俺のFGOの手持ち鯖で一番絆が高い子にしとくね?
悪く思わんでくれよ?
個性把握テストを終え、入学初日は幕を閉じた。
だが、
「おーい!ちょっといいかー!?」
背後から声が聞こえたので振り返ると、
遠くでたくさんの生徒が集まっており、そのうちの1人で赤い髪の男子が駆け寄ってきた。
「俺らこの後ファミレス行くんだけど良かったら来ないか?
あ、俺は切島 鋭次郎!よろしくな!!」
……何という事だ!
同年代の子に話しかけられた!!!
というのも、俺は英霊達に英才教育を受けさせられ、
前世の記憶有りの言わば人生2周目であるため、
子どもとは思えないほど達観していたらしい。(父・教師談)
加えて、体力作りのためにほぼ毎日身体がボロボロだったため、
その見た目の雰囲気も相まって、全く話しかけられることが無かった。
そんな幼稚園生・小学生・中学生時代をぶっ通しで過ごしたため、友達もできたことすら無い。
「分かった。行こう。」
そんな感じで、俺たちは近くのファミレスへ向かうことにした。
「ここ、最近できたらしいぜ!」
そう言って案内されたのは最近オープンしたらしいファミレス『Avalon』。
てっきりチェーン店かと思ったが、完全個人営業のファミレスだ。
全員が中に入ると、店員さんが出迎えてくれた。
「いらっしゃ~い♪うわ!大所帯だね~!席はあっちだよ。」
花のようにふわふわした雰囲気を持つ店員さんは、俺たちを席に案内した。
「……ん?」
ふと床を見ると、そこには白いナニカがいた。
生き物だ。だが、リスでもなければウサギでもなく、犬でも猫でもない。
今までに見たことのない珍妙な生き物が、俺をジッと見つめていた。
「な、なんだこの生き物?」
俺がそう呟くと、みんなが反応した。
「な、なんだコイツ?この店のペットか?」
「リスか?」
「いやリスじゃないっしょ?ウサギじゃね?」
「でもウサギってこんなだっけ?」
「ウサギにも毛が深い種類もありますわ。」
「けど、こんな僕と同じくらい輝いてる白い毛並みで、こんなに毛深いウサギはいたかな?」
「でもでも!すっごいカワイイよね!!」
「分かる!ぬいぐるみみたい!」
すると、生き物は俺の肩に乗り、頭を頬に擦り付けてきた。
そして、
「フォウ!!」
と鳴き声(?)をだした。
「鳴いた!」
「いや、でもフォウって鳴いたよ?」
「という事はウサギではありませんわね?」
「それにしても、メチャクチャ懐かれたなお前!」
すると、店員さんがやってきた。
「お水で~す。どうぞ~……っておやおや?」
すると、その生き物と俺の顔を一瞥した。
「驚いたね!まさかキャスp……フォウ君が懐くとはね!」
「フォウ君?」
「もしかして、この子の名前ですか?」
店員さんが答える。
「うんうん。この子はフォウ君。ホントはあんまり人には懐かないんだけど、
君には随分と心を許しているみたいだね!僕はかなり嫌われているから驚いたよ!」
確かに、警戒心が強い動物なら、まず初対面の相手に近寄るはずがない。
それでも、ここまで距離が近いのは、俺がこのフォウ君に気に入られる
ナニカがあったのだろう。それが何なのかは俺には分からないが。
「あの!店員さん!この子、ウサギですか!?それともリスですか!?」
誰かが店員さんに質問した。
「うーん。実は僕も分からないんだ。
捨てられていたところを僕g……ってイタタタ!!」
突然フォウ君が店員さんに前足でパンチしたり引っかいたりした。
何かが気に入らなかったらしい。
「………コホン。ところで、君、名前は?」
「……藤丸。藤丸 志郎です。」
「! そうか。藤丸君かぁ。うんうん!いい名前だ!」
よく分からないが、店員さんは上機嫌だ。
「僕は、マーリン。このファミレス『Avalon』の店長さ♪
気軽に、マーリンさんでも、お兄さんとでも呼んでくれたまえ!」
「て、店長さんだったんですか!」
そんな風に店長さんと雑談をしつつ、料理を注文した。
「さて、色々あったけど自己紹介だな!
俺は飯田天哉!個性は『エンジン』だ!」
「アタシは芦戸三奈!個性は『酸』だよ!よろしく~!」
「私は蛙吹梅雨。個性は『蛙』よ。
私の事は気軽に『梅雨ちゃん』と呼んで。」
「俺は上鳴電気!個性は『帯電』だ!よろしく!」
「俺は切島鋭次郎だ!個性は『硬化』だ!」
「尾白猿夫です。個性は『尻尾』。よろしく。」
「麗日お茶子です!個性は『
「青山優雅だよ☆個性は『ネビルレーザー』!よろしく☆」
「……!口田甲司です。個性は『生き物ボイス』です。よろしくお願いします。」
「障子目蔵だ。個性は『複製腕』。よろしくな。」
「耳郎響香です。個性は『イヤホンジャック』。…よろしく。」
「砂藤力道だ!個性は『シュガードープ』!よろしくな!」
「瀬呂範太!個性は『テープ』だ!」
「常闇踏陰。我の個性は『
『オマエラ、ヨロシクナ!!』
「葉隠透です!!個性は『透明化』!!よろしくね!!」
「峰田実だ!オイラの個性は『もぎもぎ』だ!よろしく!」
「み、緑谷出久です!個性は、えっと『超パワー』…です!よろしくお願いします!」
「八百万百です。個性は『創造』です。よろしくお願いいたしますわ。」
そして、遂に俺の番だ。
「藤丸志郎です。個性は『英霊召喚』です。よろしくお願いします!」
名前と個性を発表し終えると、料理が運ばれてきた。
「は~いお待たせ!
