俺の転生特典『英霊召喚』がちょっとおかしい   作:ガンロウ

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UA30000!!超えたーーーー!!!

まだ一ヶ月も経ってないのに、すごいなぁ…。
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本当、感謝しかねぇや。


個性把握テストというより英霊披露会になってる

「と、いう訳でお前らには個性把握テストをしてもらう。」

 

「に、入学式は!?ガイダンスは!!?」

「ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間ないよ。

 雄英は()()な校風が売り文句。そして、それは教師側もまた然り。」

 

自由の振れ幅すごくないか?

周りから見れば、入学式とガイダンス集団ボイコットしてるもんだぞ?

 

「ソフトボール投げ、立ち幅とび、50m走、持久走、握力、反復横とび、上体起こし、長座体前屈、中学の頃からやってるだろ?個性禁止の体力テスト。国は未だ画一的な記録を取って平均を作り続けてる。…合理的じゃない。まぁ、文部科学省の怠慢だよ。」

 

 

……確かに、個性はその人の身体能力にも直結している。

相澤先生の言っていることはかなり筋が通るものだと思う。

 

「だが、ここではそうじゃない。藤丸。お前、中学の時ソフトボール投げ何mだった?」

 

ここに来てまさかの名指し。

まぁ、別に聞かれて困るようなモンじゃあないし、答えるか。

 

「85mです。」

「!!?」

「………お前、それ素で投げたんだよな?」

「はい。ある人にバイクを素手で持ち上げさせられたりしたんで。」

「………そうか。まぁ良い。投げてみろ。

 個性は……そうだな。お前の場合は特殊だが、好きに使え。」

 

 

好きに使え…………ってマジで言ってる?

やる時はホントに本気で色々やるよ?

 

新規の英霊召喚……はせずに、簡易召喚だな。

……ちょっと不安あるけどあの人を喚ぶか。

 

「めだかさん。お願いします。」

 

 

俺が彼女を喚ぶと、足元から光が放たれ、俺の眼前に現れた。

 

「志郎!喚んだか!ん?だが今日は入学式だったはずだが?」

「あー…。何というか色々あって、身体測定なんです。

 めだかさん。このボール投げてもらえませんか?全力で。」

 

めだかさんの登場に生徒は面食らっていた。

 

「な、なんだ!?突然人が出てきたぞ!?」

「女の子だ!!」

「FOOOOOO!!!!!ダイナマイトボディの女子だァァァァ!!!!!」

 

「先生。彼女、ちょっと人目をはばからない性格で……。

 粗相があるかもしれないってことを予め言っておきますね?」

「? あぁ。」

「じゃ、めだかさん!張り切ってどうぞ!」

「うむ!いくぞ!!ソリャァァァァァ!!!!!」

 

彼女が声をあげながら、ボールを投げる。

そして、ボールは遠い空の彼方へ飛んでいき、やがて見えなくなった。

 

「記録は………705.3mか。」

「すげー!!!」

「個性、思いっきり使っていいんだ!!」

「面白そう!!」

 

皆は、めだかさんの記録を称賛していたが、

めだかさんは何だか納得いかな面持ちだった。

 

「……ふむ。そこの見るからに不潔そうな君!!」

「………おい。それは俺の事か?」

「あぁ!そうだ!!続けて二投目を投げていいか?」

「………好きにしろ。」

 

「ありがとう!!……さて、この格好では動きづらいな。」

 

そう言うと、めだかさんは自分の服に手をかけt…………って!!?

 

「ちょ!?めだかさ」

「フン!!!」ビリィ!!!!

 

おもむろに自分の服の一部を破った。

一部、とは言ったが、かなりの布面積が失われ、

その部分からは彼女の下着がモロに見えている。

 

「えぇ!!??ちょ、ちょっと!!?」

「な、なんて恰好してるんだ君!!」

「WOOOOOOOOOO!!!!!!!」

 

 

全員が、めだかの奇行に困惑と驚き、赤面する者もいれば、

一部男子は、歓喜の雄たけびをあげていた。

 

「おい!藤丸!!」

「す、すみません!相澤先生!!彼女、人前で服脱ぐ事には抵抗なくて……!!」

「? 何故、抵抗する必要がある?

