俺の転生特典『英霊召喚』がちょっとおかしい   作:ガンロウ

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アンケート見てて、やっぱそっち系のヒロインを推してくるんだなって思った。


ヒーロー(英雄)のあり方

午前のいたって普通の授業を終え、食事は妖夢&俺の共同作の弁当を食べて、午後からは

 

「わーーたーーしーーーがーーー!!!」

 

ガラッ

 

「普通にドアから来たァ!!!」

 

明らか作画が違うこの買物王に匹敵する筋肉だるまはオールマイト。

『平和の象徴』と呼ばれ、みんなが憧れ、敬愛し、目標とするヒーローだ。

……と言っても、俺は別にオールマイトは好きでも嫌いでもない。

確かにすごい人だが、俺の周りの環境が英霊のバーゲンセール(あまりにもあれ)だったから、

今更オールマイトを見ても、「あの人は何のクラスになるのかな?」くらいしか

考えなくなっていた。自分で言うのもアレだが、完全に末期症状だと思う。

 

 

「今日のヒーロー基礎学は!『戦闘訓練』だ!!そして、それに伴って!!」

 

そう言いながら、段ボールを教壇に置く。

 

「入学前に送ってもらった〈個性届〉と『要望』に沿って誂えたコスチュームだ!!

 着替えたら順次グラウンド・βに集まるんだ!格好から入るのっても大切な事だぜ?

 少年少女!!自覚するのだ!!今日から自分はヒーローなんだと……!!!!」

 

そして、各自自分のコスチュームを手に取り、更衣室へ向かった。

 

 

これは余談だが、更衣室であった出来事……。

 

「藤丸……!おま、スッゲー筋肉だな!?」

「どうやって鍛えたらそんなになるんだよ!?」

 

皆が、俺の筋肉を見て、驚愕していた。

 

「いや、みんなも十分すごいでしょ?」

「お前……マジで言ってんの?」

「確かに、ボ…俺達も鍛えてはいた方だが、

 君のは明らかに常軌を逸しているぞ!?」

「何というか、予想外っていうか……。」

「……チッ。」

「………。」

 

まぁ、一部は興味無さそうだったり、敵視してきたりしてたけど。

 

 

俺は、そんな風にクラスメートと話しながら、コスチュームを身に付けた。

服は、白い全身白色の軍服のようなコスチューム。

とてもシンプルだが、何故か妙にしっくりする。

まるで、『自分はこの格好が一番だ』というような、そんな奇妙な感覚だ。

 

 

男女共にグラウンドに着き、各々のコスチュームを見ていると、

オールマイトがやってきた。

 

「さぁ、始めようか、有精卵共!!戦闘訓練のお時間だ!!!!」

 

「先生、ここは入試の演習場ですが、また市街地演習を行うのでしょうか!?」

 

飯田君の発言で、自分も思い出した。

この妙に既視感がある場所は実技試験で使った場所だ。

 

「いいや、もう二歩先に踏み込む!!

 今回は、屋内での対人戦闘訓練さ!!」

 

対人戦闘訓練。

俺は、その言葉に一気に緊張が走った。

自分の個性で誰かが大けがを負わないか不安になった。

 

 

「ヴィラン退治は主に屋外で見られるが、

 統計で言えば屋内のほうが凶悪敵ヴィラン出現率は高いんだ。

 監禁・軟禁・裏商売、このヒーロー飽和社会、真に賢しい敵ヴィランは『屋内』にひそむ。

 君らにはこれから『敵ヴィラン組』と『ヒーロー組』に分かれて2対2の屋内戦を行ってもらう!!」

 

実際に現場に赴くプロヒーローだからこそ感じられる説得力。

そして、校長の言葉、「場数を踏まないと巧く制御が利かないものなのではないか」という

言葉を思い出し、俺は決心した。「やってやろうじゃないか!」と。

 

「あ、あのオールマイト。」

「ん!何かな?緑谷少年!!」

「僕らのクラス、21人なので、2対2にならないんじゃ?」

「…………あ。」

 

……この反応からして、恐らく何も考えてこなかったんだろう。

俺は、オールマイトに助け舟をだした。

 

「あの、オールマイト。俺が個性でペアになります。

 なので、俺はくじ引かなくていいですよ。今から作り直すの面倒でしょ?」

「あ、あぁ!!そうだな!!うん!そうしようそれが良い!!!」

 

 

……実際ってこんなアホなのか?オールマイトって。

 

 

まぁ、そんなこんなで今回の訓練の状況設定はこうだ。

(ヴィラン)がアジトに『核兵器』を隠していてヒーローはそれを処理しようとしている。

ヒーローは制限時間内に(ヴィラン)を捕まえるか『核兵器』を回収すれば勝利。

(ヴィラン)は制限時間まで『核兵器』を守るかヒーローを捕まえれば勝利。

 

端的に言えばこんな所だ。まるでアメコミみたいな設定だが……。

 

「さぁ!早速始めていこう!!まず最初は!

