうかを尋ね、弦十郎はその質問に対し「現れる可能性は高い」と答えた。

 

『気になるのかコウマ? あの少女が?』

「あぁ、なんでか分かんねーけど、なんか気になるんだよなー。 なんつーか、色々と放っておけないって感じがしたし、なにより今までダークライブしてきた連中に比べると、大分心の制御が出来てる気がするんだよなー」

 

確かに、今までダークライブして変身した人間、例えばグロテス星人にライブした人間は金のために汚い心で、翼の場合は心がバルキーの言葉によって心が荒れたが、あの少女、クリスだけはそういったものを感じなかった。

 

心を制御したまま、ダークライブしたというのだろうか? それともジャンキラーのスパークドールズ自体がなにか特殊なものなだけなのか、はたまた両方なのか、兎に角あの少女は絶対になにかあることだけは間違いが無かった。

 

「心を制御しているなら、話し合いで解決できると思ったんだがな」

『確かにな、出来る限り、そうなるように努力しよう』

 

コウマはタロウの言葉に頷き、そして数時間後、遂にデュランダルの移送作戦、了子曰く「天下のオーライ1人占め作戦」が決行された。

 

デュランダルを了子の乗る車に響とコウマと一緒に乗せ、護衛の車と共に記憶の遺跡まで向かうことになり、弦十郎はヘリに乗って空中から状況を伝える役割となり、目的地に向かって出発するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出発してから数時間後、車が橋を渡っている最中、突如として橋が崩れ落ち、車の何台かは落下してしまう。

 

「お出ましって訳かよ!!」

 

コウマは念のためにスパークドールズとギンガスパークを取り出そうとするが、了子に「今取りだしたら落とすわよ? 2人ともしっかり捕まってね」と注意され、響とコウマの2人は「へっ?」と首を傾げた。

 

「私のドラテクは凶暴よ~?」

((あっ、これ乗る車間違えたな))

 

なにかを察したかのような顔を浮かべる響とコウマ、また、弦十郎から了子に通信が入り、確認できていないがこれはノイズの仕業だろうと弦十郎は判断した。

 

「この展開!! 想定していたよりかは早いかも!!?」

 

するとマンホールの蓋が突然吹き飛ばされ、2台の車が吹き飛ばされてしまい、弦十郎は下水道をノイズが通っているのだと判断し、了子はどうにかノイズによる襲撃をどうにかかわす。

 

さらに弦十郎は人の手によってノイズは操られていると見て間違いないと思い、弦十郎は相手がデュランダルの確保が目的ならば、敢えて危険な場所に滑り込み攻め手を封じるという寸法を取るように了子に指示し、この先の薬品工場に向かうように彼女を弦十郎は指示を出した。

 

「勝算は?」

「思いつきを数字で語るまでだよ!!」

「了解!」

 

了子は指示された通り、この先の薬品工場まで向かうが、その際残りの護衛者をノイズにやられてしまい、さらに了子の乗っていた車もなにかに引っかかって車は逆さまになって滑るが、了子と響、コウマはどうにか無事で、逆さになった車が止まると3人は外に出てコウマはデュランダルの入ったケースを取り出す。

 

「畜生、おもてーなぁ、これ!!」

「だったら、それだけ置いて私達だけで逃げましょ?」

 

この状況で冗談で言ったのかどうかは分からないが、響とコウマはその了子の提案を即却下したが、その時コウマは気付いた、この薬品工場の煙突の上にあの時の少女、ネフシュタンの鎧を纏ったクリスが立っていることに。

 

「ギンガに邪魔されると面倒なんでなぁ、先ずはお前から始末させて貰う!!」

 

クリスはダミースパークとジャンキラーのスパークドールズを取り出し、ジャンキラーの足部をダミースパークの先端に押し当てる。

 

『ダークライブ! ジャンキラー!!』

 

するとジャンキラーのスパークドールズは実体化して巨大化し、クリスをコックピットの中へと入れ、ジャンキラーは右腕のシールドポケットから出現するキャノン砲をコウマ達に向けるが、コウマもすぐさまスパークドールズをギンガスパークを取り出してウルトライブする。

 

『ウルトライブ! ファイヤーゴルザ!!』

 

コウマは炎のパワーでパワーアップした怪獣、「超古代怪獣ファイヤーゴルザ」へとウルトライブし、ジャンキラーの前に立ちはだかり、ジャンキラーはジャンキャノンから二連ビームをゴルザに放とうとするが、それよりも素早くファイヤーゴルザは尻尾を振るってジャンキラーの足を叩きつけ、ジャンキラーはバランスを崩してビームは上空へと放たれ不発に終わる。

 

「チッ、小賢しい真似を!!」

 

ジャンキラーはファイヤーゴルザに駆けだして行き、右拳をファイヤーゴルザに突き出して殴りかかり、同じくファイヤーゴルザも右拳を突き出し、お互いの拳がぶつかり合が、どちらもパワーが凄まじいため、どちらも腕を弾かれてしまう。

 