 練り上げたこの肉体を衆目にさらすことに、ためらう必要などないだろう。」

 

そう言う人だ!めだかさんと言う人は!!(トラなんとかさん)

 

 

「さて……いくぞ!!!

 ドォォリィヤアァァァァ!!!!」

 

その一投は、周囲に強風を巻き起こした。

そして、ボールはあっという間に空の彼方へと消えていった。

 

 

「………やっぱスゲーな。めだかさん。」

「当然だ!志郎もこのくらい出来なければヒーローにはなれんぞ!!」

「………記録、1190mだな。」

 

「せ!??せんひゃく!!??」

「飛び過ぎでしょ!!?」

「オイラ的にはオールオッケー!!!」

「ウェイ!!!」

 

 

すると、めだかさんは急に生徒達に声をかけた。

 

「お前達!志郎のクラスメートか!!」

「え?あ、あぁ。そうだけど。」

「ふむ…。それにしては緊張感というかそういうのが感じられんな!!」

「緊張感……っつってもこれって個性有りの身体測定みたいなモンだろ?」

「まぁ、そりゃまぁ多少は緊張感はあるけど、

 そんなバチバチに緊張感張り巡らさんくても」

 

生徒達のその言葉にめだかさんは一喝する。

 

「甘いッッッ!!!お前達それでもヒーローを目指す卵か!?」

「ウォッ!?」

「ひぇ!?お、怒った!?」

「……ふむ。しかし、『緊張感を持て』と言われて

 すぐに持てる者などそうそういない。そうだな…。ここは……」

 

 

 

「「『最下位は除籍』」というのはどうだろう!!……む?」

 

 

『最下位は除籍』。

相澤先生とめだかさんは同時に言い放った。

 

 

「はああぁぁあぁ!!!?」

「除籍って……入学初日ですよ!!?」

「いくら何でもひどすぎる!!!」

 

各々が、この処遇に不満を言い放った。

無論、俺も二人に疑問をぶつける。

 

「先生、めだかさん。

 確かに俺達にはその辺の緊張感が欠けていたとは思います。

 しかし、ここは未来のヒーローを育成する場所であると同時に学校です。

 いくら相澤先生が『最下位は除籍する』と言って、

 それが簡単に許されるものではないはずです。ちゃんと許可とか取ってるんですか?」

 

相澤先生はため息交じりに答えた。

 

「さすが、首席なだけあって頭の回転は速いな。

 確かに、これは俺の勝手な独断だ。そこはハッキリさせとこう。

 だが、実際にヒーロー科のカリキュラムについて来れていないと判断した際は、

 構わずその生徒を除籍させる。これは雄英高校教師の基本事項でもある。

 ただ、『退学』ではなくあくまで除籍。別の学科に異動されるというだけだ。

 だが、そうだな。こちらも言い方が悪かったな。すまなかった。正確に言えば、

 俺の判断で、『今後ヒーロー科についていけそうにない』と判断するに足る結果だった場合は

 そいつらを問答無用で除籍する。その除籍する可能性が大きいのが『最下位』だというわけだ。」

 

「そうだな!相澤教師の言う通り、『最下位は問答無用の除籍』というわけではない!

 たとえ最下位でも彼のお眼鏡にかなえば、除籍はされないというだけの話だ!

 まぁつまり何が言いたいかというと、常に全力で死ぬ気で、死んでも自己ベストを叩き出せ!!」

 

二人の話を聞いて俺を含め、生徒達は納得した。

そして、それと同時に俺は改めて考え直した。

 

 

「相澤先生、雰囲気はL似だけど、根はめだかさん似なのかな?」

 

 

 

50m走

 

「簡易召喚。ローさん。お願いします。」

「何の用だ。マスター。」

50m走ではトラファルガー・ロー、ローさんを喚びだした。

 

 

「また人が出てきた!?」

「男の人だ!!」

「しかもすっごいイケメン!!」

 

「騒がしいな。おい、マスター。用があるならさっさとしろ。」

「あ、はい。ではローさん。…………。」

「………いいだろう。ROOM!」

 