カツ丼、和食セット3つ、洋食セット2つ、ビーフシチュー、ハンバーガー、スタミナ丼2つ
たこ焼き、健康一番セット2つ、青リンゴのゼリー2つ、キャラメルソースパフェ、
ブドウのレアチーズケーキ3つ、うどんだよ!いやぁ~疲れた~!」
カツ丼は緑谷君。
和食セットは俺、麗日さん、芦戸さん。
洋食セットは耳郎さん、八百万さん。
ビーフシチューは飯田君。
ハンバーガーは上鳴君。
スタミナ丼は、切島君、尾白君。
たこ焼きは、障子君。
健康一番セットは、口田君、瀬呂君。
ゼリーは、常闇君、蛙吹さんこと梅雨ちゃん。
パフェは、葉隠さん。
そして、ケーキは青山君、砂藤君、峰田君。
で、最後のうどんは……アレ?
「ね、ねぇみんな。誰かうどん頼んだ?」
俺は皆に問いかける。
「? 誰も頼んでないが……」
「おかしいわね。これだと20人分の料理が来たことになるわ。」
みんなが不思議がっていると
「フゥー!きたきたぁ!私のうどん~!!」
「!?」
何故か俺の隣でうどんにありつこうとする女性がいた。
「だれ!!!?」
全員がツッコミをいれた。
「ん?あ、ごめんごめん!つい馴染んじゃってたわ!」
すると、彼女はうどんが盛った器を持ちながら名乗りをあげる。
「我が名は、新免武蔵守藤原玄信!人呼んで、宮本武蔵!
二天一流を流派としている、どこにでもいるただの侍です!」
「み、宮本武蔵!!?」
全員が驚愕した。
宮本武蔵と言えば、巌流島での佐々木小次郎の決闘が有名な話で、
二刀流でよく知られる伝説の剣豪だ。
「あら!?こっちの世界でも凄い有名なの!?」
「? こっちの世界でも?」
俺が疑問を述べると、武蔵さんは俺を見た。
「! もしかして、私の事、忘れちゃった?」
「? 『忘れた』?」
「……はぁ。そっかぁ。やっぱ、あんな別れ方しちゃったからかなぁ。」
「? ??」
俺がどういうことか分からないでいると、マーリンさんがやってきた。
「武蔵ちゃんだね?ちょっとこっちに。」
「え?あ、あなた」
「シッ!流石に周りにバレたくはない!」
「あ、あぁそうね!で、何々?」
そういうと、二人でコソコソと話し込んでいる。
「テメェェェ!!藤丸ゥゥ!!あんなお姉さんと知り合いだったのかァァ!!」
「今日の個性把握テストといい、羨ましい!!羨ましすぎるーー!!!!」
「なぁ藤丸君。彼女とは知り合いなのか?」
「いや。初対面。……多分。」
「多分?」
「俺にも分からない。何故か断定できないんだ。
知らないはずなのに、会ったことがある気がするんだ。
でも、なんか雰囲気が違うというか……?とにかく分からない。」
すると、武蔵さんが戻ってきた。
「ごめんごめん!人違いだった!あなたとそっくりな子にあった気がしてつい!」
どうやら、彼女の勘違いだったらしい。
そして、彼女は恥ずかしかったのか、それとも何かを誤魔化すためなのか、
うどんをズルズルと音を出して啜りながらがっついた。
「……えっと、つまり無関係の人だったってこと?」
すると、麗日さんが彼女に話しかけた。
「あ、あの!本当にあの武蔵さんなんですか!?あの歴史人物の宮本武蔵の!?」
すると、武蔵さんは食べる手を止めて、喋ってくれた。
「えぇ!そうよ!と言っても、女武蔵の私は、
あなたたちの知る宮本武蔵のような大層なモンじゃないけどね?」
しかし、「それでも!」と麗日さんは言う。
「それってタイムスリップしてウチらの時代に来たってことじゃないん!?」
「確かに!!本当にあの宮本武蔵なら、今我々はすごく貴重な体験をしてるんじゃないか!?」
「そうかも!ねぇねぇ!!江戸時代ってどんな感じだったの!?」
「俺も聞きたい!」
「アタシも!!」
「えぇ~?みんなそんなに知りたいの~?しょうがないなぁ~??」
最初はみんなの質問責めに驚いていた武蔵さんも、
自分にここまで興味を持ってくれたことに恥ずかしさを覚えながらも、答えていった。
すると、緑谷君が俺に話しかけてきた。
「ねぇ。藤丸君。」
「何?緑谷君?」
「なんか、武蔵さんと麗日さんって似てない?」
「……確かに。なんでだろ?」
……と書いてはみたものの、不満が出る可能性があるので、
アンケート出しとくね?
ちなみに、持ってるのは
ヒロアカ世界のヒロイン決めます!
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麗日お茶子
-
芦戸三奈
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蛙吹梅雨
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耳郎響香
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葉隠透
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八百万百
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トガヒミコ
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拳道一佳
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その他(コメント欄)