それでもジャンキラーとファイヤーゴルザはそのまま掴みあいとなり、お互いにその状態から睨みあう形となった。

 

『また会ったな!! なあ、なんでこんなことするんだ? なにが目的なんだ?』

「はん!! またその話かよ、いい加減しつこいんだよ!!」

 

ジャンキラーは両目から発射される高熱ビーム「ジャンレザー」を、ゴルザは頭部から放つ光線「強化超音波光線」をお互いに至近距離から発射し、2体の間で爆発が生じ、どちらも怯んでお互いから離れる。

 

ファイヤーゴルザは響達に振り返り、早く逃げるように言い、響はそれに頷いて急いでそこから逃げだそうとするが、ノイズ達の攻撃により車が爆発し、その衝撃でデュランダルを持った響は吹き飛ばされてしまう。

 

さらにその吹き飛ばされたノイズ達が響に攻撃を繰り出してくるが……、そこに了子が彼女を庇うように立ち、右手をかざしてバリアのようなものを張り巡らせ、ノイズの攻撃を了子は防いだ。

 

「了子、さん?」

「しょうがないわね、あなたのやりたいことを、やりたいようにやりなさい」

「……、私、歌います!!」

 

了子の張ったバリアについては色々と疑問があったが、そんなことより今はこの状況を抜け出すことだと響は、歌を口ずさみ、ノイズを殲滅することにした。

 

「~♪」

 

響は歌を口ずさみながら、ノイズの攻撃をどうにかかわした、だが……響は足をつまずいてしまい、転んでしまうが、すぐに立ちあがる。

 

(……ヒールが邪魔だ!!)

 

響は足のヒールを破壊し、弦十郎から習った戦い方を思い出しながら、向かってきたノイズを殴りつけ、ノイズはまるで内側から弾けるように破裂して消滅し、さらに一斉に向かってきたノイズの攻撃も響は以前とは比べ物にならないくらいに圧倒し、次々とノイズは消滅して行く。

 

それを見たファイヤーゴルザと、ジャンキラーの中にいるクリスは響の成長っぷりに驚いていた。

 

『スッゲーな響!! お前ホントにすげえ!! こんな短期間でそこまで戦えるようになるなんて!!』

「確かに、あいつが戦えるようになったのは驚きだ、けどな!! 余所見してんじゃねえよ!!」

 

ジャンキラーは余所見をしていたファイヤーゴルザの隙を突き、ファイヤーゴルザの顔面を殴りつけ、ファイヤーゴルザは悲鳴をあげながら倒れこむが、すぐに起きあがり、膝を突く。

 

『ってぇ、油断した。 けど、俺だって、響には負けてらんねえんだ!!』

 

コウマがギンガスパークを掲げるとギンガスパークが変形し、変身モードとなり、ギンガスパークからギンガのスパークドールズが現れ、足部をスパークの先端に押し当てる。

 

『ウルトライブ!! ウルトラマンギンガ!!』

 

ファイヤーゴルザは青い光に包まれて消えてスパークドールズに戻り、その光からコウマが変身した「ウルトラマンギンガ」が現れ、ジャンキラーの前に立ち塞がる。

 

『デアッ!!』

 

ギンガはジャンキラーに向かって駆けだして行き、蹴りを放つがジャンキラーはそれを受け流してギンガの腹部に拳を叩きこみ、ギンガはその攻撃を喰らって怯む。

 

さらにジャンキラーはギンガの顔にジャンキャノンを突きつけるが、ギンガはそれにすぐさま反応してジャンキラーの腕を掴んで背負い投げを繰り出し、ジャンキラーを地面に叩きつけるが、ジャンキラーは背中のキャタピラを動かし、ギンガから離れて再び立ち上がり、胸の6つの発光部から発射される誘導光弾「ジャンバスター」をジャンキラーはギンガに放つ。

 

『俺にはどうしても、お前が悪い奴だとは思えねえんだ!! 頼むよ、話を聞かせてくれ!! ギンガセイバー!!』

 

ギンガは右腕から光の剣「ギンガセイバー」を形成し、空中へと飛び立って自分に向かってくる誘導弾を全てを切裂いた。

 

その頃、了子の傍にあったデュランダルの入った特殊ケースが、勝手に警告音のようなものを鳴らしながら開いたのだ。

 

「この反応は、まさか!」

 

それを見た了子はなにか気付いたような素振りを見せる。

 

そして、響はというと……、ノイズの触手による攻撃を全てかわしてノイズに一気に詰め寄り、ノイズを殴りつけて、後ろにいたノイズも後ろ廻し蹴りで消滅させる。

 

「……んっ? あっ、コウマくん危ない!!」

『えっ? うわああ!!?』

 

ギンガの背後から突然、黒い巨人、「闇の巨人 ダークメフィスト」が現れ、メフィストクローでギンガの背中を斬りつけてきた。

 

『くっ、新手……メフィストか!!』

「ギンガの相手は取りあえずお前に任せるぞ!!」

 

メフィストはクリスの言葉に頷き、クリスはジャンキラーから降りてジャンキラーをスパークドールズに戻し、ネフシュタンの鎧の鞭を使い、ノイズと戦う響に攻撃してきた。

 

「今日こそはものにしてやる!!」

 

響はクリスの攻撃をかわしたが、空中でジャンプした所を狙い、クリスは響の顔面に蹴りを入れ、響は地面に叩きつけられる。

 

(まだシンフォギアを使いこなせていない! どうすればアームドギアを!!)