ローさんがそう唱えると、50m走を計測する場は青いドームのようなもので覆われた。

 

「うわ!?な、なんだぁ!!?」

「何?この青いヤツ?」

「……藤丸。これは。」

「大丈夫です。ローさんの能力ですけど、これだけなら人に害はありません。」

「………分かった。では藤丸。位置につけ。」

 

 

「………お願いします。」

「……よーい。スターt」

「シャンブルズ」

 

そして、俺は()()()()()()()ゴールした。

 

「………は?」

「え?あれ!?もうゴールしてる!!?」

「ば、馬鹿な!!?負けた!!?」

「…おい。藤丸。何をした?」

「何って……、ローさんの能力ですよ。

 ローさんは、ROOM内にある物体の位置を好きなように入れ替えたりできるんです。」

「なるほど…。分かった。記録は0秒にしておく。」

「くっ!!僕の得意分野が!!」

「流石に0秒は瞬間移動とかないと無理でしょ。」

 

 

 

握力測定

 

「桐生さん!お願いします!!」

 

次に喚んだのは桐生さんだ。

 

「志郎。喚んだか?」

「桐生さん。握力測定、お願いできませんか?」

「………いや。俺はやらねぇ。」

「えっ!?どうして!!?」

「お前なら十分やれるからだ。やってみろ。」

 

せっかく喚んだのに、何もしてくれる気が無いらしい。

というより、俺の素の力を見たいらしい。『個性把握テスト』なのに…。

 

「わかりました。……フン!!!」

 

 

メキョメキョメギョォッッ!!!

 

俺が目いっぱい握ると、握力計の持ち手が完全に変形して、使い物にならなくなった。

 

 

「えええええ!!!?」

「嘘……!」

「マジか……!!」

「………え?これ俺が?」

 

 

ふと桐生さんの方を見ると、いつもの仏頂面が少し微笑んでいるように見えた。

 

「さすがだな。俺達が鍛えこんだだけはある。」

「き、桐生さん。俺…。」

「自分が何もできねぇ奴だなんて思いこむな。

 お前は、俺達英霊の特訓を受け続けてきたんだ。

 胸を張れ。お前は、すごいヤツなんだってな…。」

 

俺は、入学初日の個性把握テストで、久しく、そして情けなく男泣きした。

 

「……お前ら、勝手に自分たちの世界に入るな。」

そして相澤先生から軽くツッコミを入れられた。

 

 

 

立ち幅跳び

 

「マンティスさん!お願いします!」

 

次に喚んだのはサイコ・マンティスさんだ。

 

「フフフ。シロウよ!ついに俺の超能力を畏れる気になったか?」

「いや。別にそんなこと無いっす。」

「………そうか。」

「そんなことよりマンティスさん。」

「そんなこと!?『そんなこと』と言ったかシロウ貴様ァァ!!!」

「マンティスさん。俺を担いで飛んでくれませんか?昔みたいに。」

「! 昔みたいに……か。そういえば貴様を最後に担いでやったのは小学校3年生の頃だったか?」

「懐かしいですね。で、お願いできませんか?」

「フン。無論だ。だが、ただでやる訳には」

「後でそこの子達にその超能力見せてやったら?」

「………いいだろう。ほら、掴まれ。」

 

この時、大半の人がこのやり取りを見てこう思った。

「あの人、チョロいな。」と。

 

そして、俺をお米様抱っこしたマンティスさんは、そのまま空中に浮いた。

 

「うぉぉ!!浮いてる!!」

「う、嘘やん…。」

 

みんな驚いていたが、緑谷君と話していた女の子は

周りと比べるとかなりショックを受けていた。なんでだ?

 

「藤丸。そいつはいつまで飛んでいられる?」

「え?あぁ。マンティスさん。どうですか?」

「フン。昔に比べれば重くなったが、まだまだ余裕だな。」

「………らしいです。」

「……いいだろう。記録は∞だ。」

 

「∞でたぞ!?やべー!!」

 

 

 

反復横跳び

 

「ウツシ教官!お願いします!!」

 

反復横跳びには、ウツシ教官を喚んだ。

 

「おぉ!愛弟子……じゃなくてマスター!