 『ヒーロー』AチームVS『(ヴィラン)』Dチーム!!」

 

Aチームは緑谷君・麗日さん。Dチームは飯田君・不良少年のチームだ。

あの不良少年が蛮行に走らないか不安だが、まぁそこは腐ってもヒーローの卵。

さすがに、危険行為は絶対しないだろう。うん。大丈夫。

 

 

 

数分後……

 

KABOOOOOOOOOOOOM !!!!!!

 

1-A生徒’s「うわぁぁッッッ!!?」

 

 

前言撤回。奴は馬鹿だ。ドを超すほどの馬鹿だ。

いやマジで何考えてんだ?死人出す気か!?

監視室からでも伝わる爆発の衝撃ってどんだけだよ。

 

「先生!もう止めた方がいいって!」

「爆豪アイツ相当クレイジーだぜ!?殺しちまうぜ!?」

 

砂藤君や上鳴君が、オールマイトに中止を申し立てる。

これに関しては、俺も賛成だった。

あの爆発だ。直撃を受けた緑谷君はひとたまりもないはずだ。

最悪のケースも十分に考えられる。ここで止めなければマズイ。

 

煙が晴れると、あの不良少年はピンピンしていた。

一方、緑谷君は、スーツはボロボロだが五体満足で生きていた。

緑谷君が無事だと分かり、俺は安堵のため息を漏らした。

 

「爆豪少年、次それ撃ったら強制終了で君らの負けとなる。

 屋内戦において大規模な攻撃は守るべき牙城の損壊を招く。

 ヒーローとしてはもちろん(ヴィラン)としても愚策だ、それは……。大幅減点だからな!!!!」

 

 

いや、大幅減点どころかもはや退学案件だろ。

 

そして、そこからは見るに堪えないものだった。

あの不良少年は、自分の個性をしっかり把握している。

どうすれば、有効打を打てるか。

どうすれば、必要最小限の力で上手く立ち回れるか。

彼のセンスは天才的だ。それは認める。

 

…………だが、

 

「リンチだよ、コレ……。」

「テープを巻きつければ捕えたことになるのに………。」

「ヒーローの所業に非ず。」

 

 

そう。明らかに、力の差が歴然。周りから見ればリンチ状態なのだ。

 

個性の発現には個人差があることはよく知ってる。

昨日、不良少年が「アイツは無個性だ」と言っていた。しかし、

個性の無い人間があんなボール投げの記録を、指の負傷を起こすはずがない。

個性が出たのは、入試より数か月前と考えるのが自然だ。

だからこそ、俺以上に個性を使いこなせていないのだろう。

相澤先生も緑谷君に「個性が制御できていない」と言っていたし間違いない。

 

 

対して、あの不良少年は個性を巧みに使いこなしている。

あの不良少年は間違いなく早いうちに個性が発現したのだろう。

だからこそ、あそこまで戦闘用に活用できているのだ。

 

ここまで圧倒的な有利不利の関係、馬鹿でも分かる。

 

それにも関わらず、テープを巻きつけて終わりにせず、

自分の目的、『彼を自分が満足するまで攻撃する』ことを達成するためだけに、

緑谷君を攻撃している。そんな姿を見た瞬間、自分でも驚くほど侮蔑していた。

 

『こいつ駄目だ。()()()()()()()()()()』と。

 

 

すると、緑谷君が拳を振りかぶった。

個性を使ってあの不良少年を倒す気なのだろうか。

だが、そんなことをすれば、それこそ死人が出る!

 

「オールマイト!!もうこれ以上は!!」

 

俺は思わず、オールマイトに怒気を含みながら意見を述べた。

『さっさと止めろ!』と。

 

「双方中」

 

オールマイトが中止のアナウンスを出そうとした次の瞬間、

緑谷君と不良少年が戦っていた場所の足場が崩壊した。

この時、俺は自分が勘違いしていたことに気づいた。

そう。緑谷君は、不良少年を倒す気なんて最初(ハナ)から無かったのだ。

彼らが戦っていた場所は、核兵器が置いてある建物の屋上。

核兵器のある部屋では、麗日さんと飯田君が対峙していた。

 

そして

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

そして、カメラは捉えた。

このとんでもない現象のどさくさに紛れて、

麗日さんが核兵器をしっかり確保した瞬間を。

 

 

「ヒーローチームWIIIIIN!!!!

 それでは、講評を行うので君たちはその場で待機していてくれ!!」

 

皆は、緑谷君のぶっ飛んだ発想と、それに対応した麗日さんをスゴイと称賛した。

だが、何故か俺は皆のような気分になれなかった。

 




ここだけの話…。
いつかFGO要素として、オリジナル特異点に行くお話を書きたいと思ってます!

タイトルは予定で決まってて、

『遺伝子傭兵国家 アウターヘブン ~生き残る一匹の蛇~』
『泡沫極道戦争 神室町 ~二つのカラ~』
『永久一夜都市 カイロ ~三つの世界~』

の3本です。
面白そうだな!(他人事)

ヒロアカ世界のヒロイン決めます!

  • 麗日お茶子
  • 芦戸三奈
  • 蛙吹梅雨
  • 耳郎響香
  • 葉隠透
  • 八百万百
  • トガヒミコ
  • 拳道一佳
  • その他(コメント欄)
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