 

すると、次の瞬間、ケースを突き破ってデュランダルが飛び出してきたのだ、まるで自分の意思で出てきたかのように。

 

「覚醒!? 起動!?」

「こいつがデュランダル」

 

クリスは不敵に笑い、空中に浮かんでいるデュランダルを奪い取ろうと跳びあがり、手を飛ばすが……響はクリスを後ろから押し退かし、今度は響がデュランダルに手を伸ばして彼女はそれを、掴み取った。

 

「渡すものかああああああああ!!!!」

 

するとデュランダルの形状が変化し、黄金となったのだが……なにやら響の様子がおかしかった、デュランダルから細長い赤のエネルギーが空へと放出され、クリスは一体、響がなにをしたのか分からず困惑し、彼女は了子の方へと振り返る。

 

そして了子はどこか、凶気にも似た雰囲気をさらけ出す笑みを浮かべており、クリスはどこか悔しそうな表情を見せる。

 

「そんな力を!! 見せびらかすなああああああああ!!!!」

 

クリスはソロモンの杖を使ってノイズを召喚し、響に差し向けたが……、様子の変わった響はクリスを睨みつけるように振り返る。

 

「っ!?」

「ううううううああああああああああああああ!!!!!!!」

 

剣先の伸びたデュランダルを、響はクリスと、クリスの召喚したノイズ達に向かって振り下ろし、クリスはそれをどうにかかわしたが、響の放ったその一撃に、クリスの出したノイズは全滅し、また建物1つを破壊した。

 

(くっ……!! お前を連れて帰らないと、あたしは……!!)

 

そのデュランダルによる攻撃に吹き飛ばされるクリスだが、突然、背中が柔らかいなにかにぶつかり、クリスは一体なにが背中にぶつかったのか分からず振り返るとそこには自分を手の平で受け止めるギンガの姿があった。

 

『大丈夫か?』

「なっ、テメー!!」

『そう睨むなよ、それより、響の奴、様子がおかしかったけどいきなりどうしたんだ?』

「そんなこと、あたしが知るかよ! 第一、なんでそんなにあたしに構うんだよ!?」

 

それに対してコウマは「なんか気になるから、放っておけないんだよ」とクリスに答えると彼女は「はぁ!?」と驚きの声をあげ、「あたしのことなんか放っておけよバーカ!!」とクリスはそう悪態付いてギンガの手から離れ、ジャンスターを召喚してそのままどこかへと去って行き、ギンガは彼女を追いかけようとするがメフィストが立ち塞がった。

 

『テメー、退け!!』

 

すると、メフィストは言われた通り、そこから退き、空へと飛び立って姿を消し、そこにはもうメフィストの姿もジャンスターの姿もどこにもなかった。

 

因みに、了子が使用したあの力を目撃したのは響のみで、車が爆発した時に発生した煙のせいで上空にいた弦十郎にはその時なにが起こっていたのかは分からず、またコウマに至ってはクリスとの戦闘を行っていた為、その力を目撃していなかった。

 

そして響はというと……。

 

(なっ、なに? 今の力? 全部吹き飛べって、身体が勝手に……?)

 

響が目を覚ますと辺りは残骸だらけ、幸い、死傷者も出ておらず、響は起きあがった直後目の前にいた了子に先程力はなんなのか聞こうとしたが「いいじゃない、別に。 みんな助かったんだしぃ」と流されてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃の久しぶりの登場のバルキー星人はというと……、心に闇の心、バルキー的に言えば心にダークな心を持った人間を探すため、街中を探しまわっていたら。

 

「5.5以上の剣なんかは許可なく持ち歩いたらいけないんだよ、お兄さん分かる?」

「あっ、はい」

「先ちょっと、尖ってるしさ、ちょっとそこの交番で計ってみようか」

「えっ、えぇ~?」

 

お巡りさんに捕まって見た目のことをツッコまれ、慌てて「仮想パーティー用の衣装です」と答えたら案の定、怪しまれてリュックにしまってた武器のバルキーリングを取られ、こんなことになってしまい、結果、バルキーリングの先が5.5以上あったため、お巡りさんに没収されてしまったのだった。

 

「おのれぇ~!! これも全てウルトラマンギンガのせいだ!!」

 

ギンガは絶対関係ない、むしろ自業自得である。

 

そんな時、バルキーは自分の目の前を歩く1人の少女に目をつけた。

 

「響、結局昨日は帰って来なかったなぁ」

 

それは気分転換にと外を散歩している未来の姿であり、バルキーは指パッチンして次の狙いをその少女に定めた。

 

「こいつはビンゴかもしれないぜぇ!」

 

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