 今日は入学式と雄英高校の説明案内じゃなかったかい?」

「あー。それより教官!

 反復横跳びってどのくらいできます?」

「ん?そうだな…。前に自分で測った時は20000以上はいってたかな?」

 

俺以外の全員が驚愕の表情を見せた。

 

「そうですか!ですが教官!人を担ぎながらやったことあります?」

「人を担ぎながら!?それは今まで試してこなかったな!!

 よし!マスター!!早速試してみよう!!僕に掴まれ!!」

「はい!」

 

俺はウツシ教官におんぶし、ウツシ教官は準備に入る。

 

「先生!お願いします!」

「……はじめ。」

 

その瞬間、周囲の人間からはウツシ教官が3人に分身して見えた。

否、あまりの超速度によって生み出された残像が分身しているように見えたのだ。

 

「す、すげーー!!?忍者かよオイ!!」

「オ、オイラが唯一輝ける場が………。」

 

そして、

「そこまで!記録は…9697回か。」

「多っ!!?」

「お疲れさまでした!教官!!」

「いやぁ!これは相当良い鍛錬だ!

 志郎!今後はこれも日々の鍛錬に取り入れよう!」

「え"!?い、いや、それは遠慮したいです!!」

 

 

 

ボール投げ

 

俺は、というよりめだかさんが既に二回投げているため、一回休みだ。

すると、緑谷君と話していた女の子が、

 

「セイ!」

 

彼女が優しくボールを真上へ飛ばすと、

そのままゆっくり、ゆっくりと宙へ昇って行った。そしてやがて見えなくなった。

 

「記録は∞だ。」

「また∞出たぞ!!」

「ってかあのボールどこまで飛んでいった!?」

 

あのボール、まるで重力を失ったみたいに飛んでいった。

多分、彼女の個性は重力操作系、特に無重力化が正解かな?

 

「50m。」

 

相澤先生が記録を告げた声がした。

見ると、緑谷君の番だったようだ。

 

「な!?今、確かに使おうって!!」

 

どうやら緑谷君自身は個性を使おうとした。けど発動しなかったってことか?

 

「個性を消した。

 ……つくづくあの入試は合理性に欠くよ。おまえのような奴も入学出来てしまう。」

 

見ると、相澤先生の姿が変わっていた。

目は赤く、髪の毛も逆立っていた。

 

「『消した』……!あのゴーグル……そうか……!!

 視ただけで人の個性を抹消する個性、『抹消ヒーロー・イレイザーヘッド』!!!」

 

どうやら、緑谷君は『個性を消す』という能力から

相澤先生のヒーロー名を特定したようだ。……割とすごいな。

 

「見たとこ、個性を制御できないんだろ?

 また行動不能になって誰かに救けてもらうつもりだったか?」

「そっ、そんなつもりじゃ」

「どういうつもりでも、周りはそうせざるをえなくなるって話だ。

 昔、暑苦しいヒーローが大災害から一人で千人以上を救い出すという伝説を創った。

 同じ蛮勇でもおまえのは一人を救けて木偶の坊になるだけ……。

 緑谷出久、今のお前の力じゃヒーローにはなれないよ。」

 

辛辣であり、それでいて正論とも言える言葉が緑谷君にぶつけられる。

確かに、個性が制御できてないと自分だけじゃなく周りにも危険が及ぶ。

俺の個性、もとい転生特典もそんな危険が伴う能力だ。

だからだろうか、相澤先生の発言は自分にも言われてるんじゃないかと感じた。

 

 

「個性は戻した、ボール投げは2回だ。とっとと済ませな。」

 

そう言って、相澤先生は緑谷君にボールを渡した。

そして、その目は彼を品定めする目だった。

『ここで、何かできなければお前は終わりだぞ』という目にも見える。

 

「緑谷君、このままだとマズイぞ!!」

 

飯田君は彼を心配している。そこにあの不良少年が口をはさむ。

 

「あ"ぁ!?ったりめぇだ!!アイツは無個性の雑魚だぞ!!」

 

