俺の転生特典『英霊召喚』がちょっとおかしい   作:ガンロウ

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爆豪克己。
好きな人と嫌いな人が極端に割れている男。
ちなみに私は、彼の事は
早いうちから相当痛い目に合わせるべきと考えていた派です。

やったことが完全に悪そのものだからね。


講評というより批評と説教

緑谷君達が帰還し、講評の時間に入った。

 

「さて、あの戦闘訓練でのMVPは飯田君だ!」

「勝ったお茶子ちゃんか緑谷ちゃんじゃないの?」

「ん~そうだな~何故だろうな~?分かる人は!?」

 

俺が手を挙げようとしたとき、八百万さんが手を挙げた。

 

「はい!オールマイト先生。それは飯田さんが一番状況設定に順応していたからです。

 爆豪さんの行動は戦闘を見た限り私怨丸出しの独断。

 そして、先程先生が仰っていた通り、屋内での大規模攻撃は愚策。

 緑谷さんも同様、受けたダメージから鑑みても、

 あの作戦は無謀としか言いようがありませんわ。

 麗日さんは中盤の気の緩み。そして、最後の攻撃が乱暴すぎたこと。

 ハリボテを核として扱っていたらあんな危険な行為出来ませんわ。

 相手への対策をこなし且つ核の争奪をきちんと想定していたからこそ、

 飯田さんは最後対応に遅れた。

 ヒーローチームの勝ちは、訓練だという甘えから生じた反則のようなものですわ。」

 

 

スゴイ分析能力だ。ほとんど適格に良い点・悪い点を指摘出来ていた。

 

ここまで言われたら、俺からは何も言うことがない。

そう思っていたはずなのに…。

 

「ま、まあ、飯田少年もまだ固すぎる節はあったりするわけだが…。

 まあ…うん!正解だよ!!くう~!!」

「常に下学上達。

 一意専心に励まねばトップヒーローになどなれませんので…?」

 

俺は手を挙げていた。

 

「おや?藤丸少年?どうしたのかね?

  君からも何か意見があるのかい?」

 

そして、俺は自分の口が自分の物でないかのように

攻撃的な口調で意見していた。

 

「はい。確かに、大まかな講評は八百万さんと同じです。

 ですが、この訓練。一歩間違えれば死人が出る大惨事です。」

 

この言葉で、部屋の空気が一気に張りつめたものに変わった。

 

「ふむ…。藤丸少年。続けてくれ。」

「……まず、皆が映像で見た緑谷君とふr…爆豪君の戦闘です。

 緑谷君の個性『超パワー』は制御が出来ていないんですよね?

 制御できてたら、腕があんなボロボロになるはずがない。

 建物に風穴を開けるほどの威力。あの威力を人に当てれば、

 場所によっては絶命。良くても部位欠損も免れないものです。

 まぁ、緑谷君はそこを理解していたようですが……。

 そして、爆豪君の個性は、恐らく『爆発』。当たり前のように

 人にぶつけてましたが、冷静に考えて危険な個性です。

 彼は制御はできているようですが、訓練中、

 こちらまで衝撃が届くすごい爆発を放ちましたよね?

 あれ、完全にわざとですよね?でなけりゃあんな威力のものを

 屋内で、ましてや戦闘訓練とはいえ、同じ生徒に出すはずがない。

 そうだろ?爆豪君。君、独断であの技を緑谷君相手に撃ったんだろ?」

 

「……だったらなんだよ!」

 

その言葉を聞いた瞬間、俺の額の血管が切れたような気がした。

 

「お前、何考えてんの?

 それで、緑谷君に償いきれないようなけがをさせたら、

 どうやって落とし前つけようと思ったの?ちったぁ考えろよ。」

 

「当てねぇように撃ったんだよ!」

 

「そういう問題じゃねぇっつってんだよ!!

 お前がどう加減しようが、ケガする奴は出てくんだよ!!

 俺の個性だって、下手すりゃ死人の一人や二人出てもおかしくねぇんだ。

 そうならないように、先生たちは俺たちに色々教えてくれてんだよ!!

 大体お前は……はぁ。もういい。

 言いたいことは山ほどあるけどこれ以上は話が脱線する。」

 

俺は一度深呼吸して、また意見を述べた。

 

「今のは緑谷君とコイツの事を言ったけど、

 この訓練を危険にしたのは、オールマイト。あなたもですよ。」

 

「What's!?」

 

オールマイトはもちろん、皆も動揺している。

 

「オールマイトも悪いって事か!?」

「いやいや、爆豪や緑谷を酷評するのはともかく、

 オールマイトは先生だぜ!?オールマイトを責めるのは違うだろ!?」

 

()()()()()だよ。」

「え?」

「まず、砂藤君や上鳴君たちがやめた方が良いってオールマイトに

 意見してたよね?プロヒーローじゃないヒーローの卵、言うなれば

 素人の俺達が、止めた方が良いって思うくらいだ。オールマイトは、

 その時にさっさと止めるべきだった。なのに訓練を続行した。

 結果、勝負が決まるあの瞬間の直前に、やっと中止の指示を出そうとした。

 いくら『Plus Ultra(さらに向こうへ)!』が校訓だからって、

 生徒をあの世にPlus Ultraさせちゃまずいでしょ?でしょ?オールマイト。」

 

「……うん。そうだね。」

 

かなりしょげてしまった。

言い過ぎたかな?いや、これくらいハッキリ言わないと!

……大丈夫だよね?

 

「…………えーっと、まぁ、オールマイトって確か

 今年から雄英の先生になったんですよね?

 だから、その、一緒に歩んでいきましょ?ね?」

 

自分でも分かるくらい変な取り繕い方をしてしまった。

めちゃくちゃ恥ずかしい。

 

「…そうだね!うん!!藤丸少年の言う通りだ!!

 私も君たちもまだまだ未熟だ!!お互い頑張っていこう!!」

 

そして、オールマイトは訓練を再開させた。

 

 

……その時の俺は、めちゃくちゃオールマイトに感謝と尊敬の念が生まれた。

 

 




大分攻めた内容になってしまった。

不評の感想が来そうだ。用心しなくては。

ヒロアカ世界のヒロイン決めます!

  • 麗日お茶子
  • 芦戸三奈
  • 蛙吹梅雨
  • 耳郎響香
  • 葉隠透
  • 八百万百
  • トガヒミコ
  • 拳道一佳
  • その他(コメント欄)
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