無個性。もしそれが本当だとしたら、それは凄い事だ。

あの実技試験のロボットを倒したり、無力化するには、必ずと言っていいほど

個性を使用することになる。自分の身体能力のみで破壊する例外もあるかもしれないが、

緑谷君の成績から鑑みるに、そのような超パワーを持つ人間ではない。言うなれば普通の人だ。

ということは、救助(レスキュー)ポイントのみで合格したと考えるのが自然だろう。

 

そして、あの不良少年は恐らく典型的な『個性差別』の思考を持つ人だ。

確かに、無個性でヒーローは難しいとは思うが、それでも『雑魚』は言い過ぎだ。

加えて、緑谷君を見る目が親の仇を見るような殺気に満ちた目だった。あまりに異常だ。

中学でも緑谷君をいじめてたのを見かけたし(と言ってもあの商店街崩壊のあの日だけだが)、

正直に彼を評価するなら、『いじめを平気で行うヒーロー失格の人物』だ。

 

「無個性!?彼が入試時に何を成したのか知らんのか?」

 

しかし、飯田君は不良少年の発言が何かの冗談かと言うかのような反応をした。

どうやら入試時、彼は緑谷君と同じ会場だったらしい。そこで緑谷君を見かけたのだろう。

 

「あの、飯田君。緑谷君は一体n……」

 

 

「SMASH!!!!」

 

 

俺が飯田君にどういうことか聞こうとした瞬間、

爆風を伴って、剛速球が放たれた。

 

「………すげぇ!」

 

思わず、俺は感嘆の声を漏らした。

 

「あの痛み…程じゃない!

 

 先生!まだ動けます!!!」

 

「コイツ!」

 

『あの痛み』。その言葉を聞いたのと同時に俺は見てしまった。

彼の指がグロテスクな色に変色していた。恐らく、個性の反動による負傷だろう。

 

俺が駆け寄ろうとすると、

 

「どー言うことだァ!?コラァ!!ワケを言えデクテメェ!!!」

 

鬼の形相で緑谷君に不良少年が近づこうとしていた。

なんかヤバそうだったので思わず俺は、不良少年を羽交い絞めした。

 

「ぐっ!!どけやコラァ!!!」

 

そしていつものノリで思わず、

 

 

壊し屋の極・悶絶をぶちかましてしまった。

 

「ぐぉぉあぁぁぁぁぁ!!?!?」

 

不良少年は悶絶の声というより、絶叫をあげた。

 

「あっ…。ごめん。つい。」

「………藤丸。やりすぎだ。」

「はい。すみません。気を付けます。ってそうだ。」

 

俺は緑谷君のところへ駆け寄った。

 

「緑谷君!その指大丈夫?ちょっと見せて。」

「え?い、いいよ。まだ動けるし全然いける!」

「………馬鹿。そんな怪我して説得力無いよ?」

「うっ……。」

 

俺は、すぐに簡易召喚した。

 

「ピッコロさーん!」

「喚んだか?マスター。」

「ひっ!?」

 

ピッコロさんの姿を見て、緑谷君は短い悲鳴をあげた。

まぁ、正直無理もない。この人、顔怖いし。そもそも元悪人だし。

でも、それは見た目だけ。ホントはとっても優しくて面倒見がいい人だ。

 

「この子に仙豆を一粒分けてあげてください。」

「……ほう。いいだろう。おい、小僧。」

「は、はい!!」

「仙豆だ。食え。」

「え?こ、これを?」

「ガタガタ言わずに、とっとと食え!!」

「は、はい!!」

 

そして緑谷君は仙豆をしっかり噛みしめながら食べた。

そして、その効果はあっという間に現れた。

 

「あ、あれ?指、痛くない!?」

「まぁ、しばらく跡は残るけど、放っとけば治るから安心してね。」

「う、うん!ありがとう!!」

 

そして、俺は不良少年にも仙豆を一粒無理矢理口に押し込んだ。

 

「不可抗力(?)とは言え、悪いことしたね。

 ほら。仙豆だよ。食べなよ。さぁさぁ!!」

「ぐっ!?モガモガ!!?」

 

吐き出そうとするので無理矢理飲み込ませた。

 

「ぶはぁ!!何しやがる!!!」

「ごめん!でももう痛くないでしょ?」

「………チッ!!クソが!!」

 

とまぁ、一悶着あったものの、とりあえずボール投げが終了した。

 

 

 

長座体前屈

 

そう。ピッコロさんを出したのは、仙豆の為だけじゃあない。

次の種目の準備でもあったのだ。

 

「ピッコロさん。お願いします!」

「了解した。フン!」

 

ピッコロさんが力を込めて腕を出すと、その腕はグーンとゴムのように伸びた。

 

「長っ!!」

「あの人、異形型の個性なのかな?」

「藤丸。アイツの腕はどのくらい」

「多分無限に伸びると思います。」

「……∞だな。」

この後、ピッコロさんは家にいる一部の英霊と組手の約束をしているとか言って、

そのまま帰ってしまった。

 

 

 

上体起こし

 

これは普通にやった。

特にいうこと無し!!

記録?100回でした。

 

 

 

持久走

 

このノリだとイクノさんが出ると思うだろうが、

残念。イクノさんには長距離適性が無い。なので!

 

「オグリ!よろしく!」

 

「トr…(マスター)。どうしたんだ?」

「ちょっと俺を担いで持久走走れる?」

「? あぁ。できるぞ。どこで走るんだ?」

「ここですよ。さぁ位置に付きましょう。」

「? パドックが無いぞ?」

「ある訳ないでしょう。ここは普通の『ヒト』の学校です。」

 

そんな軽い漫才をしながら持久走を走った。

結果はオグリの圧勝。ポニテの人はバイクを出していたけど、

それでも彼女達ウマ娘の脚力は伊達じゃないということだ。

 

だが、最後辺り涙目で「殺されるかと思った」と言っていた。

ウマ娘はそんな物騒な存在じゃないはずなんだけどなぁ?

 

「すまない(マスター)。相手がバイクだったから

 つい本気で走ってしまった。苦しくはなかったか?」

 

 

………何となく彼女が恐怖した理由が分かった気がする。

 

 

そして、結果は

俺がポニテの人、もとい八百万さんと僅差で1位。

八百万さんは2位。そして全体的に赤と白が目立つ男子、轟君が3位となった。

 

そして、最下位は擬人化したぶどう、もとい峰田君になった。

緑谷君は最下位ではないものの、最下位より1つ上の順位だった。

 

 

「い、いやだぁぁぁ!!!!除籍はァァ!!除籍だけはァァァァ!!!」

 

めちゃめちゃギャン泣きする峰田君。

でも、峰田君も良く頑張ってた方だしなぁ。どうするのかなぁ。相澤先生。

 

「……まぁ。及第点と言ったところか。」

「!」

「え?」

「一先ず、お前たちはまだ除籍は無しだ。」

 

 

……どうやら全員、相澤先生のお眼鏡にかなったらしい。

それに気づいたのか峰田君は地面に膝から崩れ落ちた。

安心して気と腰が抜けちゃったみたいだ。

 

「じゃあ今日はここまで。教室にカリキュラム等の書類あるから目ぇ通しとけ。

 緑谷、大丈夫だとは思うが、一応リカバリーガールのとこ行って負傷した部分診てもらえ。」

 

「明日からもっと過酷な試練の目白押しだ。気合い入れろよ?」

 

 

そう言って、相澤先生はどこかへ行ってしまった。

 

 

雄英高校か……。ここは俺が思っていた以上に魔境なのかもしれないな。

 

 




クッソ長くなったわ!!
超疲れたわ!!
あと、合間合間にFGOやってたらオリュンポスクリアしてたわ!!(謎報告)

はてさて、アンケートの結果発表だ。
やっぱハーレムとか好きなんすねぇ!!

ヒロアカ世界のヒロイン決めます!

  • 麗日お茶子
  • 芦戸三奈
  • 蛙吹梅雨
  • 耳郎響香
  • 葉隠透
  • 八百万百
  • トガヒミコ
  • 拳道一佳
  • その他(コメント欄)
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